スペインのお菓子事情?

多少開き直ってきている節があるのだが、帰宅して12時が近いとさすがになんていうか、気が滅入るというか、とてつもなく切ない気分になる。

今週は京都小旅行から引き続き、そこそこ遅くまで石積んでいたので、そろそろ酒でもいくか〜と朝からず〜〜〜っと誰と呑むかを考えていた。昼飯中もねねちんからかりた「ダ・ヴィンチ・コード」をうわのそらで読みながら(水滸伝は一部が終わったので、楽しみは最後にとっておくことにして、現在浮気中)、人選をする。

が、かなり集中して石積んでも・・・なんだっけ・・・あのグラグラのブロックをちょっとずつはずしていくやつ・・・それみたいに集中したのに、石積みが終わらない。明日の午後一にはテストサーバーにアップしなければいけないのに、とてもじゃないけど無理そうな雰囲気。

まだその時点では酒を呑む気があったのもあり、ゴブリン君に「あの〜これ図の作成だけでもやってくれる人いないですかね〜」と泣きついてみたら、「できる人はいるんですよ・・・でも、手が空いてる人がいないんです・・・」と申し訳なさそうな表情をしながらの返事が返ってきた。

もうひ〜ひ〜いってるにもかかわらず、デザイン部の統括である・・・あだ名何にしよう・・・何にしよう・・・迷う・・・クーフーリンさんが・・・

ク「いまヨモツシコメ君、何やってるの?ちょっとデザイン案を・・・」
お「いや、もう死にそうなので無理です。明日までの・・・」
ク「あ〜○○か〜そうか、月曜日本番か・・・」
お「ええ。終わりそうもないです・・・」
ク「じゃ、それを集中してもらったほうがいいね」
お「ええ。お願いします。」

最近、石積み場内をみていると、先日、クリシュナ君がいっていた「人によって差がある・・」といっていた意味がわかるような気がしてきた。終電や泊まりでやっている人がいる傍ら、7時にあがれる人もいるのだ。おいらも以前はそうだったが、所詮は派遣なので、その辺は問題ない。だが、賽の河原の社員同士だと、その辺は暗黙の了解だとしても、やはり心のどこかで納得できないところがあるようだ。

普段は「自分の時間は大事でしょ!」と誰が帰ろうと気にしたこともないし、逆に社員の人がおいらにたいして、「(石積みを頼んでおきながら)先に帰ってごめんね〜」みたいなことをいわれると「いや、もちろん帰ってください!」と変な日本語で返事を返すのだが、今日は、本当に手が足りなくて、帰る前に一人30分だけでいいから、手伝って〜〜〜!!といいたかった。

8時の時点で、まだまだ大量の石が残っているのを目の当たりにし、酒はあきらめた。その分15日にやるFiesta de Cumplean~osで呑みまくることにする。割り勘ということをいいことに、高くてうまいスペインVinoをゴクゴク、ゴクゴク、水のように呑んでやる。3500円のRibera del dueroも恐ろしくないぞ!

今日はもうあきらめて初の終電コースで、ばっちり金もぎ取ってやる!と思っていたが、途中で「やっぱ無理。腹減ったし・・・」と、上層部が打ち合わせをしている間にさくっと帰ってきた。帰ってきたところで、ノームみたいな小人君たちがせっせと仕事をしてくれるわけではないのだが・・・・。


最近、石積みの話ばかりでスペイン話がなおざりになってきているのでがんばって書くことにする。ちょうど、スペインのこと思い出したし。

Cafe de Crieに待望の新メニューが登場した。もういいかげん、ふわふわ卵とハーブチキン(だっけかな?)のローテーションにはYa estoy alto!になっていたので、本当今日入ったときには興奮した。

新メニューはなにやらエビが入ったサンドと、タンドリーチキンサンドの2つ。エビは、エビちゃんの影響なんだろうかとどうでもいいことを考えてもみた。

エビって気分ではなかったので、タンドリーチキンの方を頼んでみたのだが、中に挟まれていたのは、タンドリーチキンではなかった。あたりまえといえば、あたりまえか・・・と思いながら、食べるとタンドリーチキンの味がした。

見た目は、普段食べているハーブチキンサンドの中身とそっくりなのだ。薄いというか、サラダに乗っけるような鶏のささみみたいなやつ。薄切りの。同じといってもいい。

でも、味はタンドリーチキン。見事にタンドリーチキン。

なんか、すごい不思議な感じがした。

タンドリーチキンって、インド料理とかいくと、必ずと言っていいほど頼むもんだと思うが、あの味がするのだ。これは味付けの問題なのだろうか?それとも、エロ姉さんが以前教えてくれた香料による効果なのだろうか。

そもそも・・・タンドリーチキンって、タンドリーチキンだからタンドリーチキンというんだろうか?それとも、味がタンドリーチキンだったら、タンドリーチキンなんだろうか・・・そんなことをぼ〜っと考えてしまう。なんか、我思う故に我ありみたいな世界になってきたので、すぐ考えるのやめたけど。


おいらは普段お菓子を食べないのだが、日本にはマジで恐ろしい数のお菓子があると思う。ケーキも大量にある気がするのに、さらにまだお菓子がある。

そして、味の種類が多いのなんのって!!!!

地域限定なんかいれちゃったら、100倍近くあるんじゃないか・・・って気がする。


スペインでもスーパーにいけばお菓子はそれなりにあるが、アメリカみたいに、ポテトチップスとかポップコーンとか、なんて呼んで良いのか、駄菓子の大量詰め合わせみたいなのとかばかりで、Ya Esta!って感じだ。

この手のお菓子のことをスペインでは総称してPapas(パパス)と呼ぶ。

じゃがりこ買ってきて〜!とか、スコーンおいしい!とかそういう風に、その商品の固有名詞で話しているのをおいらはスペインに3年いて一度も聞いたことがない。おいら個人も、すくなポテトチップスはあるのだが、それがなんて名前の商品かなんか気にしたこともない。数が少ないのもあって、Fiesta前などに友達に頼むとき、部屋につまみがないときとかは、「あのさ〜むちゃくちゃうまい、QuesoのPapas買ってきて〜!」と頼むだけ。それでこっちもわからせているつもりだし、相手もそれでわかるのだ。

もう呼び方からしておざなりなのがよくわかってくれると思う。

ついでにいっておくと、スペインにいったら是非とも試して欲しいPapasがある。マジで超おすすめのPapasで、一度食べたら、No puees parar!だ。英語でいうたら、You can't stop!!だ。

それは、商品名はしらないけど、ちょっと渋い色した茶色の袋にはいった、Queso味(チーズ味)のPapas(ポテトチップス)だ。同じタイプのPapasにJamon味(生ハム味)のもあって、それもおいしいのだが、Queso味は本当にうまい。味が濃いから一袋をすぐに食べるなんてことは至難の業だが、Fiestaの際にちょっとした差し入れとして買っていけば、英雄だ。Papasが少ないから、だぶったとしても英雄だ。

スペインに旅行でもなんでもいいからいったら、適当なスーパーにいって物色してみることをおすすめする。そのPapasがないスーパーもあるが、Valenciaの雄であるmercadonaメルカドーナ:スーパーの名前)だったら、おいてあることだろう。


ここでお菓子話をやめたら、スペインの甘いもの好きの一部の女性陣に怒られそうなので、もう少し書いておく。

スナック菓子類はあまり品数多くなく、あまりぱっとしないのだが、菓子パンといえばいいのだろうか?甘いものをほとんど口にしないおいらには呼び名自体がわからないのだが、上にチョコレートが乗っているエクレアみたいのだったり、マドレーヌみたいのだったり、マーマレード・・・これはジャムみたいなやつか・・・なんだ・・・ほれ・・・・まぁ、パンケーキみたいなやつだ・・・それがたくさんあるらしい。

以前、マリちゃんにつきあって、同じくmercadonaにその手のパンケーキを買いに行ったのだが、なんと量り売りで買うのだ。一つ20円とかじゃなくって、そばにある秤で野菜を量るようにして買うのだ。

棚には20〜30くらいの箱が乗っており、それぞれに多種多様のパンケーキが入っている。それを傍らにあるスーパーにあるような半透明のビニール袋にどんどんいれ、同じく傍らにある秤に載せて、ボタンを押せばレシートがでてきて、それを袋に貼り付ければ、レジのバーコード機が呼んでくれるという仕組む。

しつこいようだが、この手のものの相場がわからないのでなんともいえないが、女子達は、「安い安い!」と次から次へと買っていき、腰回りのFlotador(ウキワ)をどんどん巨大にしていくという仕組みだ。

ほかにも、スペインでは恐ろしいくらいの原色の、ゴムみたいなお菓子が人気だ。これはスペインに限らず、ヨーロッパでどうもそうらしい。

日本でいう駄菓子の類なのだが、その色は日本の駄菓子の比にならないくらい原色。原色といっても、暖色系ではなく、赤は赤でもどぎつい赤・・・いうたら、ちょっと固まったかさぶた周りの血痕みたな色をしているものまである。

この駄菓子は駄菓子だけあって安い。箱買いしても数百円というレベル。それを一日、気が向いたときにむしゃむしゃ食べるらしい。

ドイツ人の子が以前「体に悪そうなんだけど、止まらないのよね〜」などといっているところを見ると、煙草並に・・・いや、スーパーサイズミーで学んだ、マック中毒に似ているものがあるかもしれない。

我が家のすぐそばにもその手の駄菓子屋(キオスクみたいなものなのだが)があって、よく煙草を買いにいったものだが、反対側のうちの隣が小・中学校だったのもあり、子供たちは1eurosを握りしめて、それらの原色系駄菓子を、一生懸命選んでいる姿をみて、ほほえましく思うだけでなく、あまりに真剣そのものなので、おいらも買ってみようと思ってしまうくらいだった。

味はともかくとして、やはりあの色はすごい・・・蛍光緑蛍光ピンクかさぶた血痕。そういえば、真っ黒ってやつもあったな〜。

この辺のことについては、それら小学生と同様に中毒になっていたマリちゃんが詳しい。部屋に遊びいくと、原色系駄菓子がおいてあり、それを見られたことを恥ずかしそうに「とまらないのよね〜」などといっている姿が思い出される。

Valenciaの市内だとONZだったけかな〜微妙に名前間違えている気がするが・・・オレンジ色の看板の新し漢字の駄菓子屋がある。これはValenciaに限ったことではなく、あっちこちの都市にあるチェーン店だ。

すべての原色系お菓子を量り売りで買うことができる。おいらはここに日本のあられを買いにたまにいったものだ。

名前なんだっけかな〜ONCE・・・これは盲目団体の名前だ・・・ONZか、ONZE・・・そんな感じ。Valenciaだと、ayunntamiennto(市庁舎)のすぐそばにも一軒ある。興味がある人はいってみよう。原色系お菓子が大量にある。

中でもおすすめは、上でも書いたゴムみたいなやつ。ギザギザのついた細い棒状のお菓子で、クニャクニャとかみながら食べる。いろんな味があるので、いろいろ試してみよう!そして、中毒になってみよう!でもって、Flotadorを大きくしよう!


あ〜なんかQuesoのPapas食べなくなってきた。誰か買ってきてくれないかな〜。誰でもいいんだけど・・・。


もういっこスペインネタかきたいのあったけど、また後日にしよう。

何もしてないのにもう1時半だし・・・。

今は、さっきコンビニで買ってきたVinoを呑んでいる。呑みたくもないのに、なかったからしかたなしにフランスワイン。フランスワインなんてPijoが呑むものさ!というのは冗談だが、おいらはどうもフランスワインが好きではない。おいしいのはむちゃくちゃおいいのだが、やはり値段もそれなりにする。味的にはイタリアワインかスペインVino。贔屓目でみているのもあるけどさ・・・。

明日は一人じゃない酒が呑みたいな〜。

中毒中毒