Ya se ha ido
タカシ君が去ってしまった。去ってしまった・・・去ってしまったよ〜〜〜〜!!
スペインでの別れの時は、一ヶ月経たないうちにまた会えるし・・・とそれなりに・・・それなりに・・・さくっと別れたのだが(時間がなかったってのが理由だが)、今回の別れはおそらく相当長いものになりそうで、なんとも切ない気分でいっぱいだ。
おいらがスペインに行くのが先か、タカシ君が東京にくるのが先か・・・という問題。
この距離というのは別れの時の寂しさに思い切り比例する。「同じ日本人だから」ということはおいらには全く関係ない。
スペインから去るときも、日本で地元が近い人間は多かれ少なかれ呼び出せるので(そして、おいらはそういうタイプ)問題なく、あまり寂しくないのだが、九州やら山陰・山陽やら、近畿やらと来られるとえぐく、悲しみも距離に比例して強くなる。まぁ、畿内だったら車で数時間で住むからまだ良いが、九州とかはけっこう厳しい。なのに、なぜか九州人とはValenciaで会う確率が高くて困る。
まぁ、何がいいたいかというと・・・寂しいのだ。うめきたいくらい寂しいのだ。いいたかないが・・・Valenciaが恋しいのだ。でも、頑張ると決めたから頑張るのだ。煩悶学生なのだ。藤村操なのだ。華厳の滝から飛び降りたいくらいなのだ。
あ、嘘。そこまでじゃない。
ともかくだね。あれだけ、毎日、遊んで、飲んで、語って・・・とやっていたタカシ君。一家に一台タカシ君。
うぐむ。
日記。
タカシ君とネネチンがうちに泊まっていったわけなのだが・・・おいらは最初に撃沈。布団を押入から出してきて勝手に爆睡。
ネネチンに思い切りマジ蹴りされていたところまでは覚えている。「起きろ!起きろ!」と本気で背中を蹴られる。そして、その後ろでは「マサキ君は・・・こうなったらぜったい起きないよ」というタカシ君の台詞も聞こえていた。
おいらは「さすがタカシ君!わかってるじゃん!」と心でつぶやく同時に、寂しさもこみ上げてきて、ネネチンの「長渕キック」を無視して眠った。
ネネチンはどうやらおいらのベッドで寝た模様。タカシ君は、拓也がいなくなったあとの空き部屋をタカシ部屋として準備して、ベッドもおいておいたのだが・・・彼も寂しいのか、おいらの部屋のどこか空いたスペースで寝たらしい。丸まって・・・。
それを聞いた時、不憫に思いつつも、Valencia生活が蘇ったようで嬉しくもあった。
昼過ぎ・・・目覚める。
もう絶不調。頭痛はないが・・・店で日本酒をここぞとばかりに大量に飲み(何杯飲んだか覚えてない)、部屋で安酒を飲んだせいか(ここも何杯飲んだか覚えてない)、もう・・・なんていうか・・・二日酔いなのだが・・・体調不良の原因はそれだけではなく、企画が終わり張りつめていた糸が切れて、タコがずが〜〜〜〜んと地上に落ちたような感じ。
もう無気力。
でも、「腹減った〜」とえさを運んでくる母鳥を待つ小鳥よろしくさえずる2人と一緒に、我が地元の名所のドムドムへと行く。まぁ、おいらのうちにきたら是非立ち寄ってもらいたい場所である。
他にもタカシ君に立ち寄って貰いたい場所はたくさんあった。おいらが遊んだ裏山とか、おいらが柿盗んだ山とか、ビワ盗んだ家とか、ロクムシやった公園とか、よくいった駄菓子屋とか、通学路とか・・・。
2泊3日のプランで来て欲しいくらいだ。いうたら、Valencia並。
だが、彼は去ってしまっうのだ。
気分は「ひまわり」なりよ。
ドムドムで昨夜の話なんかで盛り上がる。あとは引き留め工作。無駄なのわかってるが「ねぇ〜もうちょっと日本にいなよ〜」とか誘惑する(笑)
2、3時間くだらない話をしたあと解散。
タカシ君は成田空港に近いお兄さんの家へ、ネネチンは自宅へ一緒に帰っていく。もちろん駅まで見送る。
タカシ君とはいつの日か再会することを約束して、ネネチンとは・・・おそらく近いこと会うであろうことを予測して別れる。
家に帰ってきてからは、完全にダウン。フラフラしながらやることやって・・・「燃え尽きたぜ」とつぶやきベッドに滑り込む。
起きたら夜中の2時半だった。
そのあとどうにもこうにも寝られず。
寂しさをかみしめながら・・・タカシ君から貰った日本酒を飲みつつ、本棚からごっそりと出してきた、既刊のなんかの漫画を全巻読破して、うめきながら再び眠りについた。
朝8時くらいのこと。
No Te Vayas!!!Takashi!!!
さ〜て、Bodegaでも探すってもんかね〜。