ニニンガシはスペインにはありません。

最近の疲れはどうも石積みを本気でしすぎていることが原因っぽいので、軽く手を抜いてみた。

スペイン以前の石積み場は、10人くらいしかいないにもかかわらず、部屋は広く、さらに各個人机の両サイドがパーティッションで区切られているというとてもすばらしい環境であったもんだから、石積みの間に、思い切り自分のサイトを拡張したものだった。とはいえ、さすがに堂々と自分のサイトを開いて拡張していたわけではなく、うまいことHTMLタグなどに紛れ込ませ、日記を書いたり、石積み用ではなく、自分のサイトのタグを打っていた感じだ。


だが、今の石積み場は、同じく10人くらいなのだが、部屋はそれほど広くなく、パーティッションなんてものはもちろんなく、後ろをみても、左右を見ても前を見ても、人がいる。ちょっと背もたれに寄りかかって伸びをした日にゃ、ディスプレイは丸見え。人が歩くコースも結構近いので、タグ隠しの技をやっても、中の文章までみれてしまう距離。実際にはしっかりみないとみえないとは思うが、やはり罪悪感があるので、なかなか踏み切れないでいる。

だから、違う技を考えた。

おいらの石積みはどちらかというと、ショートカットとマウスクリックで済んでしまう作業で、キーボードを使って文字を打つということはあまりない。ないわけではないが、Photoshopを立ち上げているのに、ものすごい勢いでキーを叩いていたらおかしいわけだ(個人のサイトならともかく、石積みで作るサイトというのは、すでに打たれているテキストが用意されていて、それをコピペして入れるし・・)。

ってことで、今日使った技はよそ見技

おいらの机には二台のディスプレイがある。片方がMacintoshで、片方がWindowsだ。その二台を駆使して仕事をするわけなのだが・・・基本はMacで、Windowsはサイトの動作確認などWindowsを使わなければいけないときはもちろんのこと、作業画面でMacのディスプレイがごちゃごちゃしているときなど、Windowsの方でサイトを開きいろいろチェックしたりもする。

その実際の動作を応用し、MacJedit(まぁ、Word Padみたいなもの)を開き、小さく隠した状態で、Windowsの画面を見ながら、Macのキーボードをひたすら叩くというもの。もちろんブラインドタッチができることが前提の技だ。キーボードの音はどちらにしろ響くのだが、それよりも目立つ動作を組み込むことによって、キーボードの音に対する疑いをそらすわけだ(実際疑われてるとは思えないが・・・)。いかにも石積みをしているように見えてなかなかよい。

今日はその技を使いながら、火祭りのネタを書きまくった。

というのも、今月19日が火祭りの最終日なのだ。zip-fmに出演したときに、ラジオを聞いて見に来てくれる人のために、泣きながら必死で書いたのだが、3回出演したうちの2回分・・・Tomatina(トマト投げ祭り)San Fermin(牛追い祭りのことは、このサイトのコラムに書いたのに、一番肝心なLas Fallas(火祭り)については、初出演だったのと、そこまで頭が回らなかったため(zip-fmがそんなに有名だなんて知らなかったし。)、まだ書いてないことを思い出したからだ。

はっきりって、今から書いたところで、今年火祭りに参加する人は余裕でスペインにいるはずであるから、なにも急いで書かなくてもいい気もするのだが、こういうのは、思い立ったが吉日の勢いで書かないと、おいらのことだから、また来年の同じ時期に慌てているなんてこともありえない話ではない。

まぁ、そんなことどうでもいいや。

とにかく、Fallasの由来から始まり、回るコツや、ポイント、見逃しちゃいけないところ、是非体験して欲しいこと、スペイン語のプログラム解読用単語帳(?)を経験談を交えながら書くつもりで、勢いよくさぼりはじめたのはいいが、5行で終わらそうと思っていた「由来」が、いろいろネタがでてきてしまい、結構長くなってしまう。とりあえず、由来は書き終えたので、今日の日記にアップしようと思っていたが・・・・

自宅にデータ送るの忘れた

やるきEnd。


あ、そうだ。やっぱり、毎日の疲れは、石積みへ集中しすぎということが判明。今日まで昼休みと約3時間おきくらいの一服以外は、本気で・・・マジで本気で石を積んでいてしまったのだ。おいらとしたことが、気負いすぎていた。慣れず、さらに不得手な石積みを任されていたというプレッシャーもあったんだろう。

やっぱり息抜きは必要だ。根を詰めても効率が悪い。全員がそうかどうかはしらないが、おいらの場合は確実にそう。実際、今日は終わらないだろうな〜と思っていた石積みも、サボりのおかげで、さらに集中してできたのか、定時を少しすぎたところで終わることができ、8時前には退社。

いや〜、なんかコツをつかんだ気がする。

これでパーティションさえあれば、このサイトをリニューアルしてしまうくらいなのだが・・・さすがにそこまではできんだろうな・・・TOPとか真っ黒だし・・・(今作ってるサイトはカラフル)。


帰り道・・・たまにはスペイン語を口にしないといかんな・・・と思い、混雑する階段の待ち時間(?)に、子供みたいに・・・とかいって、おいらはよくやるのだが1・・・2・・・3・・・・と数えてみた。スペイン語で。

ウン・・・ドス・・・トレス・・・クアトロ・・・シンコ・・・セイス・・・シエテ・・・オチョ・・・ヌエベ・・・ディエス・・・オンセ・・・ドセ・・・

すこぶる快調。たかが数字だけど、まだまだスムーズにいえるぞ・・・・。

トレセ・・・カトルセ・・・キンセ・・・・ディエシセイス・・・・ディエシシエテ・・・・


うぐむ!!!

長すぎて歩調と合わなくなってきた

その後も、我が家までの帰り道、数えながら歩いたのだが・・・後半になってくるともう最初のような短い数字はなく、どうもリズムがとりづらい。

スムーズにいえていないわけではない。ただたんに長いのだ。クアレンタイセイス(46)とか。

なるほど・・・これが原因というわけかどうかわからないが、スペインに九九がない理由がわかってしまったような気がする。

たとえば、ニニンガシ。

スペインでいうならば(ないからいえないのだが)、ドスドスクアトロとかドスポルドスクアトロとかになるんだろうけど、まだ発音が簡単なのに面倒くささ十分だ。

答えが2桁になる九九でやってみよう。

シチシチシジュウク

が・・・

シエテシエテクアレンタイヌエベ

う〜ん、無理。

なんか復活の呪文みたいだ。

続けよう。

シエテヌエベセセンタイトレス

オチョオチョセセンタイクアトロ

ヌエベヌエベオチェンタイウノ


あ、一人でつぶやいてたらなんかいけるような気がしてきた・・・。

これ、スペインの学校教育でやらせたら、パキスタン人とかインド人から、スペイン人は数に弱すぎる!!とかいわれることもなくなるだろうな〜。あのスペイン好きなチラグでさえ、「スペイン人は本当に計算ができない!」とぼやいていたし。仕事をしにきている彼らからしたら、その辺がまどろっこしいんだろう。なんでもインドの九九は、九九じゃなくって、十六十六くらいあるとかないとか。二十二十だったっけな?

おそらく日本人なら、二桁以上でも20くらいまでだったら、頭の中で暗算できることだろう。同じ数字なら、もう覚えてしまってるし。12×12=144とか13×13=169とか。いちいち計算しないでもすんなりでてくる。

が、九九でさえないスペイン人が、そんな計算をするのは、独自で訓練しないと到底い無理。

だから、街頭かけ算クイズみたいな、平凡な番組が成り立つのだろう。

421×26と書かれた紙を、その辺を道行く人に見せて問題を解いてもらうという至ってシンプルな企画だ。

制限時間は・・・10秒とか20秒・・・・ではない!!!

1分だ!1分!!!

問題が解けると賞金が当然もらえるのだが・・・誰も解けない・・・。

おいらを出せ!!金よこせ〜〜〜!

と何度思ったことか。

この計算の弱さは何もスペインに限ったことではない。フランス人も弱かった。たぶん、ドイツ人は強そう。ドイツに九九がなかったとしても。

ポルトガルの人もかなり弱かった。あまりに弱すぎて、バス駅のCafeの姉ちゃんと言い争うになったことがある。

相手があまりにもおつり少ないので、文句をつけたら、相手は「これであってる!」といって聞かない。少額だったら面倒なのでほうっておくかもしれないが、まったくもって論外に足らないのだ。10euros以上は足りない。

ちなみに、会計なので九九は使わない。足し算引き算で事足りるような計算。実際に紙に書いておいらがその計算を解いて見せたのだが、同じ問題を彼女が解くと全く違う応えがでるのだ。しかも、最初にもらったおつりとは違う答えがでる。

スペイン語だったらまだしも、ポルトガル語なんて話せんから、マジで「うが〜〜〜〜!!!」となる。バスの時間も近いというのに・・・。

彼らは引き算もあまり得意ではない。

なんかこのネタ以前にもがっつり書いた気がするが・・・まぁいいや・・・。

日本人だったら、もらったお金から会計分を引いておつりを渡す。2470円の買い物に10000円払ったら、10000円-2470円をはって、7530円と答えを出す。

だが彼らの計算方法は違う。足すのだ。そういう文化なのだ。

同じ買い物だったら・・・

まず、2470円に30円を足す。端数だから。で、2500円とする。実際に向こうのおつりの渡し方を会話調で書いてみる。

「あい!一万円ね!買い物は2470円だから・・・」

10円を一枚ずつだしながら・・・

「2480円・・・2490円・・・はいっ!2500円!」

お次は100円を一枚ずつだしながら・・・

「2600円・・2700円・・・2800円・・・2900円・・・はい、3000円!」

最後は1000円札を同じように一枚ずつだしながら・・・

「4000円・・・5000円・・・6000円・・・7000円・・・8000円・・・9000円・・・はいっ!10000円ね!」

こんな具合である。

日本ではおつりを手渡す時は、おつりの金額をいって渡すが、スペインだとなぜか、払った金額が言われて戻ってくるのだ。面白すぎる。

試したことはないが、そのおつりをくれた人に、今のおつりはいくら?って聞いたら、覚えてないと思う。だから、必死で頭で計算して答えをだそうとすると思う。その間、確実に3分は待たされると思う(笑)

とにかく、まどろっこしいが、スペインびいきなおいらはこれが嫌いじゃなかったりする。

これを楽しみたい人は、小さな買い物を大きな紙幣で買ってみればいい。まぁ、50eurosなどの高額紙幣は、たいていの個人点では嫌がられる。100euros札は存在するが、スペインでは50eurosが10000円札みたいなポジションにある。

煙草屋だったら、文句をいうことはまずないから、試してみるといい。

そして、彼らをかわいいと思って欲しい。

そのために、おいらはまどろっこしく、こんなことを書いている・・・。

疲れたよ。

全然日記になってねぇ〜し。


追記
今日は給料日だったから呑もうと思っていろいろ誘ってみたが、誰からも返事がこない。友達がいなくなってしまった。こことぞとばかりにおごろうと思っていたのだが・・・すねたので、もうおごらん。しかし、給料日だというのに、使う当てがないもんだから、全然うれしくない。いや、うれしいが・・・なんていうんだろ・・ひゃっほ〜い!Viva!給料日!って感じではない。いつもと同じ日々。いつもと同じ帰り道。切ないぞよ・・・。

最近の疲れはどうも石積みを本気でしすぎていることが原因っぽいので、軽く手を抜いてみた。

スペイン以前の石積み場は、10人くらいしかいないにもかかわらず、部屋は広く、さらに各個人机の両サイドがパーティッションで区切られているというとてもすばらしい環境であったもんだから、石積みの間に、思い切り自分のサイトを拡張したものだった。とはいえ、さすがに堂々と自分のサイトを開いて拡張していたわけではなく、うまいことHTMLタグなどに紛れ込ませ、日記を書いたり、石積み用ではなく、自分のサイトのタグを打っていた感じだ。


だが、今の石積み場は、同じく10人くらいなのだが、部屋はそれほど広くなく、パーティッションなんてものはもちろんなく、後ろをみても、左右を見ても前を見ても、人がいる。ちょっと背もたれに寄りかかって伸びをした日にゃ、ディスプレイは丸見え。人が歩くコースも結構近いので、タグ隠しの技をやっても、中の文章までみれてしまう距離。実際にはしっかりみないとみえないとは思うが、やはり罪悪感があるので、なかなか踏み切れないでいる。

だから、違う技を考えた。

おいらの石積みはどちらかというと、ショートカットとマウスクリックで済んでしまう作業で、キーボードを使って文字を打つということはあまりない。ないわけではないが、Photoshopを立ち上げているのに、ものすごい勢いでキーを叩いていたらおかしいわけだ(個人のサイトならともかく、石積みで作るサイトというのは、すでに打たれているテキストが用意されていて、それをコピペして入れるし・・)。

ってことで、今日使った技はよそ見技

おいらの机には二台のディスプレイがある。片方がMacintoshで、片方がWindowsだ。その二台を駆使して仕事をするわけなのだが・・・基本はMacで、Windowsはサイトの動作確認などWindowsを使わなければいけないときはもちろんのこと、作業画面でMacのディスプレイがごちゃごちゃしているときなど、Windowsの方でサイトを開きいろいろチェックしたりもする。

その実際の動作を応用し、MacJedit(まぁ、Word Padみたいなもの)を開き、小さく隠した状態で、Windowsの画面を見ながら、Macのキーボードをひたすら叩くというもの。もちろんブラインドタッチができることが前提の技だ。キーボードの音はどちらにしろ響くのだが、それよりも目立つ動作を組み込むことによって、キーボードの音に対する疑いをそらすわけだ(実際疑われてるとは思えないが・・・)。いかにも石積みをしているように見えてなかなかよい。

今日はその技を使いながら、火祭りのネタを書きまくった。

というのも、今月19日が火祭りの最終日なのだ。zip-fmに出演したときに、ラジオを聞いて見に来てくれる人のために、泣きながら必死で書いたのだが、3回出演したうちの2回分・・・Tomatina(トマト投げ祭り)San Fermin(牛追い祭りのことは、このサイトのコラムに書いたのに、一番肝心なLas Fallas(火祭り)については、初出演だったのと、そこまで頭が回らなかったため(zip-fmがそんなに有名だなんて知らなかったし。)、まだ書いてないことを思い出したからだ。

はっきりって、今から書いたところで、今年火祭りに参加する人は余裕でスペインにいるはずであるから、なにも急いで書かなくてもいい気もするのだが、こういうのは、思い立ったが吉日の勢いで書かないと、おいらのことだから、また来年の同じ時期に慌てているなんてこともありえない話ではない。

まぁ、そんなことどうでもいいや。

とにかく、Fallasの由来から始まり、回るコツや、ポイント、見逃しちゃいけないところ、是非体験して欲しいこと、スペイン語のプログラム解読用単語帳(?)を経験談を交えながら書くつもりで、勢いよくさぼりはじめたのはいいが、5行で終わらそうと思っていた「由来」が、いろいろネタがでてきてしまい、結構長くなってしまう。とりあえず、由来は書き終えたので、今日の日記にアップしようと思っていたが・・・・

自宅にデータ送るの忘れた

やるきEnd。


あ、そうだ。やっぱり、毎日の疲れは、石積みへ集中しすぎということが判明。今日まで昼休みと約3時間おきくらいの一服以外は、本気で・・・マジで本気で石を積んでいてしまったのだ。おいらとしたことが、気負いすぎていた。慣れず、さらに不得手な石積みを任されていたというプレッシャーもあったんだろう。

やっぱり息抜きは必要だ。根を詰めても効率が悪い。全員がそうかどうかはしらないが、おいらの場合は確実にそう。実際、今日は終わらないだろうな〜と思っていた石積みも、サボりのおかげで、さらに集中してできたのか、定時を少しすぎたところで終わることができ、8時前には退社。

いや〜、なんかコツをつかんだ気がする。

これでパーティションさえあれば、このサイトをリニューアルしてしまうくらいなのだが・・・さすがにそこまではできんだろうな・・・TOPとか真っ黒だし・・・(今作ってるサイトはカラフル)。


帰り道・・・たまにはスペイン語を口にしないといかんな・・・と思い、混雑する階段の待ち時間(?)に、子供みたいに・・・とかいって、おいらはよくやるのだが1・・・2・・・3・・・・と数えてみた。スペイン語で。

ウン・・・ドス・・・トレス・・・クアトロ・・・シンコ・・・セイス・・・シエテ・・・オチョ・・・ヌエベ・・・ディエス・・・オンセ・・・ドセ・・・

すこぶる快調。たかが数字だけど、まだまだスムーズにいえるぞ・・・・。

トレセ・・・カトルセ・・・キンセ・・・・ディエシセイス・・・・ディエシシエテ・・・・


うぐむ!!!

長すぎて歩調と合わなくなってきた

その後も、我が家までの帰り道、数えながら歩いたのだが・・・後半になってくるともう最初のような短い数字はなく、どうもリズムがとりづらい。

スムーズにいえていないわけではない。ただたんに長いのだ。クアレンタイセイス(46)とか。

なるほど・・・これが原因というわけかどうかわからないが、スペインに九九がない理由がわかってしまったような気がする。

たとえば、ニニンガシ。

スペインでいうならば(ないからいえないのだが)、ドスドスクアトロとかドスポルドスクアトロとかになるんだろうけど、まだ発音が簡単なのに面倒くささ十分だ。

答えが2桁になる九九でやってみよう。

シチシチシジュウク

が・・・

シエテシエテクアレンタイヌエベ

う〜ん、無理。

なんか復活の呪文みたいだ。

続けよう。

シエテヌエベセセンタイトレス

オチョオチョセセンタイクアトロ

ヌエベヌエベオチェンタイウノ


あ、一人でつぶやいてたらなんかいけるような気がしてきた・・・。

これ、スペインの学校教育でやらせたら、パキスタン人とかインド人から、スペイン人は数に弱すぎる!!とかいわれることもなくなるだろうな〜。あのスペイン好きなチラグでさえ、「スペイン人は本当に計算ができない!」とぼやいていたし。仕事をしにきている彼らからしたら、その辺がまどろっこしいんだろう。なんでもインドの九九は、九九じゃなくって、十六十六くらいあるとかないとか。二十二十だったっけな?

おそらく日本人なら、二桁以上でも20くらいまでだったら、頭の中で暗算できることだろう。同じ数字なら、もう覚えてしまってるし。12×12=144とか13×13=169とか。いちいち計算しないでもすんなりでてくる。

が、九九でさえないスペイン人が、そんな計算をするのは、独自で訓練しないと到底い無理。

だから、街頭かけ算クイズみたいな、平凡な番組が成り立つのだろう。

421×26と書かれた紙を、その辺を道行く人に見せて問題を解いてもらうという至ってシンプルな企画だ。

制限時間は・・・10秒とか20秒・・・・ではない!!!

1分だ!1分!!!

問題が解けると賞金が当然もらえるのだが・・・誰も解けない・・・。

おいらを出せ!!金よこせ〜〜〜!

と何度思ったことか。

この計算の弱さは何もスペインに限ったことではない。フランス人も弱かった。たぶん、ドイツ人は強そう。ドイツに九九がなかったとしても。

ポルトガルの人もかなり弱かった。あまりに弱すぎて、バス駅のCafeの姉ちゃんと言い争うになったことがある。

相手があまりにもおつり少ないので、文句をつけたら、相手は「これであってる!」といって聞かない。少額だったら面倒なのでほうっておくかもしれないが、まったくもって論外に足らないのだ。10euros以上は足りない。

ちなみに、会計なので九九は使わない。足し算引き算で事足りるような計算。実際に紙に書いておいらがその計算を解いて見せたのだが、同じ問題を彼女が解くと全く違う応えがでるのだ。しかも、最初にもらったおつりとは違う答えがでる。

スペイン語だったらまだしも、ポルトガル語なんて話せんから、マジで「うが〜〜〜〜!!!」となる。バスの時間も近いというのに・・・。

彼らは引き算もあまり得意ではない。

なんかこのネタ以前にもがっつり書いた気がするが・・・まぁいいや・・・。

日本人だったら、もらったお金から会計分を引いておつりを渡す。2470円の買い物に10000円払ったら、10000円-2470円をはって、7530円と答えを出す。

だが彼らの計算方法は違う。足すのだ。そういう文化なのだ。

同じ買い物だったら・・・

まず、2470円に30円を足す。端数だから。で、2500円とする。実際に向こうのおつりの渡し方を会話調で書いてみる。

「あい!一万円ね!買い物は2470円だから・・・」

10円を一枚ずつだしながら・・・

「2480円・・・2490円・・・はいっ!2500円!」

お次は100円を一枚ずつだしながら・・・

「2600円・・2700円・・・2800円・・・2900円・・・はい、3000円!」

最後は1000円札を同じように一枚ずつだしながら・・・

「4000円・・・5000円・・・6000円・・・7000円・・・8000円・・・9000円・・・はいっ!10000円ね!」

こんな具合である。

日本ではおつりを手渡す時は、おつりの金額をいって渡すが、スペインだとなぜか、払った金額が言われて戻ってくるのだ。面白すぎる。

試したことはないが、そのおつりをくれた人に、今のおつりはいくら?って聞いたら、覚えてないと思う。だから、必死で頭で計算して答えをだそうとすると思う。その間、確実に3分は待たされると思う(笑)

とにかく、まどろっこしいが、スペインびいきなおいらはこれが嫌いじゃなかったりする。

これを楽しみたい人は、小さな買い物を大きな紙幣で買ってみればいい。まぁ、50eurosなどの高額紙幣は、たいていの個人点では嫌がられる。100euros札は存在するが、スペインでは50eurosが10000円札みたいなポジションにある。

煙草屋だったら、文句をいうことはまずないから、試してみるといい。

そして、彼らをかわいいと思って欲しい。

そのために、おいらはまどろっこしく、こんなことを書いている・・・。

疲れたよ。

全然日記になってねぇ〜し。


追記
今日は給料日だったから呑もうと思っていろいろ誘ってみたが、誰からも返事がこない。友達がいなくなってしまった。こことぞとばかりにおごろうと思っていたのだが・・・すねたので、もうおごらん。しかし、給料日だというのに、使う当てがないもんだから、全然うれしくない。いや、うれしいが・・・なんていうんだろ・・ひゃっほ〜い!Viva!給料日!って感じではない。いつもと同じ日々。いつもと同じ帰り道。切ないぞよ・・・。