【特技】怠けること

Masaquito2007-05-26


昨日、TSUTAYAが半額キャンペーンをやっていたので、CD5枚とDVD3本を借
りてきた。DVDは適当にチョイスして「EL MARIACHI」、「COFEE AND CIGARETTE」、「タブロイド」の3本。CDの方は天気の良い日曜に大音量で聞いて「Baila!Baila!」な空間を作りだしたかったので「JAZZ FOR MORE」のVOL.1・VOL2、Latin Apretivo、Elis Regina for Cafe Apres-midi・・・そして、なぜか急に無性に聞きたくなってしまったSUPERCARのHIGHVISION(映画ピンポンで使われてる曲が多い)の5枚。SUPERCARのCDは以前MP3でもっていたのだが、SUPERCOOLのCDと混同して「あれ、同じのがある・・・」と消してしまった。

ってことで、まだ日曜になってないが、JAZZ FOR MOREの2枚は大音量でかけている。でもって、予想通り気分がよくなってきたので、ちょうど帰国後一ヶ月ということで日記を書くことにした。

例のごとく恐ろしく長くなりそうな気もするが、一ヶ月分の近況や感じたことを書いておく。


【日出る処の天子】
たった二ヶ月だというのに、帰ってきて最初に周章狼狽したのが「日の出の時間」。

たぶん時差ぼけのせいなんだろうが、しばらく変な時間に腹が減り、変な時間に眠くなり、変な時間に眠くなる生活が続いていた。周りの友達は「時差ぼけ大ジョブ〜?」と月並みな台詞で心配してくれるのだが、自由気ままな生活環境なおいらには時差ぼけなんぞは痛くも痒くもないので、「大丈夫?」ときかれていつも困ってしまう。「うん、時差ぼけあるよ〜」と返したあと、「時差ぼけってつらいよね〜」といわれるとなお困ってしまう。だから、たいてい無言のまま。

ということで、朝7時とか昼くらいまで起きっぱなしという日がかなり多かった。一回の睡眠時間は3時間や2時間と昼寝みたいな感じになってしまっていたが、小分けに寝ていたので、睡眠不足にはなっていない。

ヨーロッパは3月の最終日曜からサマータイムになる。時計を1時間進ませる。ちょうどそのときはValenciaにいた。起きてキッチンにいくと、ManoloとMi Kyungがニヤニヤしながら寝ぼけ頭のおいらに叫んできた。

マ「このねぼすけが!」
ミ「何時だと思ってるの〜!」
お「え〜11時でしょ?」
ミ(ニヤニヤ)
マ「時計を見ろ・・・」
お「あ〜〜〜!そっか・・・今日は最終日曜日か!」
マ「まぁ、俺も間違えたけどな・・・」
ミ「あたしも・・・(笑)」

このやりとりは相手はMi KyungがSantiになったりしていたが、毎年デジャブのように飽きもせず行われる、ある種風物詩的行事だったりする。

このサマータイムというのは、時計を一時間ずらすだけという、とても簡単な行為なのだが、その効果は結構大きい。実際体験すると「ほほ〜かしこいな〜」とうなりたくなる。

夏が近づくにつれて、それまで7時近くに上がっていた太陽が、6時くらいになる。6時なんてまだ寝ていたい時間なのに、太陽に上がられると起きざるを得ないような気がしてくるし、6時なのにもう太陽が!と起こりたくもなる。そこで、一時間プラス。6時になってしまった日の出を、文明の利器上でのみ7時に戻してしまうというすばらしい力技。これによって「あ、太陽が・・・そっかそっかもう7時か・・・7時ならしゃ〜ないな〜」ともそもそと憤ることなく布団からはい出ることができるのだ。

おいらみたいに起きるのが遅い人間にとってもメリットはたっぷりある。いや、逆にこちらのメリットの方がみな喜ばしいのではないだろうか・・・。

そのメリットとは日が沈むのが遅くなるということだ。

夏のスペインは9時過ぎても明るいし、旅行していた3月の時点でも8時くらいだったらまだ全然明るい。それはつまり何を意味するか・・・がっつり遊べるということだ。「まだ明るいし・・・」という感覚は、いろんなことに影響するのだ。変なたとえだが、もし日曜日のサザエさんが6時半ではなくて、9時半だったとしたら、どれくらいの人間が、その日曜日を最後まで楽しめることだろう。

いかん、のっけから無駄に長い・・・。

で、日本の今の時期の日でのは何時かというと・・・

4時半だ!4時半!!!!

朝7時に起きる人でさえ、2時間半も太陽に当たる時間が減ってしまうのだ。これじゃ〜日本腐るって。何もドイツ人みたいに「太陽!太陽!」っと狂喜乱舞する必要もないが(ドイツ人は太陽が出たらたとえ気温的には寒くてもアイスを食べる。ドイツ人は太陽がでたら喫茶店の中からテラスに移動する。ドイツ人は一日に10回は太陽という単語を言う。ドイツ人はだからアパートの窓を大きく作る。マジだ)、日本人はこの日本のこの時間設定を嘆いた方がいいと思う。

ただ、これはサマータイムがないということだけではない。前にもまったく同じことを書いて憤慨したとは思うが、やはり日本の設定時刻(?)はおかしいと思う。グリリッジに+9ってのが足りてないんだと思う。+11にサマータイム付にするか、サマータイムはなくていいから、+12くらいがいいんじゃないだろうか。有名どころだと、ニューカレドニアとかフィジーと同じ時間帯。

もしそうなったらいろいろ変わって楽しいんだろうな・・・なんて4時半に昇る太陽を見つめながら、本気で考えたりもしたが、あまりにポジティブにみすぎたため、大切な点を見落としていた・・・。

日本という国の場合、もしそうなったら・・・働く時間が延びるだけの話

なのだろう。

「まだ明るいから呑もうぜ〜」じゃなくって、「まだ明るいから働け〜」と。

ああ、いったい、おいらはどうすればいいんだ・・・。


ハンガリー料理】
暇をもてあそんでいたので、久しぶりに料理することにした。パパンが買ってきたBBQ用の肉があまりにひどかったということで、それを数時間煮込んだ。それをみて、ふとハンガリーで初日にショキートに「これハンガリーの名物!」と勧められて食べたビーフストロガノフに似たある料理を思い出した。

あるガイド本のお土産解説のページに「このパプリカを使えば、あっという間にハンガリー料理のできあがり!」みたいなことが書いてあったのをみて「おいおい・・・そりゃ言い過ぎだろ・・・醤油いれれば日本料理!っていってるようなもんやん・・・」と訝しげに思っていたのだが、まぁ、ものは試しでやってみよう・・・と、その煮込んで味がでてしまった肉と、味わいたっぷりの肉汁を使って、見よう見まねのハンガリー料理を作ってみることにした。

レシピはないので・・・そもそも、名前も失念・・・そのとき食べた味が頼り。といっても、そんなにしっかり覚えているわけでもない。じゃ〜どうつくるのか・・・

パプリカをいれればいいんだろ?

ってことで、大量のパプリカを投入。あとは、ショウガ(あっちもハンガリーでもショウガはよくみかける)、トマト、ジャガイモ、にんじん、タマネギをいれて、ぐつぐつ煮る。砂糖はたぶん入ってないだろうから(日本食には砂糖は欠かせないが、スペインでは料理に砂糖を使うことはあまりないため、ハンガリーも同じだろうと勝手に考えた)、塩、ブラックペッパーで味を調えて、さらにひたすら煮込む。

とにかく、パプリカは大量にいれてやった。スプーン大で・・・4杯か5杯くらい。

で、できたのがこれ。

食べてみた・・・

ハンガリーの味だよ〜〜〜!!すげ〜〜!」

結論・・・パプリカをいれれば、あっというまにハンガリー料理になる

追記
ただ、やっぱり微妙になにかたりない。スパイス系だと思う。クミンとか丁字とか、なんかしらいれてるんだと思うが、そこまでわからず。


【ジグソーパズル】
スペインで買って作って床に飾っておいたMAGNA CARTAのジグソーパズル。1500ピース。絵柄は有名な古地図で、ずっと眺めていても飽きない素敵なパズル。サイトトップにちらりと見える。絵柄は見えんが・・・。

このまま無為に生活しているのもなんだし、なんかしらの達成感を享受したかったので、作り始めることにする。金かからんし・・・。

同じパズルを二度作るという経験はもちろん今まで一度もない。普通は作ったらのりで固めて飾ってしまうし、同じ絵柄のジグソーパズルを二度買う人も少ないだろう。まぁ、なんらかの特別な理由でもないかぎり。今回がその特別な理由で、二度目の作成になったのだが、夕方くらいから着手して、4時間ほど作り、寝て起きて作業再開したあと4時間程度でできあがってしまう。くさっても1500ピースのパズル。

「おいらってもしやジグソーパズルの天才?」と履歴書にもかけないような無駄な才能を自画自賛しながらも、「明日からいったいおいらは何を目的に・・・」と達成感どころか、定年を迎えてアワアワするサラリーマンみたいな気分に陥った。

いやいや、まだスペインから持って帰ってきて5000ピースのパズルがある!バルセロナの海洋博物館にも飾られている、これまた素敵な古地図のパズル。東方三博士がいる!シバの女王がいる!でも、日本はない!そんな地図。

それを作ろう!と思ったが、作るスペースがない(横にかなり長い規格外のパズル)ので、保留中。


【アドレナリン】
旅行中にもらったメールの中に「バレンシアに行くので時間があったら遊びましょう」というものがあった。あっちでもメールはたまにチェックしていたのだが、hotmailと新しいアドレスの2つだけで、古いアドレスの方はチェックしていなかったため、実現できなかった。バレンシアでも暇している時間があったので、心から無念に思いつつ、メールの返事をだしたところ、今度は「東京に戻るので遊びましょう」ということになり、あれよあれよと遊ぶことになった。

メールでのやりとりはほんの数回のため、まったくもって謎が多かった。住んでいるのはヨーロッパの或る都市(書かないでおく)で、毎月一度は東京に戻るという。多いときは三度とか・・・。

勝手に想像する。

月に一度だったら確実に仕事であっちに住んでいるんだろう。で、月に一度という多さなら、たぶん、日本の雑貨かなんかを扱っていて、その買い出しとかで毎月日本に来るんだろう・・・。輸入雑貨の商社みたいなのって結構あるっていうし・・・うん、そうに違いない。

品川に宿泊しているということなので、渋谷にさせてもらう。出身は東京ではないので、東京は詳しくないという。だから、おまかせすると。

ふと考える。なんかいまとなっては、おいら東京よりもバレンシアの方が詳しいんじゃないか・・・東京はあまり歩きたくないから、歴史的名所は別として、食べ物屋とか服屋とかしらん。ぱっと思いつくのは、例の焼鳥屋か普通の居酒屋。あとはスペイン料理屋が少々だが、現在の自分の状況と財布の中身から考えるとスペイン料理は無理。ワイン一本で焼き鳥ガッツリ食べれてしまう。

ってことで、考えることなく焼鳥屋に決定。

当日は黒のトップスを着ているというメールをもらうも、トップスという単語がおいらにはわからず。チョコレートケーキしか思いつかん。本人に聞くのも、チョット恥ずかしかったので、違う人間に尋ねてみたところ、なんのことはない「上に着る服」のことをトップスというらしい。じゃ〜、下はアンダーとかっていうのか?おいらの着ている服もトップスっていっていいのか?女性の服だけに使う単語なのか?コートやオーバーもトップスっていえるのか?謎は深まるばかりだか、まぁ、黒い服をきているということだけはわかった。

当日、銀行でなけなしの金をおろさなくてはいけないため、早めに家をでてMi Bancoへ。そこで財布を出してアワアワアワアワ。キャッシュカードはいってないやん・・・。しまった・・・最近、イタリアのどっかのメーカー(ブランド?)の財布をもらいそっちに引っ越したのだが、その際、旅先で使っていた財布からしか引っ越しはせず、もともとの財布からは移動してなかったことを忘れていた。

あわてる。あわてる。あわてる。

手持ちの金は2000円ちょっと。これからタバコを2箱かったら余裕で2000円切るではないか。いくら焼鳥屋が安いからといって、1500円ってことはない。一か八かいって、足りなくて借りるなんてもってのほか。いや、その前に・・・呑みに行くのに金がないなんて、「たかりや」みたいな感じで怪しまれるんではないか?けど、ないものはない。幸運なことに日本では滅多に使わないクレジットカードが財布に入っている。しょうがないので、カードで支払えるところにしてもらおう。そうなると、焼鳥屋は無理だ・・・あそこは現金掛け値なしいつもにこにこ現金払いな店だから。

相変わらず渋谷は人が多かった。前は新宿よりは少ないし・・・まぁ、まだ我慢できる・・・と思っていたが、旅にいくたびにダメになってしまうようで、ちょっと立ち眩み。某映画みたいに「ここは俺の広場だ〜〜!どけ〜〜っ!あっちいけ〜〜!!入るな〜〜!」と理不尽なことをやってみたい気分になった。

電話がかかってきた。

「今どちら?」
「え〜っとハチ公口・・・とかいうところかと」
「ハチ公の場所わかります?その前になんか緑の電車があるんですけど・・・」
「え〜っと・・・」
「ハチ公まできてもらって・・・」
「たぶんあってると思うんですけど」
「う〜ん・・・何が見えます?」
「交番がいまあります」
「はいはい。交番・・・じゃ、そこいきます。」
「すいません」
「黒いトップス着てるんですよね?」

ふふふ。使ってみた。トップス。とても自然にいえたと思う。もう覚えたぞ・・・。

無事交番で落ち合う。

金がないこと。キャッシュカードを忘れたこと。クレジットカードが使える店じゃないとだめなことをつげる。特に怪しまれていないようで、ほっとする。

結局、店はその子・・・あだ名はセイレーンにしよう・・・が前にいって気に入ったという居酒屋にいくことになった。

店に向かいながら、最大の謎である「月に一度東京」の理由を聞いてみることに。

お「ところで、仕事でこっちに?」
セ「ええ。仕事です。」
お「ですよね〜。じゃないとそんなに往復できませんもんね。」
お「じゃ〜交通費は会社持ちで?」
セ「ええ〜まぁ・・・」
お「でも、月一で東京じゃ大変でしょう?」
セ「月に三回ってときもあるんですよ」
お「・・・15時間とかがが月3回!!うらやましいような、そうじゃないような・・・」
お「輸入雑貨とかその手の商社かなんかですか?」
セ「いえ・・・違うんです・・・」
お「え〜じゃ・・・ほかには・・・」
セ「スチュワーデスなんですよ」
お「え"え"え"え"え"え"え"!!!!」

一瞬にしてアドレナリンが吹き出した。スチュワーデスの知り合いなんぞ、かつて一人もいたことがない。大学生のころにつきあってた子が、別れたあとに夢であったスチュワーデスになったという連絡をもらったことがあるが、そのあと会ったわけではない。

スチュワーデスというと・・・その前に・・・今はもう客室乗務員とかフライトアテンダントとかいうらしいが、そんな滅多に使わない単語をそう簡単に直せるか!と、まったく直す気はないので、スチュワーデスで行く。ただ、スッチーとはいわない。なんか、かっこわるいから・・・おいらはドラマ「やまとなでしこ」のイメージがあるのだが・・・正直、そのセイレーンさんからは匂い的に、いい意味であのドラマにでてくるようなイメージがなく、その点にも驚いた。日本の航空会社ではなく、ヨーロッパの航空会社だからなのだろうか?まぁ、初めてのことなので比較しようもないのだが・・・。

まぁ、それはいい。で、スチュワーデスということを知った途端、悪い癖がでた。もう好奇心一杯で、まだ店にもついてないというのに、聞きたいことが次から次へと頭の中からわき出してくる。エコノミー専門のおいらからしたら、ファーストクラスというのは、未知の領域だし、彼女たちが仕事にどんな楽しみや不満をもっているかも、まったく想像できなかった。

本来は、共通点である「バレンシアの話」をしたいということでメールをもらったのだが、バレンシアの話はあまりせず、終始おいらが質問してしまった・・・。おいらの自己紹介は、彼女がおいらの日記を読んでいてくれていたため、付け足すくらいでよかったというのも大きい。それにしても、日記についてほめられるのは、何度されてもこそばゆい。というか、おいらは相手を知らないのに、相手がおいらの趣味や、特定の行動なんかを知っているというのは、日記を書いているというのをわかっていても、とても不思議なことだ。

そういえば、ワインをお土産でいただいてしまった。スペインワインではないが、おいしくいただくことにしよう。ワインには詳しくないので、適当に選んだということだが、スチュワーデスが持ってきたというだけで、なんとなく「いいワイン」と思ってしまうのは、おいらだけではないはず。なんか、目が肥えてそうなんだもん・・・。


【miranda!】
テレビをみないおいらは、部屋では一日中なんか音楽をかけているのだが、最近のヘビーローテーションは、miranda!というグループの曲。Manoloたちがもっていたのをもらってきた。

前の滞在中から知っていたのだが、ある一曲だけをFiestaのときに定番としてかけていただけだったので、アルバムとしては聞いたことがなかったのだが・・・はまりにはまった。旅行中も宿でPCたちあげては、毎日聴いていたくらいだ。

miranda!公式サイト

明らかにボーカルの男はゲイなのだが、その声はやみつきになるし、ビデオクリップも最近の踊りだけの見た目だけのものと違って、みいってしまう楽しさだ。ボーカルの男がとても魅力的に見える。彼らはスペイン人ではなく、アルゼンチン人なのだが、スペイン語なので全く問題なし。

最近は、そのmiranda!(最後に"!"がつく)か、ドイツでKristinに頼んで作ってもらった、ドイツ語の曲(彼女のセレクションCDとCD1枚分のMP3)をず〜〜〜〜っとかけている。

ドイツの曲は、日本と同じで、途中英語の歌詞なんかが入るものが多い。
(スペインの曲というものは、まず英語の単語がはいらない。もちろん、ミュージシャンによるが、おいらが持っているスペインの曲は、すべてスペイン語のものばかりだ。ヨーロッパ最大の音楽の祭典「Eurovision」でも、母国語ではなく英語の歌詞の曲を歌う歌手が多いが、スペインはがんとしてスペイン語。そういうところも素敵さ、スペイン。)

オーストリアもそうだったが、ドイツの曲は、テクノの要素、もしくはテクノが好まれるらしく、心臓をドンドンドンドンさせるものが多く、あまり夜にまったり聴く感じではないのだが、ノリはいいので、ディスコテカなんかでは悪くない。というか、結構気に入った曲が多い。

余談だが、チェコプラハでは、部屋で毎日60年代〜80年代の曲をラジオで聴いていた。最初はたまたま流れたと思ったのだが、どいういわけか、テレビで流れるビデオクリップ(たぶん有料放送)なんかも、おいらにとっては古き良き時代の曲ばかりなのだ。ラジオもあとからチェコ人にきいたところ、東京でいうと「J-WAVE」みたいな局らしい(たぶん)。

チェコプラハで泊まった部屋。ラジオがあった。masaquitoと秘密の部屋もあった。

では、なんで古い曲ばかり・・・ボヘミアン・ラプソディーがかかったときには思わず万歳してしまった。わざわざiPodにいれて持って行く必要はなかった・・・なのかってことは、おいらの英語力、相手の英語力ではどうしようもなかったので、推測するしかないのだが・・・社会主義であったチェコからすると、まさに今がうちらの80年代くらいの時期にいるんじゃないだろうか?浅はかかもしれないが、ハンガリーでいったディスコテカで流れた曲も、恐ろしく懐メロだったから、あながち間違いでもないんじゃないだろうか。

じゃないと、おいらがディスコテカで流れる曲の80%歌えるなんて状況信じられない。

スペインのディスコテカで、マイケルジャクソンのスリラーが流れたとしたら、ちょっとお茶目なDJがネタで・・・って感じになり、とても盛り上がるが、チェコハンガリーの場合、曲のセレクションが全部その時代か、それより前の曲ばかりなので、まったくもってネタにならない。

まぁ、ということで、そんな音楽ばかり聴いてるわけだ。


クルテク
チェコプラハでお土産を物色しているとき、明らかにその場所には異質なキャラクターの人形を発見した。

普通の木製のおもちゃを探しているのだが、気づくとそいつと目があってしまい、二度目にその店にいったときに根負けして買ってきてしまった。

それがこやつ。

ありがちな造形なのだが、だんだんかわいく見えてくるから不思議だ。旅中は友達がいないので、この人形を出しては(話しかけてはいない)Pivo(チェコ語でビールの意味)を呑んでいたので、名前をPivo(ピヴォ)にした。

あきらかにピヴォはその店でも異質だったので、おそらく絵本のキャラクターなのだろう・・・しかも、チェコでもかなり有名な・・・ということはすぐにわかった。チェコは絵本で有名だということだし。

ふと、その絵本がみたくなり本屋巡りの散歩を始めた。そして、絵本は、大通りのちょっと大きめの本屋ですぐに見つかった。

名前はPivo(ピヴォ)ではなく、krtek(クルテク)という名前であった。おいらが買った人形はロボコンオバQドラえもんピノキオを足したような感じだったのだが、絵本のピヴォは・・・じゃない、クルテクには手も足もあった。そして、フィンランドでみたスナフキンが妙にリアルで悪っぽいのにビビったのと同様に、このピヴォの本当の姿にもビビった。

日本に帰ってきて調べたら、なんと日本に輸入されていて公式サイトまであった。しかも、DVDまである。チェブ(チェブラーシカ)やピングーも楽しいので、おそらくこのピヴォのDVDもかわいいに違いない・・・と思ってTSUTAYAでレンタルできるか探してみたが、おいらの近所(全然近所じゃないのだが)にはなかった。渋谷のTSUTAYAだったらあるだろうか・・・。ピヴォが動いている姿をみてみたいものだ。


【リニューアル】
前々から・・・そう、かれこれ2年前くらいから言っているのだが・・・サイトをリニューアルしたいと思っているのだが、今の時間を利用して、とりあえずサーバー(サイトのデータを置くスペースのこと)を借りて、ドメイン(サイトのURLのこと)もとって、日記にはMovable Type(世間一般にあるブログのもととなっているシステム)を導入しようとやり始めたのだが・・・

むき〜〜〜〜っ!!!面倒くさい!!

とりあえず、今あるやつをプロバイダのサーバーから引っ越すだけでもいいのだが、さすがに情報も古いし、手直ししたいところもいっぱいある。それに、Movable Typeをどの形で利用するにしろ、日本にいる間はそっちがメインになるわけで、それなりにデザインも統一しなければいけない。そのためには、そのMovable Typeをいじるわけなのだが・・・CSSをいじるのはいいとしても、ファイルが多すぎて、どのファイルがどの部分か・・・というのを把握するのに時間がかかりそう。別に、そこがわからなくても、日記自体は作れてしまうのがMovable Typeのいいところなのだが、おいらとしては、その裏側もわかってないとイヤなのだ。プログラム自体は当然わからないが、自分が使うソフトの中身くらい知っておきたいのだ。

ということで、本当はこの日記から、Movable Typeを使っていこうと思っていたのだが、あきらめて、ある程度形になるまで、この日記のままでいくことにする。

また一からデザインしないといけないのか・・・。

頭が痛い・・・。


【三歳児】
先月、うちの駐車場でやった反省会という名のBBQに3人姉弟が遊びにきたのだが・・・その子たちと一緒に戯れて遊んでいると、なんかの拍子に

「おい、これ、かけるぞ!!」

とガンくれながら、手にもったコーヒー牛乳を目の前にちらつかせ言われた。

かわいい顔した三歳の男の子にだ。

しばらく笑いが止まらなかった。

【映画】
なんか、映画ばかり見てる。

スペインで買ってきた「volver」、タランティーノ脚本の「True Romance」、ハーヴェイ・カイテルが渋い「smoke」、あまりのひどさに生涯三度目の途中爆睡してしまった「DETHNOTE」、映画じゃなくてアメリカドラマだが「Lost」と「Prison Break」、制作77万円の傑作「EL MARIACHI」、悪くはなかったがいいともいえない「Babel」・・・なんかほかにも見てる気がするが忘れてしまった・・・。

True Romanceのパトリシア・アークウェット・・・結構ケバケバな感じの役なのだが・・・やっぱりかわいい。惚れなおしたさ。あの笑い方はちょっと「ぞくっ」となりツボにはまった。

安西先生・・・バスケがしたいです・・・】
スラムダンクを久しぶりに全巻読破したら、若き日の想い出がよみがえる。○レジオの花道といわれていたあの時代を・・・。

無性にバスケがしたい。ボールもって近くの中学校にでもいくってもんか・・・。でも、一人じゃつまらない。朝練じゃあるまいし。問題は、おいらがいない間に薄汚れてしまったバスケットボールが捨てられてしまっているんではないだろうか・・・ということ。ボールはもう一つもっているが、それは高校卒業時に色紙代わりに後輩のメッセージが入ってるやつだから使えないし・・・。

なけなしの金でバスケットボールでも買うか・・・。

安西先生・・・バスケがしたいです・・・。


ぱっと思いつくことなくなったから、この辺でやめておく。

追記
写真は、漢の夢 "これでもか!これでもか!Bocadillo de jamon"
(La RiojaのLogron~oでお弁当として作る)