車のこと

ネタがないので、ちょっとした身の回りの環境について書き残しておく。

おいらは現在類い希に見る貧乏なのだが、自由になる車は持ってる。我が家は基本的に車は1人つき1台という恐ろしく恵まれた環境だ。別に自分で買ったワケではない。パパンがくれたのだ。

なぜなら・・・車屋だから。

自営業のメリットってやつやな。

てなわけで、おいらは免許を取る前から車が用意されていた。「早く仕事を手伝え」という無言のプレッシャー。

まぁ、おいらからしたらたまに手伝うくらいで自家用車が手に入るわけだから文句を言うはずもない。

用意されていたのは赤のルキノ。ネネチンがCMやっていたやつだ。1500ccしかないのだが、4人乗りの2ドア。何とも初ヤツでかなりかわいがっていた。

例のごとくDemiの名を冠してデミ16号という名前がついていたのだが、名前を呼んだところで周りは「????」という状態にしばしば陥っていたため、普段はルキノ君と読んでいた。

そのルキノ君は・・・おいらがスペインにいって最初の一時帰国の時・・・

父「あ、ルキノ・・・廃車にしたから・・・中にはいってたもの部屋においてあるからな」
お「ええええええええええええええええええええええええ!!!」

と10年近くかわいがってきた愛車デミ16号(別名ルキノ君)は別れの挨拶もできないまま、天国へと旅だってしまった。

その後、スペインでの2年間はもっぱらレンタカー生活で、車乗り放題であったおいらとしては何度「スペインで車もってたらな〜」と思ったことか。

そんなこんなでスペインから帰国し現在に至るわけだが・・・

当然、現在も自由になる車はあるにはあるのだが・・・これがすこぶるかわいくない。まったくもって愛着がわかない。

現在おいらが乗っている車は日産のZ(ゼット)。門前の小僧のくせして習わぬ経も読めないおいらはよくわからないが、現在は知らないが、昔は高級車の部類で人気があり、さらにスポーツカーみたいな感じなので、マニアックな車野郎にはあこがれの的だったらしい。まぁ、Zといってもピンキリあるだろうが、おいらは全くわからない。

(おいらの車に対する知識と興味は、一般成年男子の10000分の1もない。いや、それより低く・・・いうたら0だ。しばしば「車屋の息子なのに・・・」といわれるが、しらんもんはしらん。どれくらいしらないかというと、同じく日産のプレサージという車種をうろ覚えしていてサボタージュとか「ボンボヤージュ」といって、呆れられるほどだ。)


で、このZ君なのだが・・・何が困るって・・・


色が紫


ヤンキー仕様です。エリゾウを乗せた時だけ楽しめた気がする。目立つのなんのって・・・。貧乏なので路駐はしないけど(罰金怖い)、路駐しようと思わない色だ。


2人乗り

友達とのドライブが好きなおいらにとってはこれが最大のデメリット。1人乗せただけで終わりなんて、はっきりいって車の意味がない。ちなみに、かつて1人、結婚式の帰りの友達をトランクに乗せたことがある。もしかして、過去の日記にそのネタが書いてあるかもしれない。


3000ccもありやがる

ゆっくり発車してるつもりでも、加速したときにGかかります。G。一般道ではまったくもって3000ccは意味もなく、ギアがいかれるんではないかと心配になる。よく知らないので、ギアじゃないところかもしれないけど・・・。でもって、うるさい。夜中のドライブをこよなく愛すおいらとしては、うるさすぎると近所迷惑が気になっておちおち車を走らすこともできない。

あ、でも、ベイブリッジをこの前運転したときはちょっと良かった。っていうか、似合ってた。あそこは軽自動車じゃいかんね。ジャズかけて、スマートにぶい〜んって感じがよく似合う。


シャコタンブギ

駐車時・・・頭入れできません。縁石でバンパーすって傷だらけになるから。コンビニでの駐車時になんど「Hostia!Joder!」って叫んだことか。最近は流石になれてきたけど・・・・ちょっとコンビニ寄るときとか、車通りの多い大通りから入るときとかもう泣きそうになる。


オートマ

ルキノ君がマニュアルだったりとか、スペインのレンタカーも何も云わなければ、まずマニュアルという状態だったため、あまりオートマの運転は得意じゃない。ブレーキのタイミングが難しいのだ。いうたら、クリープが怖いのだ。「勝手にすすむなぼけぇぇぇ〜〜!!」と云いたくなる。操縦者がいないのに自分勝手に進むことができる車なんてかわいくない!渋滞のとき、半クラのしすぎで、左足がぴくぴく痙攣してきたとしても、マニュアルの方がやっぱ楽しいし、怖くない。


と、まぁ、いろいろ文句があるわけだ。

自分で買った車じゃないわけだから、わがままいうな!っていわれたらそれまでだけどさ。

ということで、基本的に家族の車でも欲しいという人がいたらすぐに売ってしまうシステムに我が家はなっているので、それを期待しつつもパパンにおねだりしてるんだけど、今となってはおいらが今乗っているZなんて二束三文らしく、しばらくこのZ君を乗らなくてはいけないようだ。

自由になるし、駐車場の心配もないし、修理もタダだし・・・と、それらのことを考えたら超贅沢言ってるのはわかるんだけど・・・

Z、かわいくないのよ

おいらには似合わないのよ

みんなでドライブしたいのよ

なんとかならんもんかね〜。


追記
ママンの自家用車で小回りもきき、近所を走るのには最適な赤軽(赤い軽自動車)はタバコが吸えないし、CDもついてないので乗る気にならない。サボタージュ(関係ないけど、「サボる」という言葉を作った人って今どんな気分なんだろう)じゃないや、プレサージュはでかすぎるので温泉旅行とか向きだし。

やっぱ、自分で車かうってもんかね〜。金貯めて・・・。いや、それだったらスペインいくだろうな〜。うぐむ。


追記2:今日のママン

ドタドタドタドタドタ!!!!(階段を走って駆け上がる音)

母「ねぇ、聞いて!!」
お「なに?」(ドラクエ中)
母「お母さん、IQが107もあったの!!!!」
お「・・・それってすごいの?」
母「あのホリエモンが90いくつで、エジプトのなんだっけ・・・吉田?」
お「吉村!」
母「そうそう!それそれ」
お「で?」
母「その吉村教授が100よ!!!」
お「すごいね〜〜!」
母「もうどうしましょ!!」(おいらの部屋から出て行くママン)
母「やっぱ、今日甘いモノ食べたのがよかったのかしら!」(階段の上で独り言)
お「・・・・ママン・・・IQ低いよ・・・あんた」(ドラクエやりながら独り言)
母「でも、なんでこんなにバカなのかしら・・・おかしいわね〜」(大声で独り言)

なんかもっと聞いてほしそうなので、おいらが下に降りる。

母「あら、降りてきたの?もう遅いわよ。終わっちゃったわよ。」
お「別にいいよ・・・(^_^;)」
母「ほら、みて!右脳のこれとね〜この左脳のこれがね〜いいのよ!」
お「ほほう」
母「でも、計算関係が全然ダメなのよね!」
お「ふむふむ」
母「向いてる職業は今の仕事じゃないみたい。仕事変えようかしら」
お「・・・・」
母「でも、無理ね。」
お「Adios!」