12年ぶりに母校とムシキング

とある事情によりおいらの母校へ顔をだすことになった。

おいらの母校は某カトリック系の男子校。日本で有名かどうかわからないが、ヨーロッパではそこそこ名の知れてる教育機関(教会もある)。でもって、おいらの第二の故郷バレンシアにもColegioがあったりする。別にそれがあったからValenciaを選んだわけではない。そもそも信者でもない。おいらは神道好きだし。

今回同行するのは・・・というか、企画者はかれこれ17年のつきあいになるにっじ〜あらぽんの2人。

10時にあざみ野へ行き、そこで拾ってもらい、いざ母校へ!

母校にいくのはなんと12年ぶりとなる。まぁ、それにはわけがある。

うちらが卒業して2年後に校舎が移転してしまったのだ。

だもんで、母校っちゃ〜母校なのだが、校舎自体にはな〜〜〜〜んの思い入れもないため、うちらの時代の学舎だったら、文化祭とかをきっかけに行く気にもなるのだが、なんの想い出もない新校舎にはイマイチ興味が持てずこれまで来てしまったのだ。

おいらを誘ってくれた2人も全く同じ理由で12年間、一度も新校舎を訪ねたことがなかったらしく、今回のことをきっかけに言ってみようとあいなったわけだ。


あらぽんとにっじ〜と会うのも約一年ぶりなので、スペイン風にがっちり握手で挨拶。でもって、車のなかで近況報告

あ「で・・・帰ってきてなにやってるのよ?」
お「えっとね〜・・・主にドラクエ
あ「ド、ドラクエ〜〜〜〜!!!!」
に「いいな〜〜〜そんな時代に戻りた〜〜〜い!!!」
お「いやいや。そう楽しくもないよ」
あ「なんで?」
お「たぶんあらぽんにはわからないと思うよ。財布の中が100円無い苦しさが!!」
あ「・・・・」
お「500円とか1000円なら散歩しようかな〜と思うよ。プラプラ散歩ね。でも、100円ないと、途中で喉が乾いても缶コーヒー一本も飲めないんだよ!!わかる??わかる?」
あ「・・・・完全に向こうで金使って来ちゃったんだ?全く残ってないの?」
お「あ〜少し残してきたよ。でも、もう1ヶ月経ったし・・・使っちゃったよ。すぐに仕事見つける予定でいたけどね。ちょっと相手の事情でノビノビになってるのよ。かなり予定外なのよ。待ってる状態だから落ち着かなくてさ〜新しいこと始めたくても始める気分にもなれず・・・・で、暇つぶしに、たまたま見つけたプレステと何故かおいらの部屋にあった・・・買ったわけでもないドラクエVIIをやってるわけさ。そしたら、はまった(笑)」

お「で、2人はよ?」
に「いそがしいよ〜〜〜昨日も朝帰りだよ〜」
あ「まぁ、普通かな〜」


2人の近況報告は特にこれといってないらしく、しょうがないので、おいらの貧乏話をしつつ目的地へ向かう。


学校につくと、かつてのうちらの学年主任であったN先生を呼んで貰い、彼の仕事部屋でいろいろ談笑。

席についてそうそう、先ほどのような感じで話が始まる。

N「で・・・今なにやってるのよ・・・」
に「ボクはいま・・・・こんなのやってます・・・」

まずはにっじ〜の名刺ケースからお洒落な名刺がでてくる。

でもって、鞄からは、にっじ〜がパッケージから、コインから、袋まですべてデザインした作ったという食玩ムシキングのメダルコレクションが1ケースごっそりでてくる(これについては下で自慢する。)

N「おおお!!ムシキングって今すごい流行ってるやつ?」
に「ええ。こんなんやってます。これ差し上げるんで宣伝してください」
N「わかった!じゃ、今日からこれ名刺にするよ!自慢しよ!」
お「・・・・」

あ「ボクは今・・・・こんなんを・・・・」

にっじ〜と同じく名刺と共に、某超有名メーカーのミニコンポのカタログが鞄から出てくる。

あ「この機器の○○の部分を・・・あ〜たらこ〜たら・・・・」

熱心に説明するあらぽんをよそに・・・小声で・・・

お「ねぇねぇ・・・にっじ〜にっじ〜。会社はいるとさ〜こういうのが普通なの?こうやって説明するもんなの?ねぇねぇ」
に「そうだね〜。まぁ、普通やるかな〜」
お「へぇ〜〜〜いいな〜〜〜!」

N「で・・・おまえは??」

(き、きた〜〜〜〜!!!!Mi Turno!!!)

お「え〜〜〜っと・・・・ないです・・・・なんも。名刺もないです・・・。」
N「???」
お「え〜〜〜っとですね〜〜〜1ヶ月ほど前にスペインから帰国しました。」
N「何をしに?勉強?」
お「え〜〜〜っとですね〜〜〜〜なんもしてないです。遊びにです。語学はやりましたけど・・・まぁ、ぷらっと・・・修行に・・・・あ、でも・・・2年くらいはたらいてましたけど・・・にっじ〜と同じような仕事です。」

少々動揺気味なおいら。

スペイン滞在の3年間はいろんな意味でいろいろあったので、どこからどこまで、どの程度まで説明していいのかわからず・・・・そんな世間話みたいな感じでおいらの3年間は語れるわけもなく、また、カタログやなんかを出して説明することなんてできるはずもなく・・・・結局最終的においらが出した結論である「なんかしてたようで、なんもしてない」という部分を言ってしまった。

冷静に考えたら予測でき、事前に答えを準備しておくこともできたのだが・・・。

おいらの答えにたいするN先生の返事は・・・

N「そういうのが一番いいじゃん!!

だった。

どうとっていいのかわからないが、buenoといわれたので、スペイン人らしくbuenoで受け取っておくことにする。


おいらの入れない仕事話を終えたあと、かつての同級生が今何をしているのかという、いうたら「あの人は今!」的テーマで盛り上がる。

いや〜、流石、我が母校のヌシであるN先生・・・恐ろしく情報もっていてびっくり。いや、正直あまりに知りすぎていて、探偵でも雇っているんではないだろうかと思ったくらい。

お「先生・・・情報もちすぎじゃないですか?探偵並ですよ、それ。」
N「いや、いろいろあっちこっちから入ってくるんだって・・・」
お「それにしても・・・入ってくるっていうか、聞き出してません?」
N「(笑)」(ちょっと動揺気味)

おいらの土俵になんとか持ち込む。

その後、現在の母校が、うちらの時代とどう変わったかということで盛り上がる。このあたりで、おいらたちの同級生で、現在、この学校で教師をやっているSが登場。5人と賑やかになり、大いに盛り上がる。

お「で・・・どうなのよ?やっぱり偏差値あがったから賢い?」
S「そうだね〜〜〜一つだけ言えることは・・・・○○(おいらの苗字)みたいな生徒は1人もいないね!」
お「・・・・ちょっとまってよ・・・おいらさ〜中高のとき、それほど目立たないし、大人しくなかった?」
S「・・・・」

これは絶対嘘!!!今のおいらがヤンチャクレとかニートとかとられるのはいいが、昔のおいらは勉強こそできなかったが、真面目な生徒だったはず。それほど目立ってないし。友達もオタク系ばっかりだったし・・・。

なんか、どっかでイメージの変換を行ったとしか思えない!!

N「でも、やっぱ○○といえば・・・・火事だよな!」
お「(笑)」
お「ボクが家に着く前に、先生、すでにいましたもんね!」

ということで、おいらが中学3年生の時に発生した我が家全焼大火事事件のネタで少し盛り上がる。

このネタはかなり昔のことになってしまったため、あまりネタとしては話していないが、かつては、おいらのネタのレパートリーに入っていたもの。笑い話になるまで、2年くらいかかったけど・・・。

小一時間話したあと、仕事があるというN先生と別れ、Sに率いられ新校舎を見学。

なんかバレンシアのポリテクニカ大学みたいな校舎だった。

どうみても、中学・高校の校舎とは思えない。なんというか、オサレというか、近代的というか、Modernaというか・・・。

「学校」というものに全く興味がなく、どちらかというと、嫌いな部類にはいっているはずのあらぽん・・・なぜか「建物」にはものすごい興味をもったらしく、必死に携帯で写真を撮っていた。それはそれはどうでもいいものばかりを。


最後にN先生とSを含めて、我が校の聖人像の前で写真を撮ったあと、母校をあとにした。

帰り際・・・

お「ねぇねぇ〜にっじ〜・・・缶コーヒー買って〜」
に「じゃ〜帰国祝いに買ってあげよう。どれがいい?」
お「おおおお!!流石、にっじ〜〜〜やさしい!!」
お「それにくらべてあらぽん、おいらにやさしくな〜い!ねぇねぇ帰国祝いは〜!」
あ「そんなもんない!」
お「あらぽん、やさしくな〜〜〜い!にっじ〜やさしい!!」

ってことで、缶コーヒーゲット。

おいらはこうやって日々生きている。いうたら、寄生虫人生


あらぽんの実家でご飯が用意されているということなので、あらぽん邸におじゃまする。あらぽんのママンとは何度もあっているので、既に勝手知ったる人の家という感じで、なぁなぁな挨拶でお邪魔するも、なにやら図書館に本を返しに行かなければいけないとかで、あまり話をせずに去っていってしまった。まぁ、来年あたり新居にお邪魔したときに、いろいろお話しようと思う。


ってことで、3人でテレビを見つつぼ〜っとする。

某チャンネルで、オタクの生態を扱った(オタクをネタにして笑いをとる番組)をやっていたのでそれを見る。なぜなら、あらぽんもにっじ〜も、かなりのオタクだからだ。見た目は全然オタクにみられず、モテモテな2人なのだが・・・もう、信じられないくらいオタクなのだ!!!

まぁ、いいや。

で、とあるシーン。

等身大のアニメキャラのフィギュアがベッドに寝ころんでいるオタクのお宅が映し出される。

あ「やばいよ・・・これ・・・」
に「ね!」
お「え???もしや・・・これ・・・ダッチワイフ?」
に「そうそう」
あ「50万くらいするんだよ・・・確か・・・これ。」

時間は日曜の昼下がり・・・午後3時。ダッチワイフが登場していい時間帯じゃない

お「でも・・・等身大フィギュアとしか説明してないよ・・・」
あ「違うのかな?」

そこで、値段がテレビに映し出される。

50万円

あ「やっぱり・・・・」

そのまま見続けていると、確かに説明に苦しんでいる主役のオタク君。

「とある事情で貸し出していて・・・で、あっちでも無理になって・・・また戻ってきたんですよ」

とかなんとか。

意地でも「等身大フィギュア」以上の説明はしないテレビ。

やっぱテレビって、ネタにできればなんでもいいのね。

他にも、見る人が見たらいかにも「ヤラセ」と思えるような内容が多く、3人で半分呆れながらも、暇なのでひたすら見続ける。

電車男がヒットしてからというもの、萌え〜やらアキバ系やらメイドCafeやらアスキーアートがテレビを賑わせているが、中学1年生からアキバに通っていたうちら3人にとっては(おいらは主にPCゲームだが)、日常風景であり、いまさら騒いでいるテレビがアホらしく思えるわけだ。

結局、オタクをコケにして笑いたい・・・そういう結論に達する。


ただ、おいらもメイドCafeあらぽんに連れられて一度だけいったっきりなので、今流行っているらしい「にゃんにゃんじゃんけん」(?)をやっているようなメイドCafeに行く企画を立てる予定。何人くらい集まるだろうか。

結局、おいらもテレビに乗せられてるってことか・・・(^_^;)


追記・宣伝・自慢

「おいらの友達」(自慢になってないけど)にっじ〜がそのすべてをデザインした、今巷を騒がせてるムシキング食玩!!!


日本に帰ってきたら流行ってて、どんなもんかまったくしらなかったけど、先日近所のスーパー偶然見つけて、話のネタにと100円いれてやったら、幼稚園生に後ろに守護霊のようにぴったりとくっつかれて、すごい恥ずかしい思いをした「ムシキング」の食玩


グーチョキパー全部揃わないとゲームにならないとは知らずに、なんとかクワガタ(チョキ)だけでかなり勝ち抜いてしまい、幼稚園生の視線を感じながらも、ちょっと鼻高々になれた「ムシキング」の食玩!!


ムシキング メダルコレクション Part1


中に500円玉よりちょっと大きいくらいのムシキングのコインが入ってます。全20種!!!金メダルや銀メダルもあります!!一つ100円!!!!安い!!!おいらは買えないけど・・・。

コンビニかどっかで売ってるっぽいので、見つけたら大人買いしてください。2つとかでもいいです。試しに。ネタに。

ついでに、Part2もでるらしいので、そちらもあわせてよろしくお願いします。

緑色の袋です。コインじゃなくて、カードやらグミやらもあるっぽうけど、コインです!コイン!!!

マジで、買ってください!大人だったら100円なんて安いでしょ?500円握りしめて、5つくらい買ってあげてください。

もし売り上げあがったら、にっじ〜がおいらにご飯おごってくれるらしいので、おいらも必死です。必死。

ムシキング メダルコレクションです!

一袋100円です!

マジで買ってください。

お願いします。