La Tomatina

Masaquito2005-08-31

ということで、今年もTomatinaにいってきた。

Tomatinaは戦後処理が大変(耳の中から3日間くらいトマトがでてくる悪夢)なので、今年は参加しないつもりだったのだが、ガイドの依頼があったので、「これも定めじゃ」といくことにする。

すでに学校の生徒ではないが、学校企画に便乗する形で参加。今年は最大級で、学校の生徒じゃないのも含んではいるが、総勢92名。2台のバスをチャーターしていく。

今年は人数が多かったため、いつものちょっとした広場になっている場所ではなく、その広場の手前の細くなったところ。

Tシャツの飛んでくる確率は少ないものの、修羅場度合いでは、広場よりも全然えぐい。広さが狭い分、飛んでくるトマトが至近距離であることが多かったり、朝の通勤ラッシュさながらの密度なため、まともに動けないわ、ぬめるわ、知らない人に集中豪雨受けるわ・・・で、これまでで一番壮絶だったかもしれない。

去年はトマトが青かったのもあり、痛いどころの騒ぎじゃなかったが、今年はまぁ適度。つぶさないで投げる輩もいるので、たまに激痛が走るが、大きさは去年よりも小さく、例えるなら、本気モードの和辛子じゃなくて、マスタード級の辛さといったところだ。

前半戦は階段側に陣を敷いてしまい、足下がおぼつかない状態に。逃げ出すように上の何故か人のいない広場にいったら・・・すでに激戦地。

噴水の水を集団強盗よろしくかけられる。トマト投げもまだ始まってないというのに、すでに濡れ鼠。

1人だけで楽しんじゃもったいない・・・とガイド相手のエリゾウを連れてきて、彼らに水をかけて貰うように頼む。そして、有無を言わさず集中豪雨。ついでに、彼女は早速Tシャツを引きちぎられる。逃げたのはいいが、足場が滑るためおしりからすっころぶ。おいらは知らぬ顔して逃げていく。これもガイドの仕事。

二人目の道連れは、すぐ側にいたペコちゃん。これまた彼らのところにつれていって水を大量にかけて貰う。「信じられな〜〜〜い!!!」という彼女の怒声が木霊するが、そんなことはお構いなしに次々に水をかけるおいら。それに乗じて、おいらも水を彼らにかけまくる。

彼らがそろそろ暴徒と化しそうだったのでおいらたちは退散し、階段の下の方にいたタカシ君、みつ君、アサコちゃんに、上の激戦地を紹介すると、まんまと濡れ鼠+Tシャツを破られて戻ってきた。

知らぬ間にJamonとJabonのイベント(コラムのTomatina参照)は終わっており、TシャツやぶりのTシャツ投げが始まる。うちらの地帯は投げれる状態ではなかったので、遠くから飛んでくるやつくらいで助かった。Tomatinaで一番えぐいのが、このTシャツ戦争。おいらはあまり好きではない。破られるのはいいが、当たると青たん級の痛さだ。

ってことで、トラックがやってきてTomatina開始。このあたりは毎年同じなので、詳細は省いて、写真だけですます。

ちなみに今年の参加人数は約40000人で、トマトの量は130t。噂によると、中尾彬がグルグル巻いて参加してたらしい。







Tomatinaが終わり、Valenciaに戻ってきたのは3時過ぎ。

シャワーのために全員解散。Tomatinaはこうして無事(?)終了した。


休憩後、タカシ君、エリゾウ、そして、旅行中にこれまたガイドの依頼をくれて千里君(あだ名)の4人で、バスク料理を出す店「Bar che」で打ち合わせ&与太話。

飲み足りなかったが12時近くに解散。おいらはエリゾウを宿まで送ってテクテク帰ってきた。

部屋に戻ると、なんともトマト臭い!!!

「まだ匂いが染みついているのか!!??」

と自分の体をクンクンやったが、そこまで匂いは発していない。

しかし、ベッドを見ると、誰かが気を利かせたのか取り込まれた洗濯物が。

その中に、手荒いするまえに暫定的に干しておいたトマトまみれのタンクトップが混じっていた!!!!

泣きながらビニール袋につっこみゴミ箱へ捨てた。

2度目やられたらたまらんから・・・。