コロスケFiesta

Masaquito2005-10-05

昼間はいつも通り過ごす。いうたら、引っ越し準備。だけど、遅々として進んでないのはやはりやる気がNada de Nada de Nadaだから。

それでも、まぁ、少しは物が片づいてきている気がしないでもない今日この頃。亀の歩み。


ママンからメールが届く。どうも日記を読んだらしい

脳天気っていわれました。

日本でやっていけるとは思えないと言われました。

みんな朝から晩まで働いているとも言われました。

なんとしてでもおいらを追い出したいらしい。っていうか、信用度0

ってことで、貼り紙はる。

!!!BUSCO PISO!!!
Soy un HIKIKOMORI.Pero buen chico.se cocinar.

日本帰ったら、誰かとcompartirするかな。Una Casa de locos。楽しそう。


夜は予定通り、さおり・チラグ邸に向かう。ケイコちゃんとの待ち合わせがネットCafe前に8時半、マサユキ君との待ち合わせがKFCに8時50分。

ネットCafeにいるというケイコちゃんを探すべく中をのぞくと・・・何故かアサコちゃんがいた。まだPISOを探しているらしい。Pobrecita・・・。この時期は需要はあっても、供給不足らしい。

お「あれ??」
ア「あれ??なんでここにいるの?」
お「いや、ケイコちゃんと待ち合わせ」
ア「そうなんだ〜」

なにやらPISO探しで疲れ切っているアサコちゃん。顔に元気がない。

お「今日、いくんでしょ?」
ア「うん」
お「タカシ君は?」
ア「今日、学校行ったんだけど、授業なかったから帰ってきたの」
お「なるほど・・・。まぁ、外で待ってるわ」

程なくして、小走りでケイコちゃん登場。相変わらず小脇のズタ袋にはノートPC(VAIO)が入っている。15インチタイプのでかいやつ。何度か持ったことがあるが、持ち運ぶには少々重い。よくもまぁ、あれだけ華奢な体で持ち運ぶもんだ・・・と感心しつつも、やっぱオタクで、男と確信。

アサコちゃんも呼んで3人でBlasco Iban~ezにあるMercadonaで差し入れの買い出し。

CervezaやVino、コーラなんぞをカゴに放り込む。美味しいVinoを知りたいというので、Vinoの蘊蓄もすこしたれてやった。とりあえず、無難にALBALI(Valdepen~as)を購入。

レジに並んでいると「ちょっといいですか!チョコレート買いたいです〜!」とケイコちゃん。すると、アサコちゃん・・・

ア「かわいい〜〜〜!かわいい〜〜〜!!チョコレートなんて食べるんだ〜」
お「(そりゃ、女の子なんだからチョコぐらい食べるだろ〜)」
ア「あたしもチョコレート好きだけど、スペインで買おうと思ったことないな〜」
お「ヨーロッパの方がチョコ有名なんじゃないのか?」

すぐチョコレートを持って戻ってきたケイコちゃん。2つの板チョコを手にしている。

ア「かわいい〜〜!かわいい〜〜!いつもチョコレート食べてるの?」
ケ「チョコレート好きなんですよ」
ア「かわいい〜〜女の子みた〜〜〜い!」
ケ「だから〜女の子ですってば!」

なんか、アサコちゃんのケイコちゃんを見る目がお母さんのそれになってきているんですが・・・。アルカイックスマイルで、慈愛に満ちた目で、見守るように・・・・。

おいらがまた遊び来たときに、ここ2人変なことになってなければいいんだけど・・・。

そういえば、ケイコちゃんに変なことで怒られた。

ケ「あ〜〜〜!正樹さん!!Manoloにあたしのこといったでしょ!!」
お「え??え??なに?なに?」
ケ「Germanにもchico(男の子)って言われたんですよ!!」
お「え?」
ケ「GermanがManoloから聞いたって・・・」
お「おいら、Manoloとケイコちゃんの話なんて全くしてないよ。話題にもでないって」
ケ「え〜〜〜!!!だって〜」
お「それってさ〜この前のGerman邸でのサッカー観戦のときじゃない?あのとき、確か男ネタ話した気がするけど」
ケ「あれ〜そうでしたっけ?」
お「たしか・・・だから、ManoloがGermanじゃなくって、GermanからManoloじゃない?」
ケ「う〜ん。もう最近あたしのキャラすごいことになってますよ。オタクだとか、男だとか・・・」
お「いいことだ。人気者、人気者」
ケ「ついにクラスでもケイコじゃなくってchico(チコ)って呼ばれるようになったんですよ〜。今日もクラスでグループ作った時の名前が「チーム チコ」ですよ〜〜〜!!」
お「ぴったりやん。まぁ、あきらめなさい。少なくとも両方とも事実なんだしな。オタクも、Chicoも・・・」
ケ「ひどい〜〜〜!!」


8時50分、マサユキ君と合流。早速今さっき聞いたChicoネタ話をマサユキ君からも聞かされる。楽しそうなクラスでよかけん、よかけん。

9時、さおり邸に到着して玄関のチャイムを押すが誰もいない。犬(おいらの愛人)のトゥラはいるようで、中でワンワン吠えている。

しょうがないので玄関前で戻ってくるまで待機することに。

ここで、アサコちゃん、ケイコちゃん、マサユキ君の間の勢力図が見えてきたのでメモっておく。

【ケイコちゃん】
→アサコちゃん:お母さん、見守ってくれる人、かわいがってくれる人
→マサユキ君:年上だけどため口。でも賢いとは思ってる。片思い。先日告白して「男は無理・・・」とふられた。

【マサユキ君】
→アサコちゃん:認められたいが、認めてもらえない。たまにバカしている。
→ケイコちゃん:男、サッカー話ができる、同級生、ある意味ライバル?

【アサコちゃん】
→ケイコちゃん:息子(娘?)、自分よりしっかりしてると絶賛。地図が読める子
→マサユキ君:こいつにだけは絶対負けたくな〜〜〜い!!

ちなみに、おいらとしては

【Masaquito】
→ケイコちゃん:男。だから話が合う。
→アサコちゃん:別世界の人間。だけど話が合う。
→マサユキ君:異星人。なので、全く話がわからない。

てな具合。

おいらを除いた3人で、楽しい三角関係を築き上げているようなので、これまたまた旅行で戻ってきたときが楽しみだ。


玄関の前でおしゃべりしてるのもなんなので、ロビーのソファーで待つべくエレベーターに乗り0階(日本で言う1階)へ・・・が、降りるとすぐさおりさんに遭遇。

さ「あれぇぇぇぇ??誰もいないぃぃぃ?」
お「うん・トゥラだけいたけど。」
さ「ごめんねぇぇぇぇぇ〜」


さおり邸に入るとくつろぐ暇なく、調理開始。

とりあえず、コロッケを大量生産しなくてはいけない。9人分なので、最低1人2個だとしても18個は必要。少し遅れてきたタカシ君も含めた6人で作り始める。

コロッケは2種類作ることになった。具材は全く一緒だが、片方はカレー粉で味付け。違いを見分けるために、カレー味の方はドーナツ型に作ることになったのだが・・・結構でかいわ、崩れやすいわ・・・で大変だった。

こっそりカレー味の具をつまみ食いして・・・

お「おれ、これだけで白米いけるよ〜〜〜〜!!!!」
タ「なにやってんねん!食ったらなくなるねん!!!!!」

タカシ君に怒られました。

その隙に・・・マサユキ君。

マ「うめ〜〜〜〜!!!」
タ「お前も調子にのってなにやってんねん!!!」
お「おまえはこれ(ドッグフード)でも食ってろ〜〜!!」(矛先を彼に向ける)
タ「なにいってんねん!マサにはこれでももったいないわ〜!」
マ「・・・・」
タ「おまえはこれや!!!これでもくっとけ!」

ジャガイモ向いた皮・・・

シンデレラも真っ青やね。

6人もいるので、どうしても仕事からあぶれるものが出てくる。

ケ「拙者・・・こういうときなにもできないでござる!ふがいない!!」(意訳)
お「まぁ、そういうときは踊っておけ。ピエール瀧みたいにな」

ニンジンをみじん切りにしおわったさおりさん。

さ「じゃぁぁぁ〜キミぃぃぃ〜次ぎ、タマネギみじん切りにしてぇぇぇ〜」
お「よし、ケイコ!出番だ!!」
ケ「あたし・・・包丁もったことないんですよ〜」
さ「一度も???」
お「まさか・・・流石にそれはないでしょう。包丁を「ほとんど」もったことがないってことでしょ?」
ケ「そうです。作れるのはパスタとチャーハンです!」
お「出た!料理出来ない人間があげる『作れる料理』の定番!!!」
お「まぁ、いい〜好きなようにタマネギをみじん切りにしてみなさい」
ケ「やったことないですよ〜」
お「まさか・・・米、洗剤で洗ったりしないよね?」
ケ「それはしませんよ!!」
さ「じゃぁぁさぁぁぁ〜、まずはこれ使いなよぉぉぉ・・・」

みじん切り専用器具登場。

専門器具だけにちょっと心がときめいてしまったおいら。

タ「だめや〜〜〜!!そんなもんつかわせちゃいかんよ〜〜〜!!」
さ「まぁ、最初だけぇぇぇ」
お「タマネギもう一つあるし・・・」(実はちょっとやってみたい)
タ「練習させ〜〜〜」

そんなタカシ君の言葉を無視して、プラスチックのケースにタマネギを入れるさおりさん。

さ「歯を動かして切らないと駄目だよぉぉぉ〜!」
ケ「(シャコシャコシャコ)・・・・はい・・・・でも、どうやって・・・」
タ「こうや、こう!!!ほれ!!」
ケ「すご〜い!!!!」

コロッケまでの道はまだ遥か遠くに・・・


専用器具のほうでみじん切りが終わったケイコちゃん。次は包丁でのみじん切りにチャレンジとなった。

一つを半分に切った方はいじらないでもらって、もう片方を好きなようにみじん切りにしてもらう。隣で見ているおいら。

ザクッ!!!

タマネギ・・・半分の半分になりました。いうたら一個の4分の1

「どうなるんだろ〜どうなるんだろ〜」ドキドキなおいら

その半分を、また半分に切る。いうたら8分の1。

「なるほど!それを16分の1、32分の1とやっていくのか!」

って、そんなアホな。

結局、彼女は彼女なりのやり方でみじん切りに成功。まぁ、いうたら、細かく刻んだあと、包丁を両手で持つ感じでギロチンのように、ザグザク切っていく最終段階の切り方で。

もう片方はちゃんと教えてそのやり方で切って貰った。

ケイコのみじん切り修行は終わった・・・

ケ「10時になった!!サッカーでみてもいいですか?」
お「いいよ・・いってらっさい」

ケイコ、タマネギみじん切りしただけにSalonに退場・・・。

その後は、アサコちゃん・タカシ君グループとさおりさん・マサユキ君グループに分かれてコロッケ作り。


おいらは・・・手が足りない方を手伝う感じで、踊っていた。


コロッケを揚げ始めてしばらくすると、あの良くしゃべるリサを含めた3人が帰ってきた。

着替えが終わって・・・っていうか、なんかネグリジェっていうか、下着みたいな服きてたんですが、あれは違うのか?かなりエロい服だった気がするんだけど・・・・まぁ、いいや・・・戻ってきたと思うと、ちょくちょくうちらを邪魔しに来る(笑)

リ「寿司は???」
お「ないよ。今日はコロッケ!」

リ「あたしは女ターザン、あんたはチータね」
お「????」

リ「五人もいて未だできないの!!!」
お「まだ2つだけだよ・・・あげたの」
リ「その2つはあたしのよ!あんたはこれ食べなさい!」
お「ド、ドッグフードですか・・・

リ「あんた3年いるのに、何もわかってないのね〜タカシはほらわかってるわよ」
お「(そんな突然跳ばれた会話わかるか!)」

リ「Vinoはあるの?」
お「あるある。買ってきたよ」
リ「どれ?」
お「これこれ。おいらはALBALI、タカシはEnterizo・・・」
リ「はっ!」
お「両方とも美味しいよ!安いし!」
リ「ALBALIは美味しいわ!!ほらみなさい・・・Valdepen~as!」
お「うん、おいしいよね」
リ「でも・・・こっち・・・Enterizo!!??」
お「なに?」
リ「Valenciaに美味しいVinoなんてないわ!」
お「うまいって!!!」

とことん、Valenciaを陥れたいらしい(笑)。Leon人って、Valencia嫌いなんだろうか?

リ「○○はあんた好き?」(○○は忘れた)
お「○○?なにそれ・・・」
リ「え!!!あんた、3年いるのに○○食べたことないの!!!???」
お「ない。なにそれ・・・durce(甘い物)じゃない?」
リ「そうよ」
お「あ〜、甘い物苦手だから・・・チョコレートとか」
リ「なにいってんの!!おいしいんだから、食べなさい!」
お「・・・・」

などなど。

こうしたやりとりを、前向きなおいらは「きっと、気に入られてるからいじめられてるんだろうな〜」と納得させることにした。スカートめくりみたいに・・・。

彼女はDespedidaにもやってくるので、少し楽しみだ。自分のDespedidaだけに、気合いいれて抵抗してやろうと思う。

勝てる気は全くしないが、面白いので遊ぶ。すごい疲れるけどな。

彼女の相手をしつつ、揚げ出し豆腐の「あん」を作る。タカシ君と合作。

揚げ出し豆腐は、某格安居酒屋でバイトしていた経験のあるマサユキ君が担当。助手にアサコちゃん。


(写真はコロッケ作ってるところだけど・・・)

あとは、わかめのサラダ。さおりさん・マサユキ君が担当。トマトとツナとオニオンスライスを混ぜた物。

12時近く・・・作り始めて3時間ほどたってようやく晩飯。

リサが暴動を起こしそうになっていたのもわからんでもない。


朝から何も食べていなかったので、貪るように食う。いや〜日本食はやっぱうまいね〜。ドーナツ型のカレー味コロッケは、少々見た目が美しくなかったが、味は抜群。サラダも揚げ出し豆腐もあっという間になくなった。


夕食も終わり、少し落ち着いた1時頃・・・アサコちゃんがFamiliaの関係で(まだ鍵を貰ってないので、おばあさんが起きている時間じゃないと家にはいれない)帰宅することになる。ケイコちゃんも帰るというので、2人を送りがてらおいらこ帰ることに。

1時にFiestaから帰るなんて、これまで一度もなかった気がするが・・・かなりの体調不良(特にお腹)でもあったし、明日は朝からゴチャゴチャやることもあったので、タカシ君もVinoもまだ残っていたがトボトボ帰る。

が、家に帰るも、なんか寝付けなくて、結局ベッドの上で読書。

やっぱVinoたっぷり呑んで帰ってくるべきだった・・・とちょっと後悔しながら寝た。