Valenciaサッカー場”Mestalla”見学

Masaquito2005-05-25

今日もなんかあっちこっちいったので、長くなりそう。端折るぞ〜!

一昨日くらいに、突然コスタの校長AndreasからMestalla見学へのお誘いメールが届いた。

別においらはそれほどサッカーに興味があるわけではない。去年のDoblete(リーグ優勝+UEFAカップ優勝)のときは、お祭りムードに乗じ、一緒に叫んで飲みまくったが、地元Valenciaの選手でさえあまりよくしらない。名前を聞けばわかる程度。

だもんで、行くか行くまいか悩んだが、2eurosだし、まぁ、話のタネにもなるかし、周りのサッカーファンから「もったいない・・・」と散々いわれてきてるので、「行く行く〜!」と返事したのが昨日。

ってことで、行ってきましたよMestalla(メスタージャ)!

1時15分に学校集合。参加者は10名くらいだった気がする。

Andreasに引き連れられて、辿り着いた場所は・・・


普通の裏口やん!!

なんか、ちゃんとした入り口があるのかと思ってたよ・・・。


中に入ると、気のよさそうな、そしてよくしゃべるガイドさんに小ガモみたいについていく。テクテクテク。

まずはすぐ前の入り口にはいって、グラウンドを見下ろしながら、簡単なMestallaの
歴史などについての説明を受ける。

1923年にできたとか、正確な数は忘れたが45000だか55000人だかを収容でき、Valenciaの天候の関係で、不安定な天候の北ヨーロッパのサッカーチームが借りに来るとか、オリンピックとかそいう重要なイベントでもよくつかわれるとかなんとか・・・。

興味深いのだが、なんか、ギアのおじさん・・・いつもおいらを見つめて話すから、なんかサッカーファンじゃないのがばれているようで、恥ずかしかった。

そこから移動して、今度は企業の観覧席に案内される。

コカ・コーラとかVodafoneとかそういう会社が入れるらしいのだが・・・


おいおい・・・マジックミラーかよ・・・・。

みられちゃ困ることがあるんかい?eh?


・・・・なんか差別を感じるのはおいらだけだろうか?

やっぱスペインにもこういう世界はあるのね。

テレビにエスプレッソメーカー・・・冷蔵庫にはビールやコーラがいっぱいで、エアコンまでついてて、ソファーはふかふか・・・サッカーみないでおしゃべりもできちゃう。

おまえらの血は何色だ〜〜!!

といってやりたい気持ちになった。

絶対、金持ちになってみんなを見返してやる!

みんなって誰?

で、お次はVIPルーム

ビ〜〜〜〜ップル〜〜〜ム!!!

入るとまず、これが目につく・・・

Valenciaがゲットしたカップの数々。

なんかギアのおじさんが、これがいつのやつで、これがなんかのリーグで・・・あと一つ○○リーグのが足りない・・・とかものすごい早口でいっていたが、リーグ名もよくわかってないおいらは、まったくもってちんぷんかんぷんでした。

ただ、唯一、おいらがサッカーファンにしばしば自慢する(サッカーわかってないけど)、去年のValenciaCFの快挙である2004年のDoblete(リーグとUEFAのダブル優勝)の時のカップは「なるほど、これがそうなのか〜」とちょっとだけ感動した。


で、VIPルームの中はというと・・・


こんな感じ。

広いには広いのだがちょっと地味だと思うのはおいらだけだろうか?あまりVIP具合からいったら、さっきの企業観覧席の方がよほどVIPっぽい。

ロフトのような感じで2階があり、そこはお偉いサンの場所らしい。市長とかそういう人たち。「残りは全員下!」っておじさんは勢いよくいっていた。

また、この部屋にはいるには、1シーズンで8000euros(現在だと約11万円ほど)を払わなければいけない。で収容数が600人。つまり8000euros×600=4800000eurosとなる。

もう計算したくない。

ギアのおじさんもそうだったらしく・・・何度も「8000euros×600!」という言葉を繰り返していた。哀しげな目で・・・。

次は記者会見室。

わざわざ扉の上に日本語でも「記者会見室」と書いてあるところをみると日本人記者もくるようだ。

で、中にはいるなり、バウ発見!

「ようこそいらっしゃいました。」の「ら」の「`」の部分が抜けたまま印刷されている・・・。

手書きならわかるが、こういう文字がそもそもあるんだろうか?

あまりにも情けないので、ギアのおじさんに「これfatalだよ!」って教えてあげた。そしたらガハガハ笑って「なおしておかなくちゃ!」っていっていた。その後Camilaがちゃんとした「ら」を紙に書いて教えてあげていたから、次いったらなおってるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

おいらは・・・なおっていないに3000点だな。


選手が記者会見をする場所は2つある。一つは誰でも自由に好きなときに記者会見を受けれる場所と、強制的な記者会見の場所。前者は・・・まぁ・・・平和的記者会見で、後者は時には気まずい雰囲気の記者会見になったりもする。だから、特別席に密室性が高い。

この後者の強制記者会見室は、おいらもよくテレビで見かけるので、なんとも感慨深かった。あまりに感慨深かったので・・・

インタビューされてみた。

見出しは「無念!Masaquito・・・Valenciaから放出! 」

しまった・・・笑顔で撮ってしまった・・・。

でもって、選手の気分を味わうために、彼らがグラウンドにでてくる通路に行く。

気分はもうサッカー選手・・・なはず?

その後、グランドを間近でみて、さっきの企業用観覧席のマジックミラーにつばをはきかけ、選手が座るベンチ・・・カバーがあってすわれなかったが・・・を見、グランドの天然芝をちょっとだけゴルファーみたいにむしって遊ぶ。

次にいった、選手の控え室では、戸棚をあけまくり、トイレやマッサージ室を歩き回り、勝手に冷蔵庫を開け、ベンチに座り、ある輩は「変な毛でも落ちてないかな・・・」とストーカーよろしくトイレを徘徊し(笑)・・・。


ってことで、Mestalla見学終了。所要時間は40分くらいだったと思われる?帰りにギアのおじさんが全員にAMUNTというサッカー雑誌をくれた。

AMUNT Valencia!AMUNT!Valencia!

なんど、この歌を歌ったことだろう・・・サッカー知らないのに・・・。

ちなみにAMUNTはValencianoで、「愛してる」って意味。

なんだかんだで楽しめたMestalla見学。また少しサッカーに興味をもてた気がするようなしないような・・・。

もうリーグもあと一試合で終わりだしな〜。やっぱ最終戦は見に行くってもんだろうか?でも20eurosは痛いな〜。6月かなんかに、W杯の予選の試合があるらしい。それが2試合で10eurosなので、そっちはいってみてもいいかもしれない。

ギアのおじさんもしつこくすすめていたことだし・・・。まぁ、財布と相談だな・・・。


で、今日はこれからが長い。長くて書く気になれんが、しょうがない。


一緒にMestalla見学をしたCamilaとカナエちゃんと今後の展開を考えるために学校近くのBarにはいる。El ninotという店。Cerveza(1euros)を頼むと、Tapitaがついてくるのでたまに行くようになったBar。前はオリーブだったが、今日はPAPAS(ポテトチップ)だった。う〜ん、オリーブが良かった。

今日は、この後7時半くらいから、久しぶりにLabradorで飲むことになっていた。そろそろ帰国するカナエちゃんが是非いきたいというのもあって・・・。

それまでの6時間・・・どうするか・・・ってことになる。

おいらとしては帰ってもうシエスタなり、日記なりを書くことも考えたが、戻ってまたこっち方面に戻ってくるのは、なんとなく精神的につらい。

CamilaはCentro方面におみやげのサッカーユニフォームを買いに行きたいとか質問したいとかなんとか・・・。

それについていくのはパス。

じゃ、どうするか・・・・。

近々二人は、別々の日にだがBarcelonaに旅行にいく予定があり、前々からBarcelona観光のコツの説明を頼まれていたのだが、別々に1人ずつ説明するのは面倒なので、二人まとめてにしてくれ・・・っていっていた。

で、Camilaが「じゃ、せっかく二人ともいるから、ガイドもってくるから、いまやってよ・・・」ってことになり・・・いったん解散。

おいらは、以前すんでいた場所の側にある、ドイツ風Bar「Bierwinkel」で二人を待つことに。

で、Valenciaの夏の醍醐味を注文・・・

デンマークのビールらしい。3eurosと少々高いが、うまいね。スペインのCervezaもいいが、たまにはちゃんとしたビールも悪くない。

「暑い」ではなく「熱い」空気の中で、じりじり日に焼かれながら飲むCerveza!!

いや〜、やっぱこれしかないね、Valenciaは!

15分後、カナエちゃん登場、25分後Camila登場となり、ガイドといっしょにBarcelona講習会。

余すことなくBarcelonaの魅力を伝える。おいらが知ってる範囲でだが・・・。

2時間か3時間くらい話しただろうか・・・まだLabradorが開くまで時間があったが、とりあえず店を後にし、プラプラLabradorへ向かう。

途中、ペットショップで猫が柵を跳び越えて、大量に居眠りする兎のスペースにはいりこんだのを見てほほえましく思う。兎はまったく動じてないで眠り続けるのだが、何故かその兎のスペースには一匹だけ変な鼠みたいのがいて、彼は追いかけられていた。かわいそうに・・・と思いながらも、「窮鼠猫を噛むだ!」と心の中でつぶやき、ペットショップを後にする。

Labradorがまだ開いてないのを確認したあと、プラプラと再び散歩を開始。で、銀行にお金をおろしにいき・・・再びLabradorへ。

まだ開いてない。たぶん開店までまだ1時間近く時間がある・・・。

しょうがないので、Valenciaのギアでもしようと、Plz de Cedro近辺をCamilaとカナエちゃんに教える。このあたりはなかなか良い感じのBarがあるので、たまに行く場所。ASESINOとかLa Bodeguetaとか・・・。

もう7時近いというのに相変わらず日差しが近い。すでに十分黒いのに、もう顔と腕は十分で、足とお腹を焼きたいというCamilaのわがままでひなたぼっこは却下され、La Bodeguetaで一杯やることにする。

相変わらずうまそうなJamonがぶらさげてある。で、おやじはそのうまそうなJamonをよく切れる包丁で切っている・・・そしてつまみぐい

彼がここの仕事でどれくらいのつまみ食いをしているかは、彼のその妊婦みたいによくでた腹で容易に想像できる。もう・・・・つまみ食いし過ぎだろ!おまえ!ってくらい、見事な腹だった。

関係ないが、いつか、おいらのの部屋に写真の奥にあるようなVino棚を買って、安ワインで一杯にしてみたい。もう、そんな部屋に住めたら、毎日が幸せだろうな〜。

この店で時間をつぶし、ようやくLabradorへ。

すでにこのとき、心なしか疲れていたのは秘密である。


毎日恐ろしく混むLabradorだが、7時半だとまだ開店直後でそれほど混んでいないので、苦労せず席に座り、VinoやJamonを注文できた。

当初話題は、おいらが今日のMestalla見学で見た、間違った可愛さのフランス人の話で盛り上がる。

コスタの生徒で、最初見たときは雰囲気的にロシア人だと思ったが、彼女たちいわくフランス人だという。まだまだ修行が足りん。

お「いや〜それにしても・・・あの子にはびっくりしたね〜」
お「恐ろしくかわいい・・・っていうか、ありえないというか、間違ってるというか・・・」
お「なんといっても、あの「はにかみ」がいい!!はにかみは大事だ!」

もう興奮して饒舌になるおいら。

C「「はにかみ」って何?」
お「・・・・」

相変わらず、Camilaは変なところブラジル人だ。

お「え〜っとね・・・・「黙る」と「笑い」の中間。けど「微笑む」とは違うの。」
C「???よくわからない」
お「そうだろ、そうだろ・・・でもとても大事だ・・・おいらには」

ってことで、10分ほど「はにかむ」について、Camilaに講釈をする。

カ「でも、あの子そんなにかわいい?」
お「かわいい!かわいい!!」
お「こっちも街歩いてたら、同じように間違ったかわいさを持つ女の子がたくさんいるけど、それはそれ。これはこれ。別問題」
お「あの子には・・・侘び寂びがあるのを感じる。まぁ、いつものように直感だけどな。おいらの。」
カ「ええ〜〜〜!!」
C「「侘び寂び」ってなに?」
お「・・・・・」
お「う〜ん、精神の一つだな・・・なんていうか・・・そうだな〜趣とか幽玄とか・・・う〜ん」
C「???よくわからない。」
お「そうだろ、そうだろ・・・でもとても大事だ・・・おいらには」

ってことで、20分ほど「侘び寂び」について、Camilaに講釈をする。

カ「明日の闘牛場見学は彼女もくるかもよ?」
C「うん、ほとんどのイベントに名前書いてあった気がする」
お「なぬ!!!??マジっすか!!??うぬ〜〜!」
C「でも、参加人数足りなくて中止になるかも・・・正樹が来れば4人で結構になるね」
お「ぬ〜〜〜ぬ〜〜〜!闘牛場見学か・・・何時?」
C「5時」
お「5時か・・・・いけなくもないけど・・・やることあるしな〜」
お「よし、こうしよう!」
お「Camila・・・明日、病欠ということにしなさい」
お「で、図らずも、彼女と2人だけになったということになる」
C「・・・・(笑)」
カ「っていうか、あたしは!!??あたしもいくんだから・・・」
お「あ、そっか・・・そっか・・・まぁ、それだったらそれでいいや」
お「二人でお話してなさい。で、おいらは仲間にいれてもらえなくて、彼女と話すということにしよう。うん、そうしよう」
C「じゃ、あたしたち無視するからね〜」
カ「がんばってね〜」
お「おうよ!」

ってことで、実際はそんなことできんのだが、十分想像だけで楽しませて貰った。それにしても、あのオーラはIncreibleだ・・・。拝みたい気分にさせられる。

店に入って40分ほどすると、授業を終えた大興君がやってきて4人となる。

今後に予定されているExculucionの話などになる。あとはよく覚えてない。

で、何時くらいだろうか・・・11時くらいだったような、そうじゃないような・・・作業の関係でこれないといってたタカシ君が突然登場。

「まだ仕事残ってんけど・・・まぁ、軽く一杯・・・ってことで来たよ〜」

とのことだった。

5人になり盛り上がる。

最初、うちら・・・というかおいらのノリについてこれないと嘆いていたタカシ君だが、あっというまにギアをトップスピードにいれたようで、知らない間に饒舌タカシになっていた。

タカシ君とは6月やってくるサイトで知り合ったハワイ在住のノリコさんや、イギリス在住のトモヨさんのことで、打ち合わせをする。El Palmarの日にちとかいろいろ。

なんとも賑やかな6月になりそうだが、財布が不安だ・・・財布が・・・。

閉店の時間となったので、会計をする。

1人6euros弱。Bottelaにして・・・6本?7本?+Jamon×2やQueso、Boquerones・・・も注文している。相変わらず安い!!

その後、フラフラと先ほど案内した、Plz de CedroのASESINOへいき飲みまくる。

おいらはCamilaとBarcelonaの話の続きをし、他3人はなにやら違うことで盛り上がっていたようだ。タカシ君が酔っぱらってスペイン語で話していたのが笑えた。その気持ちもわからんでもない。

ASESINOではよくあることだが、彼ら3人は誰かに男に捕まって、ウォッカを2杯ほどおごって貰い、それをイッキで飲まさせられたようで、へべれけになっていた(笑)カナエちゃんは逃げたらしいが・・・(笑)

明日の授業の関係でCamilaが途中で帰り、4人となる。

もうその辺になると何話してるか覚えてない。

4時過ぎ・・・ASESINOをでて今後の展開を考えるが、良い案も見つからずそのまま解散。

タカシ君と二人で自転車でうちまでいき、彼はそのまま家に帰っていった。

おいらはフラフラになりながらも自転車をエスカレーターにいれて、部屋に持ち運び・・・つぶれるようにしてベッドに倒れ込んだ。

やっぱ最近飲み過ぎな気がする・・・。