そうだ、京都へ行こう!

ちょっと日記書いてないな〜って思ったら、もう2週間もたってたのね・・・光陰矢のごとしとかいうけど、もうそんなもんじゃないね。TEPCOひかり並の速さだよ。あ、やっぱやめた。よく文字面みたら「光陰矢のごとし」の方が速そうだ。

しかしなんていうの・・・

スペインと日本の、この時間感覚の格差ってなんなの?

ただたんに石積んでるから早いの?いやいや、それだけじゃないだろ〜。歩く速度も、日が沈む早さも、担当の石が回ってくる早さも、終電の時間も全然早い。なのに、通勤時間は長い。

何かが間違ってるような気がしないでもないが、たぶん間違っているのはおいらの方なんだろうけど、そう思いたくない。

とにかく、絶対スペインの時間の方が緩やかなのは間違いない。

もう以前みたいに書けなかった日記を書く気力なんて沸いてこないから、ここで軽く記録しておく。思い出した順に適当に書く。


ロスト イン オオミヤした。かのオーソンウェールズもオオミヤを舞台にした物語を作ろうと試みたが失敗したといわれる、あのオオミヤだ。埼玉県のオオミヤ。

話すと長くなるが、神保町でとてつもなく素敵なお店を発見。以前一度通り過ぎているお店。そこのおばちゃんはスペインのセニョーラみたいで、なんとも愛くるしい。博多出身のおばちゃんで、40年近く東京にいるのに、未だ博多弁。直す気がないらしい。というか、なおしたくないんだろう。

たぶん、○○チャ!といっているんだろうけど、それを連発する。そして、素で「ばってん」きいたのは実はこれが初めての経験かもしれない。おいらは九州の人にあうと、かならず「ばってんばってん」いうのだが、「それ使い方違う!」といつもつっこまれる。が、相手は例文は出してくれるのだが、リアルな会話では使ってくれないので、なんとなくつかめないでいた方言だ。この店に通えば博多弁をマスターできるかもしれない。

とにかく素敵な店だ。名前は教えたくないのだが、ネタ的に面白いので書いてしまおう。光源氏

「なんで?」ってきいたら、「うちの旦那、昔もんのすごいもてたっちゃよ!だから、店の名前つけるときっちゃ、光源氏にしたっちゃ」(「ちゃ」はおいらの記憶で付け足してます)とのこと。

閉店までの間おばちゃんと軽く語ると、もう気分は最高潮。おぐりは門限があるので別れたが、おいらはまだ飲み足りない。時間は23時。

手当たり次第に電話してとりあえず一人確保。

新宿から慣れない埼京線に乗る。が、実はその電車・・・湘南新宿ラインとかいう電車。そんな話聞いてない。

赤羽すぎたら、「次ぎは〜大宮とか言われ、うなだれる。そして、悪いことは続くもので、その電車、なにやら前の電車の関係で途中線路の上で立ち往生。20分近く止まって、大宮についていたときは、それにのって戻る予定だった京浜東北線も終わっていた。

大宮に一人取り残される。むんに電話。

お「ねぇねぇ〜むんの家からさ〜大宮まで車でどれくらい?」

さぐりを入れる。

む「う〜ん、そうだね〜2時間半くらいかな〜」

1時間以上はかかると思っていたが、2時間以上とは想定外。

お「すまん!なんでもないです。」

その後、お互いWILLCOMなのをいいことに、滅多にしない長電話・・・といっても30分くらいだがをして、善後策を考えるが、結局みつからないまま電話を切る。

とりあえず駅近辺をさまようが、東口あたりで、大量のポン引きに声をかけられブルーになる。というか、みなおいらを変な目で見てくる。

「なにこの男、同じところうろうろしてるのかしら・・・」

みたいな。

しょうがねぇ〜だろ〜〜〜!!!行くところ思いつかね〜んだから!っていうか、かえりてぇ〜んだよ!ぼけ〜!

そんなおいらを逆なでするように、無神経に声をかけてくる兄ちゃんたち。

「一本どう?」

ゴザもった夜鷹でもいたら、江戸時代にタイムスリップしたみたいな気持ちにもなって考えるが、そんな・・・おまえいつの時代の人間だよ!と思わされるような、詫びも寂びもあったもんじゃない、勧誘は完無視。

30分以上、大宮をさまよったあと、結局最初にタクシーの値段を聞いたおっちゃんに声をかけることにする。もちろん、「負けてくれ!」と頼むつもりで。

が、本当にギリギリらしく、1000円は負けてくれたがそれ以上は無理。なんとか都心まで歩ける距離まではタクシーでいくことにする。

タクシーの中でも、おっちゃんに愛想を振りまきつつ、タクシー運転手という職業についていろいろつっこんだ質問をして楽しむ。6000円分、もととらなくては!という気持ちで。運がよければ、「しょうがねぇな〜、最初にいってたところまでつれていってやるか〜」といってくれることを期待したが、きっちり最初の契約した場所でおろされる。

そこからひたすらてくてく歩いて都心を目指す。途中、人の良さそうな兄ちゃんとかに道を尋ねながら。一人は車でおいかけてきて、「兄ちゃん!ここ右やぞ!」(別に関西弁ではないが)と教えてくれる親切な兄ちゃんもいた。でも、どうせだったら、その車に乗せてくれればうれしいのに・・・とも思った。

夜中の2時半・・人通りは全くない道を歩きつつ、いろいろ考える

滋賀県への小旅行は中止になってしまったが、まさか、こんな予定外の小旅行をする羽目になるとは思いもしなかったさ。



以前タクシーの中で知り合った道産子マルちゃんに誘われPaella Fiestaに参加。人が作るPaellaも面白そうだ!と、久しぶりにTortillaを作ってFiesta会場に向かったが・・・Paella作り途中の会場にいってしまい・・・

マ「Paella作れます?」
お「まぁ・・・あっちで作ってたからね〜」

その二言だけで、なんとなく作る羽目に。

Paellaパンなぞ洒落たものはあるはずもなく、ナベで作ったのだが・・・調味料系が・・・特にPimenton(パプリカの粉)がなく、一人「こんなことなら家からもってくるんだった・・・」と後悔。

スペイン人としてのプライドをかけて必死にPaellaの味に近づけるが、まぁ、どうしようもない。食べられる味にはしたので、思いの外好評ではあったが、もう見た目は「リゾット」

参加者の中にはイタリア留学してた人間が二人ほどいたので、問題にはならなかったが、このPaellaをスペインでPaellaとして出したら、一生なにか言われるに違いない・・・そんな感じのPaellaであった。味は別にまずいわけではない。いや、本当に。でも、Paellaじゃないの。

あ、そうだ・・・そんなことよりも、おいらが精魂込めて作ったTortilla・・・ものすごい好評だったのだが・・・

女A「このキッシュ食べた?」
女B「このキッシュ、おいしい!!!!!」

キッシュじゃねぇ〜〜〜〜!!!!!!!Tortillaじゃ〜〜〜〜!!

と3度ほど叫ぶ羽目になった。

しかも、「え?これスペイン料理?」と、以前スペインを周遊したことのあるちょっと風変わりな雰囲気をもった女の子に言われる。

女B「え・・・でもスペインでみなかったよ〜」

嘘つけ〜〜〜〜!!!!スペインでTortillaがないBarを探すのは、日本で醤油をおいてない家庭を見つけることくらい難しいぞ!!!

と心の中で叫んだ。

自分の名誉のためにいっておくが、久しぶりに作ったといえども、今回のTortillaは味、形とも、最高のできであったのだ。

なんか、類は友を呼ぶのか・・・マルちゃん同様、変わった子が多かった・・・。バレンタインデーによくコンビニで売ってる小さいチョコ・・・名前なんだっけ・・・マリちゃんがしょっちゅう買ってるヤツ・・・あ〜ど忘れ・・・プチチョコじゃなくって・・・チロルチョコだ!を2000個買ったとかいってるし。常に引き出しの中には箱買いしたチロルチョコが400個ほど入ってるとかなんとか。そんな彼女は、桃井かおり似なのだが、似て非なるものなので、桃丼というあだ名を付けて差し上げた。



金の使い道が見あたらないので、最近呑むたびにおごってしまっているのだが、一昨日くらいに予備校時代の友達と呑んで、おごったら

「ダメだよ〜〜!もう30才なんだから、なんかあったときのタメにためておかなくっちゃ〜!結婚することになったときに必要だよ!」

とか言われる。そんな彼女は、結婚したくてしょうがないらしい。

おいらにとっての「なにかあっるとき」というのはスペインに行くときだ。そのスペインもまだまだ遠い先の話な感じ。だから、金の使い道が思い当たらないのだ。半分やけになっておごってるのもあるのだが、そう現実的なことをいわれてしまうと、余計つらくなってしまう。

一ヶ月働いたご褒美に、誰かにおごったっていいじゃないか!金を服とかに使わなくたっていいじゃないか!恩返しさせてくれたっていいじゃないか!


とはいえ、あまりにその日言われまくったので、貯金してやることにした。貯金用の口座開いてやることにした。まだ見えぬスペイン大陸が見えるその日まで。

金のつかみ道がない男に貯金させたら・・・怖いぞ。絶対。


あっ・・・タイトルに書いたこと書くの忘れてるやん。


呑めども呑めども、遊べども遊べども、心が癒されないので、京都に車でいくことにした。仏みて心癒すことにする。神護寺の大量の仏像とか、東寺の帝釈天とか・・・あ〜ガンダーラ顔好きだ〜!

ゾクゾクしてきた。

日記読んでるかしらんけど、大阪のTちゃん、そして神戸のケバビスタHよ・・・京都に呼びだすのでよろしく〜。4月の8日、9日ね〜。金曜日の仕事終わった後車で行くからね〜。つくのは8日の早朝なりよ。

やっぱ、大宮より京都でしょう。