MUSUBI Fiesta

Masaquito2005-06-25

もう、なんかMUSUBI、MUSUBIって日記に登場して、とても悔しいのだが、おいらの中ではModa(流行)なので、しょうがない。うぐむ。

ってことで、今日はひょんなことから、急遽、MUSUBI Fiesta en casa de TAKASHIとなったわけだが、その前に、昼間は映画を見たので、その感想を書いておく。

今週は日本映画週間なので、例のごとく邦画。


東京ゴッドファーザーズ3.8点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:日本語なのでなし。

東京ゴッドファーザーズ公式サイト

この映画も、弟の拓也が持たせてくれた映画なのだが・・・名前も聞いたことないし、どんな映画かも全く知らない状態でDVDをPCに入れる。

「たぶん、日本のヤクザ映画とかなんだろうな〜」とか木更津キャッツアイみたいな映画かな〜」とかいろいろ想像を膨らます。

で、Playボタン!

「ア、ア、アニメ!!!??」

しらなんだ・・・アニメだったんだ・・・と口をぽかんと開けたまましばらく身動きできず。

オープニングのキャストを見ていると、脚本:信本敬子の文字が。

おおお!!!信本敬子なのか!!信本敬子は、平成のルパン?とかいわれているらしい、Cowboy Bebopの脚本も手がけている。おいらはアニメはそれほどみないのだが、このCowboy Bebopは音楽が菅野よう子ということもあり、スペインで買った。日本で買うと一枚6000円以上するが、こっちだと一枚2500円くらいで買えるから。しかも、当時は来たばかりだったので、スペイン語の勉強もできるということで飛びついた。

話がそれすぎた。

監督は今敏という人。ストーリーの方はまぁ、上に載せた公式サイトでちゃんと見て貰うとして、簡単にあらすじと感想。

背のでかいオカマと酒好きオヤジ、そして彼らと住む1人で家出少女が主人公。彼らはホームレスで、段ボールハウスで暮らしていて、完全なるその日暮らし。

そんな彼らが、クリスマスの夜・・・ゴミ捨て場から女の子の捨て子を拾う。オカマのハナは、子供が欲しいが当然埋めない。これはきっと彼女へのサンタからのクリスマスプレゼントと考えて彼女を段ボールハウスに無理矢理連れて帰る。

が、酒好きオヤジのギンと家出少女のミユキは断固反対する。警察に届けろ!自分たちのことで手一杯なうちらじゃ、彼女になにもしてやれねない!警察の方がいい!と。

ハナは半分は話を受け入れ、半分を拒否する。それは警察にはつれていかない。が、彼女のために両親を捜すという。そして「なんで捨てたのか」を絶対聞いてやるという。

ってことで、3人の清子(清この夜の清で清子)の両親探しが始まった。

てな感じ。

まぁ、アニメならではのドタバタ活劇といったところ。特に面白いのは、3人の台詞のやりとりなんかは表現力があって面白い。展開ももたつきすぎず、早すぎずでものすごくいい感じだった。次から次へといろんな登場人物はでてくるものの、それなりに存在感もあり良い。

個人的に面白かったのが、途中、南米系の男に、ミユキが拉致されるシーンがある。彼は当然スペイン語を話すので、彼女は理解できずに「????」というシーン。このスペイン語には字幕がつかないのだが、難しいスペイン語ではないので、全然何をいっているのか聞き取れる。

本来なら、この映画を見ている日本人のほとんどは、彼の話すスペイン語がわからなく、ミユキと同じく「????」になってしまうはずなのだが、わかってしまったので、なんか「うぐむ〜」って感じ。少々違和感を感じた。

なんかたいした感想書いてないが、十分面白いのでお勧め。最後までみれば、なんで「ゴッドファーザーズ」なのかがわかるしかけにもなっている。

あ〜そうだ。一応「やくざ」がでてきたときに、1人拍手した。最初の予想ははずれてなかったって・・・。


で、後半戦。

今日はMUSUBI Fiestaなので、むすべそうな具材を探しにMercadonaに行く。

で、おいらが買ってきたのは・・・こいつ。


Pavo

すなわち、七面鳥

それがなんていうか・・・ハムみたいになってるやつ。形状も長方形っぽい感じで、SPAMっぽい。サラダかなんかに使うようだが、まぁ、テリヤキにしちゃうわけだから、無視して購入。

他にもいくつか買おうと思ったが、十分な量があったので、これ一つにする。タカシ君の家になにかありそうやし・・・ってことで。

あとはCervezaをBottelaで2本(2L)ほど買って帰る。

残りの結納品は、昨夜のBOTELLONの残りのVino(たぶん4Lくらい残ってる)。

こやつだ・・・


こいつとCerveza2本とMUSUBI MAKERとデジカメをリュックで詰め込んで、タカシ邸までKristin号で疾走!

ついた頃には、リュックのせいで背中は汗だくだった。

暑すぎるぜ、Valencia!

夏はリュック背負うのやめようと心に誓う。

9時に到着したが、もちろん誰もいない。おいらは料理手伝い&MUSUBI係だから。


ところで、そもそも今日のFiestaは本来ならコロンビアーノに日本食を食べさせるFiestaであった。おいらは、会話手伝い要員としてタカシ君に呼ばれていた。

で、彼らが諸事情によりこれなくなってしまったが、呼んでいた一部の日本人に「中止」のメールを書くのが面倒くさいという理由から、さらに日本人を追加して、日本人Fiestaにする。

が、イマイチ、モチバシオンが下がってしまったタカシ君を盛り上げるために、MUSUBI Fiestaを提案したところ、みるみるうちにやる気がでてきたというわけだ。


今日のタカシ君は、身体のあちこちだけでなく、脳みそまで筋肉痛とのことだった。昨夜のBOTELLONでtaito君と暴れすぎたからだそうだ。寝技大会。

ほんと・・・アホや・・・(笑)

しかも、タカシ君の右足の親指は・・・骨折したんじゃないかってくらい、酷く腫れていた。なんか怖くなるくらい青紫。洒落になってない気がする(^_^;)。他にもあっちこっちに、覚えのない傷をこしらえていた。

酒飲んだ跡は暴れない方がいいやね。


ってことで、脳みそ筋肉痛タカシは、うっかり米を買い忘れたようで、Fiesta準備の前半戦は何もできず(笑)。堅くなったフランスパンをおろし器で削ってパン粉を作るくらいしかやってません。あとはCervezaを飲んでた。

さおりさんが登場し、米が手に入ったからは俄に忙しくなる。

次から次へと大量のスパムスビを作る。

具材は、先ほど上に写真を載せたPavoのテリヤキと、San Jacobosというハムカツチーズみたいなやつ。

こいつ。

あとは、初顔の宏一君(あだ名)か同じく初顔の西郷どんのどちらかが持ってきてくれた、サーモンの薫製 con Mayonesaを使う。サーモンは写真取り忘れた。

スペイン人のPaqui(またはFranca)にも一つ作らせてみたら喜んでいた。

作ったスパムスビは合計12個。4個がJacoboで、6個がPavo、2個がSalmon。

Salmonはあっという間になくなり口にしていない人間も多い。おいらはいち早くゲットしておいしく戴いた。Paquiが豚肉食べないことを知っていたら、Jacobo減らして、Salmonにしていたのだが・・・。申し訳なし。

今回のFiestaは総勢・・・何人だ?

ムッツリ、宏一君(初)、西郷どん(初)、さおりさん、チラグ、Paqui(初)、タカシ君、おいらだから・・・8名。そして、かなり遅れて2時頃、フサエちゃんが登場して計9名になる。

かな〜りまったりしたFiestaだった。

それにしても、最近、男が多くて、おいらにとっては喜ばしい限りだ。ホント以前と全く環境が違う。

せっかくだから、簡単に初顔について書いておく。

宏一君はおいらよりも年上だけあって、さらに仕事できているのもあり、落ち着いた雰囲気。おぎやはぎの「やはぎ」の方に似ているといわれるらしい。おいらは「おぎ」に似ているといわれるので、二人でコンビを組もうという話になったが、冷静に考えたらうちらは漫才はできないので却下した。宏一君というあだ名は、おいらが似ているといった山寺宏一から命名。今は呼んでいるが定着するかは不明といったところ。

西郷どんの方は、鹿児島出身ってことで暫定的につけたあだ名。タカシ君は昔の学校の先生に似ているということで、「黒ぽん」と呼んでいる。キャラ的には恐ろしく天然。今はSalamancaにいる、シンドウに雰囲気が似ている。鼻から上はなんとなく渡部篤郎に似ている気がする。髪の雰囲気とか。彼は「語録」が作れそうなくらい、絶妙な間で、しかも狙っているわけでなく、素でとんちんかんなことをいう。今回のFiestaでは、フランス語の「コマンタレヴー」の話でみなが盛り上がってるときに、他のすべての言語をさしおいてシンガポールですか?」と、シンガポール語を選んだ彼にみなは大爆笑。

しばらくシンガポールですか?」がうちらの中ではブームになりそうだ。

いや、ホント面白い男がやってきたもんだ・・・。

二人とも今回のFiestaはとても楽しんでくれたようで、また、Bodegaにえらく興味を持ったようなので、近々のみ行く約束をした。


で、Paquiも書いておく。

彼女はさおりさんの生徒という感じで、今回のFiestaに参加。日本に興味はあるが、珍しく「おたく」系ではない。仕事のために日本語を学びたいとのことだった。年齢がおいらとほとんど変わらないのもあり、落ち着いて話しができるのがいい。「Discoteca!Discoteca!」の時代はもう終わったので、彼女ともIntercambioも含めてBodegaで飲む約束をした。ついでに、9月に日本に行くというので、東京のおいらの友達を大量に紹介する予定。スペイン語話せる友達もいるし・・・。うまいこと橋渡しできそうだ。

彼女には、「あんたは、日本語もスペイン語も話すの早すぎ!!」といわれた。

日本語は確かに早口だ。よく言われる。

が、まさか・・・スペイン語に関して、スペイン人に「速い」といわれるとは思わなんだ・・・。

「自分を棚に上げておいて〜」ってのはまさにこのことではないだろうか。

おいらはスペイン語はまだたいして話せないので、おそらく単純に「話すのが早い」ということなんだろうが・・・どちらにしても・・・

おまえらスペイン人の方が恐ろしく早いだろ!!!

とおいらはいいたい。いってやりたい。

彼女には「おいらはおしゃべり男だからね〜」と返事したら、妙に納得してくれた。


さて、Fiestaの話に戻る・・・といってももう書くことないや。

結局開始は夜の12時になってしまった。相変わらずものすごい数の料理。

こんな感じで

こんな感じ。


今日の主役、スパムスビが燦然と輝いております。

かなり大好評で、おいらとしても満足。

さらにハワイに対する敗北感を感じもしたが・・・。

食後は・・・・

ムッツリをいじって遊び

フサエちゃんの持ってきた高級Ronをあおり

西郷どんの台詞に笑い

さおりさんとチラグとPaquiは途中で帰り

さらにしばらくして、ムッツリ、宏一君、西郷どんも帰り

おいらとフサエちゃんは残り

3人でいつものように語り

3人でいつものようにくだを巻き

知らない間に、時計の針は6時を指し

そして、日はまた昇り・・・・


追記
Mujeriegoという単語は普通に「女好き」とか「女たらし」みたいな意味でとっていたが(辞書にもそうある)、今日Paquiから聞いたら違うらしい。金とらないジゴロのことを指すらしい。ある意味、褒め言葉にもなるんだろうか?

そんな話をしていたら、さおりさんにいつものようにさらっと変なことをいわれた。なんだか・・・なんだかだ・・・。さおりさんの持つおいらのイメージって何なんだろう。