Furcia

まずはスペイン語講座から。

furcia:(名)(女)[俗](軽蔑的に)売春婦、売女(ばいた)。
puta:(名)(女)[俗]売春婦(→prostituta)

まぁ、似たような意味である。

furciaという単語は最近ネストルが教えてくれるまで知らなかった単語だが、putaはhijo de putaとしてよくでてくる。hijoは息子。deは「の」。putaは娼婦。つまり、Son of a bitch(サノバビッチ)である。

hijo de putaは、得てして、Hostia!Mierda!Con~o!Hijo de puta!と四連発で勢いよくいうことが多い。また、5連発にするなら、Con~oのあとにCabron!をいれてもよい。なんて「ちくしょ〜」の種類が多い国なんでしょう。
(参照:2005年3月8日の日記

で、furciaとputaの違い。これについては、ネストルがとても単純明快な回答をくれた。金を払うか払わないかといった具合の違いらしい。これによって綺麗に別れるわけではないが・・・furciaを電子辞書で調べてきたら「あばずれ」と出てきた。「あばずれ」なんて単語、小説とか映画とか漫画でしかきいたことがない。同じく「ごろつき」も。

とりあえず、furciaは軽いのだ。

で、次はcancion de veranoの話。直訳すると「夏の歌」。といったからって、tubeを想像されても困る。

cancion de veranoについては・・・というか、おいらが当時聞いていた懐メロについては以前書いたので、とりあえずそちらに譲って、先にすすむ。
(参照:2006年6月7日の日記

今年、スペイン(ビトリアorアストルガのどっちかだけかもしれんが)で流行ったcancion de veranoに、tatagolosaのmicromaniaというのがあるらしい。

ネストルが笑いながら歌って教えてくれたが、microfono(ミクロフォノ:マイクロフォンの意)だけしか聞こえず、あまり面白さは伝わってこない。彼も「ミクロフォノしかいってないんだよ〜」というので、ホントそれだけの曲なのだろうということでよしとしたが、なんでそれがcancion de veranoになるのかがわからなかった。

そのネストルが「一回見たらもう十分・・・」というそのビデオクリップをここに残しておく。おいらは5回は耐えられたが、さすがに飽きた。

まずは、そこそこ高画質なやつ。
tatagolosa micromania(そこそこ高画質版)

スペイン語がわかる人なら、その歌詞のくだらなさはすぐにわかるはずである。

スペイン語がわからない人のために、Con subtitulo版。辞書で調べるべし。
tatagolosa micromania(con subtitulo)

辞書をひきながら、あまりの情けなさに涙がでてくるはず。できれば、調べた単語に赤線を引き、エロい英単語だけをチェックしている中学生な気分になるべし。

そこまで根気がない。訳せ!ぼけ〜っ!って人のためにはこれ。
tatagolosa micromania(日本バージョン)

できれば、これは聞かない方がよい。なぜなら、訳・・・ってほどの歌詞じゃないのだが・・・が微妙なのと、動画がアニメなのと、furciaっぷりが全く感じられないから。

ちなみに、どれも夜中に大音量で聞かない方が良い。

上の2つをみれば、「あ〜!これがfurciaか〜!」とすぐに理解できるはず。

無駄に意味もなくエロいのだが、彼女はスペイン人ではなく、イタリア人であることが判明。(参照:スペインのwikipedia:tatagolosa

冒頭だけよむと、イタリア生まれで24歳。5歳から踊りをはじめ、モダンジャズの先生をやっているとのこと。さらには、3つの学校も経営(共同?)しているらしい。

24歳でこの経歴・・・でも、このfurciaっぷり・・・謎だ。

ネストルは嘆いていた。

「ここ数年、cancion de veranoの質が下がりまくりだ。みんな一発当てて稼ごうとだけしか考えてないから、心に全く残らないし、次の年まで残らない。昔はもう少しマシだった。cancion de veranoといえども・・・嗚呼、嘆かわしい!」

ぶっちゃけいってしまえば、モーニング娘。の曲とか大塚愛(?)の系の曲だ。勢いだけで、深さがまったくない。いかにも・・・って感じの曲だが、「あ〜あったね〜そんなの」って感じで終わるだけ。

とはいえ、この曲が流れたら、それこそfurcia予備軍が、ここぞとばかりに腰をくねらせ踊るのだろう。puedo imaginarさ。まぁ、その場にいて、腰をくねらすGuapaたちを眺めるのもまた一興な気もする。うん。目の保養としてはよいのう。


目の保養といえば、今回の奈良で買ってきた癒しアイテム。

奈良県橿原考古学研究所付属博物館」で買ってきた円筒埴輪のお香立て兼蝋燭立て兼アロマテラピー(?)。2500円というのもありかなり悩んだが、どうにもこうにもハニーインザスカイだったので買ってしまった。

後ろにあるのは興福寺で買った天燈鬼と竜燈鬼のクリアケース。阿修羅も迷ったが、癒し力としては前者の方が上なのでそちらを購入。315円なり。

手前の人形はクリアケースと同じ「竜燈鬼」のフィギュア。735円という値段のわりにはそこそこ良くできている。さすがに本物と比べたら・・・となってしまうが。とてもかわいらしい。今になって思うが、なぜ天燈鬼を買ってこなかったのだろうか?そのときは、現在の緊縮財政に恐れおののいて考えもつかなかったっぽいが、一人じゃかわいそうな気がしてきた。他にも四天王もあったりする。お金持ちになったら大人買いしてやる。735円×5体=約3700円。うん。買える。

他にも癒し系仏像としては、浄瑠璃寺(京都になるのだが、出発直前に大阪の千春嬢からメールで教えてもらい、せっかくなので急遽予定を変更して行ってみた)の不動明王の眷属である矜羯羅童子(コンガラ)と制吒伽童子(セイタカ)もかなりの癒し系でハガキを購入しようか悩んだが、ハガキはたまるいっぽうなため諦めた。

そういえば、浄瑠璃寺ではお香を買ってきた。いつもは堀川なのだが、今回買ってきた「あしび」とやらも悪くない。ベタなお寺の匂いがする。しばらくしたら、仁丹が似合う男になりそうだ。ふふふ。

癒しアイテム