!Buen Viaje!,!Hasta nunca! y !Que putada!

Masaquito2005-06-03

というわけで、今日は・・・

知り合ったばかりの偉大なる呑み仲間ねねちんのDespedida(お別れFiesta)

まだ帰らないが一ヶ月ほどの中旅行に出発する大興君のBuen Viaje!(よい旅を〜!)

のFiestaの日。

メンバーは日本人大量+スペイン人1人。もとい、ブラジル人1人か・・・。

ねねちん、大興君、トモユキ君、Camila、タカシ君、むっつり、おいら、Manoloという何ともへんちくりんな組合せ。

おいらが企画者。今回は趣向を凝らして?日本仕様でいってみることに。つまり、初っぱなから1次会と2次会を設定。(※こっちのFiestaはどのFiestaも結果的には5次会くらいまで続くのだが、行き当たりばったりの梯子パターンで、最初から設定されることはまずない)

1次会の場所は当然通い婚Bodega Pascual Garcia。Manoloとむっつり以外の6名で呑む。

8時に集合ということだったが、ぴったりについた時点では誰もいないので、先に中に入ることに。客は誰もいない。すると・・・

「Hola!Como estas?」(旦那!元気かい?)

と満面の笑顔でオヤジManolo。

「うん、元気だよ!そっちはよ?」

教科書の例題みたいに綺麗にそのまま返す。

「おうよ!元気さ。今日はセルベッサが冷えてるよ!こんな暑い日には、最高さ!」

なんか嬉しかった。足繁く通った甲斐があるってものだ。これで顔は覚えて貰った。正確にはすでにこのBodegaにくるアジア人ってことで覚えられてるとは思うが、話しかけてきてくれるくらいまでなったというわけだ。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ

まず、馬は射た。お次は・・・将だな・・・将・・・。がんばろっ。

それにしてもこのオヤジ・・・みればみるほど齧歯類。いうたら、ねずみ男であり、江戸時代のもみ手商人であり・・・。

「旦那に名乗るほどの者じゃございやせんが・・・Manoloっていうケチな野郎でして・・・よろしければ以後お見知りおきを・・・ゲヘゲヘゲヘ」

って感じ。

別に悪い意味でいってるんじゃなくって、そんな容姿とそんな声なのだ。

いつか、そんな彼と一緒に写真を撮ろうと画策中。もちろん、「将」も一緒に。

で、一次会は特にこれといってなく、何事もなく普通に終わった。写真撮りまくって遊んでた気がする。

こんなんとか。


10時少し前にBodegaをでて、2次会会場であるAqui! Teruel」に。

ここではTeruelを思う存分楽しむ。Manoloとむっつりも程なく登場して、8人で乾杯する。

約束通り、Teruelのtipico(特産)が、ちょっとずつさらに盛られている「un poco de todo」を注文。11euros弱。

こいつ。


ついでに、「Especial de Teruel」みたいな皿も注文。これは12eurosくらい。

こいつ。


肉を食べないManoloが到着してからは、魚介類の盛り合わせ(名前はしらん)と、鹿かイノシシの肉の盛り合わせ(同じくしらん)も注文。だいたいどれも大皿で12〜15eurosくらい。


こいつ。

Comidaに金をかけているので、Vinoは安い、Vino de la casa(おうちのVinoの意)で済ます。

味は悪くなかったが、どれも少々塩加減が強い。喉が渇く。魚介類もAhumado(薫製)にしてあったので、味が濃かった。やっぱ魚介類は生でわさび醤油に限る・・・とちょっと思ったりもした。Jamonもうまかったが、それよりもQuesoの方がうまかった気がする。味わい深いQuesoであった。

肉を食べないManoloは半額にしても、SanguriaをJarraで2杯とVino4,5本、そして大量のComidaで1人13euros。思っていたよりも安くあがった。20eurosくらいは覚悟していたのだが。

関係ないが、ねねちんにManoloのそばに座れ!って何度もいってるのに、結局いかなかった。まったく変なところ日本人なんだもんな〜。って、日本人なんだけど。

このAqui Teruelは12時の閉店までいた。大興君は今夜出発のバスに乗るために11時少し前に店をでいった。

帰り際、なかなか面白い南米系っぽい店員に

「ここはTeruelだからね!Aqui!Teruel!!わかってる?」

と叫ばれたので

「わかってるよ〜!だからもうTeruelにもいかないよ!」

と返事しておいた。

3次会は、Barrio de Carmen。むっつりは帰っていったので、総勢6名となる。

アルコールが高いDiscotecaに行く前に、酔っぱらい度を高めるために、安そうなBarに入って再び乾杯。

店構えどうよう、一本5.5eurosの安Vinoに感動して、店をでたあと「安かったね!Barrio de Carmenなのに!」とManoloに言ったところ、「あれは間違えだ・・・あの店員上司に怒られてたよ・・・」と教えてくれる。おいらは全然そんな会話気づかなかった。

なんでも、このBar・・・夜と昼間ではVinoの値段が違うらしいのだが、店員が間違えて昼間の値段でうちらにVinoを出してしまったらしい。

間違えた店員にはかわいそうだが、結構呑んだのにもかかわらず1人2eurosという安さだったので、うちらとしては万々歳だ。

4次会は久しぶりのPinball(Discoteca)。相変わらず素敵な音楽を流している。おいらもタカシ君もノリノリだったのだが、若いCamilaとトモユキ君には合わなかったようで、踊るのに苦労していた。まぁ、70年代、80年代ロックだからね〜。

で、この4次会で解散しようと思っていたのだが、5次会に突入し、Pinballからも近いFoxCongoへ行く。

かつては学校関係でよくきていた場所だが、かかっている音楽があまり好きではないので、今ではあまり来ない場所になっている。

そんなFoxCongoで事件は起こった

例のごとく・・・スリ事件

あえて誰とはかかないが・・・ちょっとした好きに持って行かれてしまったようだ。大金を持たないのがスペインの常なので、お金は被害はないが、デジカメや、ちょっとしたメモ帳等、想い出のつまった品々が盗まれた。

こういう事件に遭遇すると、Valenciaという街が・・・スペインという街がホント嫌いになる。もう気分は最悪だ。

だが、こればっかりは、

Que putada!!(なんてこった!!)

としかいえない。

日本で「盗まれるやつがバカ」なんていったら、ものすごい目で見られそうだが、こちらの現実はまさにそれだ。もちろん、誰かが盗まれた人に対して口に出していうわけじゃない。

自分を自分でそう思うのだ。隙を作った自分がいけなかった・・・。

そう思うしかない。

それくらいスリは日常茶飯事にいるし、外国人観光客を狙っている。だから、FoxCongoもそうなのだが、ERASMUS(ヨーロッパの交換留学生)がたくさんいるようなDiscotecaやBarでは特に注意しないといけない。無防備な彼らを狙ったスリがあたりまえのようにウヨウヨいるから。

自分がついていながら・・・と内心忸怩たる思いもあった。

これがおいらの友達で日本から来た観光客ということならば、目は離さないようにして、常に口を酸っぱくして注意するのだが、今回いたメンバーはみな観光客ではなく滞在者。

油断しすぎた。

当然、盗まれた本人が一番ショックだろうが、おいらとしても、様々な状況がかみあって、とにかくショックだった。がっかりだった。腹立たしかった。

慰めるのがヘタなおいらは、ケバブを食べさせることくらいしか思いつかず、おいらの家への帰り道、Ricoricによってケバブを食べさせる。

PISOの鍵もとられてしまったため、その日はうちに泊まっていくことになった。


そして、部屋に戻ると、盗難事故処理に追われる。幸いカードはなかったが、携帯があったのでそれもすぐに止めた。

そして気づいたら朝になっていた。