目が覚めると・・・
今日は何がなんだかわからないうちに終わっていた。
簡潔に書かないでも、ものすごく短く終わるだろう。
さ〜いってみよ〜。
まず目が覚めたら例のごとくソファの上。もういちいちビビってられない。慣れたよ。半袖の上に、窓が開いてて寒かった(笑)
起き抜けに、さおりさんの「もういくよ〜!!」という合図で意味もわからずついて行く。とりあえず洗面所にいって顔だけ洗う。タカシ君も寝ていったようだ・・・ベッドで・・・。
話によるとおいらは座ったまま寝ていて、タカシ君に寝かせて貰ったらしい。毎度の事ながら感謝だな。
で、そのままチラグカーに乗り込み我が家へ。
チラグの誕生日Fiestaに参加できなかったManoloが、昼飯を招待したらしい。つまり、おいらは量らずも二日連続さおり・チラグコンビと過ごすことになったわけだ。
メニューはManoloお得意のArroz Negro(イカスミご飯?)。
寝ぼけ頭のまま、Arroz Negroをたいらげる。
3時間後の5時。さおりさんが仕事があるということで二人とも早々に引き上げてしまった。
おいらは・・・「夕方にもしかしてメグミさんから連絡があるかもよ〜」というさおりさんの言葉に備えてシエスタをとる。
5時半くらいからまたもやソファでうとうとうとうとし・・・
目が覚めたら、目の前にMi Kyung特製の素麺が準備されていた。
「a comer!」(ごはんですよ〜)というMi Kyungの言葉で、意味もわからずもぐもぐ素麺を食べる。
時計を見ると10時半。
急いで携帯を見に行くと、電話は入ってない。だが、安心もできない。活動時間の遅いスペインでは10時半というと、飲みが始まる時間だったりする。
携帯をポケットにしまいSalonに戻る。
映画をみようということになった。
タイトルは「OPERA PRIMA」
ってことで、感想。
【OPERA PRIMA】2.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 5(10段階評価)
この映画、ペネロペ出演の中でおいらにとってもっとも"危険"な作品「Belle Epoque」(ベル・エポック:1992年)のFernando Truebaの作品。1980年の作品だ。どうも処女作っぽい。
舞台は1978年のMadrid。ヒッピーがいっぱ〜いという時代だ。数年前に離婚して、子供が1人いる新聞記者のMatiasは偶然、従姉妹のVioletaと街中で出会い、何度か合ううちに、何故かつきあうことになる・・・いとこ同士なのに・・・。
っていうか、ぶっちゃけ何でつきあったのかよくわからん。突然Violetaが一枚だけ羽織っていたTシャツを脱いだかと思うと「Ven!」(ここへ来て!)といって・・・そのまま・・・・って感じ。
その後、何回か会ってるうちに、Matiasは彼女と一緒に住むことに。彼女はバイオリンを習っているのだが、そのヒッピー仲間の・・・名前忘れた・・・と仲が良い。Matiasはそれに何度かやきもちを焼く。そのやきもちの激しさに、Violetaともすれ違うようになっていき・・・
って感じのストーリー。たぶん。
この映画、スペイン映画によくある、なんてことのない日常風景を映像化した映画。主題となるのが、当時の「ウィットに富んだ会話」なもんだから、その辺はぶっちゃけなにをいってるのか、まったく理解できない。それでなくてもMatiasはうるさいくらい早口でよく話すのに・・・。
スペイン語わかりやすさ度を5としたのは、そのウィットやら皮肉やらを込めた言い回し以外のスペイン語はとても聞き取りやすいからだ。が、主題であるそれらの会話が理解できないと、この映画のおもしろさは半減するようだ。ManoloとかSantiからすると、「なんて理屈だ!」みたいなことになるらしい。その辺はよくわからんかった。
Violetaはシーンによるがびっくりするほど可愛い顔をしている。最初に登場したときなんぞ、後ろにもたれかかっていた体が、即座に全面にでたくらいだ。
彼女が自分の電話番号を言うシーンで・・・おいらが
「メモった!これで彼女に電話できるぞ!」と言うとManoloは・・・
「電話してもいいけど・・・もうマサキの母親くらいの年齢だぞ・・・それでもいいならかけろ・・・」
とリアルなことを言われて萎えた。
まぁ、いわれてみればそうか・・・1980年に20歳くらいってことは・・・おいらの母親にはほど遠いが45歳ってことか・・・。
う〜ん残念。
でも、それにしてもかわいかった。
ってことで、映画はあまり理解していないが、ほほえましい映画だった。
それにしても、もうちょっとわかりやすい映画を見たいものだ・・・。
追記
結局電話はかかってこなかったので、Vinoでまったり。