Masaquito2005-07-21

今週は海週間ということもあり、いつもの面々を呼んで海へいくことに。海はやっぱ大人数の方が面白いから。

せっかく集めるんだから、ミニ企画にしてしまおうと、昼間の通い婚もオプションでつけてみた。

昼間の通い婚は前回いったときは下見だけで、食事はしなかったが、なにやら旨そうな料理を皆が食べていたので、通い婚BodegaがVacaciones(夏休み)に入る前に一度は食べておかなくては・・・って思っていたのだ。


今回誘ったメンバーは、タカシ君、大興君、フサエちゃんの面々。友君はCuencaがどうこうっていってたから連絡してなかった。

が、主催者のおいらの方にトラブル。トラブルっていうか、お留守番の用事が入る。

例のFontanero(水道屋さん)の一件で。

何度も日記で書いているような気がするが、現在、うちの水回りはものすごいことになっている。風呂はお湯がでないし、水はちょろちょろだし、トイレの水は流したあと、ちょろちょろ水が流れているし、シンクの下のパイプは壊れて(何度も修復したが無理)、雨漏りのような状態で、バケツ下に置いてるし・・・。

それもこれも、改善するための配水管工事で改悪されたからに他ならない。

おいらが、ここ最近で、Fontaneroを待つのはこれで4回目。で、これまでの3回は、全部、来なかった。約束の時間に遅れるくらいなら、まぁ〜スペイン的にはありなので、いいのだが・・・・待てども待てどもこないのだ。あげくの果てに、来てないのに「行ったけど!いなかった!」とかいう始末。一回目の時は、おいらがチャイムの音を聞き逃したとか、間違った部屋番号を押したんじゃないか・・・とかいろいろもっともらしい理由を考えたが(まだFontaneroを信じていた)、2回目来なかった時に、たぶん一回目も来てないな・・・って事に気づかされた。

まぁ、いいや。

で、Fontaneroが来るのが昼の1時。Bodegaでの打ち合わせが1時半。

1時に来てくれれば何の問題もない。もし作業に時間がかかりそうだったら、残念だが通い婚Bodegaはあきらめて、2時半集合のPlz Canovasに行けばいい。

だが、もし1時にこないとなると・・・・。っていうか、絶対こないだろうな〜って確信しているのだが、スペイン人はその辺は気まぐれなので、突然来たりする。とにかく、1時には家にいなくてはいけない。


時計の針はいとも簡単に1時を走り抜けていき・・・あっというまに1時半がやってきた。


おいおい・・・誰もこねぇ〜ぞ〜!人の気配すらしないぞ〜。

スペインで何かを待つ場合のコツとして・・・

Barやレストランなら15分前後が基本。彼らが「Ahora mismo!」(今すぐいくよ!!)とか、「Enseguida!」(へい!ただいま!)と笑顔で言ってこようが、それくらいは待つことは覚悟して欲しい。15分待って頼んだ物が、お勘定が来なければ、相手は完全に忘れてる場合が多いので、もう一度言い直さなければいけない。


待ち合わせの場合は30分〜1時間。もちろん、15分遅れとか、20分遅れっていうのがほとんどだろうが、集合場所が外ではなく、どこかのBarや家だった場合は、それくらいは見ておいた方がいい。で、1時間経っても来なかったら、電話をかけるって感じ。

「何故、もっと早く電話をかけないの?」と思う人もたくさんいるかもしれないが、早く電話してもあまり意味がないのだ。遅れる場合には、いろいろ理由があるかもしれないが、基本的には彼らは「トラブルかなんかで遅れてしまう」わけではなくて、「準備できてないから遅れる」のだ。約束の時間までに準備のできてない人間にたいして、「早く来い!」といったところで、意味がないのだ。「今すぐいくよ!」といわれて電話を切っても、30分は待つ。だから、電話はかけないのだ。

ちなみに、「あと5分!」っていわれたら、それすなわち15分。「あと10分!」っていわれたら、それすなわち30分を意味する。おいらはスペインでは遅刻することは滅多にないが(すっぽかすことはある)、日本ではよくこれを多用していたので、よくわかる。

あと、ちなみに、ちなみに・・・スペイン人の名誉のためにいっておくが、遅刻することが多いだけで、遅刻しない人も当然たくさんいる。それにスペイン人だけが遅れるわけではなく、他のヨーロピアンたちも普通に遅れる。学校のイベントの時なんぞは、集合時間が10時でも動き始めるのはなんだかんだで10時40分とかだったりする。それ以降は集団だけあって待ってられないので、来なかった人はおいていく感じになる。


なんか、話がずれすぎた・・・。どこまで書いたっけ・・・。

あ〜そうだ。ということで、おいらもスペインに習って、2時までは待った。だが、もう来ないと思ったので通い婚の準備をする。

万が一にそなえて、玄関のチャイムのところに、「もし誰もいなかったらここに電話かけて!」というメッセージとおいらの携帯の番号を貼り付けておいた。


すでに3人はいた・・・・いや、いないと思っていた友君がいたから1人増えて全部で4人が待っていた。

そして、何故か彼らは飯を食べてはおらず、Cervezaを立ち飲みしていた。

お「あれ?どうしたの?」
タ「机がないねん!」
お「ホントだ・・・(笑)」
タ「本当にあったの?」
お「あったってば!(笑)」
「なんでだろう」
お「もう2時だから、もう少ししたらでてくるんじゃない?」
タ「そうおもってうちらも待っててん」
お「じゃ、待つか・・・」

が、2時を少し過ぎてもテーブルがでてくる気配はなかった。

お「もしかしてさ〜もうVacaciones近いから、昼飯やってないのかな?」
タ「なのかな〜?」
お「周り見ても普通のTapasしか食べてないし・・・」
お「フサエちゃん・・・先日さ〜ママン、冷蔵庫の霜取りしてたよね?」
フ「うん。してた」
お「だから、もう料理作ってないとか・・・」
タ「ありうるな〜」

あきらめて、うちらもいつものTapasを頼む。今日は珍しくAlbondigas(肉団子)があったので、それも注文。大興君とタカシ君は腹を空かせてやってきたらしく、むさぼり食べていた。

で、2時半ちょっと過ぎ・・・奥から番頭Manoloがテーブルを出してきた。

お「今でてきたよ!!!」
タ「遅いよ!!!もう頼んじゃったし・・・」
お「おろ???でも、一つだけだ・・・彼らの分だけだ・・・」
タ「ほんとだ・・・」

いろいろ話し合った結果・・・・どうやらこのBodegaの昼飯のシステムは申告制というおされな方式を採用しているらしい。

つまり、座って昼飯食べたかったら、番頭Manoloにそう伝えてテーブルを出して貰わなければいけないようだ。

ってことで、今回はその情報をつかんだだけで良しとして、腹を完璧に満たすには少々足りないくらいのTapasだけで済ますことにした。

そろそろ帰ろうかというとき、番頭Manoloが話しかけてきた。

番頭Manoloと以前とりかわした約束の件についてだ。

おいらは彼がそれを忘れてしまっているのではないかと、ビクビクビクビクしていたのだが・・・彼はちゃんと覚えていてくれた。

「旦那、旦那・・・例のブツのことでやんすけど・・・来月8月の3日や4日はいかがでやんすか??」
旦「うむ・・・苦しゅうな・・・・あ〜〜〜!!!駄目でおじゃる。多分、いないでござる!」
番「旦那はいつ帰るんでやんすか?」
旦「帰るのは9月末でおじゃる。だが、旅行に行くでおじゃる」
番「そうでげすか・・・」
旦「今日また夜におそらくここに寄るでおじゃる。だから、そのときに話そうでおじゃる」
番「うししししっ!夜もですかい?旦那も相当のやりてですな〜」
旦「ふふふ・・・おぬしも相当の悪よの〜。」


午後、3時・・・Plz Canovasに向かう。途中で乗る予定のバスを発見し、みなで小走り。待っている人が結構いたので、走らずとも余裕で間に合ったのを見て、

運動不足のフサエちゃん、ぜぇぜぇいいながら・・・

「なんだ〜全然間に合ったじゃん!走る必要なかったよ〜」

とぼやいていた。

バスに乗ってすぐ・・・バスに乗り遅れた人が走ってやってきた。それを載せるために運転手急ブレーキ。

その弾みでよたったおいら。またもや切れるビーサンの鼻緒。しかも、前回のとは違う方の鼻緒。無理矢理歩いたら、足の親指と人差し指の間がズリムケタ(つд`)゜・。


海での出来事は写真と少しのコメントで済ます。


まずは、4人で海で遊ぶ。お留守番はフサエちゃん。もってきたビーチボールとビーチマット(?)を使用。

マットの方は、素敵なことに穴がどこかに空いていて、遊んでいるとタイタニックな気分を味わえる、秀逸な一品であった。徐々に沈んでいく恐怖・・・。いや〜〜〜!!


タイタニックごっこで遊んでいるおいらを無視して、男3人はビーチボールで遊び始める。かなり不毛なビーチバレー。

というのも、風が強すぎて、すぐにボールが飛んでいってしまうのだ。だから、風を計算して、ものすごい勢いで、誰もいない方向にボールを投げつけないてちょうどいいという感じ。もう、ほとんどゴルフ

一投目は良いが、二投目以降はもうそんな計算している余裕があるはずもなく、ボールで遊んでいる時間よりも、風に流されてどんどん遠くへ飛んでいくボールを追いかけている時間の方が長いことに気づき、あえなく終了。


砂遊びを始めたおいら。お城を造るのだ!

それを見つけたタカシ君も隣に座って参加。

一回目は場所が悪すぎた。波が結構な頻度でくるので、城壁さえも作れない。なので、少し後ろに下がって改めて作り直す。


通りかかった、大興君を呼ぶ。

お「大興君!!!こい!!!城だ!城!!!!手伝うんだ!」
「ボクはいまとてつもなく忙しいんです!!!!」

そういって、タバコをぷか〜〜っとくゆらす大興氏

何もいえませんでした・・・。


お兄ちゃんに一ヶ月250円で雇われていたさわやか好青年の友君は、大興君ほどふてぶてしくない。

治水工事に専念するおいらを助けに来てくれた。おいらは治水奉行だったので、彼を城壁の普請奉行に任命。

3人で城を造り始める。


なんか、おいらの頭、オバQ見たいになってるし・・・。


しばらくして、忙しくなくなったのか、大興君も参加。4人で城作り。


このころになると、波だ徐々に近づいてきていて、治水がおっつかない状態になる。外濠を何重に作っても、すぐに埋まってしまう。

池泉回遊式庭園の工事計画もすぐさま破綻し、琵琶湖(竹生島を作ることも予定していた)もあえなく破壊。

何度、琵琶湖を作ろうとしても、波がそれをさらっていってしまう。

こうなったら、人身御供だ!!!!

と、自分の体を盾にまでして、少しでも城壁への直接的な浸食をおさえよう!琵琶湖を作ろう!!と意気込みを見せたというのに・・・。

フ「なんか・・・打ち上げられたトドみたい・・・
タ「ほんとや、ほんとや・・・トドや、トドや・・・」
お「・・・・」
お「黙ってこの勇姿を写真におさめんかい!」
フ「あはははは!そのポーズでかっこつけてるつもりなの?」
お「・・・・じゃ、もう一枚」
フ「あははは!さっきより変だよ・・・ポーズ。トドだ、トド!」
お「・・・・」

あきらめて琵琶湖作りに専念することにした。

寝っ転がって、治水はしてるものの、意外と暇。

お「フサエちゃん、フサエちゃん・・・ほら、そこのトップレスの彼女・・・写真撮れ!」
フ「え〜〜〜!?なんであたしが〜〜!」
お「さりげなくな。こう、うちらを撮るフリしてな。」
フ「え〜〜〜!」
お「サイトのファンサービスだ!ファンサービス!」
フ「・・・・」
お「あまりはっきりとれなくていいから、まぁ、適当に。みえないくらいがちょうど良い」

ってことで、彼女に撮って貰ったのだが・・・良い仕事しすぎ・・・・


縮小したから大して見えないが、普通のサイズだと全然余裕で見えてしまうレベル。



撮れっていったのはおいらなのだが・・・あまり洒落になってない。まぁ、見られたところで、たいした問題でもないんだろうけどな。


城作りはしばらくして無事完成した。波にのまれて壊されるところもきちんと拝んできた。途中、流されてきたSephia(イカ)を発見したので、それを山に埋めて、Sepia陵と銘々。こうして、城は墳墓になってしまった・・・。


今日はトップレスがまた一段と多い日だったのだが・・・一番すごかったのが、写真の4人組。


流石にトップレス4人がボール遊びをしていると超ド迫力だ。こういうときに「圧巻」とう言葉は使うんだと思った。


ぼ〜っとタバコを吸っていると、彼女たちが遊んでいたボールが、うちらのときと同じようにコロコロと転がってきた。

たまたま立っていたタカシ君がそれを拾う。

彼女たちの1人が、普通にこっちにボールをうけとりにやってくる。

当然彼女はトップレス。結構でかい。

おいらはタカシ君がどう出るか楽しみに見つめる。

女「ありがとう」
タ「どういたしまして・・・」

タカシ君、走り寄ってきて・・・

「いや〜〜〜あれは目のやり場に困るよ・・・どこみていいかわからんかったよ」

わかるぞ・・・わかるぞ・・・友よ・・・でも、ちゃんと正しい受け答えができただけすごいと思うぞ。

おいらだったら、「Gracias」(ありがとう)っていわれたら、「a ti」(こちらこそ)って答えてしまっていたかもしれない。そんなこといったら、向こうに冷たい視線で見られたかもしれない。

う〜ん、ゾクゾクものだ。

もう本当に腐るほど見ているので、視覚的には見慣れているのだが・・・やはり、頭の中では慣れない・・・。特に日本人と一緒に遊んでいるわけで、頭の中は伊豆のPlayaにいるような感覚になっているのかもしれない。それか、おいらはやっぱり男ってことなんだろうか?

本能が何か訴えてきてるのか??


その後、みなで読書したり、お昼寝したりして過ごす。今回は面倒だったので、日焼け止めクリームを塗らなかったため、少々赤黒くなる。やはり塗らないと一気に黒くなることが判明。その分熱を持つので、体がいつまでもほてった感じだ。熱い!


8時半くらいのバスにのり、Valenciaへ帰る。

でもって、いつものコース。

Ricoricいって・・・


(眩しそうな弟)

通い婚Bodega。

今日で3日連続通い婚。そして、明日も仕事で通い婚。

Tinto de veranoをPorron(大)で2つ注文。結構たっぷり飲んだ気がするが、5euros。1人1euros。安い・・・。


海疲れなので、botellonすることもなく、うちで飲み直すこともなく、十字路で解散。

1人トボトボ帰ってきた。

翌日は朝7時に起きなくてはいけないので、2時には寝た。