99.1%減

案の定、眠い。ハードスケジュールの京都旅行の疲れはまだ3割方残ってるという感じ。そのうち少しはチョコラBB ライトのせいな気がする。

昨夜自宅についたのは夜の1時ちょっと前。そこから往復一時間かけてマリちゃんを自宅まで送っていく。途中、煙草を買うためにコンビニへ寄る。

マ「疲れてるんだったらこれとかのめば?」
お「なにそれ」
マ「チョコラBB
お「ああ〜〜愛しの深津絵里がCMやってるやつか!」
マ「そうそう。でも、あれは肌のやつだけど・・・」
お「・・・」
お「効くの?おいらそういうの呑んだことない」
マ「効くよ〜!就活これのんで乗り切ったんだもん」
お「へぇ〜。おいら薬飲まないから、この手の恐ろしく効〜ちゃうんだよね〜」
マ「運転してくれたから買ってあげるよ」
お「ほほう。面白そうだ・・・」
お「げっ!高い!これで300円もするの???300円!!??」
マ「そうだよ〜。こっちは効くもん」
お「うぐむ・・・」
マ「すごい疲れてる?ちょっと疲れてる?」
お「わからん・・・けど、まぁ疲れてるよ」
マ「じゃ、とりあえずこっちにしたら?ライトの方」
お「そっちはいくら?」
マ「153円」
お「ほう!安いじゃん。じゃ、そっち買ってもらう〜」
マ「けど、寝れなくなるかもよ?」
マ「受験のとき、高校全員で泊まりで試験受けいったのね。試験会場から遠いから学校全部でいくの。そのとき先生が一人一本にリポデーくれたの」
お「リポデー?あ〜リポビタンDね!」
マ「そうそう。で、みんな飲んだら、その日寝れなくなっちゃったの。ある男の子なんて、大丈夫大丈夫って2本飲んだら、朝まで寝れなくてセンターぼろぼろだったらしい」
お「・・・っていうか、これいつ飲むの?今?朝?」
マ「う〜ん、朝かな〜。でも、疲れてるなら今飲んでもいいんじゃない」
お「・・・よくわからんが、面白そうだから飲む。効き目はどれくらいででるのよ」
マ「水分の吸収は1時間くらいっていうから、それくらいで効果でるんじゃない?」
お「へぇ〜1時間か・・・それで疲れとれるの?本当にとれるの?」
マ「たぶんね」
お「・・・・」

ということで、チョコラBBライトを飲んでみる。味は・・・別にまずくない。ジュースみたいに甘い。甘いからあまり効きそうな気はしなかったのだが・・・。

帰ってお風呂はいって、メールチェックして、おかむんを拓也の部屋に寝かせて、おいらも布団に入るが・・・なぜか寝付けない。時計はもう3時を回っている。寝ないと明日の石積みに響くというのに寝れない。焦れば焦るほど寝れない。なので、水滸伝を読み始めたら、魯智深の話が佳境にはいったところで、興奮して余計ねれなくなる。そして、うやむやうやむやしているうちに、4時を回る。

泣きながら布団を頭からかぶった。

絶対起きれない・・・と思って寝たのだが、なぜか起こされる前に目が覚める。寝られなかったのもドーピングのせいだが、起きられたのもドーピングのせいな気もする。昨夜寝る前まではマリちゃんに「このやろう!変なもん飲ませやがって!」と殴り込みにいこうと思っていたのだが、まぁ、なんとな〜く想像していた以上に疲れはとれていたので、許すことにする。が、もしかして、自分の自然治癒力のおかげかもしれない。難しいところだ。

石積みの方はドーピングが切れたのか、なんかやる気ない。旅の余韻も残りまくり。桜綺麗だったな〜帝釈天かっこよかったな〜観智院面白かったな〜圓通寺あいかわらず素敵だったな〜。

ニッキの飴をなめながら、さりげなくさぼりつつ石を積む。

そういえば、最近石積みになれてきたため、デザインに遊び心をいれたくなって、ついつい入れてしまう。「たぶん、これはダメなんだろうな〜」って思って使うのだが、いつもやっぱりダメだしくらう。そういわれていつもおいらは「面白くないですか?でも・・・やっぱダメですよね〜面白いけど・・・」ともう一度作り直す。

おいらが遊びたくなるのは、なんか堅いデザインのサイトの時が多い。見ていて、なんか面白くないのだ。もちろん自分のデザインする力がないのが一番の理由なのだが、無難すぎてつまらない。ということで、かわいい写真を使いたくなるのだ。

先日も・・・

お「あのですね〜〜〜!猫の写真使っちゃダメですか?猫!猫!かわいくないですか?」
担「ね、猫はちょっと・・・」(苦笑)

お「あのですね〜〜〜!犬!犬ならいいですか?ここはギリギリ犬OKな気がするんですよ!ほら、この犬。ほねっこたべ〜て〜!ほねっこも〜ろ〜て〜!」
担「そ、それもちょっと・・・」(冷汗)

という感じで相手を困らせた。

今日は面倒くさかったのもあり、ダメだな〜と思いながら水車がうつってる写真を使う。別に理由はない。なんとなく、見ていたらムラムラと水車を使いたくなった、それだけだ。

で、黙ったまま「できました!確認してください!」とデータを送る。

その5分後・・・

担「ヨ、ヨモツシコメさん・・・こ、これは・・・」
お「水車です!水車!」
担「どういうイメージで!」
お「なんかECOっぽいからですね」
担「まぁ、わからなくもないのですが・・・」
お「やっぱダメですか・・・水車・・・綺麗じゃないですか?」
担「綺麗ですけど・・・クライアントからダメだしでそうで・・・」
お「ですよね〜」
担「もう一つのこっちの方は完璧なんですけど・・・」
お「ええ。それはベタですもんね〜。じゃ、そういうのにしますけど・・・」
担「こっちが自然なので、こっちはキッチンとかで」
お「え?そんなにストレートでいいんですか?」
担「ものによっては・・・」
お「蛇口からの水でトマト洗ってる写真とかでも???それはあるんですけど」
担「まぁ、バランスがとれれば・・・」
お「・・・いいです。なんかこじんまりしたやつ探します」

結局、べたなやつを探してきてそれにしたらOKがでた。たしかに、バランスもいいし、はまっているといえばはまってるけど、面白くない。

もう少しおいらに力があれば、弁護士協会のサイトでワンワンニャンニャン大行進をさせてやるというのに・・・。


さて、ここからが今日の日記の大本命。

我が社・・・賽の河原について2つの驚愕の事実を知ってしまった。

3時少し前。昼飯に出る。

お「腹の具合からすると今日は讃岐うどんだな!」

迷わず店に入る。

男「あっ!ヨモツシコメさん!」
お「(はうっ?)」
男「ここです」
お「あ〜〜!」

先日サッカーを一緒にやったさわやか好青年の・・・あだ名なんにしよう・・・クリシュナ君がいた。

うどん食べたあと、例のCafe de Crieに連行。クリシュナ君はCafeを飲む習慣はないので、おごってあげることにする。すると、午後ティーなんて久しぶりですよ!」という返事が返ってきた。面白い子だ。

最初は、うちの石積み場がいかに休みがないかということでクリシュナ君は愚痴をいっていた。土日仕事にはいるが代休もないらしい。だから、3週間とか普通に連続で勤務することになるらしい。自分の石積み場ながら、びっくりだ。クリシュナ君もなんどか苦情というか交渉したらしいが、微妙にしか改善されていないらしい。

おいらは人として、生ける者として、週に2日は絶対に、なにが何でも休まないといけないと思っている。誰がなんといおうが、そこは譲れん。それでも足りないくらいだ。

まぁ、おいらには関係のないことなのだが、人ごとながら不憫でしょうがない。彼女とか彼氏がいる人とかどうしてるんだろうか・・・謎だ謎。だけど、別に聞いたりしない。不憫さが増すし、スペイン人のように「じゃ、石積み場変えればいいやん!」っていってしまいそうだから。

ふと、不安に思って聞いてみた。

お「ねぇねぇ。うちって、GWの休みって・・・どれくらい休み?カレンダー通り?」
ク「ええ。カレンダー通りだと思いますよ。でも連休ではないですね。」
お「え?連休でしょ?」
ク「1日、2日は出ないとダメですから」
お「それは問題なし!(そこは働かないとおいら給料なくなっちゃうよ)」

お「えっ、じゃ〜さ〜、夏休みは?何日くらい?」
ク「ちゃんとは知らないんですけど・・・3日くらいじゃないですかね〜」

お「ええええ!!え!!!!え!!!!え"?????」


お「み、3日!!!!!!!!


思い切り動揺しまくるおいら。


お「ええ〜〜!ええ〜〜〜!まじで、3日!!!???」


お「うそ〜〜〜ん!3日!!!!!!!!?????」


夏が来る前に、おいらのスペインEscapada Jovenの旅は費えたようだ。

ク「いや、ぼくもまだ半年だけなんでわからないんですけど、たぶんそれくらいじゃないですかね?」

お「(3日・・・3日・・・3日・・・3日・・・・3日・・・3日・・・3日・・・)

お「え?ごめん・・・なに?」

ク「いや、たぶんそれくらいかと思いますよ。広告代理店なんてそんなもんかと思いますよ。前に働いてたところもそれくらいですし・・・」

お「え?広告代理店?」
ク「そうですよ」
お「え?うちって広告代理店なの?」
ク「そうですよ」
お「へぇ〜そうなんだ〜知らなかったよ・・・」
ク「いままで、人に仕事聞かれてなんて答えてたんですか?」
お「ホームページ作る人って答えてた」
ク「(笑)」
ク「まぁ、そうですけど・・・業種は広告代理店ですよ。」
お「へぇ〜すごいね〜なんか。広告代理店って花のある職業のような感じの響きだね〜ブイブイいわせてそうな・・・(まぁ、電通とかくらいか・・・)」

ということで、今日おいらは、働いて4ヶ月たった今ごろになって、うちの会社が広告代理店という業種で、夏休みが3日しかなくて、それが普通だということを知った。

はからずも、また一つお利口さんになってしまった。

そして、なんとなく、長続きしないだろうな〜ということを予感した。

問1
「ヨモツシコメ君はなつやすみを3日もらいってスペインにいくことにしました。土曜日と日曜日をたすと、ぜんぶで5日です。さて、ヨモツシコメ君はスペインになんにちとまることができますか?」

小学校1年生でも解けそうな計算だ。

答え
「(かいしゃじひょうをたたきつけて)365日とまることができます!」


たいへんよくできました!!!


知れば知るほど、生きていく自信がなくなるこの恐怖。この症状をスペイン通の間では「スペインシンドロームという。


追記
最近まで365日夏休みだったおいら。計算してみたら・・・夏休み約99.1%減ということがわかった、さらにダメージ。

あるとき〜〜〜!!!ないとき〜〜〜〜!!551のほ〜らい!