ジェシー・メイビア・ノリコ

Masaquito2005-06-09

今日はハワイからノリコさんがやってくる日。

サイトを通して、「スペインいくからガイドして〜」という連絡があったのは約10ヶ月前。

「まだ10ヶ月も残ってるやん!!!」と返事をして、なんだかんで今日という日を迎える。ある意味感慨深いものがある。

ってことで、殊勝にも早起きして彼女からの電話を待つ。8時に起きたわけだから、おいらを知っている人間なら、それがどれくらいすごいことか容易に想像できるはずだ。

それもこれもすべてValencia復興委員会のため。ボランティアでギアしてるというと「なんでお金とらないの?」って聞かれるが、プロなわけでもないし、裏Valenciaしかギアできないから、金貰うほどでもない。Barcelona、Madrid、Andaluciaあたりだったら金もらってギアもできそうだが、Valenciaはそういう土地柄ではない。Valenciaに来るというだけでおいらにとっては奇特な人間であり、喜ばしいことであり・・・

いうたら、アロハ醤油に釣られたってことだな・・・。

で・・・

彼女から最後に貰ったメールによると、12日の早朝につくという。6時とか7時からギアするのは流石にアロハ醤油といえども厳しいので、宿は送った宿リストを元に自分でとってもらって、その後9時か10時くらいに電話をしてもらい、Centroで落ち合うつもりでいた。

9時くらいから電話の前で春と一緒にぼ〜っと待つ。

かかってこない。

う〜ん、バス遅れてるか?

10時になってもかかってこない。

う〜ん、バス遅れて、ついでに宿取りに苦戦してるか?

11時になってもかかってこない。

うぐむ・・・・もしやなんかあったのでは!!??

12時になってもかかってこない。

えええ!!!??マジでなんかあったのか?そわそわそわそわ。

このあたりで、予定変更。電話はSevillaから一度かかってきていたので、かけ方がわからないということはない。そうなると、なにかあったか、Sevillaにまだいるか、おいらの電話番号を書いた紙を紛失したかということが想像できる。

今日の昼飯は、ギアの途中でMercado CentralのPaellaを食べる気分になっていたが、眠いし、小腹減ってきたし、洗濯もしたくなったので、そわそわしてても心臓に悪いので、今日は電話はかかってこないと腹をくくって、昼食やら洗濯を始める。

が・・・

30分後の12時半・・・電話が鳴る。

「いろいろあって、今到着した〜!」

とのことだった。

電子レンジの中には、そろそろ飽き始めた、そして毎回さり気ない胸焼けを起こす3日目ESTFADOが良い感じで湯気をたてている。

洗濯機はグイングイン回っていて、しばらくとまりそうもない。


は・・・はやまったか・・・。

暖めたばかりのESTOFADOを冷蔵工に戻し、洗濯機はそのまま動かしたまま、急いで準備をし、Ayuntamientoに向かう。

Ayuntamientoの真ん前で無事ノリコさんと合流。挨拶&自己紹介するまえに、その荷物の多さにびっくりして・・・

「ものすごい荷物だね〜〜!何日旅行よ!!??」

と思わず叫んでしまった。

だって、トランク2つもあるんだもん・・・。

結局宿はまだとってないということで、宿取りから開始することに。

Ayuntamiento側のHotel、Hostalは何故かどこも満室。やっぱサイトで紹介されてるようなところとか、ツアーで使われるようなところは予約が必要なのかもしれない。

ってことで、当初の予定通り、おいらのPISOから多分最も近いと思われる「Pension Paris」へ案内する。ここは以前タカシ君が火祭り中かなんかに、偶然知り合った女の子が泊まっていた宿で、「へぇ〜こんなところに宿あるんだ〜」な宿だった。彼女曰く「安いし、静かだし、良い宿でしたよ」ってことでつれていく。

4軒目になるこのPension Parisで無事部屋を取り終え、トランクもそのままに、観光に繰り出す。

とりあえず、腹が減りまくりなので、Mercado Centralの立ち食いPaella屋に向かう。

時間はすでに2時近い・・・微妙な時間だが、まだMercado Centralは開いていたので、少しでも見て貰おうと中を案内。15分くらいプラプラ回って、Paella屋に突撃。

Paellaはすでに品切れで残飯程度しか残っていなかったが、Arroz Negroはまだまるまる残っていたのでそれを2つ注文。一人前3.5euros。前は3eurosだったが・・・夏に値上がりさせたまま、定着してしまったようだ。ちなみにPaellaは3euros。昔は2.5euros。駄菓子国スペインの本領発揮といった感じのお値段だ。



Paella・・・もとい・・・Arroz Negroを食べたあと、おいらのお気に入りのLa Lonjaでまったりしようと思ったのだが、Arroz Negro食べている間にシエスタに入られてしまう。うぐむ。

Valenciaの観光名所は、他の店同様、みごとなほどにシエスタをとる。だもんだから、昼食タイムの2時〜5時くらいまでは観光できるところが激減する。いや、なくなるといってもいいくらいだ。CatedralもTorre de Serranosもだ。

とくにやることもなくなってしまったので、CatedralやTorre de Serranosの外観見学を小一時間かけてまわり、Plz de la ReinaにあるHorchateria「El Siglo」でHorchataを飲んで時間をつぶす。



ここでハワイについていろいろ聞いたのだが、ハワイの「人口」と「面積」の話は笑われながら「それに興味を持つのは男の子だけだよね〜」と一蹴される。「え〜〜!でも、留学生はその手の知識は重要だよ〜!男も女も〜!」と抵抗したが、たしかに女の子が「あなたの国の人口は?」とか「あなたの国の面積は?」と聞いているのを耳にしたことがない。

真理なのか・・・。

家に帰ってから自分で調べてみた・・・

参考サイト:基礎情報_ハワイガイドブックに載らない情報

データは2000年のものみたいでちょっと古いが、まぁそれほど激変はしてないはず。

人口は約126万人。山形、大分の人口と似た感じ。面積は16759.3km2で、四国の95%とのこと。ちなみに高知の人口は約80万人でした。全都道府県で鳥取、島根についで下から3番目。

話がそれまくった。

他にもアメリカの恐ろしいほどの・・・滑稽に思えるほどの平等指向離婚率裁判好きの話を興味津々に聞く。

仕事を探すときに・・・

「年齢はいくつですか?」

とか

「お子さんはいるのですか?」

とか

「あなたがどういう人か聞かせてください」

なんてことを訪ねるのはタブーらしい(笑)。履歴書には写真も貼らないらしい。もちろん会社によるんだろうけど、そうしないと訴えてくる輩もいるらしい。

もちろんこれらは、男女雇用機会均等法からくるものだろうし、就職に年齢制限のないアメリカならではな気がするが・・・逆に雇う方が大変な気がする。

う〜ん・・・やりすぎだろ・・・やっぱアメリカはちょっと変だ。

いうたら、日本の面接システムはすべて否定されるってことやろうな。

噂によると、日本で市販されている面接マニュアルには「恋人はいるんですか?」という質問への回答として「いないと答えるのがベター」と書いてあるらしい。

どっちもどっちか・・・。

またずれた。

その後、Catedral内部を見学し、彼女の宿に戻り少し休憩。このとき、それはそれはびっくりするくらいの大量のおみやげを貰う。



とても面白いアイテムばかりなので、是非とも写真つきで後日日記で書こうと思う。特にハワイのtipicoであるとある専門器具に瞬殺されてしまい、もう1人部屋でソワソワソワソワ。

あまりに素敵すぎ。はやくそれつかって料理したい・・・いや、遊びたい

彼女のトランク一つは、おいらへのおみやげがほとんどで、出し終わると一つは空っぽになった。帰りはVinoを大量に積んで帰るらしい。

最初に出会ったときに「荷物多すぎ!」といったことを少々反省。まさか、おみやげだとは思わなかったし・・・。

30分ほど休憩したあと、我がPISOにいったん戻る。おみやげが大量すぎて、とてもじゃないけど観光を続けられそうな感じじゃなかったから。

家に戻るとタカシ君に「Bodegaにこれるなら来て〜!」とメールを送り、通い婚Bodegaへ向かう。

ここで、おいらご自慢の当BodegaのTapasを披露し(おいらは何もしてないが、発見者の特権(笑))満足してもらう。ついでにVinoも気に入ってもらえたようだ。

30分(?)くらいしてタカシ君もやってきて3人で乾杯。

10時の閉店まで通い婚Bodegaでいろいろ語る。

Bodegaのあとは、いつものルート(その名もRuta de Valencia)を経てRicoricへ連れて行く。ここでケバブを堪能してもらう。Valenciaとかスペインには全く関係ないようだが、Valenciaにある以上Valenciaのtipicoということでおいらは認識している。



ついでに、ふとっちょおやじの方の写真も撮らせて貰う。


ここでは腹が減っていたうちら二人だけで、彼女には味見だけしてもらう。うまかったら明日もつれてくるということで・・・。

Ricoricのケバブの試食も終わった夜11時・・・解散!

まだまだ夜は長いのだが、明日は朝早くから今回の彼女の旅のメインである(それが目的でValenciaに来たといってもいいくらい)El PalmarへのPaellaツアーが控えていたので、大事をとって無理はしないことにする。うちらは慣れてるが、Sevillaからバスで長旅にきた彼女には少々つらいだろうということで。

おいらは、家に帰って、Vinoのんで、目覚ましかけて・・・3時頃寝た・・・。