Aqui!TERUEL!
<今日は、一昨日あった時に話にでた、オジキの田舎(Vilamarxant) に畑を耕しに・・・農民になりに行く予定だったが、オジキが体調を崩したため無期延期になり、一日がぽっかりあく。
12時に姐御邸集合のため10時頃に一度起きたが、延期のメールが入っていたので二度寝。次に起きたのは1時半だった。
今日は体を動かすきで一杯だったので、なんとなくPCの前に座る気にもなれなかったが、日記がまだだったので、とりあえずぼ〜っと日記を書き始めるも、なんとなく、調子が乗らない。とりあえず日記を書き終えてから考えることにして、書き続ける。
日記を書き終えると同時に、Camilaから携帯にメールが入る。
「今Centroにいるんだけど、どっかで飲まん?」
とのことだった。
また飲みのお誘いだ・・・。
最近、少々飲み過ぎな気がしないでもない。昨日は見事に二日酔いだったにもかかわらず、タカシ君とまた朝まで飲んでいたし。とはいえ、飲みの誘いは断ってはいけないというおいらの中の約束がある。それに、おいらが二日酔いでいけなかったTERUELの話もききたかった。
だめもとの返事を返事をする。
「こっちまで来れるならOK。なんかちょっと疲れてるんだよね〜」
すぐに返事が来た。
「Vale!」(OK!)
Vale!か・・・断ってくれてもOKだったんだけど・・・そうきたか・・・。
30分後、Camilaがやってきた。
髪の毛はぼさぼさだし、髭もすごいことになっていて、もうなんていうか・・・浮浪者みたいな風貌になっていたが、まっ、その辺で軽く飲むだけだからいいか・・・ってことで、酷い格好で家を出る。
エレベータに乗って扉を開けると・・・
!!!!
3人いるし・・・。日本人。
1人は大興君、1人は新顔。以前名前だけは聞いたことがあるカナエちゃんということはすぐにわかった。
あっというまに、Reunion de Japones。最近、ホント日本語話す時間が長いったりゃありゃしない。まぁ、別に避けることはしないけどね。絶対に。
どうも、事情を聞くと、カナエちゃんは大のVino好きらしく、どこかいいところを教えて貰おうとおいらに電話をかけてきたらしい。
いつもだったら当然例のBodegaに連れて行くのだが・・・今日は日曜日・・・Valenciaの店の大半は閉まる日だ。うちの周りでもやっているcafeteriaはなくもないが、7割以上は閉まっている。
Vinoか・・・Vinoか・・・・Vinか・・・・。
とりあえず、Cervezaで軽くやりながら考えることにして、適当なBarにはいって、Can~aを注文。
カナエちゃんと軽く自己紹介をし、大興君とCamilaにTeruelについての感想をきいてみた。
お「どうだったよ?Teruelは?」
大「一言でいってしまえば・・・Mierdaですね・・・」(Mierda=う○こ)
お「・・・・マジで?」
大「なんか、もう見るところないですよ」
お「え〜〜!牛さんの像とか、城壁とか、そういうのは?」
大「みましたけど・・・」
お「恋人の像は評判わるくて、みんながっかりして帰ってくるのは知ってるけど・・・」
大「なんか、全部新しいんですよ。中途半端に観光地って感じで・・・」
お「え〜そうなの?観光客いっぱい?」
大「ええ、いっぱいいましたよ。レストランとかもそういう感じだし・・」
お「そうなのか・・・そうなのか・・・」
お「Camilaの意見はよ?」
C「私も面白くなかった。SaguntとかXativaの方が全然面白い」
お「ほほう」
C「全部綺麗なの・・・新しいの・・・で、もう商魂がみえるから、それがイヤ」
お「そうなのか・・・うむ〜」
お「あ〜JamonはJamon!食べた?食べた?」
大「食べましたよ・・・Bocadilloでしたけどね」
お「で、おいしかった?」
大「ええ・・・まぁ・・・」
C「柔らかかった」
お「そっかそっか・・・」
C「安ければまぁいいけど、往復16eurosかけてって考えると全然ダメかな」
大「周りにはなんかいい感じのPuebloがありましたよ。そっちの方がいいかも」
お「はいはい。地図でみたよ・・・バス使っていけるところがあるみたいね」
お「ま・・・つまり・・・おいらは二日酔いになって良かった・・・ってことか」
C「・・・・」
大「・・・・」
ってことで、Teruelはどうもダメらしい。自分の目でみたいのだが、前回のさゆりさんたちに続いて、ここまで酷いこといわれるとなると、おいらがいっても同じ感想を持ちそうだ。でも、Jamonは食べたいんだよな〜Teruelの・・・。
少々時間は早かったが、Bodega Austriaへ飲み行くことにするが、日曜日でお休みだった。
他となると・・・Gulliverくらいしか思いつかないが、あそこのVinoは高い。悩んだあげく、カナエちゃんがライトアップされた市街を写真におさめたいということだったので、ついでにCentroにいくことにする。
時間は8時半。空はまだまだ明るく、しばらく暗くなりそうもない・・・。
あてもなくプラプラ歩き出す。
なんか、素敵な店ないかな〜とキョロキョロしながら歩いていると・・・
Aqui!Teruel!というBarを発見!!!
中をのぞくと、Jamonがいっぱい。
なんという偶然!!
なんといういたずら!!
なんという幸運!!
壁に貼り付けられているメニューを読むと、どうもTeruelのtipico(特産品)がこのBarだけで食べられるようだ。「un poco de todos」という、いってしまえば、いろいろなtipicoをチョットずつ食べれるという素敵なメニューが10.8euros。4人なら1人2.5eurosほどで、Teruelを食べ尽くせてしまうようだ。
ニヤニヤしながら、大興君とCamilaに向かって言う。
「ごめんね〜!ごめんね〜!Teruel行かずしてJamon食べれちゃうね〜!ヘタすると二人が食べたヤツよりおいしいかもね〜!イヤ〜やっぱ二日酔いは成功かもね〜」
まったく反省していないおいら。
そんなおいらに、負けずと二人も反駁する。
「僕たちは、現地で食べたってことを大事にしますから!」
「うぐむ・・・・」
今日のところはとりあえず店を発見しただけで良しとして、また時期をみてみなで来ようということになった。
散歩を続ける。
まだ日は明るくて、ライトアップなぞどこもやってない。
とりあえず、Reina広場に向かい、彼らにうまいHorchateria(オルチャタ屋)を教えることにする。El Sigloと名前は知らないが、Plz Doctor Colladoのやつ。
ギアをしながら、旧市街を縫うようにして歩き、Doctor Colladoに到着。
おいらのHorchata開きは6月に入ってからと決めていたのだが、もうやることもいくところも尽きたので、「開くか否か」を悩みに悩んだあと、結局みなで飲むことにする。
1年ぶりのHorchata・・・・夏がきた〜〜!!!って感じだ。
でも、やっぱまだ気分的には時期尚早だった。
Horchataもあっという間に飲み終わってしまい、また途方に暮れる。
っていうか、なんでおいらCentroまで来てるんだ?って途中何度も何度も思った。日曜なのに・・・。
EL KIOSCOもTASCA ANGELも日曜日でお休みだった。もう行くところがない。
悩んだあげくさらに奥へ進み、CarmenのMejillones(ムール貝)屋に行くことにする。そこなら確実にあいているし・・・。
忙しいと知ってはいたが、タカシ君も電話で誘う。家から5分かからないからあるいは来るかもしれない・・・と思って。だが、忙しすぎて来れないようだった。たぶん、今朝は帰ってから爆睡してしまったんだろうな・・・。で、今慌ててやっていると・・・・。Imgino・・・・(笑)
さて、このMejillones屋(正確にはClochinas屋)、Tapasは至ってシンプルだが、どれもうまい。特にここのChampinionはおいらの好物。そして、Clochinas屋だけあって、Clochinasは半端なくおいしい・・・・のだが・・・シーズンがちょっとずれてしまっているようで5月末にならないと、Clochinasを出すこととはできないと書かれた紙が、でかでかと店内に貼られていた。
う〜んショック!3人に食べさせてあげたかったのだが・・・。うむ〜。
相変わらず混んでいたが、程なくして席に座れゆっくりと飲み出す。
いろいろ話す。カナエちゃんが、おいらと同じ史学科で、しかも大学の駅まで同じでということにまず驚かされた。専攻は全く違うのだが・・・まさか史学科とあえるとは!ゆっくり歴史について語りたいところだが、Valenciaへは一ヶ月の短期留学で、6月頭にはここを発つらしい。
その前に、La Manchaの安いがうまいVinoをくれるというので、ありがたく頂くことにする。La Manchaでホームステイしているときに、スペイン人から「ValenciaにはおいしいVinoはないから、これをもっていけ!」ともたされたらしい。
こんにゃろ〜〜!Manchegos(ラマンチャ人)め!!Vinoいっぱい作ってるからっていい気になるなよ〜〜〜!!(笑)と思ったおいらは
「Utiel-RequenaのVinoを飲め!いいから、黙って飲め!」
とカナエちゃんにすすめておいた。
そのVinoのお礼に、おいらもEnterizoを買って渡すってもんだろうか。うん、それがいい・・・。
12時頃、店をでて、ライトアップツアーにでかける。
Torre de Serrano・・・Catedral・・・Ayuntamiento・・・Estacion de Norte・・・Plz de Toro・・・Ricoric(閉店!)・・・我が家・・・Hasta Luego!
中途半端に飲んでしまったため、飲み足りなかったが、店もないので帰ってきて1人部屋で飲む。
あの素敵なCajaも予定通り1週間ほどでほとんど空になってしまった。たぶん、もう・・・Bottela3分の1くらいしか残っていない。
あれだけ勢いよくでていたVinoも今じゃ、わき水レベル。
とてつもなく切ない。切なすぎる・・・。
追記
Camilaが疲れていたのかおとなしかった。Camilaがおとなしいとなんか不思議。