Adicto al pato

EL PATO


いかん・・・想像以上にはまった。あひる。完全にAdicto al patoである。いうたらあひる中毒。まぁ、このスペイン語の表現が正しいかは知らん。知ってる単語並べただけだから。たとえあっていたとしても、スペイン人にいったら「Como?」っていわれることは確か。

TEMPORADA DEL PATOSを見てからというもの、一日10回は見てしまう。この動画

たぶん映画自体をみていなかったら、動画中に映画シーンの挿入がなかったらここまではまらなかったかもしれないが、メロディーもさることながら、何度もみていたらこの歌い手の子・・・Natalia Lafourcadeがかわいく見てきた。

30歳に近づくに従いタレ目シンドロームにかかってしまったせいもあり、Bjorkに感じたものに近い魅力が・・・。とくに「mh mh mh mh」の歌詞のところでやられる。

何度も見ていたおかげで、徐々に歌詞が聞き取れてきたのだが、歌おうと思うと、早すぎてとてもじゃないけど無理。最初の「alegremente〜」あたりで躓く。ってことで結局、cuicuicuiとかmiaumiauとかcuacuaしか歌えないで終わることが多い。

近々、この曲が入っているという「Casa」というアルバムを借りてくる予定だが、週末じゃないといけないので、それまではこの動画を毎日みることになりそうだ。


さて・・・ここ最近ザーラ(金魚)と意思の疎通がとれるようになってきて驚いている。まぁ、「意思の疎通」というほど大仰なことではないが、彼女は「餌」をくれる人というのを認識しつつある。金魚の脳みそなんて・・・と思っていたのだが、コイも手を叩けば餌がもらえるとよってくるわけだから、小さいコイみたいな金魚も同じなのかもしれない。最近では部屋に戻ってきて電気をつけると、突然猛スピードで泳いだと思うと、「餌くれ!餌くれ!」と口をパクパクさせて、水面を泡立たせる。

それがかわいくて、ついつい餌をちょっと多めにあげすぎてしまったせいか、前回預かった時には小さかったザーラの体は・・・心なしかメタボリックな体に。うちで飼われる動物は、おまけもムクもそうだが、どんどん太っていく。そして、おいらも・・・。元凶はすべてママンにある。「食べたいんだったら食べなさい!」という精神の持ち主だから・・・。パパンだけは・・・全然太らない。肉体労働ってのもあるけど、それ以外にもなんかあるような気がする・・・。


石積み生活も実質残り6日間で終わるということもあって、今日の石積みは穏やかであった。もう大きな石は時間的に厳しいので、引き継ぎやら、補佐やらで一日終わる。なんとも穏やかな一日。もちろん定時にあがる。水曜締め切りの石が、その心穏やかな境地が幸いしてか、さくっと終わってしまい、明日からは手持ちの石が何もない状態。引き継ぎようのマニュアルを作ったりしてすごそうとは思うが、8時間なにもないのも実際問題つらい。窓際とか定年前の方々ってこういう状況になるんだろうか?長く石積んでいれば石積んでるほど、哀愁というか・・・寂静の境地を感じるに違いない。諸行無常なり。

しかし、おいらはそんなことはいっていられない。次なるステップ・・・いや、ステップでも何でもないんだが、やることがある。

2月最終週出発ということになったので、そろそろ動き始めなければいかん。今回の旅はこれまでの経験を生かし、大まかな部分では無駄なく動きたい。細かいところは無駄ばかり・・・というのがベスト。

おそらく、ちょっとした大型休暇はこれで最後になる予定なので、できるだけいけるところには行っておきたいのだが、かといってあまり詰めすぎても何が何だかわからなくおそれがある。

とりあえず、ドイツには行きたい。ウングリア(ハンガリー)にも友達がいるので今のうちにいっておきた。でもって、以前は全くもって歴史をしらんため、旅先候補でも下位にあったプラハにも行きたい。ヨーロッパ人(スペイン人が主だが)がかなり薦めてくる街だ。テレビとかでもたまにみるが何ともきれいな街だ(らしい)。ドイツにいったらベルリンにも行きたいし、ウングリアいくならそのままオーストリアにいって、もう一度ヴィエナ(ウィーン)にも行きたい。あそこは全く期待していなかったのだが、むちゃくちゃ素敵な街であった(友達が案内してくれたというのもあるが・・・じゃなきゃ、どうしようもなかったかも)。

しかし、プラハは途中下車としては、少々スペインに遠すぎるし、ベルリンも距離的にもそうだし、ちょっと散歩するだけではもったいない。さらには、まったくもってドイツの物価をしらんため、予算が組みづらくもなってしまい。

スペインは前回のひきこもり生活で、結局いけなかったGaliciaを中心に回ろうと思う。最後にいったのは10年くらい前。噂によるとSantiago de Composteraはかなり観光地化が進んでしまい、昔の面影はないという。今でもトレドは好きだが、やはりこちらも10年前とは全然変わってしまっていて、少々がっかりしたというか、びっくりした。

原点回帰といわけではないが、最初にスペインに行くきっかけになった「Camino de Santiago」をレンタカーで走り抜けるのもいいかな〜と。そのルートなら、Pais Vasco(バスク地方:食いモン旨い。でもETAの話はタブーだって)もよれるし、海沿いになってしまうが、前回いって楽しかったCantabria(カンタブリア:長閑。年賀状につかったアルタミラの洞窟のイノシシはここ)やAsturias(アストゥリア:乳製品が絶品。妖精の話が多くて楽しい。Oviedoやその近辺ではかなり遊べる。プレ・ロマネスク建築多し!)も通れる。そうじゃなくって、大通りを通ってBurgos(ブルゴス:エル・シドやね。でも・・・結構都会で小綺麗。)やLeon(レオン:昔首都だったことも。飲んだくれるには最適な街。ステンドグラスはホントきれい。)を通っていっても、久しぶりでいいかもしれない。Leonまでいったら、Galicia(ガリシア)に行く前に、Zamora(サモーラ:ここも飲んだくれるには最高。晩飯付き7eurosの変な宿がある。お化け屋敷みたい。ロマネスクの教会がすごい多くてかなり楽しめる。でもって、素敵なBARを知ってるんだな・・・)やBenavente(ここでも呑んだくれて、酔っぱらって公園猛ダッシュして、エロエロエロ〜。TIPICOおばさんがいる。Barのハシゴが推奨されている街。)

血湧き肉躍るわ。こりゃ。

問題はレンタカー借りるのはいいとしても、ナビがいないこと。数ヶ月前から、現地で落ち合うという形で何人か誘ってみて、OKがでていたのだが、ここ最近になって「やっぱり休みがとれな〜い」という人続出。

田舎へ行けば車両は多くないのでかなりのんびり運転できるのだが・・・車の運転をしつつも、読み慣れていない横文字の道路標識を見ないといけないので、結構道を間違えるのだ。日本と違って、道なき道に入らなければいけないこともあるし、大きな街になると、看板一つ違うとそれが命取りになる。リカバリーが結構難しいのだ。

だから、地図が見れるナビが必要なのだが・・・あと、CDチェンジャーも必要なのだが・・・今回は「スペインの車窓から」にするってもんかな〜。でも、スペインは絶対車の方が楽しんだけどな〜。日本人きたらすげ〜ジロジロみるような小さな村とかいって、突然スペイン語話して「なんでおめぇ〜スペイン語わかるんだ・・・」ってことになって、そのまま世間話しちゃったり、でもって、Vinoをおごってもらっちゃったり・・・。高速のサービスエリアみたいな役割になっているような街とかの、なんともいえぬ薄汚れたBarでいっぱい呑んだり(そういうところは、家で家族が食べるような料理がメニューにあり、これがまた普通レストランじゃないようなメニューでおもしろい)・・・。

悩みはもう一つある。

2月末にでれば、燃油サーチャージは除いてヨーロッパ系の航空会社でも58000円前後で往復チケットが買える。1ヶ月Fix。だが、KLMで2ヶ月Fixで78000円というのも見つけてしまった。

2ヶ月、スペインにひきこもってたら、それはさぞかし楽しいに違いない。2ヶ月じゃなくて、半分の一ヶ月をほかの国に回して、友達巡りするのもいい。どうせ行くなら2ヶ月・・・と心傾き始めているのだが、帰ってくるのが4月末とかになると、完全に体がひきこもりモードになってしまって、また一から社会復帰ということになってしまう。それはそれで面倒というか、やっかいだ。じゃ〜キリがいいところで45日・・・とかってしたところで、すんごい中途半端な気もする。チケット代金は2ヶ月分払うのにだ。

また、スペインは一ヶ月であきらめて、九州旅行に日数をさくのも手。ただ、このプランの場合、スペインを回るよりも金がかかるということ。やはり宿代の差がでかいし、日本円を使わなくてはいけなくなるのも痛い。

メリハリ優先なら一ヶ月。満足度を優先するなら二ヶ月。

なんとなくおいらのことだから、逆の意味で将来を考え、二ヶ月になるような気が・・・・中途半端はよくないよな。やっぱり。

今回のひきこもりの旅では、以前イタリア旅行でやった時のような毎日ポストカード企画をやろうと思ってる。イタリアの時は30枚であったが、今回二ヶ月いくなら60枚・・・。

あの企画、おいらにぴったりなのだ。長所と短所を旨く補ってくれる。短期間で設定したことはかなりの確率でやり遂げるので、毎日書くのも苦にはならないし、だらだらと冗長なおいらの文章がポストカードの性質上、どうあがいても短くなってくれるのだ。でもって、ポストカードにはたいていTIPICOな絵柄がついているし、探す楽しみもできる。一人旅ならその手の楽しみは必要だ。時間は宿とかで腐るほどあるし。もし60枚の絵はがきを書いてアップしたら、それなりのコンテンツになるに違いない。

ただ、一つだけ不安がある。火祭り最中に果たしてポストカードを書く時間があるのだろうか?

追記
写真は「mh...mh...mh...mh」な時の顔。