夏夏夏冬!

書き殴り。

一つの石が積み終わって、のどかな木曜日。昼飯以降は石がまったくなかっため、優雅な時間を過ごす。正石積み職人たちは賽の河原内打ち合わせのため別の階にいってしまい、おいらを含めて3人しかおらず、もうサボリ放題。コスタのサイトのリニューアルに勤しむ。

そして、6時半。「今日こそは定時で帰れるんでないの〜」とうきうきしながら悪事を働いていると、ワラワラと戻ってくる正石積み職人たち。もちろんカーリーもその中にいる。

帰ってきて早々、脱出モードになっているおいらを見て一言。

カ「すいませ〜ん。ヨモツシコメさんとクリシュナさん・・・もう遅いんですけど、打ち合わせいいですか?」

『遅いと思うなら明日にしろ!いや、むしろ来週にしろ!』と心の中で叫びながら、返す返事は「あ〜い」。

おいら、クリシュナ君、ラクシュミさん、カーリーの4人で小さな丸テーブルを囲んで打ち合わせ。打ち合わせ。打ち合わせ。

7時前に始まったというのに、終わったのは8時ちょっと前。相手が誰であろうと、出しゃばりたくなるおいらは、余計な案を出しては、カーリーに「あ、それいいですね」と認められてしまい、打ち合わせが余計長引く。半分自業自得。自分の性格をちょっと恨む。コムニカシオンのない石積み場だから、打ち合わせといえども、話してしまうのだ。しかたないんだ。

打ち合わせの途中、おいらのいった「大は小を兼ねますからね」という台詞に対し、カーリーはなぜか「ヨモツシコメさんの人生もそういう感じできてるんですね」とかわけわからない台詞を返してくる。

おまえにおいらの何がわかるんじゃ〜!っていうか、なんか見下された?おいら・・・。小馬鹿にされた?おいら・・・。「帯に短し、襷に長し」のおまえよりましじゃ〜!といいたかったが、実はあまり意味がわからなかったのでそのまま流した。

今回もらった石は、確かにそれほど大きな石ではないのだが、締め切りが9月末。社会人の世界でいうと「クマツ」ってやつだ。12月末はジュウニマツじゃない。ネンマツという。それも石積み職人になって覚えたことだ。

9月末といっても明後日から三連休だし、末日は週末にかぶる。一見2週間ほどありそうだが実際はほとんど日数が残っていない。

絶対無理!無理とか無理じゃないとか以前に、そんなんイヤ。

でも、残業頼まれ放題の正石積み職人のクリシュナ君のフォローという形での参加なので逃げようと思えば逃げれそうだが、クリシュナ君はとても良いヤツだから、結局クマツまでハードな日々が続きそうだ。来週末に行くフットサル合宿では、ストレスのおかげで、タイガーショットが打てそうだ。

石は大量にもらったがやる気はないので8時くらいにさくっと退石積み場。

でも、なんか予想していた展開と違うのと、カーリーとまた組むことになったのと、まぁいろいろと・・・があって、珍しく寄り道を許可し、以前、バイトしていたときに、晩飯でよく行った渋谷の「香港粥屋」さんで、タクシー飯を食べる。ビールも飲んでやった。ビール片手にタクシー飯食べてると、もう立派なサラリーマンになった気がする。タクシー飯の雑然さがなんとも心地よい。


台風のせいなんだろうが、今週はず〜っと雨。そして、寒い。朝布団からでるときの気分だけでみると、「もう初冬なんじゃないか?」と思うくらい。先日、マオちゃんが「今日で夏が終わりだって!」と自慢気に教えてくれたが、その見事な終わりっぷりに脱帽。日本の夏って短い!!

日本に四季の移ろいというのは、なんとも情緒があって、侘び寂びがあって楽しいのだが、いかんせん久しぶりに体感したものだから、ちょっと動揺している。

スペイン・・・いや、Valenciaだと、

夏だよ!!ほら夏!まだ夏!うしっ冬!

って感じで季節が移ろうので、春と秋が微妙に抜けるのだ。常夏な町(国)なわけではないので、多少「春」らしいところや、「秋」らしいところもあるのだが、四季というにはほど遠く、いうなれば夏から冬へ、冬から夏への「過渡期」という程度の存在。倦怠期・・・というと、遠のくか。

そういった理由で、四季の移ろいを楽しむ以前に、問題が一つ出てくる。

服がねえ!

つい最近体感したばかりの、帰国後最初の春は、冬服と夏服を何とか駆使し乗り切ったが、日本の風土に慣れた・・・いや、環境に戻ったいまの体で、同じように夏・冬服を駆使して秋を乗り越える自信がない。だって、もう寒いんだもん。長袖じゃないと厳しいんだもん。店によってはまだクーラー入れてるところもあるし・・・。

スペインだと、11月頭くらいまで、七分パンツとタンクトップ・・・来ても半袖・・・という格好で、冬になった!と思ったと同時に長袖にジャケット。で、もっとも寒い1月、2月は重装備で過ごし、そのあとはまた徐々に夏に向けて薄着になっていく。火祭り(3月)あたりならば、下手すると日中は半袖でok。ただし、夜は普通に冷える。

今おいらのタンスの中には、秋物の服が一着もない。あっちで羽織る程度で着ていた、長袖が数枚ある程度。

また出費がかさむのか・・・22型ディスプレイ買いたいのに・・・。

タンクトップで我慢するか・・・。あ、タンクトップもないや。さすがに日本ではタンクトップははばかれると思って捨てて来ちゃったんだ。想い出のzaraのタンクトップ・・・。

まさか四季に苦しめられるとはおもわなんだ。


話は飛ぶが・・・今日、yahooトピックスに並んでいたニュース。

・犬放し飼いシーンダメ CM中止
・死因不明2万件 命が「担保」に
・小学生の校内暴力 3年連続増
・「デブ」と侮辱 拘留刑確定へ
・親子げんか 父が27歳二男刺殺
・4歳児が衰弱死 母親を逮捕
・「昔ばなし」打ち切り惜しむ声

やっぱ日本は壊れてる。絶対におかしい。

「スペインにいた」というと、良く「スペインって治安良くないんでしょ?」とか言われるが、おいらとしてはいつも返答に困る。確かにスリとか多いし、Madridとかでクビ締め強盗とかの話を聞かないわけでもないが・・・それ以前に、日本はおかしいだろ?壊れてるだろ?

ナイフ強盗にあってがっかりするよりも、このニュースのトピック欄みた方ががっかりするわ。

そんな中、「日本昔話」が打ち切られたことは何とも残念な話だ。勧善懲悪的な世界とはいえ、今の大人から何か習うよりも、「日本昔話」から得られる、極端ではあるが、間違ってはいない教訓の方が子供に数倍役立つはずだ。今も昔も「昔話」ってのは面白いからね〜。「日本昔話」が終わったらもっとおかしい子供が確実に増えるぞ。

今日は一日「ぼうや〜」な歌が流れてた。そっか〜まだやってたんだ〜。水曜日に
うつったとはしらなんだよ。昔は土曜日にやってた気がするんだが・・・。


昨日の日記で書いた「謎のメール」の主の正体がわかった。完全に勘違いしていた。スナのメンバーじゃなかった。「マスター」ってあだ名は、スナで呼ばれていたあだ名だったから勝手に思い違いをしてしまった。言われて気づいたが、約10年前から7年前くらいにやっていたサイトの掲示板でも「マスター」といわれていたんだった。どちらかというと、そちらが最初で、スナでのあだ名はこのサイトでのあだ名がそのままついただけだった。うっかりハチベエ

しかし、「マスター」ってあだ名・・・今思うと恥ずかしい。すでにそのサイトを立ち上げた時点で、スペインのBarにはまっていて、サイトの名前も「Demi's Bar」(通称:デミズバ)から、「Bar de Demi」(通称:バルデミ)に変えたくらいだった。それからはスペインバルをイメージしたサイトになっていったのだ。

で、バルのマスターだから「マスター」。

しかし、バルにはマスターなんぞおらん。いるのは「Duen~o」(ドゥエニョ:男性)または「Duen~a」(ドゥエニャ:女性)だ。スペインバルで「マスター!」なんていいっているのなんて、一度も聞いたことがない。オヤジバルならなおさらだ。「Duen~o」や「Duen~a」さえ聞かない。だいたい「名前」で呼ばれるか、親しみを込めて「ito」や「ita」をつけて呼ばれている。その中でも圧倒的に多いのが、Manolo!Pepe!だ(笑)

しかし、一ヶ月程度の旅行で、しかもスペイン語なんてあっちいってから、宿取りじゃんけんで全敗して覚えた程度なので、会話本片手にスペイン語しかしらん。だから、マスターになってしまったのだ。青い青い。青いパパイヤの香りがする。

さらに暴露してしまうと、Demi's Barとかいう感じの名前はアメリカとかならありがちな名前っぽいが、それをそのまんまスペイン語にした「Bar de demi」みたいな名前は、これまた一度もみたことがない。無知ってすごい。

ないわけではないのかもしれないが、Barにdeをつけたりはしない。たぶん、スペイン中Barばかりだからだろう。もし、そのニュアンスで名前をつくりたいなら、

BAR DEMIだ。

できれば、BARとDEMIの間に改行は欲しいところだ。

    BAR
  D E M I

こんな感じ。

BARはあくまで、ココが『BAR』ですよ〜っていう、いわずもがなな・・・スペースを埋めるための文字でしかなく、極端な話『DEMI』の部分だけでも全くかまわない。が、やっぱりいれた方がいいので、こうなる。

     BAR
D E M I



スペインにいった今、BARにも当然憧れを抱いているのだが、もっとおいらの心をつかんで話してくれないのが、Bodega

もう名前を聞いただけでゾクゾクする。

まだ日本にはBodegaはないはず。あっても、そうたくさんはないはず。

もしおいらがBodegaをやるとしたら、名前はおそらくDEMIではないだろう。

Pascualだ。

あ〜閉店するときに、あの看板もらってくれば良かった!ついでに、樽の一つでも記念に持って帰ってくるんだった・・・。

いかん・・・Bodegaの話してたら、うずいてきたよ。


書き殴り終わり