とある日の昼下がり

偉大なる呑み仲間ねねちんが、作に津帰国に向けてBarcelonaに出発したことにより、久しぶりのPausa週間(休肝週間)の到来を感じた昼下がり。

しばらくは通い婚Bodegaも控えて、ケバブも控えて、家でしっかりひきこもって、じっくり仕事をしようとこっそりアンニュイに心に誓った昼下がり。

やっぱりスペインでは色黒が基本!と読みかけのLevel7(宮部みゆき)を持って春と一緒に、Nuestra Playa(我が海)であるTerrazaで裸になった昼下がり。

「やっぱスペインはこれっしょ・・・」なんだか優雅な昼下がり。

でもそうは問屋が卸さぬ昼下がり。

青天の霹靂な昼下がり。

「酒好きな新しい日本人と学校で知り合ったから、あとで遊ぼう!」なんていうCamilaからのメールを受け取った昼下がり。

誕生日プレゼントの7割がVinoであるということ同様、酒好き=おいらに紹介というCamilaの思考に感謝しつつも、疑問を抱き始めた昼下がり。

飲みの誘いは断れない昼下がり。

「VinoじゃなくってCervezaを軽くね・・・」と少し頑張った昼下がり。

な〜んてやりとりしていたら、今度は「暇だったら遊びいっていい?」というタカシ君からのメールを受け取った昼下がり。

Bodega行きという鉄道に乗ったことを覚悟した昼下がり。

Bodegaに行くのにドナドナな気分になった昼下がり。

戦士に休息などない!な昼下がり。

そんなこんなな昼下がり。


なんか、このネタ以前にもやった気がする。気のせいだといいが・・・。

Camilaからメールを貰ったときにちょっと奇妙な気がした。自分で言うのも口幅ったいが、このサイトは作って間もないし、それほど大きくはもないのだが、バレンシアに来る予定の人には結構知られているようで、これから来るという人から会いましょうということはそうあるわけではないが、少なからずともなんかしらのメールや質問が来ることがこれまで多かった。学校がコスタじゃないというのならば全く話は別なのだが、コスタとなるとますますその(メールが来る)可能性が高くなってくる。

う〜ん・・・どいういうことだ??

と首をかしげたままCamilaとその例の酒好きという女の子にうちのPISOの玄関で落ち合い、そのままお気に入りのBarLa Piuraへ。

Cervezaを注文して、話を聞く。で、なるほど納得。

その子・・・とりあえずHちゃんにしておく・・・はSevillaに11ヶ月いて、諸事情からValenciaにきたという子だった。そしてコスタもどうやってみつけたわからないが、日本でサイトとかを見て見つけたわけではなく、現地(Sevilla)で見つけたようだ。道理で最初あったとき、besitoの挨拶をしようとしたはずだ・・・。知らなかったので普通に握手の挨拶をしてしまったよ。スペイン風ではなく、日本風。

そして、さらに驚く情報が・・・。出身を聞いたときに「東京」といっていたのだが、話を聞いていると、うちから車で15分か20分くらいのところにあるTという街に住んでいるということが判明。かなりのローカルネタで盛り上がる(笑)

それにしても、今と昔でだいぶ変わったもんだ。昔は関西や九州勢が多く、関東といったらかなり肩身が狭かったのに、今は関東勢が幅をきかせている。そして、男女比も逆転して、以前の発狂寸前な時代はどこへやら、男友達に困ることもなくなった。逆に女の子が少なくなってきてる気がする。

おいらにとってはとても良い傾向だ。

Camilaはねねちんが帰って残念がっていたようだが、すぐにHちゃんがきて喜んでいた。ついでいうと、ホームシックにかかっているようで「もう帰りたい」などとほざいていた。

それを聞いたおいらとHちゃん・・・口を揃えて・・・

「一度も帰りたいと思ったことなんてないよ・・・」

かわいげないのかも・・・うちら。

しばらくして、愛車と強制的にお別れすることとなってしまったタカシ君が徒歩でやってきた。開口一番「遠かった〜〜!」とのたまう。

そんな遠くないと思うんだけどな〜。

タカシ君もきたし、店も閉まり始めてしまったため、プラプラPascual Garciaへ向かう。ここまできたらじたばたしてもしょうがない。

Camilaの情報には一つ抜けていたことがあった。

Hちゃんは、確かに酒好きらしいのだが、Ronラム酒)が好きらしい。家につねにストックをおいてあるそうで、コカコーラと合わせてRon con coca cola(ラムコーク)を作って呑むのが好きらしい。

で、Vinoと日本酒は苦手らしい。悪酔いするからとのことだ。つまり、おいらが大好きなその2つがダメとなると、おいらにもどうしようもないので、Pausa週間(休肝週間)は継続できそうだ。

月曜日ということもあり、通い婚Bodegaは10時きっかりに店じまいの準備をし始める。うちら以外誰もいなくなり、なんとなく居づらくなってきたので外にでて展開を考える。

こうなってくると、Ricoric行きケバブ号という電車に乗り換える羽目になるのが、自然の理ってやつで・・・。

ケバブを〜ほおばる〜♪

とあいなる。

おいらはあまり食欲がなかったので、4人で2つ注文し半分ずつ食べたのだが、やはりRicoricのケバブは危険な食べ物で・・・結局Camilaたちが残したやつまで食べてしまった。タカシ君と二人で・・・。

関係ないが、あの眩しそうな人とはだいぶお友達になり(ついでにでぶっちょの方も)軽い会話を交わすくらいにまで仲は進展している。おいらと話すときも眩しそうな顔をするので、なんかちょっと違和感あるんだが・・・。

近々一緒に写真でも撮ろうと画策中。

ケバブ後、CamilaとHちゃんと別れ、タカシ君とおいらの部屋に行き、いつものように呑む。

先日買ってきた素敵なVino箱のこけら落としをして。

日本の歌をかけて呑んでいるとオレンジレンジがかかった。

お「やっぱダメダメだね・・・」
た「結局流行らせなかったしね〜Fiestaでも・・・」
お「うん。やっぱ酷い歌は酷いってことだね」
た「こんなんが流行ってるようじゃな〜」
お「そうそう。マリちゃん情報で、最近「スペインの夏をイメージした歌」が出たって話したっけ?オレンジレンジの・・・」
た「あ〜そういえばそんなこといってたね〜」
お「なんだかね〜」

ってことで、いろいろ調べてなんとか入手を成功。

タイトルは・・・・

お願い!セニョリータ

もうタイトルからして、人を小馬鹿にしてるし、スペインをなめてやがる。

憤りさえ感じる。

早速かけてみる。

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・


あ〜〜〜もうダメ。cacaだcaca!いうたら、Mierda!

良くこういう曲を恥ずかしげもなく出せるもんだ。なんも響かないし、なんも感じない。

愛しすぎるよセニョリータ!

ぶちっ!!!

お願いし〜ますセニョリータ!!

ぶちっぶちっ!!

完全にむかつきました。ちゃぶ台ひっくり返しました。

究極の選択で、このオレンジレンジの曲と大塚愛のなんとか和牛680円、どっちかのCDを買わなければいけないということならば・・・

金を自ら本物のどぶに捨てるね。

ルール完全無視して。

だって、やつらがルール違反だもん。

あ〜腹立たしい!!!日記に書いてるだけで思い出してむかついてくる。

さっきまで穏やかだったのに・・・昼下がり。


オレンジレンジ大塚愛が流行っている日本には今のところ戻りたくない。

おいらが帰るまでに落ちぶれてるといいな〜。

消えてるといいな〜。


追記
タカシ君が帰ったのは多分・・・5時頃?

追記2
昼間、日記を書いていたら、Cocinaからぱんっ!!という破裂音が。なんだなんだと思っていってみたら、卵が爆発していた。Manoloの仕業。「mi huevita?」(おいらの卵ちゃん?)じゃねぇ〜〜〜!!危ないだろ〜〜〜!かわいくいっても許しません。ちなみに、いつかコラムで書きたいが、こっちの卵は黄身が固まるまで20分以上かかる。誰も信じてくれないけど、本当なの・・・。15分くらいだとまだ半熟。日本の料理本だと8分で完全に固まるって書いてるけど、スペインでは通用しません。本当に。本当なんだったら!!!なんでかって・・・それは新鮮じゃないかららしい。