再会は11月12日!!

だんだん部屋が無機質になっていく・・・それはまるでHostalのよう・・・刑務所のよう・・・。

不思議なもので、部屋が自分の部屋らしくなくなっていくと気分も変わる。おそらく帰ってから懐かしむのかもしれないが、急激に変化していく部屋をみていると切なくなる。眠れなくなる。そこに居たくなくなる。

こうやって人間、帰っていくんだろうな〜。

家出する猫の気分が少しわかった。

そういや、先日ようやく母親に家に帰る日を伝えた。

前回一時帰国した時、おいらの部屋はもののみごとに家族の押入(物置)と化しており、しばらく不便な生活を強いられたから、先手を打っておこうと思ったわけなのだが・・・。

「あんた、スペインのもの全部綺麗に捨ててきなさいよ!」

よ、読まれてるやん・・・。流石、ママン。

「あんたの居場所ないかもよ。もう3人での生活になっちゃったからね。うしし」

そりゃないよ、ママン!

誰かおいらを拾ってくれる人募集!都市、県、国問わず!

まぁ、いいや。


昨夜は・・・いや、今朝は9時まで呑んでいたので起きたのは遅い。2時頃。最近、神経高ぶってるのか、ストレス感じてるのか、あまりしっかり寝れない。変な時間に悪夢をみたかのように目が覚める。意外とデリケートなおいら。

もっそり立ち上がり、Cafe呑みながら、おもむろに掃除。ますます無機質になっていくおいらの部屋。もう指定席の壁のポストカードもはがされ、9月末までの手作りスケジュール書き込みカレンダーと、すでに意味をなしていない「trabajo」の紙しか貼られていない。

飯を食べ終えてひと休憩。なんか眠い。ベッドがおいらを呼んでいる・・・。

なんてこと考えてたら電話がなる。5時過ぎくらい。

誰だ誰だ・・・携帯のボタンを押す。

お「Si?」
?「あの〜日本から来たものなんですが・・・」
お「・・・・あ〜〜〜あ〜〜〜〜あ〜〜〜!!!」

急いでカレンダーの前にいき、今日の日付をチェック。

に・・・26日やん!もう!

完全にうっかりしていたのだが、mixi関連でサイトをみて連絡をくれた子だった。エリゾウ以来のガイドはすべて断ってきてたのだが、先日金が入った余裕もあり、BodegaくらいならOKだな・・・と返事をしたのだった。

カレンダーに書き込んでおくべきだったのだが、引っ越しの準備とかで、後回しになってしまい今の今まで完全に忘れていた。申し訳ないと思いつつも、それに気づかれないように返事する


お「はいはいはいはい!今どちら?」
?「今、宿についたところで・・・」
お「どこの宿?」
?「紹介してもらったところです」
お「(紹介?紹介?おいらが紹介したところいうと・・・)」
?「パリスです」
お「あ〜はいはい。うちらから近いところね〜」

もうグズグズなおいら。

言い訳するわけじゃないが、しっかり言い訳しておくと、まず名前が思い出せなかった。掲示板も含め、質問メールやはけっこう頻繁にくるもので、多ければ月に15通くらい来たりする。Valenciaだったり、そうじゃなかったりはするが、2日に1通くるペースだ。当然一回のやりとりだけでは終わらないので、何度もメールのやりとりをすることになる。質問メールに関してだけいえば、できる限り丁寧に返事しているつもりなのだが、これがまた意外と人の名前まで覚えてはいなかったりする。出された問題に答えるだけの、解答マシーンと化してるわけだ。普通のメールの方だったら履歴に残り、タイトルやアドレスを覚えていたりするものなのだが、mixiのようなタイプは意外と覚えてない。なので、うっかりすると、うっかりしたことになる。

言い訳終了。

でも、動じない。

お「で、どうします?」
?「もうすごい呑みたい気分で一杯なんですけど・・・風邪ひいちゃって・・・」
お「あらららら」
?「でも、呑みたいんです。1、2杯だけでしょうけど・・・」
お「じゃ〜軽く呑む?近場で・・・」
?「ええ。大丈夫ですか?」
お「うん・・・じゃ〜7時でどう?1時間半後・・・宿まで行くよ」
?「じゃ、それでお願いします」

おいらの周りには、至極当然のように飲兵衛が集まる。素晴らしきかなスペイン生活。

夜はどちらにしろ、タカシ君とD君と呑む約束をしていたので、彼女を連れて行って紹介してもいいし、体調が悪化したら宿で別れればいい。そんなこと考えながら、引っ越し作業でかいた汗を流す。


7時ちょうどに宿前に到着。2分後くらいに彼女がおりてきた。

体調不良なので、下手に人が多いところいくのもなんなので、宿のすぐしたのCafeでCervezaを注文。

まず、のっけからおみやげを頂戴する。

ペヤングソース焼きそば con わかめスープ

たそがれ こがし醤油のカップラーメン

そのとき思い出した・・・・メールで「何か欲しい物はないですか?」と聞かれたので、「帰国するので大丈夫だよ〜何もいらないよ〜」と返したのだが、最後の一行に「あ、ペヤング食べたいかも・・・」と書いたことを。

帰国まで我慢するのも手だったが、スペインで食べるペヤングソースやきそばは、それはそれで至高の味であろう。ありがたく頂戴する。

しかしながら、やっぱり名前が思い出せない。

お「あ〜ごめん・・・名前・・・なんだったっけ?」
?「Hです。」
お「H????H???」

全く思い出せない。記憶力には自信があるのに、その名前には見覚えがない。

お「うそ〜〜・・・違う名前じゃない?mixiでもその名前??」
H「あ〜mixiでは違う名前です。」
お「なに?」
H「Cです。C・・・」
お「あ〜〜〜はいはいはいはい!」

ようやく思い出す。

その他プロフィールなどに関しては許可を得てないのでここでは書かないでおく。後日許可得てから書く。

その後も自己紹介しながらいろいろと話す。で、8時頃、D君に連絡。相談の結果、9時にTASCA ANGELということになる。直後、タカシ君にも電話。なにやら元気がない。どうも、昨夜こけたときの傷と、昨日の朝まで呑みが答えてるらしい。軽く呑んで今日は引き上げるが、とりあえずTASCA ANGELには来ると言うことになった。

9時。ペヤングソースやきそばもってTASCA ANGELへ。

D君がやってき、少したってタカシ君も登場。そして、お腹が減ったというCちゃんも
結局くることになった。

話は盛り上がった。

D君・・・経験値の高さもさることながら、思ってた以上に話す話す話す。昨日の時点ではそういう感じではなく、匂いで「こやつは面白いはず・・・」と感じ取って、今日の呑みになったのだが・・・期待にそぐわず面白い。

「おれ・・・貧血気味なんですよ・・・」とRin~ones(腎臓)とかIgado(肝臓)をバクバク食べていたのが印象的。Cちゃんは内臓系は全部アウトらしくて、無理矢理食べさせたが駄目だったようだ。ちなみに、D君はこれまで一度も納豆を口にしたことがないらしい。白米好きだというのに・・・もったいない・・・・。

話は最後までつきることなく続いた。

タカシ君が10月末に一時帰国。
D君は3日後にN県に完全帰国。
Cちゃんは約1週間後にF県に帰国。
おいらが10月16日に完全帰国。

ふと、11月12日にタカシ君がスペインへ戻りがてら横浜のおいらの自宅に泊まる来て、その日は大Fiesta予定の話をしたら、二人ともノリノリで参加するという。D君なんぞは、「オレの友達もつれていきますよ!」とまで。

ということで、意外な方面からタカシ君の見送りFiestaの参加メンバーが増えた。喜ばしきことかな・・・。

12時少し前・・・D君は他の友達とも会う約束があるというので、TASCA ANGELで別れる。「再会は11月12日!」と叫んで。

うちら3人はPlz Redondaの側のJAZZが流れるおしゃれBar(勝負Bar)で、高級感あふるるSan Miguel Especial(2.2euros。ちょっとだけ高い)を呑んだあと、Cちゃんを宿まで送っていき解散。1時過ぎくらい。

同じように「再会は11月12日!」と叫んで。

普段なら、大抵、このあともタカシ君と飲みに行く感じになるのだが、二人ともヨボヨボおじいちゃんになっていたため、解散。

Kristin号を走らせて帰宅。

帰ると何故かスイスからSaskiaが、そして、元Costaの先生のElenaが遊びに来ていて、Mi KyungとManoloとなにやら映画を見ている最中だった。

邪魔するのもなんなので、挨拶だけすまし、最後の力を振り絞って掃除をする。その前に、小腹が減ったので(TASCA ANGELではあまり食べなかった)、先ほど戴いたばかりの「こがし醤油」のカップラーメンを夜食に食べる。ペヤングソース焼きそばを食べてしまおうかと思ったが、なんでも奈良にはペヤングはないらしく、タカシ君は食べたことがないという。関東にいるうちらからしたら、昔からあるペヤングがないということが信じられないが、ないものはないのだろう。「食べてみたい!」というのでとっておくことにする。

で、掃除しながらVino呑んで・・・しばらくして寝た。たぶん4時頃・・・。