久しぶりの反省会 con ミニスカ

昼飯の蕎麦すすってると、珍しくパパンから電話が入る。

お「どうしたの?」
パ「今日はいつ帰ってくる?」
お「いま飯喰ってるけど、そろそろ帰るよ?なんで?」
パ「今日BBQやるから・・・」
お「あいよ〜」

Cabra Mecanicaを大音量で聴きながらゴルフォ号を飛ばしておうちに帰る。

事務所に行くと、社長軍団「ウ必山水魚」班の伊勢エビ担当のN氏が寂しそうに座っていた。

お「あれ?お父さんたちは?」
N「買い物にいったよ」
お「あらら」
N「三時集合っていうから来てみたら誰もいね〜んだもん」
お「スペインだね」
N「最近、実験君(おいらのあだ名)こないからさ〜そろそろでかいのとらないと」
お「行きたいんだけど、なにかと忙しくて・・・」
N「でかいアワビくいてぇ〜な〜」
お「トコブシで我慢して・・・」

しばらくすると、「ウ必山水魚」班素潜り部隊、サザエ・アワビ・シッタカ・トコブシ担当のKさん夫妻が来る。ちなみに奥さんは伊豆出身のSuper Guapaだ。

Nさんも寂しくなくなったので、部屋に戻ってやることをやり、また事務所に戻るとパパンとママンがムクをつれて帰ってきた。

Nさんは今回40cmくらい伊勢エビを釣り上げてきたとのことで、賞賛の的であったが、Kさんも今朝伊豆で5kgほどのアワビやらサザエやらを大量に「ウ必山水魚」してきていたし、さらにはMexicanoで会長のAさんも、金曜日に釣りにいき、かなりの量の魚をもってくるということになっていた。トビウオやらムツやら、なんやら・・・。

お「で、今日は何人で反省会?」
N「これだけだよ」
お「え!!!5、6人でこの量食べるの?若い子たちは?」
N「電話番号しらね〜もん」
K「知ってるの社長だけだよ・・・」
パ「若いやつらはあとで電話するよ。正樹も誰か呼んでいいぞ」
お「呼んで良いっていわれても・・・友達近くにいない・・・」

しばらく考えて車で5分の所に住む長尾に電話するも、例のごとく留守電。しばらくして、メールで返事が返ってくる。

「わりぃ。出張で沖縄・・・」

なんか伊勢エビが色あせたよ。

また出張かい。いいな〜うらやましいな〜。しかも、沖縄かよ。仕事ときこうが、接待ときこうが、浪漫しか浮かばないじゃないか・・・。

お次。車で10分のお嬢にかける。電波届かず。むんと映画でもみてやがるんだろう。

あ、あらぽん・・・・来るわけないよな〜。

はい、打ち止め。

モツを運んだり、バケツに氷と水はって飲み物ボックス作ったり、ビール運んだり、買い出しいったりして、反省会・・・おいらは反省するほど釣果はないが・・・の下準備を手伝っていると、ふと一昨日会ったマオちゃんを思い出す。家近いやん!車で0分強・・・いける・・・。早速、電話。が、でない。しばらくして、メールの返事。再び電話。何でも美容院にいくとかで、いけるけど遅くなるとのこと、でもって、遅くまではいれないとも。どうせうちのメンバーは遅くまで呑むので呼ぶことにする。ただ、一つだけ問題だったのは、送迎はOKとしても、それだと、社長軍団日本酒担当呑んだく部隊のおいらが酒を一滴も呑めないということになる。できるだけ呑まないようにはするが・・・最悪、電車で・・・ということでとりあえず手を打つ。

6時くらいに開始したが、おいらは7時ちょいまえに迎えに行くために車で出発。うちとマオちゃんのところだと、車だと早いが、電車だと軽く倍はかかるという位置関係。調布との関係に近い。

合流時間を10分ほど遅れて合流。Kちゃんという地元の友達を一人連れてきていた。来た道を引き返し、家に戻ると・・・最初は6人くらいしかいなかったのに、3倍の18人くらいに増えていた。

面食らっていると・・・

マ「今、アワビ食べちゃったのよ!もう残ってないわよ〜!バカね〜」

とママン。

バカね〜とはなんだよ。バカね〜とは。

ここで、社長軍団・・・ありえない行動を取り始める。

社長軍団は、うちのパパンを筆頭にサラリーマンはNさん意外一人もいないという状況で、水滸伝にでてくる好漢のような男たちが多く、話していて何度もその漢気(おとこぎ)に触れ、「すげ〜」と思うことしばしばなのだが・・・・二人女の子が来ただけで、蜘蛛の子を散らすように散開し、ちょっと離れたところでじと〜〜〜っと再びカタマリ始める始末。あげくに果てには、「ねぇ、実験君・・・彼女たちはうちらが話しても大丈夫な年齢なの?」とか質問してきた。

「おいらとたいして変わらんってば」と行ったところでなしのつぶて。まぁ、さもありなん・・・マオちゃん・・・突然おいらが誘った上に、美容院から直接きたので着替えている暇がなかったと・・・ミニスカートで来てしまったのだ。

いつもの反省会とは異なる空気・・・いや、陣取りになり、おいらが落ち着かなくなる。しかも酒呑めないし・・・。

おやじたちは、ひやかされるようにして、他の人にまず斥候を出させるような形で、様々な方法で彼女たちに声をかける。

いつもの漢気(おとこぎ)はいったいぜんたいどこへいったんだ!Mexicanoアサクラなんぞ、見た目は破戒僧、花和尚魯智深なのに・・・。

が、気合いをいれてようやく近くによってきたのはその魯智深であった。スペイン話で花を咲かせている間、おいらはたまに席を外し他の人と話す。

しばらくして、魯智深・・・慣れてきたのか・・・「実験君!呑もうよ!!呑まなきゃ始まらん!」と日本酒を要求してくる。

「う〜ん、おいらおくらんといかんし・・・」と軽く抵抗はしてみせたものの、反省会ではやはり呑まんといかんので、保険を探す。

お「誰かおいらが呑んでも、代わりに送ってくれる人おらん?」
?「パシリ君がいるよ」
お「でも、呑んでるでしょ?」
パ「いえ・・・」
お「え?下戸なの?」
パ「ええ・・・」
お「じゃ、申し訳ないけど・・・送る時手伝ってよ」
パ「いいですよ」
お「最悪、ママンに頼む・・・(笑)」

こうして、いとも簡単に自由の身になる。

酒は、先日岐阜で、試飲しては悩むことを繰り返してようやく買ってきた翠翔魯智深におみやげで買っていったら、ものすごく喜ばれた一本だ。

ただ、一人用の750mlだったもんだから、あっという間になくなってしまった。こんなことだったら、買い出しの時に一升瓶買ってくればよかった・・・と公開しても後の祭り。しかたないので、誰が買ってきたかしらんが、冷蔵庫にはいっていた焼酎の小瓶と、おいらの微妙に飲み残していた久壽玉の純米酒までもが出荷される羽目になった。

女の子二人は、社長軍団パシリ担当のマッチャンに車の説明(おいらが乗っていたZを今は彼がすごく綺麗にして乗っている。自分が乗っていた車とは思えないほど綺麗で見るたびにびっくりする)をするためにつれていったため、さっきまでじと〜っとしていた男たちも徐々に真ん中に集まり、あれやこれやとマッチャンのうわさ話を始める。

「おいおい、かえってこねぇ〜ぞ〜。なにやってんだ〜」

それでこそ、漢だ。

どうでもいいが、マオちゃんが連れてきた友達Kちゃんの足は恐ろしく長い。暗かったのできづかなかったのだが・・・なんなんだあの足は!と思わず叫んでしまったくらい。それを聞いていたマオちゃんに「隣に並んでみなよ」と言われ逃げ出す。あんな腰の高さと勝負したくないよ。別に長いとも思っちゃいないが、あれと比べたら、さすがに自尊心傷つくわ。しかし、面白いのが、そのスタイルの良さとは裏腹に、Kちゃんはsuperがつくほどの天然であった。漢たちと話す会話を遠くで聞いていたが・・・面白い面白い。kちゃん・・・漢たちのたいていの話にはついて行けそうだ。つきあいの長いマオちゃん曰く、「すごいしっかりしている」とのことだが、一回目じゃ完全にはわからんかったが、少し「しっかりした部分」を垣間見たシーンもあった。

そういえば、今日はもう一つ面白い出会いがあった。スペイン話で盛り上がったついでにと、魯智深がかなり長いつきあいの友達を紹介してくれたのだ。最近、スペインで商売を始めたという漢。

埼玉アリーナで格闘技を見た帰りによってくれた彼は・・・もう見た瞬間あだ名が決まった。

ホセ

どこからどうみてもホセにしかみえないのだ。

それは同じくスペインにいたマオちゃんも証明してくれた。

「ホセだ!」

ちゃんと「トシちゃん」というあだ名があり、しかもおいらよりも何周りも上の人だというのに、なんだか気に入ってしまい、「ホセさん、ホセさん」と話しかける。そして、魯智深と一緒に3人で呑もうという漢の約束もした。

いや〜ホセさん、渋いわ。

金曜日に比べると全くといっていいほど呑んでないが、さすがに運転できるはずもなく、予定通りマッチャンに頼んで彼女たちを送ってもらうことにする。11時くらいのこと。

1時間後戻ってきて、残った漢たちと伊勢エビのみそ汁をすすりながら反省会の続きをし就寝。

眠くなかったが、無理矢理寝た。

追記
自宅にモノを取りに行ったとき、二人が部屋を見せてというから「汚いから・・・」と抵抗しつつも結局見せることになったのだが・・・マオちゃん・・・開口一番・・・「想像以上に汚い・・・でも、ここで日記書いてるんだ・・・」とか宣う。「汚いから・・・」というのは謙遜で、おいらの中ではだいぶ綺麗な方だったのだが・・・。さっさと部屋をあとにした。