おれはもう死んでいる・・・

Masaquito2005-09-23

最近ず〜〜〜っと、頭の中に靄がかかってるみたいだ。原因不明の疲労。寝不足というよりは、「気」が原因っぽい。気づかないうちに、頭の中で葛藤してるのだろうか?それとも、理性と感情が闘ってるのだろうか?何にせよ、ものすごい疲れてる。

朝起きて、空模様を確認。よし・・・悪くない・・・とたまった洗濯物を持って洗濯機へ向かう。もちろんパンツ一丁で、上はジンベエさんという、ある意味、変質者の様な格好。でも、誰もいないから大丈夫。

とか思いながら、洗濯の準備をしているとManoloが帰って来た。まだ12時前。「今日は随分早いな〜」と準備を進めてると、Manolo以外に女の子の声が・・・。

お「!!!!!!」
M「Hola!」
女1「Hola!」
女2「Hola!」
お「!!!!!!!Manolo!おいらパンツ一枚だって〜〜!!」
M「大丈夫だよ〜!そっちのほうがセクシーだ!」
お「そういう問題じゃない!!!」
女1「ニヤニヤ」
女2「あはははは」

ってことで、ジンベエさんでパンツを隠しつつ、二人の間を逃げるようにして自分の部屋に逃げ込む。そして、ズボンをはく。そのまま洗面所にいって、顔を洗い・・・

知らない子にパンツ姿見られた・・・知らない子にパンツ姿見られた・・・・もうお婿に行けない・・・

こんなことなら、Manoloから貰った赤い勝負パンツはいておくんだったっ!


今日も掃除をしようと思っていたのだが、昼飯を一緒に食べようと誘われたので、ホイホイついて行って、一緒にArroz Negroを食べる。

彼女たちはオーストリア人の二人組で、名前をマリアとニコル(多分)といった。

こっちに来てから、いろいろな国の人間と知り合いになったり、友達になったりしたが、オーストリア人に関してはこれまで一度もはずれがない。妙に話が合ったり、気があったりする人が多いのだ。日本人と何が似ているのか?と聞かれると困るのだが、同じドイツ語(訛りがあるが)を話していても、ドイツ人とも違うし、スイス人ともこれまた違う。以前、オーストリアにいったときに、近現代の歴史が日本と似ているな〜とは感じたことがあったが、それが関わってくるんだろうか?

まぁ、とにかく、おいらはオーストリア人とは妙に馬が合うことが多いので好きなのだ。

結局、彼女たちは6時半くらいまでうちにいたので、掃除も休憩も出来ずに、自分が企画した夜のFiestaに行くこととなった。

その前にタカシ君にメールでも報告したが、すでにもうおじいちゃんヨボヨボ。今日は最初から撃沈覚悟でのFiestaとなることは必至だった。出発前にすでに眠かったし、疲れていた。2時近くにならないと参加できないタカシ君のことを考えて、botellonコースにする予定だったが、おいらはそこまで参加する自信もなし。シンタロウさんが1時から違う約束があるというので、彼が帰ってからは、自由参加でbotellonやってもらうつもりだった。


ってことで、Fiesta en Bodega Labrador

今日の主役は、Castellon在住で、サイトを通して知り合ったシンタロウさんと、今日試験が終わって一段落付いたアサコちゃんの2人。

集合は7時半だったので、ぴったりにいったのだが・・・誰もおらず。結局30分くらい待ってようやくケイコちゃんとハルカちゃんが登場。そして、彼女たちを皮切りに、マサユキ君、アサコちゃん、フサエ嬢も登場。主役のシンタロウさんは「ちょっと遅れる!」とメンサヘを貰っていたが、一時間以上おくれて登場。その辺はすでにスペイン人になっている模様。

その後も、ミツ君とそのお友達で最近ついたばかりの・・・長渕に似ている・・・名前を失念・・・もやってきて、想像以上の人数でのFiestaとなった。

ついでにいってしまえば、先日Izumiちゃんといるときにあったケン君と、今日本からやってきてValenciaにいるはぽさんとも偶然Labradorで遭遇。


話した内容はあまりにバラバラでここで書くことはできないが、なにやら経済の話でシンタロウさんを中心に盛り上がり、アサコちゃんはアサコちゃんで、仕事のチャンスがないか、シンタロウさんに食いついていき、京都のなんとか布帆なんとかというブランド品の話、おいらが日本では仕事ができなさそうだという話、サッカーの話、アサコちゃんの試験の話、ミツ君の帰国の話、Castellonの話などなど・・・多方面にわたった。

あ、そうだ・・・ケイコちゃん・・・Labradorにノートパソコン持ってきてた(爆)。おそらく、Labrador開店以来、あそこの机でノートPCを開いたのは、ケイコちゃんだけじゃないだろうか・・・・あまりに希有な風景だったので、写真におさめておいた。いや〜違和感ありまくり。

Labradorでの一次会を終え、二次会のbotellon参加希望者をつのる。

お「参加する人、手〜あげて!Rioの方いくから遠くなるよ!」

全員手を挙げる・・・・


日本じゃあり得ない光景なんですが・・・。


ってことで、Labradorでお持ち帰り用Vinoを3本、計4.5L(普通のbotella6本分)と、ハルカちゃんのたっての希望でチョリソを購入。

全員でテクテクRioへ向かう。おいらはというと、帰るに帰れない状態となり、結局botellonコース爆睡行きへと向かうことにした。


botellonの場所は例のごとく、Palau de la Musicaの前の噴水近く。最近botellonといったらここ!ってくらい恒例になってる場所だ。

メンバーはさっきと変わりなしだったが、途中から、おいらの指をチョリソと一緒にかみついた仔猫がまたもややってきて参加。前回の二の舞にならないように、手からじゃなくて、チョリソを床に投げて餌付け。今日もものすごい勢いでがっついていた。今度名前を付けてやろう。チョリソって名前で決まりそうだが・・・。女の子だから・・・チョリソじゃ駄目か・・・・。


何時頃か忘れたが、botellon開始後1時間くらいでタカシ君登場。入れ替わるようにフサエ嬢が退散。彼女をRioの上まで送っていき、帰ってくると・・・どこからわきでたかしらないが、人数が10人くらい増えていた。たかだか3分くらいの間にだ。

全員スペイン人でミツ君の友達とのことだった。


その直後・・・おいらは予定通り撃沈。おそらくタカシ君が来たことによる安心感によるものだと思う。「あとは頼んだ・・・」ということだ。今日は酔っぱらうほど呑んでいないし・・・。

最後の仕事として、タカシ君にシンタロウさんを紹介した。おいらのやるべきことはこれですべて終わった・・・。

体育座りした状態で、膝におでこを教えてるように眠りにつく。

後ろで何故かスペイン人立ちの声が聞こえる。今日初めてあって、自己紹介もしてないのに何故か皆おいらの名前を呼ぶ。ミツ君から聞いたのだろう。

「正樹〜〜〜!寝るな〜〜〜!」
「正樹〜〜〜!死ぬな〜〜〜!」
「彼は・・・もう死んだ・・・」
「正樹が動かないぞ〜〜〜!!」

集中力のないときのスペイン語なんぞ、子守歌にしか聞こえない。

それらの声に反応することなく、「もうおれは死んでるんだ・・・だから返事できないんだ・・・ただの屍なんだ・・・」と心で反芻し、深い眠りに落ちていった。


気づいたら、堅い床に寝ころんでいた。そして、太陽は昇っていた。誰かがおいらに服をかけてくれたようだ。

まだ目をつむってはいたが、すぐ側で男と女の声が熱くサッカー談義をしているのが聞こえる。男はタカシ君、女はケイコちゃんであることはすぐわかった。

むっくりと起きあがる。

「あ、起きた・・・」

と3人の声。3人???マサユキ君も何故か残っていた。家遠いのに・・・。

あとは人間はすべて消えていた。

背中が痛い。

マサユキ君とは現地で別れて、タカシ君とケイコちゃんの3人でトボトボ帰ってくる。ケイコちゃんをすぐ側の大通りまで送っていたあと家に戻ると、柔らかいベッドでもう一度眠ることにした。

シンタロウさんにろくすっぽ挨拶しないでわかれてしまった・・・(^_^;)。また機会があったら、今度は大勢でのFiestaではなく、まったり男呑みでもやろう。自分より年長な人もそうはいないし・・・貴重だ・・。


追記
押入の奥から主食の柿ぴ〜発見。いつの時代のものかわからないが、食べてみたらしけってるどころか苦い味がした。確実に2年前のものと思われる。主食といえども食べることができず、かといって捨てることもできず・・・困ってる。