Falete!Monsturuo!

ここ数日、中途半端な雨ばかりでじとじとじとじと。黴生えそうだ。実際、マリメッコからもらった和歌山銘菓・・・「八咫烏」・・・だっけかな?が黴生えてた。こっそりすまぬといわせてもらおう。

風呂入ってもなんかさっぱりしないので、Faleteを大音量で今かけている。

Falete・・・フラメンコのcantante。メディアにでることを極端に嫌っていた(それか興味がなかったか)らしいのだが、実力はManolo、Santi曰くものすごいらしく、日曜日なんかは料理をしながら、ManoloとSantiは踊ってるのか料理してるのかわからないくらい興奮していた。そして、口を合わせて「かっこいい・・・かっこよすぎる!正樹!おまえにもこのすごさがわかるか!!!」といわれたが、個人的にはOjos de Brujoの方がまだ好きだった。

が、日本に帰ってきて寂しさのあまり、なんどか車でかけたのだが・・・

はまった。はまりすぎた。

見た目はおじさんだかおばさんだかわからない(性別は男)なんとも奇妙な人間なのだが、歌に込める情熱は半端ない。

このCD・・・日本で買えるのだろうか?HMVとかいって探してみたらあるんだろうか?FANGORIAのCDはないと、以前、Zip-FMの人がいってたから、多分Faleteもないんだろうな〜。

問題は・・・座って日記を書くときに聞く曲じゃないということだ。今にも踊り出しそうだ。


さて、日記。

今朝、南北線で人身事故があったらしく、普段はがらがらの乗り換え駅にわんさか人がいた。人身事故=自殺というのはいささか短絡的な気がしないでもないが、実際そうなんだろう。春先は多いとかいうし。

自殺か〜〜いったい年間どれくらいの人が自殺してしまうのだろう・・・一日一人だと計算しても約400人。まぁ、きっと日本のことだから、想像以上に多くて10倍の4000人くらいかな〜

などと考えつつ、石積み場のPCをつけ、日課のYahooニュースをみると、なんという偶然か、年間の自殺者についてかかれた記事を発見。すぐさまクリックして読んでみると・・・

国内の自殺者が8年連続で3万人を超えそうだ。

とのこと。

自分が無知なのは知っていたが・・・まさか100倍近いとは・・・。

びっくりするというよりも、もう言葉を失った。

記事はこちら

20代よりも30代が増えてるらしく、人ごとには思えないのだが、おいらは心の底から「地獄」の存在を信じているので、自殺することはたぶんないと思う。「たぶん」と書くのは、話によると「ふら〜〜〜っ」と自殺してしまう人もいるから。自殺するつもりがなく家をでて、夕食の支度をしていて、もちろん自分の分も作っていて・・・そのまま帰らぬ人になるなんてことはよくある話らしい。

いかん・・・自分の日記でじめじめしてきた。まぁいい。じめじめついでだ。

以前、SalonでManoloとテレビを見ていたら、ニュースで自殺者のことが流れた。それを聞いて「最近増えてきたが、スペインでは珍しい」とManoloがいう。スペインで年間何人の自殺者がでてるかなぞ調べたことはないが、確かに新聞でもテレビのニュースでも殺人はおろか、自殺のニュースなど、そのときみたのが最初で最後だった気がする。

M「日本は自殺は多いんだろ?」
お「うん。よくニュースでやるよ。だから、もう見てもあまり驚かなくなっちゃってるよ・・・」
M「日本は宗教がないから自殺するんだよ」
お「宗教?カトリックじゃないからってこと?」
M「いや、仏教でもいいけど・・・」
お「Manoloだって、全然敬虔な信者じゃないやん!ママンは未だに教会いってるけどさ〜(笑)」
M「そりゃそうだ。日本と同じで日曜日に毎日教会にいってる若いやつなんて、もうほとんどいないよ。おれも小さいころは母親に強制的につれていかれたけどな・・・」
お「じゃ、あまり関係ないやん」
M「ばか。それでもスペインはカトリック大国だぞ」
お「どういう意味?」
M「カトリックでは自殺は絶対してはいけないと決められてるんだよ」
お「うん、それは知ってるよ。」
M「さっきも話したが、今は別としても、小さいころからそういうのを何度も何度も聞かされてるから、現時点での状態がどうであれ、もう頭の中に埋め込まれちゃってるから、そんなこと頭に思いつかないんだよ。」
お「・・・なるほどね。教えとかいう以前に習慣になっちゃってるのね。韓国の儒教みたいに・・・」
M「そうだ。タブーってやつだ。だから、そんなにほいほい自殺しないし、できないんだよ。」
お「ぬぬぬ・・・でも、おいらは無宗教だけど自殺はせんよ。」
M「なんでそういいきれる?」
お「『地獄』を信じてるからね。カトリックの地獄よりも怖いよ〜日本の地獄は!」
M「Que va!Que va!Que va!Que va!(なにいってるんだこんにゃろめ!の意)正樹は今死んだら余裕で地獄いきだよ」
お「えええええええ。悪いことなんて何もしてないよ〜!万引き一つしたことないよ!Manoloなんてよく盗んできてるじゃん!灰皿とか、どうするのかわからんレストランのメニューとか・・・遊び半分でさ〜」
M「ばか・・・さっきもいっただろ!おれは昔何年間も教会に通ってるんだよ。何年間も、毎週欠かさずにだ。それがどれくらい大変かわかるか!!!!」
お「わからん。でも、それがなによ」
M「教会にいくと罪は許されるんだ。いけばいくほど・・・」
お「・・・なんだよそれ・・・じゃ、なに?教会にいってないおいらは罪が許されてないってこと?」
M「そうだ。悪いことしてないと思ってても、小さいのが貯まっていくんだ。」
お「心当たりがない・・・」
M「正樹の場合・・・そうだな・・・女とか・・・」
お「・・・・婚前交渉ってやつ?」
M「まぁ、そういうのも含まれるな」
お「・・・・」
お「・・・・」
お「・・・・Que va!!・・・」


このネタ前にも書いたけど、思い出せば思い出すほど、考え方の違いに驚かされる。教会はリセットボタンなわけだからな〜。

帰ってきたらダヴィンチ・コードがはやっていて、遅まきながら、おいらもネネチンに借りて、まさに今通勤電車の中で読んでいるが・・・今回の話からもわかるとおり、ありゃ日本人にはわからんよ。だって、彼らにとって「驚愕の事実」がうちらに日本人にはそうならないもん。さらには聖書を読んだことない日本人なんてごまんといるだろうしね。せいぜい、「トリビアの泉」レベルの驚きしかないだろうとおいらは思う。

実際おいらも、「ダヴィンチ・コード」よりも、日本の歴史小説のほうが「うげ〜〜〜!!なにそれ!!そういう解釈あり!!!」ってまさに「驚愕の事実」を感じるもん(まぁ、フィクションだから「事実」って書くと語弊があるが)。


そんなことよりも、テンプル騎士団がでてきたときに思ったが、おいらの大好きなサファイアの書」に恐ろしく構成が似ていることの方がびっくりした。

テーマが宗教であり、何かわからないけど、宗教的にとてつもないものを探していること、謎解き、ウンチク・・・等々枚挙に暇がない。ただ、舞台がサファイアの書の方は、舞台が大好きな中世、そして、スペイン全土というところで、サファイアの書が圧勝。

まぁ、映画が始まったら見に行くと思うけど・・・キャストが・・・フォレスト・ガンプアメリはないだろ〜〜〜!あれは、ファンがぶ〜ぶ〜いってるに違いない。もちろんダヴィンチコードのファンだ。ジャン・レノはまぁ・・・フランス人だし・・・まぁ、なんとなく伝わらなくもないが、それでもやっぱり「casi!!」という感じだし。

前評判で騒ぎすぎで、蓋あけてみたら・・・なんてことにならなければいいけど。


ガンプにアメリか・・・う〜ん、微妙な気がする。



追記
ゴブリン君により石が大量に運ばれてきててんやわんや。GW直後がまったりしていただけに、今日はびっくりするような忙しさ。積んでも積んでも、どんどん運ばれる。これが毎月一回くるということを知ったとき・・・ちょっとだけ泣きそうになった。おいらがほぼデザインしたサイトだから、更新もおいらの仕事になるらしい。そういうもんなのか???でかい会社でコンテンツも多いので、今は更新しながらわかりやすい更新用マニュアルを作っている。いつでも投げれるように。いつやめてもいいように。しばらくは、自分自信の更新モレチェックに使われそうだけど・・・。

明日は早くあがって、吉祥寺にスペイン料理を食べに行く。どんな店だろう〜。楽しみ楽しみ。