財布の中身

いや〜日本すごいや。まだ働いて4ヶ月だというのに、もう立派な石積み人間(世俗では仕事人間というらしい)さ。

一時帰国の時によく「日本に帰ってきたら仕事人間になって、年収1500万や〜〜〜!!!」と叫んで、周りの人間に冷笑というか失笑をくらいまくるだけでなく、思い切り「絶対無理!」とか言われたが、1500万はないにしろ、ここまで普通に仕事するとは思わなんだよ。

スペインでの堕落っぷり、ひきこもりっぷりから鑑みると、ホント嘘のよう。更正大国なんじゃないかとさえ思うが、裏では様々な社会問題もあるので、やはり世の中上には上ってことなんだろうな〜。おいらくらいの堕落なんぞは、きっと世の中掃いて捨てるほどいるに違いない。

どこから書こう。

昨夜、久しぶりにノートPCの電源をいれるやいなや、Coraからメッセンジャーが入る。ドイツ人で、スペイン時代かなり遊んだ子だ。

久しぶりにスペイン語を書いたが、しゃべるよりもやばくなってる。いや、そりゃそうか・・・スペインいるときから書く方はてんでダメだったしな〜。ちょっとしたメールや手紙なら読めるが、書くとなると知恵熱がでたもんだ。

なんでも、ドイツはまだ10度以下らしい。彼女が住んでいるのはMainz(マインツ)で、そこが普通より寒いか寒くないかしらないけど、わざわざ天気サイトをコピペしてきて「信じられん!」と叫んだおいらに事実を見せつけてきた。ちなみに2週間前までは0度近くをうろちょろしていたらしい。

お「こっちはもう春になってきてるよ〜。そっちはいつ春になるのよ」
C「Nunca!」(春は来ないわ)

こういうCoraの返しがおいらは大好きだったりする。

せっかくスペイン語で会話できるので、会話を続ける。

お「今なにしてるのよ〜」
C「仕事と勉強ばっかよ!」
お「勉強?卒業したでしょうに・・・」
C「大学は卒業したけど、スペインで言うドクターみたいなところにはいったから勉強は続いてるの。2007年まで」
お「2007か・・・まだまだ長いやね〜」
C「そっちは?」
お「まだスペインにいるよ」
C「え???Valencia?」
お「嘘嘘。もう日本でばりばり働いてるよ」
お「朝の10時から夜の10時まで」
C「あたし・・・日本で働きたくないわ」
お「正解だね」
C「でも、お金たまったんじゃない?」
お「うん。スペイン時代に比べたら大金持ちだよ。大金持ち!!」
お「ただ・・・時間がない。時間が。もう今すぐにでもスペイン帰りたいよ」
C「あたしも今忙しいけど、近々スペインいくんだ!kristinと!」
お「・・・・卑怯だ、卑怯!ドイツとスペイン近すぎるよ!ちくしょ〜〜!」
C「Masakiはいつスペインに行くの?」
お「できたら夏だね〜。滞在じゃなくて、旅行だけどね」
お「ドイツもいきたいね〜結局約束したけどいけなかったしさ〜」
C「何しにくるの?何しに!!寒いわよ!冬はダメよ。夏じゃないと・・・」
お「何しにって・・・そりゃ、あんさんたちに会いにいくんでねぇ〜べか」
C「あ・・・それはいい考えね。」
お「話したり、踊ったり、食べたり、呑んだり、呑んだり、呑んだり・・・」
C「あいかわらず呑んでるの?」
お「あたぼうよ!!じゃないと日本ではいきていけないの。スペインでは楽しくて呑んでたけどね・・・わかるかな?わかんね〜だろうな〜。Coraはまだまだ子供だからね〜」

無駄に続きそうだからここで切る。


仕事人間ゴゴンゴ〜ンになったおいらは、今日も黙々と仕事。母親に朝「今日は9時におうちに帰ってくる!!そう予言しよう!」といって家をでたのに、帰ってきたのは11時。その予言を信じてか、母親夕食フライング。おかず全部さめていたので暖めなおして食す。

なんていうか・・・最近、いろいろ考えることが多い。考えてもせんのないことを考えるのだ。考えてもどうにもならないのに考えてしまうことほどアホらしいこともないが、同じくらい人間らしいと思う。人間らしいけど、やっぱりアホらしい。

せっかく自分のサイト、しかも、おいらがおそらく人生でもっとも興味をもったことについて表現できる場所があるというのに、まったくもって進まない。やはり仕事の選択を間違ったのだろうか?いや、ほかに何もできないし、選択肢としてはこれしかないのだが、家に帰るとさすがにサイトを作る気にはなれない。肩こり知らずで、これが天職か!というくらい、PCの前に一年中いても大丈夫なのに、それとこれとは別で、疲れて帰ってきてまでセコセコとHTMLタグいじくりたくない。大学院いったときも、それまであれだけ好きだった歴史小説を読むことをぱたっとしなくなった時期がある。専門書読み過ぎで(読み過ぎたというほど読んでないが、おいらにはいっぱいいっぱい)とてもじゃないけど、ほかの歴史詰め込む気力なんてなかった。

そういった意味では、スペインはサイト作りにも歴史小説でも味わったことのないはまり方で、年柄年中、仕事の最中も、飯喰ってる時も、呑んでいる時も、風呂は行ってるときも、煙草吸っているときも、必ずどこかでスペインと結びつけてしまう

いや〜これって恋だな。恋。片思いの恋だな。

恋って片思いの時が楽しいとかよくいわれるが、その気持ちもわからんでもないが、おいらは無理。無理無理無理。両想いがいい。両想いが。朋美ちゃんがいうところの「イチャイチャ」をしたい。スペインとイチャイチャしたい。

あ〜今気づいたさ。3年目にして・・・おいらは日本と浮気中だけど、きっとスペインなら待っていてくれると想うのは、男の悪いところなのだろうか?

いや、間違った。片思いだったんだ。


疾〜〜〜〜っ!!!またタイトルに書いたこと書くの忘れてる。もうどうでもいいや。でも、ちょっと書いておく。

金の使い道もないので、潔く貯金に走ることにしてふと思ったのだが、普通、大学卒業してそのまま働いたとして、当然職種にもよるが、おいらの周りの30才とかって平均してどれくらい金貯まってるんだろうか・・・・。

先日、「ダメだよ〜〜!いざというときに使えるお金貯めておかないと!結婚だってなんだかんだでお金かかるんだよ〜!」とかいわれたが、ぶっちゃけいまいちピンと来ない。

金貯めるって、スペイン時代のおいらは5000円くらいで「貯まってる」だったわけだ。財布の中に20eurosいれてたひにゃ〜もう、スリに遭わないように財布を厳重に保管していたものだ。

その名残はいまでもあって、財布には千円札しかいれていない。大金いれる必然性もないのだが、盗まれた時のことを考えてしまうのだ。Aunque日本にいるのにだ。よっぱらって、渋谷で寝てたり、電車で爆睡してなければ、そう簡単には獲られまい。

未だに想うが、喫茶店とかで荷物おいたまま席を立つやつ。映画館とかでも、レストランとかでも・・・Increibleだ。Increible!!!!

まぁ、スリの話はいい。貯金だ、貯金。

さすがに、友達に面と向かって「ねぇねぇ、貯金いくらある?」などと聞けるほど、さすがのおいらも厚かましくはない。だから、まったく未知の世界。

おいらなんぞ「貯金なんてないもんね〜スペインで見事に全部使って来ちゃった!うひひひ」な男である。

ということで、日本において、30才の男子が、貯金額を答えて恥ずかしくない金額というのを是非とも調査したい。

とりあえず、そこを目標にしてれば、勝手に金なんぞたまってくんだろうな〜。

どこで調べていいかわからんけど・・・30才くらいだと・・・1000万くらい貯まってるもんなのか?それとも500万円あったらすごい方なのか?

おいらはスペイン行く時、1年半で300万貯めた。基本月20万円貯金だ。これは貧乏なおいらでも血のにじむような努力であったし、家族や周りの友達の協力(おごってくれた)なくしてはまず不可能な金額だと思う。いまあれやれ・・・と言われてもおそらく無理だろう。あのモチベーションはまだ見ぬスペインに恋い焦がれていたからできたことだ。

で、現在の場合は、税金も払って、家にも金いれて、普通に遊んで・・・でも、ちょっとがんばって月10万貯金したとすると、単純計算で120万円。3年で360万・・・10年で1200万円!!!!???でも、40才やん!ダメやん!10万も月に貯金できるわけないやん。

やめやめ。現実味ねぇ〜や。とりあえず、夏に旅行行く資金貯めよ。


追記
明日は景気づけに(?)、神保町へ呑みに行く。セニョーラ博多の店。そういえば、おいらの誕生日まであと2週間を切ってしまった。巨大なFiestaをやるべきか、やらざるべきか思案している。どうせだったら、どか〜〜〜ん!と知らないサイトの人とか呼んでやりたいが、今の仕事のペースじゃ無理だろうな〜。こじんまり、部屋でQueso食べるかな〜。