日本の夏、キンチョウの夏、スペインの夏

Masaquito2005-06-22

もうタイトルからして、いつもよりさらにやる気NADA DE NADA!

というのも、今日は特に何もしてないわりには、書くことがいっぱいだから。

読書感想文一本と、映画感想文二本

気分は夏休み中の小学生だわ、こりゃ。

あ〜、ホントやるきないので、最近人気急上昇中の春をとりあえずいじりながら、まずは読書感想文から。

(注:今日の日記はほんとどうでもいいので、とばした方がいいかも・・・)


昼間、いつものようにNuestra Playa(我が海岸?)である、Terraza(上写真)へ行く。Mari Carmenが送ってくれた「ここに地終わり海始まる」の下巻。

相棒はいつものように春。bebidaはCervezaが切れたので、0.49eurosで買ってた、MercadonaのZumo de Manzana(リンゴジュース)。そんでもって、CAMEL。

最近のスペインの日差しは半端ない。そして、湿気も結構すごい。そうValenciaはスペインでもトップクラスの湿気都市(変な単語・・・)なのだ。日本と比べてどうかといわれると、感覚的には、Valenciaの方がからっとしている気がするが、それは太陽が違うせいで(笑)、数値的にはほとんど変わらないらしい。

だもんで、座って5分もしないうちに・・・サウナなんかよりもよっぽど効果的に・・・汗ダラダラ・・・。背中を汗が走り回り、なんとなくこそばゆい。

「あぢぃ〜〜〜〜!!!!死ぬ〜〜〜〜!!」

と叫ぶおいらを横目に、春・・・



一生懸命ごろんごろん!なんかだだっ子のようだ。なんか楽しいらしい。背中が痒いようにみえなくもない・・・。

持ってきたリンゴジュースも一杯目をあっという間に飲み干してしまう。けど、飲んでも飲んでも次から次へと汗としてでてる気がする。

とりあえず、日焼けをしながら(もちろん裸)読書を始める。

ちびちび読むつもりでいたのだが、彼の本は読むのが簡単なのもあって、2時間くらいで半分以上を読み終えてしまう。

上巻は結構いい感じで進んでいたのだが・・・下巻・・・ぶっちゃけあまり面白くない。全然、心がワクワクしない。「あ〜そうなっちゃうんだ〜」とか「なんかそのまんまや〜ん」てな感じ。人間味溢れるといったら、そうだし、ある意味リアルっちゃ〜リアルなんだけど・・・ちょっとイマイチ。

なんで、途中で飽きて休憩。

春も休憩。



なんか化け猫モード。舌が怖い・・・。

日焼けの方は順調に進み、胸部と足は少しずつ黒くなっていっているのだが、顔は本を読むためにちょっとうつむいてる感じなので、あまり焼けてない。

ぼ〜〜っと、目をつむったまま太陽に顔を向けたが・・・暑すぎてギブアップ。っていうか、体勢がつらすぎた。


息抜きも兼ねて、昼飯を作ることに。

今週は予告通り肉習慣(Semana de carne)。で、今日のテーマは「鶏」!!

冷蔵庫を開ける・・・あまり野菜はない・・・。

この前の使った茄子の残り半分と、タマネギ、キャベツ、ほうれん草・・・程度。

う〜ん・・・鶏に合いそうな野菜っていったらタマネギで親子丼くらいしか思いつかない・・・・この前作ったしな〜親子丼・・・・まぁ、適当に野菜と一緒に炒めるか・・・和風で。

もう適当。

頭の中の親子丼を払拭できずに、なんとなく味付けも親子丼風になっていってしまう。

いかん!これじゃいかん!親子丼になってまう!

ってことで、晩飯のことも考えて、水増しするために、栄養価0だけど、とにかく大好きな「茄子」投入。

が、見た目こそ、ギリギリ親子丼は逃れたが、味付けはやっぱり親子丼。

しかも、やっぱりというか、もう白旗モードで、卵でとじてまったもんだから、もう見た目も親子丼。でも、茄子が見えると脱親子丼。

ってことで、「改・親子丼」って命名。まぁどうでもいいことなのだが。

茄子を大絶賛しながら、おいしく頂く。

ふと気づいたのだが、親子丼の鶏肉って皮ついてなかったけ?普通・・・。買ってきたの「ささみ」だった。親子丼・・・ささみでもいいのか?

ささみだったら、梅干し大量にあるから、鶏ささみ梅パスタとかでもよかったかも。

でも、うまかったから良し。晩飯の分もしっかり残ったし。

食後・・・なんとなく暇なので・・・たまには日本の映画でも見よう・・・とSWING GIRLSを出してくる。ちょうど最近のヘビーローテーションSWING GIRLSのサントラで、毎日部屋でゴーゴーダンサーのノリノリだったので。

この映画、こっちにくるまえに拓也が「もってけ!」といってくれたもの。そんなことすっかり忘れていたのだが、何故か珍しくMari Carmenが覚えていておいらに教えてくれた。「あんた、もってるでしょうが!」って。

で、さっそく映画感想。

SWING GIRLS2.7点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:日本語なのでなし(笑)

結論からいうと、JAZZの音楽が好きなので、まぁ、そこそこは楽しめたのだが・・・評判通り、ストーリの運び方ははイマイチ。なんか余計な挿話が多い気がする。

この映画は「ウォーターボーイズ」の監督の矢口史靖(ヤグチ シノブ)の作品なので、おいらの周りの友達でも結構期待して見に行ったようなのだが、ウォーターボーイズほどのおもしろさはなかったという意見が9割をしめていたような感じだった。おいらもまったく同じ感想。

最後のコンサートのところにもっていきたいがために、いろいろキャラ出し過ぎて、1人1人のキャラの存在感が薄い。特に主人公・・・全然魅力的に見えないのはおいらだけだろうか?彼女のキャラ設定ってどんなんだったんだろう?

夏休み→暇→ひょんなことから楽器やって羽目に→案外面白い→でも、必要なくなった→哀しい→やっぱりやりたい→中古買う→練習→コンサート→暇解消。

って感じで主人公は終了。まだ他の脇役の方がキャラが光っていた気がする。あそこまで存在感のない主人公がでる映画も久しぶりな気がする(笑)。彼女がやったことっていったいなんなんだろう?Macやプレステ売ってサックス買ったことくらい?

う〜ん。

でも、真ん中の2.5点以上っていうのは、やはり最後のSING SING SINGが好きだから。なんかすげ〜楽しそうだし〜。ちょっと羨ましい。

映画でみると、サックスやトランペットやトロンボーンをあそこまでふけるようになるのが簡単にみえてしまうのが、おいらにはとても危険。

やりたくなっちまうじゃないか〜!無理なのわかってて!!変な期待もたせるな〜!

てな感じ(笑)

そんなおいらは「たてぶえ」も厳しく、トライアングルかカスタネットあたりが似合いそうな、楽器知らずな男です。

ということで、サントラは買いですが、映画は・・・微妙って感じで。



夜、友君とかフサエちゃんがブラジル対日本の試合を友君の家かなんかでみるという話を聞いていたのだが、外は突然の大雨。風神はいなかったが、雷神はいたため、外に出る気が失せる。


そして、なんとなく、映画欲求が満たされていなかったので、もう一本映画をみることにする。

そのまえに、改・親子丼をチンして食べる。最近、1人だけでの食生活を送ってるから、昼と夜が一緒だったりすることが多い。というか、ちょっとだけ早起きになってしまったもんだから、最近一日2食食べてる。前は一日一食晩飯だけってことが多かったのだが・・・。


で、食後ちょっとだけ読みかけの宮本輝を読み、また途中で飽きたため、時間的にちょっと早かったがDVDを見始める。

ってことで、感想。


下妻物語3.2点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:日本語なのでなし(笑)

この映画は、この前一時帰国したらすごい流行っていた映画。TSUTAYAとかで「おすすめ!」みたいのが貼られていたり、友達も大絶賛していたり、「最近面白かった映画」で上位にランキングされていた。

ってことで、そんな話をしたら、これも拓也がもたせてくれた。

とても良くできた映画だと思う。面白い面白い。なんとなく、クドカンを思わせる作りな気がしたが全然関係ないらしい。木更津キャッツアイとかも同じノリな気がする。でてくる俳優もダブルのはなんなんだ?まぁ、いいか。

深田恭子がお人形さんみたいでかわいい〜!」という評価をたしかTSUTAYAかどこかでみたが、たしかにかわいい。人形みたいというのも事実。うん、かわいい。似合ってるしな。

でも、おいらが気になったのは相棒のイチゴって子の方。ヤンキー役なので、メイクも仕草もすごいのだが・・・そんなもんにおいらはダマされない。侘び寂びスカウターもってるからな。

「絶対こいつかわいいだろ!」と思って、最後のキャストをじ〜っとみたら土屋アンナって名前であることが判明。で、早速ググったら・・・・ハーフでやがった。しかも、モデルらしい(^_^;)。どうりで、映画でヤンキーと絡むシーンで、「こいつでけ〜」と思ったはずだ。慎重168もあるらしい。くわばらくわばら。

それにしても、やっぱ卑怯だハーフ!!おいらの心を奪って行き過ぎる。加藤ローサとか・・・。アメリカ人とのハーフだとのことだが、イタリア人っぽくみえなくもない。なんでだ?

映画の感想に戻ろう・・・。

ストーリーは一応、感情の起伏がまったくなく、1人で生きていける、友達なんていらないもん!っていう桃子とヤンキー(レディース)現役バリバリで、頭も悪く、「主義」やら「借り」やら「義理」やらと、人間臭さバリバリイチゴの友情劇みたいな感じ。

いろいろ伏線がはられていて、最終的に大団円で、うまいことそれがかみあわさって「めでたし!めでたし!」とあいなるわけなのだが・・・少々その伏線がくどいようなくどくないような・・・。くだらない説明が多いのは大好きなのだが・・・(笑)

スペイン映画でJulio Medem監督の「LOS AMANTES DEL CIRCULO POLAR」(日本だとANA+OTTO」ってタイトル)もストーリーは全然違うが、伏線たっぷりの映画で、「見てる」っていうよりも「見させられてる」感が強い。面白いのだが、少々窮屈だったりする。全部が全部、ジグソーパズルみたいにきっちり収まってしまい、自分の予想とか憶測とか想像とかが入る余地がない。因果関係が完璧に描写されてしまっているから・・・。

うん、綺麗にまとまりすぎてる。わかりやすいし、納得はいくんだけど・・・。

まぁ、ブツブツいってるところで、そこそこ面白かったし、映画欲求は満たされたので、3点以上の評価を付けた。


映画見たあと、VinoのBottela一本あけて、さくっと寝た。たぶん4時過ぎ。


追記
ブラジル対日本の試合。そうとう面白かったらしい。しかも2-2だったとか。サッカー素人のおいらからすると、ブラジルと引き分けるってすごいことな気がする。本当に日本のサッカーって強くなってきてるのね〜。