因果応報
「久しぶりに風邪引いた・・・2年ぶりくらいじゃないだろうか?」
などと思って、日記検索してみたら、9月16日・・・まだスペインにいるとき、帰国直前に体調を崩していることが判明。
うぬ・・・半年ちょっとしかたってないじゃないか・・・。
とはいえ、熱を出したのは一番最初の一時危機国・・・約2年半前?がおそらく最後。これは風邪じゃなくって、日本に帰ってきて調べた結果「食あたり」ということが判明。たぶん。
帰国前日のMadridの難波夫妻邸で40度の高熱。「Boquerones買わなくちゃ・・・」という寝言をは名言になってるとかなってないとか。
というわけで、先週は後半から死んでいたため、せっかく調子よくなってきた日記ののペースも振り出しに戻ってしまった感じだ。
すでに日記を書く気にもなれないので、軽くふれて、そのまま日記にしてしまう。
4月19日(水)
石積みのキリがちょうど定時近くだったで、しれっと帰る。誰かから誘いがあったらいこうと思っていたのだが、例のごとく誰からも来ず(そもそも水曜日にくるとは思えないが・・・)、マリちゃんを呼んで開拓がてら飯を食べることにする。
場所はさまざまな事情で笹塚となった。初めて降りる駅で、駅を下りるやいなやドキドキドキドキ。駅近辺は予想以上に都会だったのだが、ちょっと角を曲がると突然暗闇が広がってるもんだから、びっくりさせられた。なんか、張りぼてのお城みたいな感じ。けなしているように聞こえるが、別にそういう意図はない。
ここは駅回りに店が密集していて、とりあえず何でもそろう感じ。明大前も電車から見ると都会に見えるが、ちょっと行くと閑静な住宅地みたいになってしまってみごとになにもない。京王線沿線は基本的にそんな感じなのだろうか・・・調布の方がひかっている範囲は全然広い気がする。
あっさりしたものを食べるということで店を探したが、なかなか良い具合の店が見つからず、結局、おいらの触手が触れた焼鳥屋となる。なんか毎度毎度このパターンな気がする。
もともとあっさり気分だったので、あまりガッツリ食べることもなく、また微妙に疲れていたのもあって酒もほとんど呑まず。
携帯に、ねねちんと長尾からメールが入る。呑みのお誘いだった・・・。
「普段連絡ないのに、なんで予定入れた日に限って誘うんだ!!!!!何もなければ二つ返事で行くのに・・・もったいない・・もったいない・・・もったいない・・・」
ちょっとがっかりしながら帰って寝た。
4月20日(木)
朝起きたらのどが痛い。昨日からティッシュで通行止めしまくっている鼻水君たちもさらに活発にデモ行進。
すこぶる体調が悪い。こういう日は早く寝るに限る・・・と8時前には退石積み場。
石積み始める前なら絶対呑まない薬を呑む。以前働いてた石積み場の人に「薬は飲まない!?そんなこといってたら社会人失格よ!ちゃんと責任もって自己管理して、風邪引いたら薬飲んで直さないとダメ!」といわれたことがあるから。そのときは「呑んだ!」じゃなかった「飲んだ!」といって飲まなかったが、今の石積みは前のよりも全然ハードなので洒落になってない部分もあるので、おとなしく「葛根湯」を飲む。おいらは薬といったら「葛根湯」なのだ。なぜかおいらとは相性が良く、飲んで寝て直らなかったことはない。
熱があるわけではなく、倦怠感と鼻水のデモ行進だけなので、布団でじっとしていられる自信がなく、とりあえずBook Offへいって読みかけの漫画の続きを買いにいくことにする。漫画は「モンキーターン」。ちょっと前になるが、川村と数年ぶりにあったとき、その漫画の話をしていたのを思い出し、最近本棚からひっぱりだしてきて読み始めた。途中まで単行本はもっていたのだが、スペインにいってしまったため途中で切れてしまった状態だったのだ。すでに既刊本なので、最後まで一気に買ってやると思っていったのだが、中途半端な巻が抜けていたため、結局2冊だけ買って帰ってきた。
寝る前にママンに
「あんた、その顔なに!!???」
と絶叫される。
お「え?なに?血でもでてるの?」
マ「何いってるの・・・あんた、目の下・・・すごいクマよ!」
お「うそ〜ん!!ちゃんと寝てるってば」
と急いで鏡を見に行くと、本当に恐ろしいくらい・・・自分でみてもはっきりとくっきりとクマができていた。いうたら、野球選手?が目の下に光よけ?のために塗る?なんていうの?あれ・・・それみたいな感じ。
どっかの誰かが、「人間の睡眠時間は3、4時間くらいがベストだ!」とかなんとかいってた気がするが・・・
なんにしても、一日5時間は寝てる。ナポレオンよりは長く、アインシュタインよりは短いくらい。
あ、でも・・・最近石積みになれて来てしまい、徐々に睡眠時間が短くなってきているのは事実だ。前は2時半には確実に布団にはいるようにしていたのに、最近では、なにやらチマチマと遊んでしまい、4時をすぎてしまうこともある。
それのせいか・・・。
結局この日も・・・漫画を大量に読んでしまい・・・4時すぎてしまった・・・。
全然自己管理できてない。
4月21日(金)
葛根湯のおかげか少しは回復したが、全回復という感じではなかった。その証拠にまだ鼻水君たちはデモ行進しており、ティッシュを手放せない状況。さらに、石積み始めると、咳まででてくるではないかっ!!!
悪化しているような気がしてちょっと慌てるも、今日は金曜日だし、酒は百薬の長とこじつけて呑む気はいっぱいだった。実際、スペインではVinoを呑んで体調をなおしたことさえある。たぶん。でもって、Vinoが中国の格言である「百薬の長」にあたるかどうかはさておき。
先週、誘いを断ってしまったねねちんと呑むことにする。もちろん鼻水のデモ行進のことははなさないで行く。話したら「やめておこう」となるに違いなかったから。
前においらが興奮しながら神保町のセニョーラ博多のことを話したところ、かなり興味をもったようだったので、今日の呑み処は「セニョーラ博多の店」にする。
すでにひばりちゃんの個人電話番号は知っているので、店ではなく彼女本人に電話をかけこれから行くことを告げる。
お「これからいきたいんですけど・・・席空いてたらとっておいてもらえます?」
セ「今日はガラガラヘビちゃよ」
・・・・博多では普通につかうんだろうか・・・ガラガラヘビ。
今日は三回目にして初の「博多もつ鍋」を食す。
うんめぇぇぇぇぇ〜〜〜!!
半端ない。
具はキャベツとニラとモツだけなのだが、秘伝のタレ(?)を使っているのか、よいお味。
むさぼり喰う。
スペインBarの話、でもって日本にあるBarの話を、おいらはおしぼりを鼻に当てながら聞いて話す。
ホント、どこからこんなに水分でてくるんだろ・・・ふいてもふいても、とめどもない。
焼酎をボトルで飲んだのだが、鼻水は止まらないどころか、微妙にひどくなってきているような気がしはじめた閉店の11時。
解散。
4月22日(土)
自業自得なのだが・・・・やっぱりつぶれた。
昼くらいに薬飲むために一度起きたが・・・結局起きあがれず、再び起きたのは9時半を回ったところだった。一度も目を覚まさなかったことにびっくり。
寝たきり老人はよくないので、コンビニにフラフラと散歩。明日の朝食を買い込み帰ってくる。
寝られるはずもなく、ごろごろしながら再び漫画を読んでいると、つけっぱなしのテレビから、チャンピョンズリーグのニュースが流れてきた。
「あっ!そうだ!!!Villareal!!!Villareal!!!!Manoloとの街、Villarealが残っているんだ!!!」
漫画を中断し、テレビに釘付けとなる。
最初はバルサとミラン・・・だった気がする・・・の試合の模様。
いや〜4強のうち2つがスペイン勢!!!すばらしいったらありゃしない。
サッカーはよく知らないし、ファンといったらいうまでもなくValenciaなのだが、おいらは普通のスペイン人とは違って、別に地元だけではなくスペインに関係するならどこでもいい。
特にVillarealには学校の企画でサッカーの試合見に行ってるし、Manolitoの実家に遊びにいって少しは街を知っているので応援しがいがあってもんだ。
バルサVSミランのダイジェストを見ているうちに再び睡魔におそわれたが、気合いをいれて起き続ける。
そしてようやくダイジェストが流れたと思ったのもつかのま、あっというまに終わりやがった。
確かにバルサとミランのほうが素人目でもすごい決戦なのはわかるが・・・ちょっと差をつけすぎな気がする。
しかも・・・Villarealはアーセナルに1-0で負けたし。
おいらはがっくりきていたのだが、スペイン語を楽しみたいのもあり、試合後のインタビューもついでに見ていると、勝ったはずのアーセナルは「まだ点はとれたはず!慎重になりすぎた!」とがっかり気味で、逆にVillarealの方は「アウェイで1-0ならまだいける」と満足気。
アウェイとホームとで、試合に差がでるということは知っているが、素人のおいらからいわせたら、試合は試合で、負けは負け・・・って気がしないでもないのだが・・・。なんとな〜く「負けることはわかっていた」みたいなコメントで、消極的な気がするのだが・・・サッカー通になると「よくやった!」って感じなんだろうか?
アウェイで勝つのは難しいとかいうけど、おいらが思っている以上に「勝ったらラッキー」的なところがあるんだろうか?
う〜ん、よくわからん。
4月23日(日)
相変わらず体調はいまいちだが、昨日の「寝週末」があまりにショックだったため、町田へお散歩へ行く。マリちゃんがエスプレッソメーカーを母親に買うとか買わないとか、Power Pointの本を買うとか買わないとかいっていたので一緒に行く。
おいらは、ここらで本腰いれてデザインやら、なにやらを勉強しようと、その手の本を買う。買っただけで満足して読まなさそうだが・・・。まぁ、昼休みの時とかにでもパラパラみるってもんだろうな。
最近、町田でうまいインド料理屋を発見したので、今日もそこで晩飯を食べる。このレストラン・・・カレーもうまいのだが、傍らにあるSonyのテレビで延々と流されているインド音楽のPVがたまらなく面白い。
クチパク大国(悪い意味でのクチパクではない)であるインドのPVは、どの曲も出てくる男性・女性は同じ。そして、どのPVももうそれはそれは大人数で、あの何とも妖艶な・・・なんて形容していいかわからないが、とにかく心ときめく不思議な踊りでおいらを魅了する。そして、MPを奪っていく。
最近、アメリカの影響を受けてか、日本もダンス系のPVが恐ろしく多いが、インドのそれはアメリカも日本もとてもじゃないけど太刀打ちできないほどかっこいい。
サリーきたまま踊るから色はとてもカラフルだし、なんといっても、踊っている女性が全員Guapa!!なのだ。
全員というのは誇張ではない。おいらには全員ペネロペに見えるくらいだ。
普段、あまりチャンスがないからいわないが、おいらは中東系の女性が一番美しいと思っている。そして、ビンディ顔にとても惹かれる。それつけられて、首カクカクされた日にゃ〜もう!!!!
あ、そうだ。おすすめのインド映画がある。突然思い出した。
おいらはロードショーで何度もみて、さらにはスペインでDVDまで買ってしまった映画だ。
タイトルは「モンスーンウェディング」
音楽はチラグ(インド人の友達)太鼓判の良さだし、映画自体もとても面白い。アレ見終わったら、みんな踊りたくなることうけあいだ。主人公はあまりかわいくないのだが・・・脇侍がかわいい。
かわいいかわいいいってると誤解を受けそうだが、映画もマジで面白いから興味ある人はレンタルしてきて見て欲しいものだ。
インドに感化されたおいらは、その後すぐ下の階にあるHMVでインドMusicaのPVを探して徘徊したが、小さすぎておいていなかった。
あ、そうだ。インドでもう一つ思い出した。自慢できることだ。
チラグ曰く、おいらはインドではかっこいいらしい。いったらたぶんもてるらしい。
かっこいいチラグにかっこいいといわれたわけだから、そのときおいらがどれだけ喜んだことか・・・。
そっか〜おいらはインド顔なのか〜インドいったらもてちゃうのか〜〜〜
としばらくOtro Mundoへ誘われる。
ここ数年、あまりにその手の話とは縁がないが、あのPVにでてくるようなGuapaたちにもてたら桃源郷にいるような気分になるに違いない。
インドか〜〜〜そうだな〜そろそろアジアに進出するかな〜〜ちょっと早すぎる気もしなくもないし、旅は遠くから攻めていこうと思ってたけど、スペインよりは近いし、インドってのもいいな〜。今度はインドにひきこもるかな〜。もともとヒンドゥーの神話とか大好きだし・・・。でも、はまったら怖いな〜はまる人はもうどうしようもないくらいはまるっていうしな〜迷うところだな〜でもモテモテか〜桃源郷か〜現実逃避するにはいいかもな〜
鼻水出しながらの妄想はひたすら続いた。
追記
今日は今日で書くことあったが疲れたのでまたにする。人間交差点 Bar Gulliverならぬ、人間交差点 Cafe de Crieだ。結構、真っ昼間から、しれっと生々しいというか、夜話すような話してるもんだね〜喫茶店も。声筒抜けなのにさ・・・。