Valenciaは当然なのだが、海が近い!

この日記を読んでいるにもかかわらず、

「え??そうなの???」

って人は斬首の刑に処す。いや・・・Requenaでアイアンメイデンの計に処す。

本当に「えっ?」って思った方は「Valencia復興委員会」のコンテンツをみてくだされ。

海は近いのだが・・・人間っていうなは怠惰な生き物で・・・以前は歩いて20分くらいの場所(Tranviaで10分程度)から、バスで30分、チャリでも30分、歩くと45分くらいの距離になってしまうと、意外と億劫になってしまう。

だから、ここに引っ越してからは、もっぱらnuestra playa(我らの海)であるTerraza(テラス)や、歩いて一分の巨大公園Rioでの日焼けするようになってしまった。

先日から「海いこう!海いこう!」と騒いでいたミニスカことフサエちゃん。

Camilaは帰国直前に体調を崩して相手にしてもらえなかったとみえ、矛先をうちらに変えてきた。

が、タカシ君は急遽(por finというか・・・)タラベラにいくことになり、大興君は午後からの授業。

結局、2人でいくことになった。

うちから行く場合は、かつてはよく行ったマルバロッサのplayaにいくよりも、Plz Canovasから黄色いバスにのって15分くらいのEl Salerというplayaの方が行くのが簡単だったりする。いや、正確には同じくらいなのだが、El Salerの方が海は綺麗だし、人は少ないしと、メリットが多い。

もちろん、両方とも地中海

また「えっ?」って思った人・・・出直してきてください。


ということで、今日は朝から甲斐甲斐しく動く。銀行いったり買い物いったり。

彼女は1時半くらいまで授業なので、それまでに用事を済まさなければならなかった。が、またもやカードが調子悪く、お金をおろすためにあちらこちらを奔走する羽目に。なんかカードちゃんと使える日と使えない日があるのはなんでなんだ?

以前はそんなことなかったのに・・・。意味不明。

おかげで昼飯作る時間もなくなったため、久しぶりにBocadillo(スペイン版サンドイッチ)を作ることに。

中身はべたに・・・・

Jamon!!

Mercadonaで、フランスパンとJamonを購入。

貧乏なので、Jamonを選ぶとき、10枚入りで1.63eurosと、15枚入り1.93eurosあたりのやつで悩んだ。

でお会計・・・。

店「お会計・・・10,56eurosになります」
お「(え"え"え"え"え"!!)」

おかしい・・・おかしすぎる・・・

だって、買ったのはCerveza4本と、水12L、Sephia(イカ)、Tomate Frito、で、JamonとPanだけだ・・・。

予定では6eurosくらいだったはずなのに、10euros超えるとは・・・・。

首をかしげながらおうちに戻りレシートを見ると・・・。

Jamon・・・6euros近かった(;´Д⊂

どうも値札をみまちがえたらしい・・・いや、やつらの怠慢というなの策略に違いない!!絶対、1.93eurosって書いてあった。普通あの場所にあったら、あそこのラベルみるだろう!!!

おかしいと思ったんだよな〜パッケージ、結構豪華な感じだったもんな〜。それに安すぎるとも思ったんだよな〜。

ということで、量らずも高級 Bocadillo de Jamonをこしらえることになった。

もう、意地になって、大量にJamon挟んでやったさ。はみ出まくるくらい。

どうでもいいが、ここでJamon通から聞いたおいしいBocadillo de Jamonの作り方を書いておく。

【高級Bocadillo de Jamon】
01.Panを二等分くらいに切る。
02.それをさらにぱっくりと開き割る。
03.中両面にすこしだけオリーブ油をかける。蛇のようにウネウネと。
04.それを少しオーブンで・・・ほんのちょっとだけトーストにする。
05.焦げ目はいらない。なんとなく堅くなればOK。
06.その間に、トマトを半分に割っておく。
07.トーストにしたら、半分にわったトマトをもち・・・
08.えぐるようにして、塗るべし!塗るべし!塗るべし!
09.なので、あまり堅いトマトは駄目。
10.塗り終わったトマトの外(堅い部分)は捨てる。
11.おいらはもったいないので食べている。お百姓さんが怒るから。
12.で、買ってきた高級(?)Jamonを好きなだけ載せる。
13.最低3枚は載せたいところ。5枚くらい載せるとmas 贅沢なり。
14.アルミホイルに包んでおいしく召し上がれ。
15.以上


水を2L用意した!
お弁当用のBocadilloももった!
バスタオルもOK!
茣蓙も完璧!
読書用の本も持った!
日焼け止めクリームも良し!

よし・・・水着だ!!!


・・・・な、ない!

おかしい。所定の位置に水着がない。影も形も見えない。DESAPARECIDO!

集合時間まであと10分ない。だが、いくら探しても見つからない。部屋をかなりひっかきまわしたのに見つからない。

あきらめるか・・・泳がないで日焼けだけで我慢するか・・・いやいや!駄目だ!今日は今年の海開きの日なんだから!

ってことで、泣きながら探す。

すでに、魑魅魍魎がいそうな感じが紛々とする押入に潜り込む。春が悪戯して破りまくった新聞の屑が大量にでてくる。

段ボールを出し・・・引き出しをだし・・・

あ、あった!!!

引き出しの後ろから飛び出てるのをついに発見!

まぁ、良くある話だ。

すぐに水着に履き替え、急いで集合場所のPlz Canovasへ。集合時間の5分前くらいについたが、ちょうどバスが来ていた。が、まだミニスカは来ていない。

しばらくして、彼女も到着し、さらに15分か20分くらいまつと、また次のバスが。

14時45分・・・無事El Salerに向けて出発した。


今回はデジカメをもっていかなかった。というのも、タカシ君たちがいれば、荷物番を作りながら交代できるが、二人だとそうもいかない。

海での盗難率はすばらしく高いので、そんな、カモネギなことしたくない。

ってことで、写真はなし。

前日、やる気満々のミニスカはタカシ君の家にいき、ビーチマットやビーチボールを借りてきたらしいが、あいにく風が強くて、使えそうな雰囲気ではない。

海には一度はいったが、ビーチボールもないし、二人だけで入ってもこれといってワイワイできるわけではないので、30分ぐらい海と戯れて再び茣蓙の上に。

ひたすら読書しつつの日光浴で終わった。

日差しはあいかわらずの強さだったが、風があるのであまり体がジリジリしている気がしない。「曇りの方が紫外線があって焼けやすい」というのは誰の言葉かしらないが、イマイチ信じられない。まぁ、実際そういう体験はなんどもしてるのだが、やはり体からジリジリ音がしないと焼けてる気がしない

弱火で肉焼くよりも、強火で肉焼いてる方が、焼けている感じがするのと一緒だ。まぁ、うっかり焦がすこともあるが(笑)


おいらが持って行った本は、さおりさんからお借りした宮本輝の「蛍川」。趣味の本以外(神話とか歴史とか伝説とか妖怪とか)基本的に読書をしないおいらは、宮本輝の本はスペインで知った。誰かがおいていった「錦繍」が初めて。そのあと、「ここに地終わり、海始まる」を読みって感じだった。

どちらかというと、一日で読める娯楽小説のようなイメージがあったのだが・・・この「螢川」(「泥の河」と「蛍川」の二編)、面白い!!

全然文体が違う。すんごいおいら好み。表現的にも好きなのだが、なんといっても方言がいい!!泥の河が昔の大阪弁、蛍川は富山弁(?)。

なんか、萌え〜〜!って感じ。

方言っていいな〜なんか優しさが伝わってくるよ。タカシ君が「標準語は冷たいねん!」としばしばいっていたが、その気持ちがホントよくわかるよ。

とはいえ、たまに汚い言葉に聞こえる方言もあるにはあるが・・・(^_^;)

彼はこれがデビュー作だったのだろうか?だとすると・・・昔の方が全然面白い気がする。徐々にネタが枯渇してきてしまったのだろうか?それとも大衆向けになってきてしまったんだろうか・・・。文章なんてろくすっぽかけないおいらがいうことじゃないのだが・・・とにかく面白い本であった。

富山弁の「なぁん」とか使ってみたいよ。普通に。

金沢出身の友達がいるけど、彼女も「なぁん」使うのかな?使うのかな?今度聞いてみよ。


playaに話を戻そう。

スペインの海岸には、普通にトップレスがいる。うようよいる。別に見られることになんの抵抗もないようだ。おいらもこんな年なので、いまさら動揺しないが、スペインについたばかりの頃は、どこに目をやっていいか困ったものだ。ふと顔をあげるとトップレスなんてことはよくあるからだ。

で、今日は面白い3人組を見た。

男2人に女1人という三人組。

ついてそうそう、彼女が水着を取りトップレスになった。

お「ねぇねぇ。あれみてよ。あそこ・・・」
フ「うん」
お「あれってさ〜彼女トップレスじゃん。」
フ「うん」
お「どちらかが彼氏なわけじゃん」
フ「だろうね〜」
お「自分の彼女の胸、友達といえども他の男とかに見せたり、見られたりして嫌じゃないのかね〜」
フ「そうだよね〜」
お「なんか、やっぱ不思議だよ・・・スペイン。」

な〜んて会話をしていたのだが・・・

完全にうちらの誤解であった!

まだまだ修行が足りない!!


え〜、男二人はゲイでした。水着(当然ブーメラン)のまま、ものすごいいちゃついてました。キスして離れませんでした。

お「ねぇねぇ、納得納得。ほら・・・」
フ「あ〜〜〜。なるほどね〜」
お「あれなら気にしないよね〜」

ちょっと、難易度Eの問題でした


他にも、仲の良さそうな女の子二人も、レズであることが判明。


マルバロッサだと人目があるが、こちらは人が少ないから大丈夫ということなのか?いや、スペイン、普通にゲイとかレズの人たちはいるからいまさらか・・・。

最近、ゲイの結婚式やったくらいだしね〜。


7時頃、playaを去り、すぐ側にある海岸レストランでCervezaを飲む。

胃に染み渡るとはまさにこのこと。

8時頃バスに乗っておうちに帰る。

で、解散。

おいらは飯を作って(イカブロッコリーの中華風料理)食べ、日記書いたり、メールの返事したりして・・・5時半か6時頃寝た。

うっかり徹夜近くなってしまったさ〜。

追記
地中海の海は日本の海より塩辛いことが判明。原因は不明。