そして、今日も日は昇る

Masaquito2007-05-27

パパンとママンが早朝からでかけるというのでお留守番。ムクとおまけの世話をしないといかんから。

マ「明日・・・散歩お願いね」
お「あいよ」
マ「7時半とかに起きれる?」
お「起きれるわけないやん」
パ「日曜はいつも9時とかだよ」
マ「あ、そうだっけ・・・」
お「どちらにせよ「起きる」のは無理。寝ないからいいよ」
マ「寝ない?このまま起きてるってこと?」
お「そう。起きるより徹夜の方が楽だし。やりたいことあるから、問題なし」
マ「ま、なんでもいいわ。お願いね」
お「うい〜」

ムクの世話で思い出したが、今月頭くらいにママンとこんな会話をした。

マ「あんた8月はいる?」
お「「8月はいる?」???どういう意味?しばらく旅にはでないって・・・」
マ「それはわかってるわよ・・・お父さんと尾瀬に2泊くらい旅行に行く予定をたてたのよ」
お「別にいいんじゃないの?いってくれば?」
マ「だから、8月はいる?ってきいたのよ」
お「???だから、旅にはでないって。」
マ「仕事は?」
お「!!!今5月だよ?8月っていったら3ヶ月先やん。流石にしてるって!」
マ「そうよね・・・」
お「???8月まで仕事してないと思ったの?っていうか、裏を返せば8月に仕事してなくても問題ないってこと?」
マ「そうはいってないけど、わからないじゃない・・・」
お「仕事はあるってば・・・」
マ「そうよね〜。じゃ〜ムクちゃんどうしようかしら・・・」
お「・・・・」

ママン・・・ムクの心配もいいけど、普通は無職の息子の方を先に心配すると思うんだけど。

おいら間違ってるかい?

なんかおいらの人生ってとても平和・・・。


ってことで、MT(Movable Type)をいじって一晩過ごす。

MTについてはいじっていたら徐々に慣れてきたのだが、どうもこのMT・・・面倒くさいというよりは、おいらには必要のないものが多すぎる気がしてきた。備忘録として日記を書きたいだけなのに、ホントいろいろついてるのだ。つきすぎている。実際作ってみてわかったが、なぜあんなにも読みづらいブログが多いのか・・・って、MTについているからなのか・・・。視界に大量の情報がはいってきすぎて、目がちかちかする。Google AdSence(Googleアフェリエイト)でいっぱいのブログとか、おすすめ書籍を紹介するのはいいが、数が多すぎてこれまた目がチカチカする。何が読ませたい情報なのか全くわからない。おいらの日記の場合は、文章が長すぎて、それだけで目がチカチカすると思われるのに、今以上無駄なコンテンツ増やしたら、テンカンを起こしてしまうんじゃないだろうか・・・。

というわけで、おいらが欲しいのは「カテゴリー」と「検索」の2つ。「検索」は自分はとても必要だし、場合によってはお客さんも使うだろう。カテゴリーはほとんど自分のためだけだろうが、映画とか音楽とかをまとめておけると場合によっては、ほかの人にも便利かもしれない。「コメント」はあっても悪くないが、おいらのサイトはあまりコメントがつくことがないので、いらないといえばいらない。感想はほとんどメールでくるし・・・。コメント機能つけるとスパムコメントばかりになりそうだし。「カレンダー」も一見便利なようにみえるが、このカレンダーを使って日記を探す人なんているんだろうか?日記を読む人って、習慣的に毎日とか毎週とかに読みにくるだろうし・・・。月別アーカイブとかも、おそらくおいらの日記を読んでいる人は使わないと思う。というか、月を絞って日記を読む人ってどんな人なんだろう?

とまぁ、いろいろいじった結果、今この日記を書いているシステムがもっともシンプルでいいんじゃないか・・・という気さえしてきた。まぁ、おいらの場合石積みでやらなくちゃいけないこともあるだろうから、作業は続けるつもりではあるが・・・。


MT作業で疲れてきたので、ムクには申し訳ないが、一時間早い6時半ちょっとすぎに散歩にでかける。天気のよい日曜日の朝・・・通りにはだ〜〜れもいない。田舎なのもあるが、せいぜいマラソンしている中年男性や初老の男性くらい。車もほとんど通らないので、散歩には最高な時間帯であった。

行き先はムクの気の向くままに任せ、朝食代わりの缶コーヒーを手に、持ってきたiPodでまったりと音楽を聴ききながら、おいらを知っている人なら信じられないだろう歩速でプラプラ歩く。食意地のはっているムクをしかりながら。

1時間くらい散歩して自宅に戻る。ムクを階段の上にあげ、リードを外す。そのリードをしまおうと、階段入り口の門をあけ、ムクがでないようにギリギリの隙間からでようと思ったその瞬間・・・

ガガガガガッ!

ムク脱走・・・

しかし、あわてない。ムクはしつけがされているので(うちに拾われてきた時点でしつけされている。)呼べば戻ってくる。

「ムク!!!Ven!!(おいで!)」
(酔狂でたまにスペイン語でムクに話しかけている)

息を弾ませて戻ってくるムク。

「上!上に戻りなさい!」

まんじりとおいらの目を見つめるムク。

「上!散歩はもう終わり。飯くうぞ、飯!」

見つめ続けるムク。

「ムク!」

・・・そう叫ぶと、ムクは投げたボールを口にくわえて「あげないよ〜!」というような感じで、飛び跳ねる。「まだ、散歩!散歩!散歩!」・・・そういっているようだった。

「まじっすか・・・ムクさん・・・」

おそらく両親がいないこと、家に戻ってもおいらは部屋に戻ってしまって自分がひとりぼっちで退屈な状況になることを理解しているのだろう。そして、おいらなら自分の「わがまま」がとおることも。ママンだったら確実にその「わがまま」は通らない。

「Vale・・・じゃ〜玄関にバスケットボールがあったら連れて行ってやる。一緒にバスケをしよう。もしなかったらあきらめろ。わかった?」

玄関に戻ってバスケットボールを探す。しかし、ない。心当たりの押し入れなんかも開けてみたが、やっぱりない。

・・・やはり捨てられたか・・・。

バスケットボールなんぞ、もう何年も使ってなかった。スペインに行ってる間に捨てられた可能性は高かった。

がっかりして、階段下に戻る。

ム「ボールあった?」
お「なかった。捨てられたっぽい」
ム「残念だったね〜」
お「残念だよ」
ム「じゃ〜いこう」
お「さっきの話きいてなかったの?」
ム「いいから、いこうよ〜」
お「・・・わかったよ・・・30分だけな・・・」

散歩二週目突入。

ダメもとで、バスケをする予定だった中学校の前を通り、片付け忘れたボールがないか探したが、やっぱりなかった。

8時過ぎ・・・自宅に戻ってきて、しばらく作業の続きをしていたが、飽きて気晴らしに読書していたら、猛烈な睡魔に襲われる。時計を見ると13時少し前だった。

5時半頃、結婚式で大阪にいっていたマリちゃんが遊びにきて起こされる。「腹減った・・・」というので、飯を食べに行った。五右衛門。サラダバーで、山盛りサラダを食べようと思っていたのだが、サラダバーがない五右衛門であった・・・。でかい店舗だったから、確実にあると思っていたのに・・・無念。

夜、借りてきた映画を見る。ってことで、感想。


【TABLOID】(タブロイド


el_mariachi.jpg

【点数】3.0点(5点満点) 【スペイン語のわかりやすさ】8(最高10)

【制作年】2004年 【制作国】メキシコ、エクアドル 【監督】セバスチャン・コルデロ 【公式サイト】終了
【キャスト】ジョン・レグイザモ、レオノル・ワトリング

【感想】
ジャンルはサスペンス・・・になるみたい。ってことで、あらすじはどこまで書いていいのかわからんので、gooのを勝手に拝借させてもらう。

『人気レポーター・マノロは、子供ばかりを狙う連続殺人犯“モンスター”を追って、エクアドルにやってきた。事件を追うTVクルーは偶然、聖書販売員のビニシオが無実の罪で投獄される現場に居合わせる。翌日、追跡取材で留置所を訪れたマノロに、ビニシオが耳打ちする。「番組の力で無実を証明してくれ、そのかわり誰も知らない“モンスター”の情報を教えよう」マノロはビニシオが、犯人ではないかと疑いながらも、取材を始める。』

てな話。

序盤はかなりいい感じで始まった。映像の内容的に「マジっすか・・・」という感じで、どんどん引き込まれていった。登場人物もほとんど最初の20分くらいで出そろう感じで、さ〜どうなる!!!ってなったところで、急にトーンダウンしてしまう。展開的には悪くないのだが、ちょっと物足りない。テンポはいいんだけど、間の持たせ具合なんだろうか・・・どういっていいのかわからないが、おいらにはものたりなかった。

最後の終わり方は、わざと後味を悪くさせているんだろうけど、本当に後味が悪い。借りたDVDには「特別エンディング」と称して、おまけ画像がついているが、そちらも十分後味悪い。「エンディング」が悪いといっているわけではない。「後味」が悪い。「ダンサーインザダーク」とか「太陽は僕の瞳」よりはいい。あれは「救いようがない」エンディングだから。「セブン」と同じ感じかな。

個人的に気に入ったのが、舞台がエクアドルだったということ。架空の街とか村ではなく、実際にある街の実名が使われていて、メイキングをみたところ、実際にその街を使って撮影をしたらしい。南米はまだ暖めているため、未踏の地なのだが、「実際にこんな感じなんだろうか・・・なんかそうっぽい・・・」と思ってしまうくらい、妙にリアリティーがあった。コロンビアの友達にコロンビアという国について聞かせてもらったことがあるからかもしれない。彼らが自分たちで撮影したホームビデオを鑑賞ししてるとき、笑いながら「ここ危ない、あそこ危ない、あっちも危ない・・・あそこの地域はうちらでも絶対はいらない」とかいうんだもん・・・。

映像的には迫力がとてもあった。

主人公のジョン・レグイザモについては特になし。どうとっていいのかわからない雰囲気。役柄的にも、出来るヤツなんだか、出来ないヤツなんだか、中途半端な気がした。ただ、所々でスペイン語ではなく英語を使っていたのだが、あれは映画的になんか意図があったのだろうか?調べたところ、彼「カジュアリティーズ」にでていたらしい。中学校のころにみた映画なのであまり印象にない。映画的にも結構くらい話(戦時中のレイプの話)だったから、中学生には少々難しかった。まぁ、彼についてはよい。問題はヒロインのレオノル・ワトリングだ。

なんかちょっとショック。なんかだいぶ魅力が落ちてないか?この映画の最中でもたまに「おっ!」と思うところはあったのだが・・・なんていうか、輝きが失われた気がしてならない。映画はダメダメだったが「Son de Mar」(邦題:マルティナは海)の時は「なんてエロいんだ!!」と興奮したもんだ。「Hable con ella」(邦題:トーク・トゥー・ハー。アルモドバルの映画)の彼女もGuapaであった。今思うと「Mi Vida Sin Mi」(邦題:死ぬまでにしたい10のこと。今知ったのだが、「死ぬまでに〜」ってまだ見てないと思っていたのに、「Mi Vida Sin Mi」だったのね!!DVDのパッケージが日本のと違うから全く気づかなかったよ〜!)の時あたりから微妙になってきた気がする。ただ、「Mala Educacion」(邦題:バッド・エデゥケーション)の時は脇役といえども悪くなかった気がしないでもない。

願わくは、この映画の役がダメだったと・・・なんか疲れた顔してたし、ヒロインっぽいポジションにいたわりには、ほとんど重要性はなかった気もするし。あと・・・心なしか太った気がする・・・。

スペイン語については、結構勉強にはよいと思う。劇中でもエクアドル人のスペイン語は独特のイントネーションだが、聞き取れないスペイン語ではないし、マノロたちレポーターチームのスペイン語は普通のスペイン語。ストーリーはそれほど難しくないし、同じ台詞を何度かいうシーンも多いし、状況と表情も手伝ってくれる。スペイン語の映画で一番「むき〜〜!」ってなるのが、あまりストーリには関係ないような日常的な会話。まだ日本では上映していないが、「Volver」での親戚間の会話は結構えぐかった。会話早いし・・・。あとは、病人のスペイン語。「Mar Adentro」(邦題:海を飛ぶ夢)のバルデムの台詞はほとんどわからじ。口あけんから。あの映画はGalicia訛りもすごいし(おじいちゃんの台詞はスペイン人用にも字幕ついたくらいだし)、スペイン語の勉強には向いていない。

話がそれすぎた。

ってことで、約100分間、飽きずにみれたし、エクアドルの町並みもみれたし、ストーリも、演技も悪くなかったんだけど・・・なんだかしこりがとても残っているので3点。レオノル・ワトリングがイメージ通りに輝いていたらもう少し高かったかもしれない(笑)