遂
ぐだぐだの、うだうだだが、ごりおしで日記。
昼間は心なしか軽い二日酔い。
いつものように食べれば元気になると思って、寝起きの状態でBocadillo de Jamonを食べたが、これが実は失敗。
胸焼けして、途中でギブアップ。
二日酔いにはやっぱりPan(パン)じゃなくってArroz(米)じゃないと駄目らしい。なぜなら、おいらは日本人だから。次回からは炒飯とかにしよう。
夕方まで、二日酔いに胸焼けを追加して、細々仕事をする。
でもって、8時・・・例のごとく通い婚。
ノンストップ 通い婚♪
今日もBodegaで8時〜♪
(by Pizzicato five)
しかし、今日は特別な日である。今日は約束のブツをもらえることになっていた。
おいらが頼んだのは、Manoloが毎日毎日仕事中に着ているシャツ・・・胸のポケットに「Bodega Pascual」と印字された素敵なポロシャツ。
いらない人にとってはホントどうでもいい、くだらないものだが、おいらには宝物になると思われること間違いなしの一品。
最初から「頂戴!」っていわったわけではない。
「そのシャツどこで買ったの?もしよかったらそのシャツ買いたい!」
といったら、番頭Manoloが
「一枚プレゼントするよ!」
といってくれたのだ。
Buen chicoだぜ、番頭Manolo!
で、彼はさらにBuen chicoぶりを発揮して、いつもトイレの鍵を借りているため、今では近寄っただけで向こうが気を利かせて(EstherとElena)鍵をくれるようになったフサエちゃんと同じく同様に常連中の常連タカシ君にもシャツを用意してくれていた。そちらは冬服で、長袖らしい。
Bodegaにつくと、タカシ君と大興君はすでに到着して、CervezaとVermutを呑んでいた。
タカシ君は仕事の関係上8時半までしかいられないが、Manoloは全く動く気配がしない。「わ・・・忘れたか?」と不安に思いながらはタカシ君は仕事に行った。もし、貰ったら、お返しにこのTシャツ渡しておいて・・・と言い残して。
タカシ君が帰って5分もしないうちに、Manoloが近寄ってきて・・・
「旦那!申し訳ねぇ〜。あっし・・・ちょっとうっかりしちまいまして・・・昨夜までは覚えてたんでげすけどね、朝になったらとんと頭がぼけちまいやして・・・今日のところは白シャツのほうしかねぇんでやんす。次回絶対もってきやすんで!いつこられるでやんすか?」
というわけで、Vacacionesが終わった9月になったら、再び通い婚Bodegaで戴くことで了承した。もともと、向こうの好意なので、無理は頼めない。もう休みだし、うちらもいないわけだし・・・。
おいらは彼へのお礼に、ポルトワインを買っていこうと思う。ちゃんとした値段のヤツ。
しばらく大興君とまったり話していると、Guiomarとそのご両親である、ショーン・コネリーと峰不二子が登場。
相変わらず渋すぎるほど渋い夫婦だ。パパかっこよすぎ。
Guiomarとは最初、ハンガリーでかなり盛り上がったというゲームの話で盛り上がる。紙に書いてある指示に従って呑まなければいけないというゲーム。インターナショナルなゲームで、たとえば「島国に出身の人間は呑まなければいけない」とか書いてあるらしい。全部で72枚のカードがあるそうだが、72枚終わる前に、総全滅するらしい。いうたら、へべれけ。
今度そのカード(72枚)をコピーしてくれるというので、機会があったらやってみようと思う。
しばらくして、フサエちゃんがやってくる。何でも体調を崩したようで、顔色が悪い。熱があるとのことだった。
フサエちゃんと大興君が話している間、前々からのおいらの研究テーマである、スペインと日本における、男女のつきあい始め、つきあい方の違いについて質問する。
この質問は結構あっちこっちのスペイン人にしていて、まだちゃんとまとまったデータがないのだが、とても興味深いので、仲良くなったスペイン人には聞くようにしている。ある程度意見がまとまったら、コラムで書く予定。
Guiomarはハンガリーに2年ほど住んでいたので、その国とスペインとの違いもよくわかっているので、なかなか興味深い話を聞けた。彼女も興味があるのかわからないが、かなり丁寧に話してくれたので、とても良いデータがとれた。
聞けば聞くほど、日本とスペインでは違いがありぎる。違うだけならまだいいのだが、危ないというか、かなりの誤解を招く必要があるので、結構洒落になってない部分も多い。特に女の子だ。
彼女曰わく、「スペイン人の男はCabronだ!あとは似たところでイタリアだ。で、女の子・・・特に日本人とかは、勘違いするから気をつけなければ駄目。」とのこと。
そんな話でGuiomarと盛り上がってると、いつのまにか友君が参加していた。
お「あれ?いつきたの?」
友「さっきですよ!」
お「おろろ・・・ごめん」
友「腕を組んで真剣に話してるから、目配せだけしたんですけど、気づいてなかったんですね(笑)」
お「ちょっと盛り上がりすぎて・・・」
Guiomarが帰り際、Valenciano郊外のPueblo(村)でやる、Paella祭りに誘ってくれた。8月14日の日曜日。先日、Carmenにいったときのメンバーの1人のPuebloらしく、そこを訪ねて、呑んで、食って、騒ぐらしい。帰りはタクシーで二人席が余っていたっぽいので、タカシ君とフサエちゃんを誘うことも了承してくれた。
ってことで、ポルトガルから帰ってきたら、一気にスペインモードに戻すために、Paella食うとしよう。Len~a(薪)でちゃんと作る巨大Paellaらしい。たぶん。
11時半・・・最後の通いBodega終了。
今日から約一ヶ月は通い婚ができないと思うと・・・ポルトガルはそういった意味では傷心旅行みたいなもんかもしれん。
ポルトガルでもたっぷり妄想してくるとするかね〜。
追記
うっかり書き忘れたが28日(木)に、初めて通い婚Bodegaで昼飯を食べた。やはり申請制で「ご飯食べれる?」といわないと机はでてこないらしい。食べたのは「Arroz al Horno」。おいらが、先日作ったやつだ。はっきりいって、おいらのなんてお話にならないくらい旨かった。正直ここまで味の差があると愕然とする。絶対旨いArroz al Horno作れるようになってやる!Estherのママンにでも弟子入りしようかな〜。姐御直伝+ママン直伝てな具合に。
ただ働きでいいから、シャツ着てBodegaで働きたい