レオンの”濡れた呑んだ暮れ広場” EL Barrio Humedo

夕方、福島から帰宅。今日は一日何もしなかったというのに、車に乗っているだけで疲れた。すでに、体中なんとなく筋肉痛だし・・・。

人間、疲れすぎると、逆に眠れなくなるのか知らんが・・・目だけは冴えているのに、体はだるい・・・そんな中途半端な状態。

少し前に、mamiさんから連絡をもらい、NHKの番組「世界ふれあい街歩き」で、「巡礼の道」を扱うというので、23時35分からと、だいぶ遅かったのだが、見てみることにした。

なぜなら、今回の街は、おいらも大好きな呑んだ暮れの街「LEON」(レオン)だったからだ。

ちなみに、レオンは映画「レオン」とは違って、"オ"にアクセントがあるので注意が必要。アクセントをつけると、Leónだ。

去年の旅では、このレオンの呑んだ暮れ広場で、13軒ハシゴしたった。かなりベロンベロンになったが・・・、ちょっと自慢できる記録だと思う。

場所はカテドラルそばのPlz Mayor(プラサ・パヨール)、またはPlz San Martin(プラサ・サンマルティン)だが、たいていの人は自慢げに「El Barrio Humedo」(エル・バリオ・ウメド)という。直訳すると、「濡れてる地区」とか「湿気っぽい地区」・・・になるのか?

なんか、そこはかとなく、エロい気分にもなれる素敵なバリオだが、意訳すれば、やっぱり「呑んだ暮れ広場」とか「呑んだ暮れ地区」、「呑んだ暮れ横丁」てな具合だろう。

多少スペイン語を話すと、まず100%「バリオ・ウメドには行ったか?」と聞かれるし、そこで知り合っても「この辺はバリオ・ウメドというんだぞ!」と自慢される。

正確には、その広場だけではなく、カテドラルを含む、旧市街あたりを指す言葉らしいのだが、たぶん、この単語を使う時は、この呑んだ暮れ広場のことを指すと思っていいと思う。

で、当然といえば、当然だが、今回の放送でも、その呑んだ暮れ広場の紹介があって、心がときめいてしまった。こじんまりとした小さい広場なので(路地はくねくねしてるので、ちょっと裏に行くと店はたくさんある)、見慣れたところがいっぱいでてきたし、とあるスペイン人に話しかけられて、連れて行かれたBarもでてきた。

徐々に少なくなってきているということだが、スペインには一杯bebida(飲み物)を頼むと、一緒にtapas(つまみ)がついてくる。もちろんタダで。他にも出てくる店はあるのだが、レオンのは特に有名。ちなみに、Barの梯子(Tapeoという)がメジャーで、旅をしていてもLeon近辺の都市では良く使っていた。例えば、Benabente(ベナベンテ)とか、Zamora(サモーラ)も、TapeoがSuper tipicoだ。

レオンの前に尋ねた、Rioja(リオハ)のLogroñoにある「呑んだ暮れ通り」もその習慣が残っていたが、Santiago de Compostelaの風吹ジュン曰く、Galiciaではもうだいぶ減ってしまったといっていたし、すでにベタベタな観光地になってしまった「ラコルーニャ」なんかではもうほとんどみないらしい。

でも、Lugoも含めて、近郊の小さな町では結構残ってるし、Toledoなんかも、Zocodover(ソコドベール)広場のすぐ側にあるbarは、マックのメニューくらいのTapasがついてくるし(しかもビールを注文するたびに毎回つく)、アンダルシアの方でも結構ついてくることが多い。Madridは・・・場所による気がする。地元の人がいくような店や、良い感じのジジババ夫婦がやっている店は当然のようにつく。

ちなみに、触れたくなかったが・・・バレンシアはダメ。Manolo曰く、昔はあったというのだが・・・ほぼ9割、ついてこない。だから、バレンシアでたまにTapasがついてくるとすごい嬉しかったりする。

Tapasがついてくる分、一杯が高いかというとそうじゃない。普通に一杯75centimo〜1Euros程度だ。今の円に直すと、120円〜160円程度。店によっては、Tapasを選べるところもあるので、同じ場所で何倍か頼めば、すべてのTapasが楽しめる。

おまけといっても、バカにできない・・・4、5件もいけばそこそこ腹は満たされてくるし、13軒もいったら、かなりおなか一杯になる。

Leon


なんか気分がのってきたから、メモを元に全13軒を書いておく。
値段はVino一杯の値段。時間は店に入った時間(Tapeo)

1軒目 Restaurante La taberna 21:10
レストラン系に入ってしまったのでイマイチだった。値段書き忘れたので不明

Leon

2軒目 Bar Latino [オススメ] 1.2euros 21:18
Calamares Tinta、Pollo、Patataといろいろ選べる。

Leon

3軒目 Bar EL VESTUARIO 0.9euros 21:38
Sopa de Ajoが選べた時にはちょっとびっくりした。Vinoとニンニクスープ・・・うまかった〜!

Leon

4軒目 Casa Miche 0.8euros 21:45
Calamares Fritos

Leon

5軒目 Bar Agustin 0.8euros 21:56
Chorizo。ちょっと寂しい感じだった。

Leon

6軒目 Bar Jabugo [オススメ] 0.8euros 22:06
なんかやさしい感じのBar。Morcilla(豚の血が入ったソーセージ)が食べられる。ここのはペースト状になってる。うまかった!

Leon

7軒目 Restaurante Rocco 0.85euros 22:18
Croqueta。

Leon

8軒目 Embutidos Caseros 0.65euros 22:29
Pan con Chorizo。ここで知り合ったスペイン人から次の目的地LugoのオススメBarと、彼の友達の電話番号をゲット・・・電話かけろって・・・さすがにですね・・・。写真がぼけてるのは、撮るチャンスがなかったから。

Leon

9軒目 EL Llenar Queso [オススメ] 0.7euros 22:51
Tapasがうまい!8軒目のスペイン人に進められて入ったBar。知り合いらしい店員に大声で「この日本人にアレね!アレ!」とか言うもんだから、周りに一斉に注目され、ドギマギした。写真はPatata con Queso。

Leon

10軒目 Bar La Novia 0.75euros 23:10
TigreがTapasだった。

Leon

11軒目 REBOTE 0.7euros 23:30
Croqueta de Jamon(ハモンがはいったコロッケ)。シンプルなんだけど・・・うまい。

Leon

12軒目 EL BOTIJO 0.7euros 23:46
Calamares Fritos・・・形状は違うけど、このTapa、結構多いな。

Leon

13軒目 El Llenar 9軒目と同じ店。写真ないので、時間もわからじ。
Patata con Alioliを食べた。かなりの人気店らしく、ず〜〜っと混みっぱなしだっ
た。

Hostal Oviedoに帰宅。12:30。べろんべろんでしたが、無事帰れた。

Leon


話が結構それたのう。

で、この番組・・・とてもおいら好みの良い番組なのだが、どうにもこうにも山本太郎のナレーションがいただけない。メロリンQの時代から、結構好きな俳優(昔は違うが)だったので、最初は「え!まさかあの山本太郎?」と耳を疑ったが、声がどう考えても彼だった・・・。

台本とかあるんだろうけど・・・・もうちょっと何とかならんかね。あれ。

あの観光客の視点で見せる方法とかとても面白いのだが・・・多分、声なんだろうな・・・。次元の声(小林清志)でやったら、もっと浮くが・・・。誰か他におらんのかね〜。

下手に細かく情報を載せないで、素人がハンディーカムもって練り歩いているだけというところがいい。あの番組からは、どこに何があるかとか、そういう類のものはまったくわからんが、スペインの普通の日常風景はみられると思う。

でもやっぱり、山本太郎が・・・・残念。

HPを見てみると、なんと!!!

22日にBS2かなんかでバレンシアを放映するというではないでぃすかっ!!

これは絶対見なくては!