花子とW杯予選とJalasanと・・・

Masaquito2005-10-12

(日本に帰ってきてからスペインのこと書くのちょっとつらいけど書く。あまり覚えてないけどな・・・)

何時か覚えてないが・・・おそらく2時すぐ・・・電話がなる。

お「Si〜」
?「もしもし〜マサキ?姐御〜」
お「お〜姐御〜」
姐「メッセージみた?」
お「見てない〜。」
姐「もしや寝てた?」
お「うん、寝てた〜」
姐「あははは。で、今日どうする?」
お「おいらは何時でもいいし、どこでもいいよ〜」
姐「じゃ、Jardin viverosに5時でどう?花子つれてくから、そこが助かる〜」
お「OKOK。じゃ、5時ってことで・・・」

てな感じで待ち合わせ。

風呂入ったり、パッキング少ししたりして、4時半頃歩いてJardin viverosに向かう。Kristin号がないことが悔やまれる瞬間だ。

門の前で待っていると、ミツの元Compan~eraのNataliaとそのNovioにばったり遭遇。Nataliaはアルゼンチン人の女の子でかなり強烈な個性の持ち主だ。おいらたちが通うArgentino BarのDueno(店主)とは大違い(笑)

おきまりのやりとりとbesosで挨拶。世間話をしつつ、近々帰ることを伝えると、相手はすでに知っていた。そのとき「No te vayas!!」(帰っちゃ駄目だよ〜!)といってくれたのだが、あまりにも棒読みというか、感情がこもっていなかったため、嬉しいことなんだけど、「なんだかな〜」な気持ちになる。

5分ぐらい立ち話して、彼女たちとは別れる。

その直後、姐御と花子が到着。花子はミニチュアダックスフントとなんかの雑種らしい。狐みたいな感じのかわいい犬だ。

姐「あれ???全然吠えない・・・なんでだ?」
お「え??吠えるの?」
姐「うん。子供と男には最初はすごい吠えるのよ〜」
お「ほら、おいらはなんていっても動物にはなれてるし、動物だけにはもてるからな!うんうん」
姐「でも、ホントに全然吠えない・・・変だな〜」

ちょっと得意げなおいらだったが、花子は少々臆病なのか、さわろうとすると逃げられる。オジキもそれで飼い出した当初はなついてもらえず苦労したらしい。

Jardin内にあるCafeのテラス席(テラス席しかないのだが・・・)に座ったあとも、姐御にはきゃんきゃん寄っていくのだが、おいらがさわろうとするとさささ〜っと逃げてしまう。日本語とスペイン語を駆使していろいろ話しかけて見るも、小さい目でこちらを伺うだけで、寄ってきてくれないし、さわらせてもくれない。おいらの自信が打ち砕かれつつあった。

が、何が原因で許されたのかわからないが、突如としてさわらせてくれるようになる。なで方が良かったのだろうか?呼ぶと寄ってきてくれるし、膝の上にも手をつくようにまでなる。その後はもうさわり放題。「我許された!」・・・そんな感じ。

姐御とは、日本に帰ってからの話や、国際結婚にまつわる苦労話などで盛り上がる。人種、民族を超えた結婚ってのはいろいろと大変なこともあるようだ。そればかりはおいらが国際結婚しないと何ともアドバイスしようがない話だったので、ただただ姐御の話を聞くだけだった。


姐御といる最中、タカシ君から電話が入る。

タ「もしもし〜なんかな〜今日、Jalasan企画あるらしいで〜」
お「うそん!!マジで?」
タ「うん・・・9時45分にJalasan前に集合らしいで〜」
お「あらら。おいらは問題ないけど・・・」
タ「12人くらいくるらしいから、たぶんボクは働かな〜あかんけど・・・」
お「かわいそうに・・・」
タ「う〜ん」
お「まぁ、了解。9時45分に現地にいくよ」
タ「ほなまたね〜」

ついでに、ケイコちゃんからも電話が入る。

ケ「もしもし〜マサキさん?今大丈夫ですか?」
お「うん、大丈夫」
ケ「今、どこですか?」
お「いま、姐御とJardin Realにいる〜」
ケ「あ〜そうですか〜」
お「どうしたの?」
ケ「Jalasan行く前に、マサキさんところ遊びいこうと思って・・・何時頃います?」
お「あ〜〜う〜〜〜まだわかんない。あ〜〜、サッカーか!!」
ケ「いや、サッカーはうちでもみれるんで大丈夫なんですけど」
お「まぁ、家ついて落ち着いたら電話するわ」
ケ「わかりました〜」
お「あいあい。じゃね〜」

その後、しばらく姐御と話をして、花子の散歩がてらプラプラJardin Real内をうろつく。で、7時頃、姐御と再会を約束して別れる。逆方向に行くおいらと姐御だったが、何故か花子はおいらを追いかけてくる。ちょっと感動。もしや、惚れられた?

花子に「ほら!お母さんあっち!あっち!」とスペイン語でいうが、全く聞くみみもたず、おいらの進む方向にものすごい勢いで走っていく花子。

遠くで花子を呼んでいた姐御であったが、なかなか戻らないためあきらめて結局、別れたところまで戻ってきた姐御。そこでようやく花子、ママン姐御のもとに戻っていった。

おいらは少し後ろ髪を引かれながら帰宅した。

8時半。先ほど電話を貰ったケイコちゃんとPISOの下で待ち合わせして、Bar Irun~aへ。W杯予選の試合を見るため。

最近少しずつサッカーについて勉強してるため、ついでにケイコちゃんがやたらと詳しくいろいろ教えてくれるため、レベル2くらいにはなりつつあるおいら。

この日の、スペイン代表の状況を簡単に書いておくと・・・

まず、今日は同グループの試合が二つあった。

一つはセルビア・モンテネグロ vs ボスニア・ヘルツゴビナ

もう一つがスペイン vs サン・マリノ

その時点の順位はセルビア・モンテネグロが一位で二位のスペインと2点差であった。

もし、スペインがサン・マリノに勝ち、セルビアボスニアに負けた場合は、スペインがグループ一位で予選を通過し、本戦にでれることになっていた。

だが、スペインが勝っても、セルビアが勝ってしまうと二位のままでプレーオフ

スペインが勝って、セルビアが引き分けという場合で、一位通過するためにはサン・マリノから5点をとらないといけない状態であった。5点以下だと、ポイントは同じでも、得失点差で破れ二位となってしまうのだ。

ケイコちゃん曰わく、サン・マリノは激弱いので、5点を取ることは全然可能なのだが、セルビアが勝ってしまってはまったく意味がないし、セルビアが勝つ可能性も高かった。

ということで、スペインが自力で予選を突破することは既に不可能な状態で、すべてはセルビア戦の結果次第という、サッカー大国と呼ばれるわりには、なんとも情けない状態。

まぁ、そんな感じで試合を見始めたのだが・・・・

開始2分・・・いとも簡単に1点はいり幸先いいスタート。その後、面白いようにスペインゴールは決まり、前半が終わったときにはすでに4点入れていた(たしか・・)。

が、セルビアの方もボスニア相手に一点を先取しており、このままでは何点いれても意味がない状況になってしまった。

まぁ、ここでサッカーについて長々書いてもしょうがないので省くが、結果だけいうと、スペインはプレーオフ進出となってしまった。

スペインは最終的に6-0でサン・マリノを下し、やるだけのことはやったのだが、セルビアが1-0でボスニアに勝ってしまったため、W杯への切符はセルビア・モンテネグロが手にいれたというわけだ。

おいらとしては、あまりよく知らないセルビア・モンテネグロよりもスペインが出た方がW杯は盛り上がると思うんだけどな〜と思うんだけど・・・。まぁ、勝負の世界は厳しいってわけやね。

危ないっていわれていたフランスもなんだかんだで予選1位で突破しているというのに、なんとも情けない話だ。

プレーオフは、チェコとかトルコとかスイスとかノルウェーなどがいる模様。まぁ、頑張って欲しいもんだ・・・。


試合途中に、Jalasanの場所がわからないと電話をくれたアサコちゃんも合流し3人で試合観戦していたが、すでに待ち合わせ時間を過ぎた10時ちょっと前にJalasanへと向かう。

Jalasanはタカシ君とMi Kyungが働く韓国料理屋だ。

今回の企画は、Valenciaを去る前に是非ともJalasanで食べたいということから決行された企画で、メンバーは主に日本人だが、ミツがつれてきたフランス人とヒガシとチカちゃんが連れてきたノルウェー人を含めた12人となる。他はいつものメンバーだが、一応書いておくと・・・友君、フサエ嬢、ケイコちゃん、アサコちゃん、ハルカ姉さん、マサユキ、ヒガシ、チカちゃん、ミツ、おいら、そしてフランス人とノルウェー人の12名。タカシ君はCamareroとして、この企画に参加していた(笑)。かわいそすぎる・・・。


席の関係上、ノルウェー人の彼とはほとんど話ができなかったのだが、現ミツ君のCompan~era(同居人)のフランス人・・・また名前忘れてしまった・・・の彼女とはアサコちゃんを交えてフランスについていろいろ話した。

この子・・・23才と若いのだが・・・恐ろしく大人びている。顔が老けているわけではない。顔は十分かわいい。そうではなく、妙に落ち着いているのだ。落ち着きすぎているのだ。30才の自分と比べてしまうと悲しくなるくらい落ち着いている。料理も得意でケーキとか良く作るらしいし、話し方もホンワカしていてとても良い。でもって、性格もよい。


そんな彼女と話しながらの、アサコちゃんとの会話・・・

お「なんかさ〜」
ア「なになに?」
お「いまさ〜ふと思ったんだけどさ〜」
ア「うんうん」
お「おいらさ〜この手の青春なしで、3年間すごしてきちゃったよ〜」
ア「どういう意味?」
お「いや、ほら・・・おいら結構早くManoloとかSantiとかと住んだでしょ?」
ア「うん」
お「だから、ほら、Compan~eraがかわいくて〜とかそういうの知らんのよ〜」
ア「でも、韓国人のMi Kyungがいるじゃない」
お「そうだけど、アジア人じゃん。体験的にはみるからに異国人!ってのと違うじゃん」
ア「まぁね〜」
お「でさ〜、こう『ご飯作ったから食べる?』とかそういうのやりたかった!!」
ア「・・・・」
お「ほかにも、どっか一緒に飲み行こうか〜!とか。こういうかわいい子とさ〜!」
ア「・・・・」
お「あ、でも彼女酒全く呑まないか・・・」
ア「でも、そういうの全くなかったの?」
お「なくはないけど・・・前に住んでたブラジル人の子はすごい良い子だったけど、酒も、肉も、魚も食べない超完璧ベジタリアンだったから、無理だったの・・・」
ア「かわいそうに・・・」

もし・・・もし・・・もし・・・万が一・・・またValenciaに住むことがあったら、この手の青春を満喫しようと心に誓った。やはり男子校上がりだからなのだろうか・・・その手の発想に今日まで3年間、ま〜〜〜ったく気づかなかった自分が情けない。

あ〜ショック・・・。

そして、ミツが羨ましい・・・なんでも、彼女のケーキを食ったらしい。うぐむ。

やっぱり、なんだかんだいっても、女の子は料理ができた方がいいやね。


Jalasanに閉店ギリギリまで粘ってから解散。

そして、例のごとく居残り組の漢!ケイコちゃん、エロ姉さんことハルカ姉さん、異星人マサユキ、ケイコの母アサコちゃんの4人と一緒にArgentino Barへ。

その後、仕事を終えたタカシ君も登場し6人でVinoを呑みつつ、第5弾Despedida

けど、何話したか覚えてない・・・。


Argentino Barでも閉店ギリギリまで粘り、3時頃解散。タカシ君とマサユキはハルカ姉さんを、おいらはアサコちゃんとケイコちゃんを送って帰還。


追記
今日のJalasanは「白米11杯」で記録更新したらしい。Mi KyungとDuen~aのミンウ(だっけかな?)でびっくりしていたらしい。まぁ、スペイン人は白米だけ頼むことないわな〜。ちなみに、Jalasanには白米用の丼は12個までしかないらしい(笑)