Perrito Caliente!!??

今日は日曜日だけど、労働者の日・・・つまりメーデーでFiestaでもある。

でもって、初めて知ったのだが、スペインにも振り替え休日があり、明日も休みとなる。つまり3連休になるわけだ。

そんなわけで、この連休を利用してMadridからメグミさんが遊びにきた。彼女は以前Valenciaに住んでいたが、仕事を始めてMadridに移り住んだ。日本に帰るときはいつもお世話になっている。

誰かが来たら歓迎Fiestaをやるのがスペインの習いなわけで・・・。

9時半にチラグ・さおり邸に集合し、Bienvenida!とコップを合わせる。

二日酔いではなかったが、昨夜のFiestaのことを考えると明らかに酒の過剰摂取であることには間違いない。が、「酒の誘いは断るな!」というのが、おいらの三箇条なのでしかたなし。

しかも、先日買ってきたシャンプー・・・スペイン語ではチャンプーと可愛いのだが・・・が、気をつけて買ったにもかかわらず(Volumen Total・・・たぶん、ボリュームアップするやつだと思われ)、前に使っていたよりもサラサラになってしまうやつで、かなりうなだれる。もう勘弁してほしい・・・これ以上サラサラにしないでくれ・・・。ティモテの宣伝にでれるぞ・・・。

顔にそれがでてたようで、さおり邸につくやいなや「なんか元気ないね・・・」と聞かれ、理由を話したら大爆笑された。結構悩んでるのに・・・。

Santiのようなクリクリヘアーになりたい・・・。

今日のFiestaの参加者は、さおり・チラグコンビとメグミさん、タカシ君、おいらの計5名と少数だったが、その分、話が・・・DEEPというか、大人なトークになる。

スペイン(ヨーロッパはというべきか?)は性についての会話は、とにかくオープンで、なんの恥じらいもなく普通に話す。その手の会話をタブーにしている日本からやってくると、最初は面食らうに違いない。

でもって、スペインにに長く住んでいると、日本人であるうちらもそうなってくるわけなのだが・・・さらっときわどい単語を女性の口から言われると、一瞬のけぞってしまう。スペイン語で言われれば全く問題ないのだが、日本語でいわれるとやっぱなんか違うのだ。その辺は女性のほうが強いのかもしれない。

どうも、男女間での大人トークは慣れていない。男同士だったらまだいいのだが・・・。うむう。修行がたりんな。

まぁよし。

そういえば、スペインでは「ホットドッグ」が「Perrito Caliente」ということを知り、さおりさんと二人でツボにはまる。タカシ君とメグミさんは「え〜〜知らなかったの?こっちでもメジャーだよ!」というが、こっちでおいらはホットドッグなんぞ食べたことがない。

日本は、外来語をそのまま受け継ぐことが多いので、発音はともかく「ホットドッグ」になるのだが、こっちはそれをスペイン語訳するもんだから、なんとも面白いことになる。スペイン語がわからないと、おそらく笑えないのだが・・・Perritoは犬君みたいな意味になり、Calienteは暖かい。

もし、日本でホットドッグのことを、訳してしまって「熱い犬」と呼んだら、確実に違和感を感じるはずだ。

しかも、スペイン人はお茶目なので、Perro(犬)じゃなくて、itoをつけて「Perrito」としているところがまた良い。ナイスネーミングだ!
(itoは・・・日本語で説明するのがとにかく難しいが、文法用語では縮小辞というらしい。「〜ちゃん」みたいに訳されることがあるが、実際はもうすこし汎用性がある。おいらのこのサイトでのハンドルネームMasaquitoのitoも同じだ。だが「マサキちゃん」と訳すと気持ち悪い。吐きそうだ。)

ツボにはまってしまったおいらは、しばらくこのPerrito Calienteで笑い続けた。

その後、しばらく遠距離恋愛のテーマが続き、酒と食べ物がなくなったころさおり邸をでて、近くのBodegaに行く。先日CoraとKristinといった少々高級なBodegaだ。

ここでRIOJAのvinoをうんまいJamonとQuesoをつまみに二本ほどあけ、店が閉店となる。

そのまま、すぐそばにある「Bar ASESINO」へいき、ロックのリズムにあわせてCervezaを飲み、良い感じに酔ってくる。

酔っぱらったおいらは、ASESINOが閉まり始めたところを見計らって・・・

「ねぇねぇ・・・chupitoおごってよ〜!」
(chupitoは小さいグラスでくいっ!と飲むお酒)

と女の店員さんに頼むと・・・

5つのchupitoグラスが目の前に並べられ、酒が注がれる。

レストランで最後に無料で振る舞ってくれることのあるchupitoは、リンゴ味だったり、桃味だったりと甘いデザート酒なのだが・・・Barだと・・・

テキーラ

だったりする。

5人で、最後にそれを「せ〜のっ!」で「くいっ!」と飲みASESINOを後にする。

もうなんかフラフラ。

チラグ・さおり邸でもう一度飲み直そうということになったのだが、あいにくと酒がない。

できればvinoがいい。ということで、vinoを求めて近くを彷徨い歩く。その途中、夜中までやってるパン屋(飲兵衛のためのパン屋)で、ピザみたいなのを2枚買って、5人でそれを囓り分ける。

さおりさんのは熱々だったが、チラグのは冷たかったため、あまり人気はなく、さおりさんのがあっという間に無くなった。

さおりさんとタカシ君がどこかでvinoを3本ほど調達してきてくる。

「やった〜〜!vinoだ!!!」

と叫ぶ、おいらとタカシ君。

家に帰ると、チラグがなにやらインドのtipico料理を、さおりさんがピラフを作ってくれた。このピラフがびっくりするほどうまい。レセタを聞いたものの、酔っぱらっていたためしっかりと覚えてない。今度ゆっくり聞くとしよう。

踊りに踊って、食べに食べ、飲みに飲み・・・・

もうあまりこの辺から覚えてない。

なにやらメグミさんに呼ばれて話したような気がするが、その後、ソファに座って寝る準備して・・・。

たぶん、そこで寝たんだと思う。

多分、朝の7時か7時半くらいのこと。