至高のスペインBar

はわわわわぁ〜久しぶりの日記になってもうた。それもこれもすべてSemana de Oroのせいだ。

気持ちだけが先祖返りしてしまって、気分はもうエスパーニャ・・・ってこんな本が確かあったな〜。たった5日の休みだったけど、良い夢みさせてもらったわ。いや、見させられすぎて、月曜日がマジで切なかった。そのまま何もかも捨ててどこかへいってしまいたい気分におそわれた。こんな気分をみな何年も味わってきてるかと思うと、マジで尊敬するさ。慣れてまっただけって話もありそうだけど。

まぁ、さぼってるのわかってたから今更反省してもしょうがないのだが、このままでは徐々にサイトに遊びに来てくれる人がいなくなる。せっかくスペイン時代に一生懸命あつめ、そのあとこの日記でだましだましつないできたのだが、最後の頼みの綱であるこの日記までおろそかになってしまっては、もうこのサイトの存在意義がなくなってしまう。情報も半年もたってしまったから古くなってそうだし・・・。

ということで、Semana de Oro中にいろいろ考える。飲みながら。

そういえば、話は飛ぶがSemana de Oroは本当に遊び続け、呑み続け状態だった。久しぶりの休みで昂揚していたのか、父親主催のbarbacoa(BBQ)で「おれは(私は)酒が強い」というオヤジたちを前に飲みすぎてしまい・・・というか、これまで両親の前では見せたことがないくらい本気で飲んでしまい、ついでにいうと、父親の知り合いでMexicoに買い付けにいってるオヤジと意気投合してしまい、世代を超えた友情が芽生えてしまい、そんなこんなで、次から次へとテキーラをがぶ飲みし、それがなくなると日本酒をあけ、焼酎をあけ、PausaでCervecitaをあけ、人心地ついてまた日本酒、焼酎、テキーラと飲みあけまくり・・・。そのbarbacoaで、一つの伝説を作ってしまい、それと同時に、本気で親(両親・弟ともに酒には弱いのもあり)に心配されてしまう羽目に。

別にその日酔っぱらったわけではなく、普通に話して寝ただけなのだが・・・「今は良いけど、あんた大人になってから大変よ。体壊すわよ」といわれてもうた。

たしかにもうおいらも三十路。自分の体を気遣う年頃なのかもしれない・・・。

とか書きながら、心底は反省していないのもおいら。なるようにしかならない。だから、スペインいかせろ・・・と世界の中心で愛を叫ぶ。

飛びすぎた。で、なんだっけ・・・。

うむ、そうだ。心入れ替えたんだ。

で、いろいろ考えた結果、いや、実は考えないでもわかっていたことなのだが、このサイトの情報は刻一刻と腐って行ってしまっているわけだ。おいらにとってはとてもとても大事な思い出だし、なんだかんだで努力の結晶なわけなのだが、新しくきた人にはあまり効果がない。効果がある場合もあるが、メールで質問とか受けていると全く持って足りていないと実感せざるを得ない。

しかし、おいらはもうお米の国の人。あ・・・Valenciaもそうじゃん。まぁ、いい。

で、あ〜でもない、こ〜でもないと考えた結果、日付は全然前だけど、この一つ前の日記でも書いた通り、スペインにこびりつく・・・いや、固執することはしばらくやめ、どうせだったら日本でスペインを楽しもうと思いつくにいたり、日本におけるスペイン探しを本気でやってみることにする。

その第一弾がスペインBar(まぁ、レストランでも可)だ。

時間はないのがつらいが、ラッキーなことに多少自由に使える金がはいるようになったで、いまのうちにやっておこう・・・と考えついた。

かなり以前にVinoでやろうと考えていたのだが、Vinoだと、まだあまりにマイナーすぎるのと、一緒に楽しめる人がいるにはいるが、なかなか難しいのと、思ったよりも値段が高い(すぐに飲み終えるのに・・・)のと、飲んだらすぐに書かなくちゃ味を忘れちゃうなどなどの理由で、個人的には楽しむが、できたら同時進行くらいにとどめておくことにした。


Barの方は、四谷三丁目のスペインBarTaperiaにいって、Vinoをしこたま飲み感激した誕生日前日Fiestaのときふと思い、その日を境に、おぼろげ考えていた企画だ。


実際問題、スペイン料理は絶対に日本人の口に合う・・・と思う。だって、絶対うまいもん。ここぞとばかりに贔屓しなければいかんことやら、「人によるかな・・・」って部分が多々あるスペインにおいて、確実に絶賛できるのは食い物だ。

確かに、イタリアのポルチーニのパスタとか安くてむちゃくちゃうまいが、それに匹敵するくらいスペイン料理は安くてうまいのだ。もちろん場所によるが・・・。

あえて、スペイン料理が苦手ということであげるとしたら、脂っこいものが苦手な年配層とか、以前ガイドした子にいたのだが「ニンニクアレルギー」の人間くらいなもんだろう。

それ以外は、皆えぐるようにしてTapasをほおばれるはずだ。

いや、マジで。

しかし、この企画にも一つだけ問題がある。

日本にあるBarで実際にどれくらいBarに近いBarがあるかということだ。

ここは現時点では、ちょっと調査しただけだが難しそう。

おいらがスペインで培った「良いBar」を見つける嗅覚・・・そう、トリュフを探す豚のように・・・・によると、あまり大きくないところがよさそうだ。その見極めとして、duen~o(大家)はスペイン人であった方がよいと思われる。

日本全国をみれば、そうとうのスペインおたくがいて、中にはBarを経営している人もいるだろうが、これはおいらの完全なる直感だが、そういう人々は「店を大きくしようとしていない」と思う。語弊があるかもしれないが、おいらはそう信じてやまない。

チェーン展開なんてもってのほか、店が汚れれば汚れるほどBar自体の価値があがる・・・そんな店にしたくてやってるはずだ。

それくらいスペインのそこら中にあるBarは、商業精神からはかけ離れ・・・当然どんぶり勘定で、お会計はまずテーブルの上の紙ナプキンであり、しょっちゅうおつりを間違えるのは彼らが大の苦手とする暗算その紙ナプキンの産物であり、どうやって生計をたてているのかはまったくの謎であり・・・

そんなとこなんよBarは。

だけど、最近の立ち飲みブーム(帰ってきたらそうなってた)により、コマッタことにマガイモンとまではいわないが、商業的でつりせんを間違えることもない、そして、Barのなんたるかを誤解させそうな「Bar」がはやり出してしまった。

まぁ、日本はそういう「輸入んでもって加工してどら〜!産業」が得意なのは今に始まったことじゃないのでなんら問題ないのだが、スペイン好きとしては、

「このまえ恵比寿のスペインBarにいったの〜〜!おいしかったよ〜〜〜!」

というのは、とてつもなく複雑な気分にさせられる台詞なのだ。

おいしかったのは良い。

楽しんだのも良い。

だけど、

「スペインBarはそんなんじゃないんだ〜〜〜!」

と叫びたくなるのだ。

そこで「BarだったらValenciaのね、Plz Canovasのそばにあるね・・・」とかいったら、そりゃ嫌みなやつにしかならない。だから、Barについて熱く語ったところで、おいらからの一方通行にしかならない。想像はできても、誰も理解できん可能性もある。

だが、もし、日本に、東京に・・・しぶ〜〜いBarがあったら。実際、知ったら教えたくなくなるような素敵なBarがあったら・・・・友達ならこっそり教えるだろう。

しかし、今のおいらはどこも知らないから、「うぐむ・・・」としかいいようがない。

いうたら、いや、いわなくてもえらいジレンマなわけ。


前置き長げぇ〜な〜。っていうか、まだ持ちネタ二つしかないから、前置きだけで今日は終わりだけどね。


そんなこんなで、日本帰国半年記念企画として、美味しんぼの「至高のメニュー」に対抗して、「至高のスペインBar」をやるのだ。やるったらやるのだ。

なんか、わざわざ頭に「スペイン」つけないかんところが、寂しいやね。でも、もしつけなかったら、「Bar」を「バル」じゃなくって「バー」って読む人でてきそうなんやもん。

あ、違うか。最初から「至高のバル」って銘打てばいいのか。

おいらって賢いかも。

コンセプトとしては・・・

呑むならバル!

食うのもバル!

夜を明かすのもバル!
(※実際は遅くとも2時にはスペインのBarは閉まる。一部少しだけ空いてる)

家族と一緒にバル!

友達が遊びに来たらバル!

あなたの大事な人と一緒にバル!

ひとりぼっちでもBar!

楽しいときはBar!

でも、悲しいときは別の場所!
(Barでは悲しんじゃいけんとです。)

と大量にある。

もうオールマイティーバル!


とここまで大げさにいいながら、まだ持ちネタはTaperiaと先日「セニョーラ博多」の店が閉まっていたため、徘徊して偶然みつけた神保町の「Mal■orca」(時間ができたらじっくり書くのでまだ伏せ字)しかないんだよね〜。Mal■orcaはかなり面白いBarだった。いや、正確にはBarじゃないんだけど、すでに知っていたTaperiaをのぞいた第一弾としては、とても比較しやすい、面白い店だった。本気で探してやる!と思わせてくれたのもこのBarだ。ここだけの話、その店の「クワジャタ」は一食に値する!!!まぁ、あまり書くとつまらないのでやめておこう。


今後の予定としては、スペインBarに詳しいねねちんから聞いたところを攻めていこうと思う。あとは姐御が教えてくれたところ。

具体的には、渋谷、吉祥寺、恵比寿、目白、市ヶ谷(石積み場の目の前)あたり。

月に2回くらいいけたらいいな〜ってくらい時間的には厳しそうだが、まぁ、こつこつとネタを貯めつつ、チョットずつこのサイト(または日記)で紹介していこうと思う。ある程度たまったら、一コンテンツとしてちゃんと作ってまとめてみれるようにしたいのだが・・・いつになるかはおいらにもようわからん。

だって、すでに貯まってるスペイン映画、スペインVino、スペインコラムも書くだけ書いて、全然整理してないし・・・。


なんか頭痛くなってきたけど、ちょっと楽しくなってきた。


とりあえず、今週は吉祥寺の店とやらにいってみようと思う。


頼むからBarを訪ねて三千里なんてことにならないでくれ・・・。