地球防衛軍に入隊

今日も早起き。8時起き。時差ボケちょっと長すぎ。

帰国してからというもの、インスタントのアメリカンコーヒーばかりで発狂寸前だったため、cafetera用のCafeを買いに町田まで出向く。キビダンゴでマリちゃんを釣り、お供させる。こだぬき。

例のごとくというか、あいかわらず恐ろしく貧乏なので、店に入っては「Solo estoy mirando!」(みてるだけ〜〜!)を続けて、町田の街をひたすらゾンビのように徘徊。たまに試食品をみつけると堂々と戴く。ごちそうさま。

この「試食」という制度はとても素晴らしいものだと思う。

余談だが、先月いったCantabriaのSantillana del Marという小さな村は、乳製品(チーズ等)やら猪肉やら鹿肉とTipicoが恐ろしく抱負であるにもかかわらず、試食させてくれる店は一件もなかったのだ。試食用の皿がおいてないというのではなく、「試食してみたいんだけど・・・」といったら全部断られた。これまでのスペイン旅行では大抵、田舎村のBarにはいって、物珍しげに、かつ、指をくわえてTapasをじ〜っと見つめたり、「これ旨い!!!!」と注文したTapasを褒めまくれば、「おいおい、おぬし味がわかる男よの〜」と、おごりでTipicoのTapasをくれる場所が多かっただけに、Santillana del Marでの仕打ちは少々びっくりした。まぁ、仕打ちってほどではないが・・・。

で、なんだっけ・・・。

あ、そうそう。町田だ。危うくスペインに戻るところだった・・・。

BookOffにいって漫画を探してみたり(あくまで探すだけ)、Cafe屋さんで試飲のCafeをのませて貰ったり、スペインVinoが売っていそうな店にはいってVinoを物色したりなどして暇をつぶす。

町田は結構栄えているので外国製品を扱っている店はそこそこあるのだが、その店のどれもスペインVinoはおいていなかった。まぁ、あるにはあるが、よく見かけるSigloばかりでゲンナリ

フランスとかイタリアがなんぼのもんじゃい!

あ、素敵な国だけどね・・・。

歩き疲れたころ、久しぶりのデニーズでまったりする。おかわり自由なと聞くと、「もとをとらにゃ!」なってしまうおいらは紅茶をがぶ飲みしてしまい、お腹たぽんたぽんとなる。貧乏性って大変。

町田で思う存分無銭散歩、無銭飲食したあとおうちに買える。

家に行くとママンがいた。

母「あら・・・マリちゃん・・・痩せて普通になったのね!良かったわね〜」
マ「ええ・・・」

うちの母親がスペインにきてマリちゃんとあったとき、彼女は体重が激増していて、記録を更新中のころ。あまり大きな声では言えないが13kgくらい太ったという強者。日本に戻ってきたら自然と戻ったのだが・・・まぁ、いうたら別人なわけで・・・。

マリちゃんはママンがいった「痩せた」という単語と「普通になった」という台詞の意味を天秤にのせて、喜んで良いのか、悲しんで良いのか、計りかねていた。

まぁ、どうあがいても13kg増って普通じゃないだろう。だから、喜んでいいんだと思うが・・・女心はようわからんわ。

晩飯は気分がお好み焼だったので、地元のお好み焼きチェーン店へ行く。「道頓堀」とかいう名前の店。

関西人は「もんじゃ」を嫌うというが、おいらは結構好き。だって、遊べるから。お腹は確かにいっぱいにならないが、ぐだぐだ、あ〜でもない、こ〜でもないと話しながら、出島作って遊んだり、自分の島作ったり、おせんべ作ったり、土手をわざと壊したり・・・などなど、遊びながら食べれる数少ない食べものだと思う。

ということで、急に「月島もんじゃ企画」をやりたくなる。

悪いが、おいらは高校生2年生くらいのときに、もんじゃ焼き免許皆伝」を映画フォーラム(※パソコン通信の時代、Niftyにそういうフォーラムがあった)のオフ会で大先輩方からもらった男。まぁ、いうたら丁稚扱いで、手取り足取りもんじゃのなんたるかを教えて貰ったというわけだ。ちなみに、当時おいらは16才か17才。その次に若いのは25才くらいで、上は還暦を迎えた方までいた。

ふと気づいたが・・・なんか、立場は逆だが、おいらのValenciaでの生活に似てなくもないな〜。年下いじって遊んでるしな〜。

というわけで、仕事し始めて、財布の中が常に500円以下ということがなくなったら、この企画を決行しようと思う。

食後、腹ごなしに「道頓堀」のすぐ横にあるファミコンショップの店頭に置かれていたPS2のゲームで遊ぶことにする。

3台、「ご自由にお遊びください機」が置かれており、うちらが選んだのは地球防衛軍2」とかいうゲーム。

ストーリーは単純。地球に巨大異性物がやってきて都市を侵略し始める。それを素敵な兵器で倒すというものだ。

とりあえず初めてみないとわからないので、スタートボタンを押し開始。

お「おおお!!!アリだ!アリ!巨大なアリだ!!!」
マ「なんか、人が逃げてる。」
お「あ、ここロンドンやね。」(ちょっと冷静)
マ「これどうやって進むの?」
お「しらん。」
マ「攻撃は?」
お「しらん。適当に押せ」
マ「あ〜〜〜あたし飛べるよ!!!」
お「ぬわにぃ!!!!おれは飛べんぞ!!」
マ「いいでしょ〜!!」
お「羨ましくなんてないもんね・・・って、ぬおっ!!!おれを攻撃するな!」
マ「してないよ!!!」
お「アホ!!!!一気に体力減ったわ!アリいないのに!」
マ「してないって!!!!だって、空飛んでるもん」
お「嘘つけ!!攻撃してるって!!!・・・あ、死んだ・・・」
マ「え〜〜〜!」
お「あ・・・わかった・・・この大砲・・・壁に近すぎる状態で打つと自分に被害がくるんだ・・・」
マ「・・・」(夢中で聞いてない)
お「ってことで・・・はい、やりなおし・・・「やりなおし」を選んで」
マ「あ〜〜〜〜!!!なにするの!!」
お「まぁまぁ・・・」

2戦目
お「ってことで、やっぱりおいらも空飛びたいので・・・女を選択」
マ「2人とも女〜」
お「だって、飛びたいもん」
マ「じゃ、スタートして」
お「あいあい」

ゲーム開始

マ「やっぱよく動かしかたわかんな〜い。」
お「攻撃が□で、×で空飛んで、○で武器の変更」
マ「どこに敵がいるの〜〜〜いないよ〜〜!」
お「あほ、どこいってるんだよ!っていうか、画面にレーダーあるだろうが!」
マ「え〜いないよ〜〜」
お「だから〜レーダーにうつってるだろ!北が目の前だ。赤い点が敵!!」
マ「ど〜〜〜こ〜〜〜〜!?」
お「・・・しらんわ、ぼけ」
マ「いないよ〜〜〜!」
お「っていうか、今度こそ、絶対攻撃してる〜!ちょっとおいらを打つなって!」
マ「打ってないよ!」
お「これ、味方にも玉あたる仕様らしい。って、打つなって」
マ「どこにいるの?」
お「あんたの目の前だ。」
マ「わかんな〜い」
お「ちくしょ〜〜!こっちも大砲で撃ってやる!!!死ね!!!マリ!」
マ「やめてよ〜〜!」
お「・・・・おれが死んだ・・・。死んだアリさんも、壁扱いになるらしい。自爆」
マ「・・・」
お「さ〜て・・・「やりなおし」と。」
マ「あ〜〜〜ひどい!!!なんて自分勝手なの!」
お「まぁまぁ、練習ってことで」

3戦目。

お「よ〜し、だいたいつかんだ!」
マ「え?もうつかんだの?」
お「おうよ!っていうか、あんたがつかまなさすぎ」
マ「・・・」
お「とりあえず、味方を殺せるから、二手に分かれよう。それがいい」
マ「わかった〜」
お「モードはEASYにして・・・スタート」


と、これ以上続けても意味ないので省く。この後は、例のごとく調子に載って自爆しながらも、共同作業になれてきて13面までクリアーする。UFOやら、巨大蜘蛛やら、巨大羽虫などと戦い、13面には恐竜がでてきてた。この13面で最後だと思っていたら、画面スクロールの関係で見えなかっただけで、14面以降もある模様。

流石に飽きてきたし、恐竜を倒せたので中断。

というか、店の人が早く店を閉めたさそうだったのでやめたというのが一番の理由。大の2人大人が、子供のためのゲーム機で11時までってのも・・・まぁ、乙といえば乙。

日本を知るためにはゲームは切っても切り離せない・・・と言い訳しておく。

ちなみに、なんどかマリちゃんを大砲でねらい打ちしたのだが・・・殺せなかった。無念。

ゲーム後、彼女を家まで送っていったのだが、コンビニに少しの間止めている間に「当店のご利用時間外の駐車はおやめください。すぐに車を動かしてください」と貼り紙されてしまった。

日本の駐車事情は厳しいです。

「ちょっとくらいいいじゃんか〜〜〜!!!」って思ってしまうのは、スペインのせい?