昼間の通い婚Bodegaレポート

今日は早起きした。

昨日の反省を生かし、今日一日精力的に動く決意をする。

まずはenergiaを摂取するぞ!!!と、Jamon信仰に基づき、昨夜の冷や飯に賞味期限がたぶんギリギリなPancetaを載せて、Panceta丼を作る。

これが大失敗であった

朝からとてつもない胸焼け。

調子にのって、汁(いうたら、油)をかけすぎた。

そろそろ、自分がおじいちゃんになってきてることをもう少し自覚しなければいけない時期にきたのかもしれない。

ということで、早くも撃沈意気消沈。

ご飯時・・・シエスタ時・・・、PISOが決まった報告にとフサエちゃんが遊びに来るとの連絡を受ける。

貧乏なので部屋で飲むことも考えたが、ここ二日まともに散歩もしてないので外にでることに。

時間はまだ4時前。

たしか、通い婚Bodegaの昼間の営業は4時までだったはず。

おいらは夜の通い婚Bodegaしかしらないので、下見がてらCervezaを飲みにいってみることにする。

中に入ってまず驚かされたのが・・・テーブルの存在

夜は完全に立ち飲みBodegaなのだが、この時間帯だと、ちゃんと昼飯を食べさせるためのテーブルを用意するらしい。全部で5卓ほどああり、テーブル席の人間は、みなうまそうにBodegaの飯を食べていた。もちろん立ち飲みBodegaなので、昼間っからVinoを飲んでいる客も結構いる。相変わらずのにぎわいだ。

食べている人をいろいろみてみたが、どうもこのBodegaはMenu del dia(その日の定食)ではなくって、一品料理で昼飯を提供しているらしい。

Paella(Arroz al Hornoにもみえなくもない)と、なんかの肉料理っぽいもののどちらかをみな食べていた。たぶん、夜と同じで、日や時期によってメニューは変わるのだろう。

みなが食べているのをみていたら、小腹が減ってきたのでClochinas(ムール貝の一種)を注文。胸焼け忘れてむさぼり食い、Cervezaを胃に流し込む。

昼間の営業時間はEstherはいないもんだと思っていたのだが、しっかり働いていた。しかもカウンターで!最近は夜あまり見かけなくなってきたので、労働時間を夜から昼間に移したのかもしれない。

一言いってくれればいいのに・・・照れ屋なんだからな〜ホント・・・。

完全ストーカーモード。


通い婚後、先日おいらがうっかり割ってしまったManoloのDesayuno用の赤いドンブリを買いにhabitatへいくも、同じヤツが見つからない。

かなり愛着もってたみたいだから・・・ホント悪いことをした。その後、いくつかの雑貨店を見たけど、良い感じのがなかった。

失意のままおうちにトボトボ戻ってくる。

なんか今日は夕食のメニューとか考えたい気分ではなかった。もう適当にちゃちゃちゃ〜と済ませたかった。それもこれも、すべて朝のPancetaのせい

食べるにしてもあっさりしたもので、手抜きで作れるラクチンなものがよかった。

で、ぱっと思いついたのがManoloの好物である素麺

夏だし、ちょうど出汁をとるようの昆布もあるし・・・。

ってことで、帰ってきてすぐに素麺つゆを作る。

前回(もうかれこれ一年経ってるのか・・・(^_^;))は中国雑貨店のなんとも胡散臭い昆布を使ったせいで、恐ろしく「昆布の味しかしない」素麺つゆができてしまったが、今回は見た感じ日本の昆布っぽい。もちろん中国雑貨店で買ったものには違いないのだが・・・。

今回は鰹節も大量にあるということで、ウキウキ気分。

素麺つゆ autentico!!

と叫んで鰹節を大量投入。

昆布の方はちょっと怖いので、前回の半分くらいの量にして投入。

それにしても、毎度のことだが・・・素麺つゆは心臓に悪くて、ショック死しそうだった。

貴重な日本調味料が・・・うぅぅぅ。嗚呼。


できあがった素麺つゆはPERFECTO!!だった。

どの角度から見ても素麺つゆ!

どの位置から指つっこんで舐めても素麺つゆ!!

ちょっと興奮した。

そんな喜び途中に帰ってきた・・・Santi。

S「今日は素麺なのか?」
お「そうだよ。なんで?」
S「今買い物してきて・・・Gaspacho(ガスパチョ)とChampin~on(マッシュルーム)を作ろうと思って」
お「そっか〜」
S「Manoloは好物だけどな」
お「まぁ、Santiは肉だもんね。それいにまたしばらくスペイン料理食べれなくなるし・・・」
S「(笑)」
お「じゃ、Santiはそれ食べなよ。おいらとManoloとフサエで素麺食べるよ」
S「GaspachoとChampinonは食べないのか?うまいぞ!」
お「porque no!」(食うにきまってるじゃん!)
S「じゃ、みなの分も作るよ」

ってなことで、夕食は東西対決となった。

もう完全に素麺気分だったので、大量の素麺を湯がいて作る。

大皿こんもり。軽く・・・5人前以上ある。

急遽、夕食も食べていくことになった少食フサエちゃん。

フ「お・・・多すぎない?」
お「que va!!今日はがっつり素麺食うから気にするな。」


というわけで、ショウガいれて、きざみのりかけて・・・勢いよく素麺をすする。

食べていたふと気づいたのだが・・・

素麺・・・音たてないで食べるようになってるよ・・・。

スペイン病・・・というか、ヨーロッパ病かもしれない。

蕎麦も素麺もうどんも音たてて食ってなんぼ。上品に食べてたらいかんというのに・・・。


なんだかんだで、日本人でいたいらしい・・・おいらは。