我が町

ほとんど同じ文面のメールが2通きた。

きっと最近になってこのサイトをみつけた方々だろう。

ということで、Q&A。

Q:Esther仕様って何ですか?

A:うちの近所にBodega Pascualという世界でもっとも尊きBodega(しばしばVinoの樽がいっぱいあることが多い居酒屋。日本で言う立ち飲み居酒屋(お洒落ではない方の)に近いかもしれない)があった。だが、今はもうない。オヤジさんが体調不良で店じまいしてしまったからだ。そのBodegaはず〜っと気になっていて、心の友であるタカシ君と何度か乗り込むことを考え、決行に移したのだがなぜかいつもしまっている。Bodegaなのに11時には閉店という早さだったのだ。

Bodega Pascualに通うようになったのはスペインに滞在して二年目のことで、そこでまたスペインの、Valenciaの素敵さを再認識し、通うたびにBodega Pascualにトリコロール青の愛になっていった。

そして、ついにはトリコロール赤の愛。効果音で表現すると「ズキューーーン!」だ。鳴り物入りでEsther登場。軽いハスキーボイスで「Voy!(Carin~o)」といわれ、なんど身悶えたことか。その日から、Bodega Pascualに通うことを「通い婚」と表現するようになった。周りの揶揄などどこ吹く風。

そんな脳内Carin~oであるEstherのトレードマークが、勝手に命名した「Esther仕様の髪型」。どう表現していいのかわからないが、襟足を短くゴムでゆっているのだ。もともとEstherの髪は長くない。だから、後ろ髪もそれほど邪魔なようにはみえないし、そうとうがんばらないとゆえる長さではないのだ。だが、彼女は結う。2cmか3cmほどしかゴムから出ていないのだが結う。なんど「どうしてそんなに髪短いのに結ってるの?」って聞こうと思ったことか・・・。そんなことを気にしている自分の方がおかしい気がして、結局聞けなかったのだが・・・。

それ以来、Esther仕様の髪型を見ると反射的に身悶えてしまうようになった。どうもその髪型さえしていれば、他がどうであろうとおいらの動きは一瞬止まる。そして、身悶える。視線は当然Esther仕様な髪型に釘付け。

ちなみに、うちのオヤジもなぜか微妙にEsther仕様。でもって、おいらも結構昔からたまに微妙にEsther仕様。でも、男には身悶えない。

芸能人とかでたとえたいのだが、ぱっと顔が思いつかない。いないんではないだろうか・・・。が、意外とその辺には結構いたりする。ただ、短く結っていればいいわけではない。「なんでその短さで結うんだ?」というところがポイント。その境界線は実際みてみないことにはわからない。

以上。


我が町の駅内のリニューアルがようやく完成したのだが・・・なんかヘボい。目新しいものといえば、ローソンができたことくらい。でも、「浜なし」売ってた。地元のTIPICO売ってるところが、田舎らしさを強調している気がする。浜なし・・・うまいけど。

あとは内装と外装が綺麗になったくらいで、店はまったくといっていいほど変わらず。そういえば、中途半端にお洒落な感じに作られた「VIE DE FRANCE」もできていたが、まだ一度もはいったことはないし、入る理由も見あたらない。

あとは「おいしいシュウマイ」の崎陽軒とか、京樽とか、コージーコーナーとか、靴修理兼合い鍵屋さん(Mrなんとかとかそんな感じ)といった感じ。

TSUTAYAでも入らないかな〜と密かに期待していたのに・・・。

所詮、マクドナルドもない町にTSUTAYAがくるわけないか。うちにあるのは、主婦たちのおかげで繁盛してしまっているドムドムだけさ。

この中途半端さが・・・とても面はゆい。痛いというか・・・。


石積み始めてからの、数少ない楽しみであった「北方水滸伝」をついに読み終えてしまった。全19巻。雨の日も、風も日も、毎日のようにハードカバーの北方水滸伝を鞄に忍ばせて、いきつけのCafe de Crieで読んだ日々・・・もうそれができないと思うと、石積み場にいくきも失せる。7割減くらい。

読み終えてしまって残っているのは「メイキングオブ北方水滸」と書かれた「読本」のみ。対談形式になっていたり、一○八の好漢の詳しい説明かなんかがでている。余韻に浸る意味ではいいかもしれない。

水滸伝は、ものによって終わり方がいくつもある。というのも、原本がいくつかあるからだ。70回本、100回本、120回本と、ストーリーに合わせて切られたものがいくつかあるのだ。

で、この北方水滸伝・・・かなり熱く、本当に興奮して読んだのだが・・・終わりがとても中途半端に終わった。いや、中途半端というか・・・TO BE CONTINUEみたいな終わり方なのだ。方臘とかがでてこないのはともかく、結局決着らしい決着がついてないのだ。

読み終わってしばらく放心状態で、パラパラと明日から読み始める予定の読本をめくっていると・・・最後の方のページで「続編」という文字が目に飛び込む。

「まさか〜後ろに『期待する。』とかついてるんじゃないの〜」と警戒しながらも、ちゃんと読むと、本当に続編がスタートするという。

執行猶予をもらったような気分で、一人不思議な踊りを踊る。

「なになに・・・スタートは来年の秋・・・来年って・・・この読本いつのやつよ・・・何!2005年11月!!今は2006年9月!秋近し!」

いてもたってもいられなくなり、北方水滸伝が連載されていた「小説すばる」のサイトへ慌ててとぶ。次号のお知らせ・・・「楊令伝」十月号よりスタート!!

生かされた・・・。

あ・・でも・・・ハードカバーになるの・・・半年後とかやん。「小説すばる」で読めってことなのか?っていうか、楊令って北方オリジナルキャラだし・・・。かなり楽しませてもらった北方水滸伝だが、唯一許せなかったのが、おいらの一番好きな「楊志」があっというまに、一番最初に死んでしまったことだ。死に方はかっこよかったが、「そりゃないだろ〜」って涙が出た。

とりあえず、読本読み終えたら、オリジナルとほとんど一緒で、北方水滸伝を読み終えてしまったとには、少々物足りないと思われる「津本陽水滸伝」を読み始めよう。分厚いハードカバーで上下巻。ちょっと重いんだよな〜。

いや、また北方水滸伝を一巻から読み直すってのもありか・・・。

追記
今日もやる気がでないので、同じ派遣の子2人を昼飯に誘って一緒に食べる。そこで、うちの石積み場が家族経営という極秘情報を入手。誰かが話しているのをたまたま耳にしたらしい。そっか〜なるほど納得。そういうことだったのか・・・いろいろ謎が解けた。まさか、親子だったとは・・・。何で秘密にするんだろ。うちらにいう必要ないからかね〜。別に言ってもいいと思うんだけど・・・。


追記2
軽い気持ちで昨夜あけたJerez。あっという間に一本あいてしまい、今朝は目覚めから心なしか酔っぱらいだった。目がはれぼったかった。


追記3
この日記の読者から呑みの誘いが来た。日記読んで家が近所と言うことがわかったらしい。スペイン在住歴が長いようなので、なかなか面白い話が聞けそう。けど、しばらく、予定はいってるんだよな・・・。

追記4
伊勢エビを無理矢理こじ開けたら指に殻が刺さって切れた。なんて柔な手なんだ。

追記5
今日、かなりでかい地震があった。先日の雷のときは、ムクが失禁しまくって大変だったので、今回の地震でももしや失禁したのでは・・・と心配していたのだが、びっくりして逃げただけで失禁はしなかったらしい。かわりに、愛猫である「おまけ」が避難訓練の小学生のように机の下に潜り込んで、うちの母親大爆笑。おまけ・・・ああみえて意外と頭がいいのかもしれない。関係ないが、お気に入りのコジコジ貯金箱が地震で落ちて、ゴミ箱に見事に埋もれてた。

追記6
明日は会社を辞めるお嬢のお疲れ様パーティースペイン料理にいくとかいかないとか。しっかり味わってスペインVinoを呑んでこようと思う。まだ店きまってないかもしれないが・・・

追記7
伊豆にいった加藤さんの奥さんが買ってきてくれた岩牡蠣2つ。天然物だけあってうまかった。一つ目をぺろりと平らげ、二つ目をあけたら・・・空だった。がっしり口は締まっていたのにカラ。どこにきえたんだ?

追記8
ちょっと向きになって「追記」を書いてしまった・・・。