エリゾウと東京ばな奈な午後3時
今日でちょうど日本に帰ってきてから一ヶ月たったわけだが・・・
(正確には到着したのは10月17日だけど)
まったくもって生活リズムボロボロ!
おかしなことにスペインでの生活の方がリズムがきちんとあったような気がする。たかが一ヶ月ななのか?でも、されど一ヶ月な気がしないでもないが・・・。
まぁ、いいや。なるようになるだろう。
のっけからどうでもいい話だが、今日某クイズ番組をみていて、現Castellon在住のS氏(一応伏せておく)が気に入っているという安めぐみってのが誰だかやっとわかった。また日本人度アップ。
ググってみてプロフィールをみたのだが(安めぐみ公式サイト・・・どうもアイドルらしい。でもって、1981年生まれだから24才らしい。うぐむ・・・アイドルは鯖読むって言うけどテレビ番組にでている彼女は・・・うぐむ。
でも、これにてS氏の好みは理解した。理解で来すぎた。
で、日記。
どこから書こう。
いいわけしたくはないが、いいわけように昨夜のことから書いておこう。
夜・・・考え事にちょうどいいので、夜中のドライブ。BGMは菅野よう子で、片手にはコーヒー、片手にはタバコ・・・ハンドルは・・・まぁ。とにかくノリノリの午前1時。
眠れないので映画を見る。
【8人の女たち】1.9点(5点満点)
観賞後にみたネットでの評価も高かったし、カンヌかベルリンか忘れたけど8人同時に賞をもらったという作品らしいけど・・・う〜ん・・・失敗。大失敗。
一応サスペンス仕立てになっているため、あまり細かくかけないが、クリスマスシーズン・・・ある豪邸で1人の男が殺された。犯人はその日やってきたばかりの娘も含め8人の中にいることがわかる。その日やってきて現時点ではアリバイのある長女がその場をまとめ犯人を捜し出す。そんなお話。
次から次へと暴かれるアリバイと秘密と、それにともなう醜い女達の争い・・・もう醜すぎておいらはパス。もし実際にこの場にいたら当然速攻で逃げたくなるだろうし、現実では映画を見てる状態でも逃げたくなった。途中で入るミュージカル仕立てのダンスと歌もどうも好きになれない。冗長っていうか・・・。
サスペンスの部分も物足りない。途中で結末がちらほら見え始める。見所は彼女たちの衣装や小道具らしいが・・・正直どうでもいいし・・・。
というわけで、まったくもって面白くなかった。「もしかして女性がみたら面白いのかもしれない・・・」とも思わなくもないが・・・やっぱりつまらんもんはつまらん。途中、珍しくPausa(休憩)をとってコーヒーをいれるくらいつまらなかったし、前半部、これまた珍しく寝そうになった。コンタクト乾きまくり。
唯一の救いとしては・・・中学生の頃みて唖然とした「天使とデート」(映画はくそつまらないので注意)のエマニュエル・ベアール。相変わらず美しかった。40才とはおもえんね。
この映画の監督はフランソワ・オゾン。彼の映画はスペインでみた「SWIMING POOL」が初だけど、その映画もイマイチだった。どうも彼の映画は合わない模様。
あ、そうそう。映画みながらフランス語の発音真似してみたりした。それは結構楽しかった。
オ〜〜〜ルボワ!
映画を見終わったころには空は白み始めていた。でもって、反対側の空にはまん丸なオレンジ色した満月。う〜ん、なんか気分がいい。狼になれそうな気分だったが、あいにく1人だった。
6時半。目覚ましをかけて布団に入るも、目覚ましがなる前の10時半に目が覚める。
今日は福岡から野暮用で東京にやってきたエリゾウ(エリゾウは9月にValenciaをガイドした子。詳しくは過去の日記のどれかを参照)と会う約束になっていた。
風呂に入ったりなどして準備をする。約束は1時だったが11時ちょっと過ぎには準備は完了してしまう。約束は13時に青葉台。まだまだたっぷりあるではないか・・・。
イザナミのミは女って意味。
ふむふむ。
イザナキのキは男って意味。
ふむふむ
イザは誘う。
ふんふん
ナは助詞の「の」
ほうほう
Zzzzzzzzzzz
目が覚めたら・・・・待ち合わせ時間から1時間半も過ぎていた。
一瞬何がなんだかわからなくなる。今自分がどこにいるのかも、何故ベッドの上にいるのかも、今日が何月何日で、自分が誰なのかも・・・嘘。
「と、時計が間違ってるに違いない!」
と大声で叫んでPCをつける。
うん。2時半。
あわててメール。
いいわけは嫌いなのでするつもりはないが、なんて謝って良いのかわからず、頭の中がグルグルグルグル。
謝っても謝りきれないことが判明したので、シンプルに「ごめんなさい。すぐ出ます」とだけメールする。
青葉台についたのは約束時間から見事にぴったり2時間たった時だった。
車をいつもの路駐スペースに止めて全速力で駅へ向かう午後3時。
壁にうつむき加減で立ちんぼしている彼女を発見して駆け寄る午後3時。
なんかドラマのワンシーン状態な自分にサブイボ立つ午後3時。
あと2m・・・ってところで似ても似つかない全くの別人なことが判明して、音にならない口笛二つの午後3時。
お次はベンチに座ってる彼女を発見するも、本当かどうかドキドキする午後3時。
近くによって反省と笑顔が入り交じった顔で謝る午後3時。
そして、思い切り逃げられる午後3時。
とりあえず、重そうな荷物をすすんで持つ午後3時。
「どこ行く?お腹減った?何食べたい?」・・・とりあえず話題をそらす午後3時。
「お腹減ってない・・・」といわれ、どうしていいのかわからなくなる午後3時。
とりあえず大戸屋へ連れて行く午後3時。
「こんなに食べれない」といわれ、右往左往の午後3時。
「・・・・ミ、ミスドは?」「ドーナツ食べれない」「うん、おいらも」な午後3時。
ふと「無印のCafe」を思い出す午後3時。
「でも、あそこはタバコが吸えない」とつぶやく午後3時。
でも、そんなこといってられない午後3時。
なぜならとても寒いの午後3時。
とりあえず、無印Cafeに入る午後3時。
「もちろん、おごるさ!おごらせてください!」な午後3時
「でも、お金あるんですか?」とすべてバレバレ午後3時。
21才に心配される午後3時。
ということで・・・着席語・・・回りくどく言い訳。言い訳になってないんだけど、言い訳。「まぁ、そんな気もしてましたし・・・」とも言われる。うん、彼女にも信用0。
Cafeでは軽い近況報告などをする。野暮用の内容とか。あとは、例のごとく彼女の得意ジャンルである「テレビネタ」くらい。
2時間遅れてしまったせいでゆっくり話している間もなく、羽田空港へ行く時間に。
第三京浜と横横(横浜横須賀道路)・・・どっちのルートを使おうか迷ったすえ、せっかく東京に来たし、日が沈む時間にはちょうどいいということで、横横経由で湾岸線に乗ることにする。まぁ、いうたらベイブリッジってやつや。
が、ヤンキーで男まさりな(嘘)彼女よりも、久しぶりに東京の夜景をみたおいらの方が感動してしまう。
「すっっげ〜〜〜〜!!!すっげ〜〜〜!!!なんじゃこりゃ!!!やっぱ東京でけ〜〜!電気代いくらかかってるんだろう〜!デン子ちゃんがむにゃむにゃ・・・やっぱこう考えるとスペインはちいせぇ〜な〜〜!マドリッドの何倍あるんだ〜」
湾岸線・・・失敗。
途中、軽い渋滞につかまったおかげで、羽田空港についたのは彼女の出発30分前。もっと余裕で着く予定だったのだが・・・ここでも失敗。
エ「あ、おみやげかってかなくちゃ・・・」
お「お、おみやげ???あ〜でも、そうか・・・」
エ「まぁ、適当に・・・」
お「おみやげといったら「とらや」の羊羹やろ!!!」
エ「東京ばな奈」
お「と、とうきょうばなな???なにそれ。有名なの?」
エ「有名ですよ」
お「初めて聞いたよ・・・・」
なんて会話をしていると、旗を持った男性に連れられてやってきた団体さん。
男「は〜い!ここで「東京ばな奈」がお買いになることができます!中では買えません!ここだけで〜す。外は○○(ききとれず)中はしっとり!東京ばな奈!!どうですか〜!」
ゆ・・有名なのは本当らしい・・・。
店舗の周りには人がたくさん群がっていた。
う〜ん、そうだったのか〜東京名物にこんなのがあったのか〜。
だけど、ぶっちゃけなにもそそられない。Tipico(スペイン語で名物みたいな意)といったら目がないおいらなのだが、あとづけみたいなこの「東京ばな奈」にはいっこうに惹かれるものがない。「じゃ、とらやだって同じじゃん!」といわれそうだが、歴史が違うのでそれはいいのだ。
とはいえ、ネタとして食べてみるのもいいかな〜と思い、値段調査をすると・・・
1000円で8個もはいってやがったので却下
2個で300円とかバラで売っていたら買おうと思ったが、1000円という値段はまぁ、おみやげとしてはやぶさかではないが、ネタで買うには8個は多すぎる。生クリームも食べられないし・・・。
出発15分前・・・エリゾウと別れ、1人空港内を切れたタバコを探して彷徨う。途中警備員さんに聞いて見るも、真顔で冷たく「あっち・・・」とあしらわれる。
むかついたので、コーヒーだけ買って車でぶい〜んと帰ってきた。高速使わなかったので自宅まで1時間半もかかった・・・。
あまりに動かないので、ナビのテレビを見始めて安めぐみを知った。
冒頭へ・・・。
今日の埋め合わせはいつか・・・いつの日か・・・東京か九州で・・・ホント申し訳ない。