demasiado cansado

31日のTomatinaから始まった怒濤の一週間。ガイドの仕事に、様々な顔合わせに、Fiestaに、Bodegaに・・・死ぬほど疲れた。ここまで日々疲れを残して毎日活動したことはかつて一度もないと思うし、まだしばらく続くと思うと、趣味とはいえ「うぐむ・・・」といいたくなる。

先ほど21時半にマリちゃんが日本に向けて帰っていってしまったが、何はともあれ、一段落はついた。が、日記も一週間分たまっていて、今すぐにでもドイツあたりに逃げ出したい気分。なにもかもほっぽって。

それにしても、てんぱっている時の酒の飲み過ぎはいかんことを改めて再認識。忙しい時のVinoは控えようと、さりげなく心に誓った。

久しぶりにタカシ君と「二人でまったり飲み en 通い婚Bodega」でもしたいものだ。


すでに気持ちは日本への帰国モード。いまだけかもしれないが、そろそろ本気で準備しないといけない気がしてきた。

3年前からず〜っと恐れていた自分のDespedida(お別れFiesta)のことも考えなくちゃいけない。2回くらいに分けるってもんだろうな。

備忘録としては・・・

昼間はCentroをマリちゃんと散歩。Paellaくったり、買い物したり、Manoloの誕生日プレゼント買ったり(日本のガイド)などなど。

7時半頃、タカシ君が自分の作品を持ってうちにやってきて、マリちゃんにプレゼントした。3桁代の作品らしいが、薄皮饅頭で手を打ったようだ。太っ腹過ぎる(笑)

夜は誰かと話したい気分だったが、タイミングがいろいろ悪く断念。1人でCerveza飲んで、日記への恐怖をつのらす。

スペイン映画、「TESIS」を見る。軽く感想。

【TESIS】 3.0点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:6

Alejandro Amenabarの1996年の作品。日本だと「テシス 次ぎに私が殺される」というタイトル。

主役は「ミツバチのささやき」で超可愛い(いろんな意味で)子役を演じたANA TORRENT。でもって、Mala EducacionのFELE MARTINEZも出演。Mala Educacionの時は、違った意味で怖かったのでじっくりはみれなかったが、この映画の彼はジョニーデップに似てると思う。良い味出してる。

ジャンルとしてはホラーだと聞いていたが、サスペンス映画になると思う。アナちゃんが、後先考えずズサズサ首をつっこんでいくあたりはホラーっぽいが・・・。

大学の卒論で「暴力映像」について書くことにしたAngelaAna Torrent)。担当の大学教授に「暴力映像マニア」で、すこし奇人の感じなChema(Fele Martinez)を紹介してもらい、彼の助けをうけながら、論文のための調査を始める。

しかし、担当の大学教授がAnaのためにライブラリーの奥深くからみつけた一本の本物の暴力映像が録画されたビデオテープ(スナッフムービー)によって、事件は起こる。

映像オタクのChemaによって、そのスナッフムービーを撮ったカメラが、当時は珍しいデジタルカメラということが判明し、偶然にもそのカメラを持った男Bosco(Eduardo Noriega)を発見し、さらに事件に巻き込まれていく・・・。

そんな話。サスペンスなので、あまり書くとネタバレになるのでこの辺でやめておく。

ホラーやサスペンスにはホントありがちだが、Anaちゃんは、好奇心のためとはいえ首つっこみすぎ。しかも、首をつっこむ理由がTESIS(スペイン語卒業論文の意)のためってのがなんともかんとも。そうじゃなければ、ストーリーが続かないのでしょうがないのはわかるのだが、あれだけ首をつっこんでおいて「次ぎに私が殺される」じゃないだろうに・・・。ちなみに原題のサブタイトルは「ME LLAMO ANGELA ME VAN A MATAR」(私はアンヘラ 私は殺される)。

ただ、映画自体はテンポもよく、二転三転するので、なんだかんだで結構ドキドキしたりした。「バカ!Ana!よけいなことするな!」って何度思ったことか。Chemaなんて完全に巻き添えだし。彼がAngelaに怒鳴りつけた気持ちがホントよくわかった。Angela、逃げてばかりだし・・・。

映画とは関係なく残園だったのだが、Ana Torrent。「みつばちのささやき」のときはものすごい可愛い子で、「青いパパイヤの香り」のムイちゃん同様、ロリコン(ロリ顔好き)としては「萌え〜!」で、壁紙にまでしたのに・・・30才になってあそこまで変わってしまうなんて。この映画の彼女も、おそらく十分綺麗といえるんだろうけど・・・なんか痩せすぎだし、目に輝きがない。非常にショックだった。

スペイン語の方は特に難しくなく、映像だけでも十分理解できるのだが、Chemaが話しているスペイン語は若者言葉で、さらに怒っていたり、口調が速いのもあって聞き取るのが大変だった。

というわけで、単純にハラハラドキドキしたい、指の隙間からそ〜〜〜っとみたいなことをやりたい人にはお勧めの映画。映像が結構えぐいので、心臓が弱い人にはお勧めしない。大学教授みたいな羽目になるかもしれないから。