Los Hermanosで発見したもの
起きるとすぐシャワーを浴びるまえにSalonの掃除をする。
一度寝たら起きないと友達からぶ〜たれられるおいらが、起きたあとの動きは人一倍速い。寝ぼけてぼ〜っとすることもなく、1分後には活動できるのが得意技。
外は良い天気で日差しが強いし、うちのSalonはとても広いので掃除が結構大変。春の毛もいっぱいだから、隅々まで掃除をしないといけない。無理して4人で掃除機を買った甲斐があるってものだ。
普段は汗をかかないおいらも、汗ダラダラ。
なんかスポーツしてるみたいな気分になって気持ちがよかった。
で、たっぷり汗をかいたところでシャワーを浴びる。先日の配水管工事以来(過去の日記参照)相変わらず出は悪いのだが、やはり気持ちが良い。
Cafeをいれて日記書いたり、裸になってぼ〜っとTerrazaで本を読んだりして優雅に過ごす。
うっかり忘れていたことをふと思い出し、急いで各所にメールを一斉に送る。
今日はさおりさんと晩飯喰ってなんかのお笑いのDVDをみる約束になっていた。チラグがドイツに仕事でいないから、1人で飯喰うのも・・・ってことで。
まず、前回のさおりさんとの飲みでいたタカシ君と大興君。でもって、今日これからLa Manchaの安くてうまいVinoをくれるというカナエちゃんの3名。
が・・・誰からも返事がこない・・・。送るのが遅すぎたか!??
とりあえず、カナエちゃんの例のお勧めVinoを貰いに自転車でBlasco Iban~ez方面へ向かう。貧乏なのでVinoはかつてのいきつけであったBodega Los Hermanosで買うつもりでいた。
授業が終わったカナエちゃんとLos Malaguen~osで合流し、すぐ側のLos Hermanosに向かう。歩いて1分くらいの場所にある。
ついでにLos Hermanosについて少し書いておく。
このBodegaは、おいらが住み始めて一番最初に見つけたBodega。まだBodegaという単語がどういう意味なのか知らない時代。なんとな〜く、面白そうだったのでフラフラと入ってみた。
老夫婦(というほど年はとっていないのだが)二人で経営する小さいBodegaで、樽だしVinoが安く飲める。つまみはLabradorと同じ感じで、AlmendrasとかQuesoとかJamonとかBoqueronesとかごく一般的なものばかり。
それほど離れていないところにLabradorがあるが、あそこほど安くないとはいえ、軽く飲む程度だったらすごく安く飲める。VinoとJamonに関しては好みの問題なのだが、おいらはもしかしあらLabradorのものより好きかもしれない。特にJamonは・・・。Vinoに関しては気分による。
このBodega・・・Labradorと違っていつでもいけるところがいい。Labradorは恐ろしいほどの低料金に、総合力の高さで、開店後1時間で店は埋まってしまう。8時過ぎにいったらまず座れないと思っていい。だから、待ち合わせは7時半とか8時になってしまうが、Los Hermanosなら適当な時間にいってもだいたい座れる。
もちろん、水のペットボトルにいれたお持ち帰りVinoも買える。
話を日記に戻す。
Vinoを買うついでにせっかくだから・・・と軽く飲むことにする。まずJarraで一杯注文し、つまみにJamonとパン。
その間にタカシ君にメールすると、電話がかかってきた。
「ごめん・・・今帰ってきたばかりで・・・今日はやめとくわ〜」
とのことだった。
大興君からも連絡はない。多分メールを読めていないのだろう。そして、カナエちゃんも今日はやめておくという。
う〜ん・・・さおりさんと2人か・・・・なんか、チラグのいない間にいくのは、なんとな〜く気が引けるな〜・・・余計な心配なのはわかっているが、なんとなくなんとなくだ・・・。
とりあえず、約束したし、まぁ別に悩むこともないか・・・とさおり邸に行くことにする。正直にいうと、モラルとかなんとかよりも、空腹感に負けた。朝から何も喰ってなかったし。
すると、カナエちゃんも酒が入ってきてエネルヒアが戻ってきたのか、先ほどの「疲れてるからやめておく〜」が翻って「やっぱいく〜」ってことになった。
風向き良し!
と晴れ晴れとした気分で店内を見回すと・・・
ぬぉぉぉぉっぉ!!!!
あなたは・・・あなた様は・・・・!!!
神々しいほど輝く素敵なVino箱発見!!!
まさか、こんなに近くで買えるとは!!!これでRequenaまでいかなくてもいいわけだ。
ちょっと急いでいたため値段こそ聞かなかったが、絶対売り物なはずなので、近々Kristin号で買いに行くつもり。たぶん7eurosしないと思う。たぶんだが・・・。
店を出るとき、おみやげ用の樽だしVino3Lを4eurosで買い、お会計。二人で約8euros。Jarra(デキャンタ)2杯とJamonで。
相変わらず駄菓子屋の様な国だ。
Viva!Valencia!
さおりさんの家に行くと、いじられキャラのむっつりがいた。むっつりから借りたDVDを見るのに、むっつりがいるというのもおかしな状況だが、まぁ、なんにせよ4人でのCenaとなる。
メニューは例のごとく、日本食の様な中華。
tomokito直伝さおり作の雲呑が大量と、むっつり作のなんか餅のようななったフォーみたい麺をピリ辛ソースで炒めた何とか麺?とアボガドサラダの3品。
腹が減っていたおいらは、さおりさんの「あれぇぇぇぇ、きみぃぃぃぃ、そんな食べたっけぇぇぇぇ?」という驚いた台詞も無視してひたすら黙々と食べる。
最近、食事がほとんど外食に近く、ケバブ、Panceta、MORTADELA con Aceitunaを挟んだTostada、通い婚BodegaのTapasをまるで日替わり定食のように食べているだけで、かなり荒んだ食生活を送っているので、とにかくうまかった。うますぎた。
おいらがもってきたLos Hermanosの安ワインも大好評でホット胸をなで下ろす。
食後・・・落ち着いた頃、むっつりいじりが始まる。
カナエちゃんとむっつりは初対面にもかかわらず、かなりいじられているところをみると、やはりむっつりのいじられキャラ度は筋金入りというか、天性のものなのかもしれない。
前回の飲みでケチョンケチョンにむっつりをいじっくったおいらはひたすら黙り。同世代な女性陣二人にまかせて、1人ニヤニヤとそのいじりっぷりを眺める。
たまにおいらにふられそうになることもあったが、「おいらのことはいいよ・・・」とむっつりいじりに再び促して逃げる。
その後、本宮ひろ志の漫画「俺の空」から、エロ話・・・というほどではないが・・・になり、その後、本の話になり、マリーアントワネットの本の話から、そのまま宗教の話になって・・・。
なんかよくわからないまま、今日もまた朝を迎えてしまった。
いうなら、DVDはみなかった(笑)
追記
あまり得意な作家ではないのだが、宮部みゆきの「Level7」をさおりさんから借りてきた。