迷
寝れないので、まだ過ぎたばかりだが、今日の日記書くことにする。現在夜中の4時。
大興君がPortugalでおみやげに買ってきてくれたポルトワイン(小瓶:375ml)を我慢できずにあける。
酔っぱらわないと今日は寝られん。いうたら、アルコール依存症?
さっきまでCervezaを飲んでいたVazoを使ったら、ポルトワインの失礼にあたるので、敬意を表して瓶のまま飲む。まぁ、いうたら、Cocinaに行くのが面倒くさいってだけなんだけど。
あ〜、ずぼらちゃん。
さて、今日の日記。
特に予定もない日で、一日自由に使えるっちゃ〜使える一日ではあった。だが、最近、Mierdaな我が家の水回り。
シャワーは相変わらず打たせ湯レベルだし、蛇口をひねっても水の勢いはないし、勢いがないから、風呂のお湯はでないし、なのにトイレは水がちょろちょろ流れっぱなしだし。
あきらかに、前回配水管工事をしたときからうちの水回りは改悪されたことは間違いない。
改善するための配水管工事が、改悪になるってスペインだな〜って思う。
仕事の行く前のManoloに・・・
M「Masaquito・・・今日のpor la Man~ana(2時くらいまで)は家にいるか?」
お「いるよ」
M「今日はFontanero(水道屋)がくるから、家にいてくれないか?」
お「いいよ。でも、何時くらい?」
M「わからない・・・por la Man~anaだ」(肩をすぼめながら)
お「飯まえかな?」
M「わからないよ・・・」(同じく)
お「・・・わかった、まぁ、待ってみるよ」
M「もし来なかったら電話くれ。水道屋に電話してみるから」
お「了解」
スペインのことだったらスペイン人はわかるだろうと思うかもしれないが、そうでもない。あまりに適当すぎて、スペイン人もわからない。
彼らがよく言うのは・・・「tipico de Espan~a」。いうたら、「これがスペインってやつだ」ってことだけ。
ちゃんとした会社の場合(それでもかなり微妙だが)、時間を指定して、時間通りに来ることはある。たとえば、インターネットの回線工事は時間通り、しかも朝9時という恐ろしく早い時間帯にやってきた。
が、このFontaneroは違う。実は、月曜日にも来ることになっていて、おいらはお留守番だったのだが、結局Fontaneroはやってこなかった。だが、Fontaneroは「いや、行った!だけど、誰もでなかった」という。おいらはもちろん家にいた。そして、チャイムの音など聞いていない。
明らかに嘘をついているとしか思えない。チャイムの音は結構うるさいので、音楽をかけてても十分聞こえるレベルだ。
まぁ、なんにせよ、今日はFontaneroを待って家でお留守番。その間にチャクチャクチャクと仕事を片づける。
途中暇になったので久しぶりにNuestra PlayaであるTerrazaにいって、日焼けするために裸で読書。もちろんCervezaとタバコをもって。本はこれまたさおりさんから借りた宮部みゆきの「堪忍箱」。やっぱ彼女の文章はくどい。おいらのもくどいかもしれないが、も〜っとくどい。
だが・・・・日差しはすごいのだが、風が全くないため・・・
あぢぃぃ!!!!!死ぬっ!
と30分もしないうちに挫折。
頭クラクラしたまま部屋に戻る。しばらく目が見えなかった。
3時になってもFontaneroはこなかった。
もう確実にこないだろうな〜とは思っていたが、万が一を考え待機を続ける。
しばらくして帰ってきたMi Kyungがなにやらガリガリやっている。なにかと思ってみにいったら冷凍庫の霜取りをしていた。
前々から気になっていて、やらなくてはと思っていた場所。
さすがっ!と思って手伝う。
霜取り前の写真はとりわすれたが・・・使用可能領域が2倍以上に増えた気がする。
すんばらしい!
タバコもきれたことだし、そろそろ家から脱出したい気分だったので、Mi Kyungにお留守番を交代してもらって、外にでる。
例のごとく、que vaおばさんのところで買う。
ふと、別れるときの挨拶が、いつしからか「Adios!」(さよなら〜)から「Hasta Luego」(じゃね〜)に変わっていることに気づいた。以前・・・といっても大分前だが・・・こっちが「Hasta Luego〜」といっても「Adios」と返ってきていて、なんとなく違和感を感じていた。
もちろん店によってはお客に「Adios」をつかうのだが、友人同士で「Adios」を使うことはそうない。で、彼女はたばこ屋の女店主なので「Adios」を使うのは納得がいくのだが、耳慣れないのでいつも違和感があった。
が、今は「Hasta Luego」。Que vaおばさんに認められたってことなんだろうか?
(Que vaおばさんに関しては過去の日記参照。検索すればでます)
友達になったってことで、今度写真一緒に撮って貰おう。
その後、お金をおろし、いきつけのBar La PiuraでCervezaを注文するが、今日は一杯だけで満足。というのも朝からCervezaを2缶飲んでいたから。絶対、今年の夏はビール腹だな。いかんの〜。
今日はなんとな〜く人恋しい気分・・・つまりFiesta気分であったため、いろいろと悩んだ。いうたら、迷える子羊。
とりあえず、暇つぶしにLa Piuraの前のBodegaでVinoの研究。mixiの「スペインワイン愛好会」で教えて貰った高級Vino200 Mongesを探す。
が、実は「Mo」の部分しか覚えてないなく、違う1994年ものくらいの違うVinoをみて、そのVinoと勘違い。
「うん、これだ!これだった!」と自信ありげに叫んだが、帰ってきてみたら全然違った。また探しにいかなくっちゃ。
このBodega、かなり胸がときめく場所で、下手すると一日中いても飽きないかもしれない。
もしおいらが強盗として襲うなら、銀行でもコンビニでもなく、このBodegaに違いない。
飲んでみたいVinoが一杯ある。ありすぎる!
これまで何度も何度もいっておきながら気づかなかったのだが、ここも樽だしVinoが買える。1Lで1.2euros。近々買ってみようと思う。ついでに写真撮らせて貰おう。最後の記念に。
Bodegaの後はCaprabo(スーパー)へ。先日ここでAlhambraの1925を見つけたからだ。ノリコさんが「激ウマ!」と叫んでいたので、買いに行ったのだが・・・・。
Tercio(330ml)の瓶4本で・・・・3.5eurosもしやがった!!!!
最近もっぱら一缶(330ml)0.21eurosのHacendado(Mercadonaが作っている商品。ダイエーのSaveだっけ?みたいなもん)のCerveza専門になっていたため、一本1euros弱は痛い。痛すぎる。スーパーでこの値段じゃ、外じゃもっと高いに違いない。
しばらくのあいだ迷いに迷う。
が、やはり飲んでおくべきものだろうと思って購入。万が一に備えて、Caprabo印の・・名前はAL COSTOというらしい・・・のCervezaも6本購入。一本0.25euros。安い!
Capraboを出た後、Ricoricに行くかどうかで迷う。今日も中途半端に半人前以下分残っていたArroz con bacalaoを食べただけで、小腹が減っていたからだ。
またもや右往左往。
ぼ〜っと道ばたにつったって考えて一つの結論を出す。
Ricoricでケバブ→眩しそうな弟と会話→お腹一杯→通い婚Bodegaで軽く一杯→Esther見つめて満足→帰ってAlhambra 1925→安らかに眠る
というちょっと順番が逆になるが、ある意味裏Valencia不動のコースを作り、Ricoricへ。
が・・・。
Ricoricシエスタ中
あと15分も待てば開店するのだが、手荷物もってウロウロするのもだるいし・・・なんか、迷いに迷ってこの結果じゃ、今日はついてない日なわけだし、通い婚したところで、Estherはいないだろうし・・・。
開き直っておうちに帰った。
が、なんかイライラのモヤモヤ。今日一日がなにもなく終わりそうな気がしてめげそう。
こんな時は料理しかない!
ってことで・・・
久しぶりの完璧Tortilla。味も抜群に旨かった。自画自賛。
ついでに、今日も素麺を食べようと、素麺つゆを作る。今回は水を水道水じゃなくって、買ってきた水を使用。どれくらい味が違うか確かめるために。
最初はよくわからなかったが、味わってみるとやはり全然違った。
これにて素麺つゆは完璧にマスター。もう、免許皆伝ってことにしておく。
以後は、前に買ってきた3倍濃縮素麺つゆを使う。なくなるまで。じゃないと、醤油やみりんや調理酒がいくらあっても足りなくなるから。やっぱり、心臓に悪い。下手なホラーよりもビクビクする。
Santiがいないので、Manoloと素麺をすする。今日は音をたてて食べてやった。
おいらって日本人!
その後、映画。ってことで、映画感想。完結に。
【Cecil B. Demente】3.8点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:5
アメリカとフランスの合作映画。監督はジョン・ウォーターズ。有名だが、彼の作品を見たのは実は初めてだったりする。
Torrente並にくだらないのだが、くだらなさというか、お馬鹿度というか、過激度からいったら、Manolo曰わく、TorrenteのSantiago seguraより全然上とのこと。バカというか、頭がおかしいといっていた。
アメリカの一般大衆映画・・・続編ものや、リメーク、ハリウッドの金だけかかったくだらない映画を排除しようとするセシル・B・ディメンティドをリーダーに扇ぐ、テロリスト集団。彼らは予算が全くかからない、リアリティーを追求した映画をひたすら撮り続ける。
その主役に抜擢されたのが、ハリウッドの大物スターだったハニー・ウィットロック(メラニー・グリフィスだった(笑))。彼女は彼らが排斥しようとする商業映画(メジャー映画?)で有名な女優だったが、彼女の中に何かをみつけたらしく彼女を誘拐(この辺理由はわからず)。
テロリスト活動によってリアルな映画を撮ってるうちに、彼女も彼らの思想がわかってきたのか・・・ノリノリで参加し始める・・・。
てな感じのストーリー。
おそろしいほどくだらないが、なんだかんだで目が離せない。そして、笑えるところはいっぱいある。何度「バカだ〜こいつら!」と叫んだかわからない。
日本でもあるので、笑いたいならお勧めする。
日本だと・・・「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」というタイトルらしい。
彼の映画はいつもこういう感じらしいので、他のも是非探してみてみたいものだ。
ってことで、もう一時間たったので寝る。
明日は今日のリベンジで通い婚だ!Ricoricだ!!!
追記
知らなかったんだけど・・・ポルトワインって・・・Vino durceなのね。MurciaのVinoに似てる。おいしいけど・・・甘い。
追記2
最近、金魚と仲良くなったらしくて、水槽の上でいつも寝ている春。目がウトウトしかけててあまりにも可愛かったので激写。いや〜、かわいすぎる。春。