3度の飯より耳かきが好き

10時に起きようと思っていたのだが、目覚まし設定は11時になっていて、でもって、二度寝したので起きたら正午を回ったところだった。

昨日早く帰った意味ないじゃん!

と朝からうなだれる。

友君と2度目のDespedida打ち合わせがあるので、それまで段ボールの整理。もうほとんど倉庫番スペシャ。知らない人は知らないだろうけど・・・。知恵熱出そうだ。

音楽がないと生きていけないおいらなのだが、そんなわけで持って返らなくてはいけない音楽CDがとにかく多い。だいたいはMP3にして持ってきているが、気に入っているやつやわざわざ日本から持ってきてるし(CDだと音質が違う!)、こっちで買ったCDも結構ある。それをできるだけ整理する。


3度の飯より耳かきが好きなおいらなのだが、最近ひょっとこがついたお気に入りの耳かきが見あたらなくて瀕死の重傷。いつもすぐ手の届くところにあるのだが、どこにもない。かといって、段ボール全部調べる気にもなれない。困り果てて、「もしやここか!」とコルチョンをめくりあげたら、耳かき発見!ただ、ひょっとこがかついでいた甲羅を壊れてとれていた。ごめんよ〜ひょっとこ。


襟足の伸びが人一倍早いおいらなのだが、最近またゴムでまとめ始めている。タカシ君に切って〜と頼んでいるのだが、彼も彼で恐ろしく忙しいのでなかなか時間がとれない。ってことで、近々、ある意味アーティストのアサコちゃんに切って貰おうとおもっているのだが、それまでは我慢しなくては行けない。

おいらは短い髪を後ろで結っている子が大好きである。フェチといってもいい。そんな感じで、短くまとめられた自分の襟足をみていたら、ふとEstherのことを思い出す。かつての(脳内)婚約者だ(こんなこといってるから母親に脳天気っていわれるんだろうな〜)。もうかれこれ2ヶ月あっていない。近々会いにいくこと(ストーキング)をすることにしよう。近くで働いてるということはManoloの情報により発覚したわけだしな。この前、ちらっと見た気がする。鼻かんでいるところだったが・・・。


3時半、Cines Babelの前で友君と待ち合わせ。コーラの缶を片手に自転車で颯爽と登場する友君。恐ろしく爽やかだ。なんなんだ、この気持ち悪いまでの爽やかさは!!少しおいらにわけてくれてもいいだろうに・・・。

打ち合わせをする。下見も兼ねて、Despedidaの会場となる「Bodegueta del Canto」で。おいらはすでに5回くらいきているが、友君は初めて。この店はJamon、Queso、魚介類がうまい。少々、値はあるが・・・。予算は15euros〜20eurosくらい。

結局、25人前後ということで話はまとまり、早速予約を取ることに。オヤジを呼んで予約開始。

お「予約したいんだけど・・・20〜25人くらいで」
オ「おうよ!」
お「時間は9時からで〜」
オ「おうよ!って、あんた前に来たことあるだろ?」
お「うん」
オ「覚えてるよ!そん時、予約時間に遅れただろ!!」
お「(・・・・そうだっけ?)」
オ「次は遅れるなよ〜eh?」
お「あいあい」
オ「で、20人でいいのか?」
お「まだわからないけど20人〜25人くらい」
オ「まぁ、その辺はなんとでもなる。ここに電話番号と名前を」
お「あいあい。」
オ「よし・・・じゃ変更あったら連絡くれ。おれのなまえはAALFREDOで、2時〜5時半、そのあとは9時からいるからな!」
お「(なんで、そんな丁寧に教えるんだ・・・?)」
お「OK!じゃ、これで予約完了ね」
オ「おうよ」

席に戻って友君と話していると、おいらの名前を覚えた彼が何度も何度もおいらの名前を呼ぶ。

「正樹!!!二階を使うことにした!」
「正樹!!!テーブル二つ使うから何人でも大丈夫だぞ!」
「正樹!!!20人だったら一つのテーブルで大丈夫だ!」
「正樹!!!25人以上きたら、2つテーブル使うからな〜」
「正樹!!!変更があったらオレにいえよ!」
「正樹!!!当日はここにきてオレがいなかったら、オレの名前をいえ」
「正樹!!!10人とかにんっても問題ないからな!Pasa Nada!」

暇なんだろうか・・・・それとも日本人好きなんだろうか?

席に着いたと思ったら呼ばれるので、おちおち友君と話しもできない。

6時に打ち合わせ終了。友君と別れる。

今日は、昨夜と全く同じメニューをManoloとSantiに作ってあげようと思い、トマト×3とキュウリ×1(これは昨日はなかったが)を八百屋で購入。77centimo。いうたら100円。23centimoのおつりなのだが、25centimoおつりが戻ってきた。スペインではスーパーでも良くある話。1centimo(いうたら1円以下だが)くらいだったら、「いらない」といわれることも多々ある。スーパーでさえどんぶり勘定なお国柄なのだ。

家に帰ると、Manoloがネットを使っていたために、メールのチェックもなにもできない。ってことで、先ほど友君と会う前に、フサエ嬢から渡されたCDにおいらのデジカメ写真を焼く。2枚でなんとか収まる。

CDを焼いている合間に、食料庫の整理をしていたらみつけた「餅」を焼くことにする。海苔巻いて醤油で食べるあれだ。考えただけでヨダレヨダレ。

お「ねぇねぇ、Manolo〜〜〜もち食べる?」
M「餅???今????」
お「うん。うまいよ〜!おやつにどう?」
M「スペインのおやつはDulce(甘い物)と決まってるんだ〜」
お「おいしいのに〜」
M「死ぬためにだったら食べるけどな〜(笑)」

2年前に、おいらが初めてやった誕生日Fiestaでお雑煮作ったら「なんだこれは!!くにゃくにゃしてて、喉に詰まるぞ!!!うちらを殺す気か!!!」と言われたことがあるが、Manoloもまだ覚えていたらしい。

おそらく焼き餅の方を想像してないと思ったので、作って一口無理矢理食べさせる。「試せ!!うまいから!」と。そしたら、「うまい!」と答えが返ってきた。なので、作り方を教える。

8時過ぎ・・・夕食の準備を始める。メニューは完全に同じ。繰り返し作らないとコツ覚えないしな。

コロッケと揚げ出し豆腐とわかめサラダ。

コロッケは3人分ってのが難しくて作りすぎた。揚げ出し豆腐は、木綿じゃなくって、絹ごしだったので、いくつか崩れた。「あん」の方は改良を加えてうまくいった。わかめサラダも、昨夜の分量で作ったため作りすぎてしまったが、SantiもManoloもわかめ好きなので、ほとんど食べ尽くしてくれた。

夜、誰か呼んで呑もうと思ったが、大雨が降ったばかりだったのでおとなしく部屋でCD焼きながら読書して寝た。

サファイアの書」に夢中になっていたら、うっかり朝の6時になっていた。