クーフーリンさんと呑む。

昼頃。
もっさり起きる。
暇。
居間でスヤスヤ寝ていたムクをいじめて遊ぶ。
両親の寝室でウトウトしていた"おまけ"をいじめて遊ぶ。
二人とも喜ぶ。
ムクはフンフンと喜ぶ。
おまけはゴロゴロ喜ぶ。
音楽をかける。
座る。
暇。
立ち上がる。
静かな音楽。
曲かえる。
ノリノリ。
踊る。
ソファーに移動する。
クッションを肘掛けに置く。
横になる。
買ってきたデジカメの本で研究・調査する。
読み終わる。
暇。
掃除始める。
いつものように、いつもの場所だけ手が付けられない。
怖い。
掃除やめる。
ダラダラする。
ウダウダする。
夕方まで粘る。

夕方。
時計、5時をさす。
クーフーリンさんにメール。
「6時に渋谷に集合でいいですか?」
返事こない。
「まぁ、読んだら返事来るだろう・・」
電車乗る。
渋谷着く。
携帯見る。
返事待つ。
返事来ない。
TSUTAYAでCD探す。
Natalia LafourcadeのCD。
「casa」。
見つからない。
検索する。
ない。
つまり、ない。
レンタルない。
買うしかない?
HMV行く。
時計6時20分をさす。
HMVでCD探す。
売り場がかわってて迷う。
5階じゃない。
2階。
Worldコーナー。
ふと思い出す。
Natalia、何人?何ミュージック?
メキシコ?
アルゼンチン?
まさかスペイン?
徘徊する。
まずスペイン見る。
Ojos de Brujo発見。
へぇ〜。
Joaquin Sabinaが何故かない。
が、Juanesはスペインにある。
次、Europa見る。
ない。
どこにもない。
ブラジル。
そんな馬鹿な!
でも、探す。
やっぱない。
そうだよ、Latin。
ここにもない。
HMVにもない?
調べてからまた来る?
いやいやいや。
今、暇。
探せ。
それにしても電話ない。
なんでない?
どうしてない?
もしやあえない?
ありえな〜い。(c)ペコ
まぁ、いいや。
店員に聞こう。
店員電話中。
2分経過。
終わらない。
長くねぇ〜。
1分経過。
長すぎねぇ?
ようやく終わった。
聞いてみる。
「Natalia Lafourcadeどこ?」
「Natalia・・・」
言い終わらないうちに歩き出す。
聞いてから15秒後に渡される。
Latinにあった。
LatinのPOPにあった。
持たされたので、持ち歩く。
時計6時50分さす。
もう帰る?
どうする?
残る?
粘る?
ふと思い出す。
クリシュナ君の電話番号知ってる。
クーフーリンさんの電話番号知ってる?」
「知ってる」
「教えて」
「これ」
「ありがと」
クーフーリンさんに電話。
すぐつながる。
「今どこですか?」
「渋谷です。」
「え?渋谷?」
「ハチ公のそばです」
「待ちました?」
「いえ、いまさっき着いたところです」
「メール読みました?」
「いや、読んでません」
「石積み場に送りました」
「石積み場に送ったんですか〜」
「ええ。」
「見れなかったんですよ」
「(なぜ?)まぁ、とりあえず良かった」
「じゃ、井の頭線エスカレーターで」
「渋谷詳しくないんです」
「何見えます?」
「電車」
「電車?」
「模型みたいなの?」
「模型???」
「ええ。模型」
「あ〜〜!模型!じゃそこ行きます。」

CD手に持ってる。
どうしよう。
買っていこうか?
ダメだ。行列だ。
戻そう。
でも、あと一枚しかないよ?
誰か買っちゃったらどうする?
誰もかわないよ。
多分マイナーだよ。
そうだよね。
戻そう。
走る。
走る。
電話する。
焼鳥屋
席空いてる。
とっておいて〜!
電車着く。
電車結構でかい。
どこにいる。
クーフーリンさん、どこにいる。
裏にいた。

夜。
結局7時に始まる。
とりあえず、いつもの。
ビール、
ボンボチ。
砂肝。
皮。
カシラ。
とり皮ポン酢。
豆腐サラダ。
乾杯!!

まずは様子見る。
様子を見る。
たまに探る。
また様子見る。
ピッチを上げよう。
おいらは純米酒
クーフーリンはビール。
呑もう呑もう!
呑もう呑もう!
呑もう呑もう!
クーフーリンできあがる。
凰ちゃん、また注文間違える。
「これ頼んでない?」
「あれ?」
「これさっききたよ〜」
「あれ?きてた?じゃ〜これサービスね」
「しっ〜!」
そして、はにかむ。
かわいい子だ。

クーフーリンは高・大男子校。
おいらは中・高男子校。
男子校トークで盛り上がる。
クーフーリン全開。
いろいろ聞きまくる。
先代社長のこと。
石積み場の歴史。
今の環境について。
そして、人物評。
徐々に謎が解ける。
合間にクーフーリン、自分の話。
とても楽しい経験をしている。
男子寮か。
5年間か。
千葉か。
血祭りか。
パシリか。
一年芸か。
坊主か。
一年は虫けらか。
五年は神様か。
なるほど。
そこ出身か。
すべて納得。
こりゃ、正石積み職人大変だ。
我慢強すぎる。
そりゃ、ツンデレ気にならないわ。

まだまだ話す。
何故か女の話が多い気がする。
「スペイン人とつきあったことある?」
「他に何人?」
「どこの子がよかった?」
「どこがかわいい?」
気がするじゃないな。
確実に多い。
「どうして、そんなに女の子の事聞くの?」
「そう?」
「女好き?」
「いやいやいや〜!」
「女好きでしょ?」
「女好きかな?もしかしたらかなりの。」
「意外ですな。」
「そう?」
「嫁も子供もいるのに・・・」
「今はないよ〜」
「じゃないと困るよ」

突然、石積みの話をされる。
「前に話した話だけど・・・どう?」
「前?」
「バイトの話」
「あ〜バイト」
「週二回とかでいいんで」
「う〜ん・・・まだ旧バイト先から返事が・・・」
「そっか〜」
「うちの石積み、週2じゃ意味ないんでは?」
「入ってくれる日は多ければ多いほどいいけど・・・」
「2月の末にはでるので、実質入れても6日とかですよ?」
「それでも助かる」
「う〜ん」
「派遣遠さなければ、時給もあげれるし・・・」
「時給はそのままでいいですけど・・・とにかく、旧バイト先にきいてみないことには」
「いつわかる?」
「いつわかるかわからんのですよ。変な会社なんで。とりあえず電話してみます」
「よろしく」

ちょっと酔い冷める。

メリハリない。
好きくない。
でも、今の物欲。
一眼レフデジカメ。
24インチディスプレイ。
スペイン行きのチケット。
お金かかる。
6日も働けば。
チケット買える。
一眼レフカメラ買える。
ディスプレイ買える。
悩む。

河岸変える。
いつものコース。
立ち飲み屋。
Vino注文。
Queso注文。
クーフーリン、完全に酔っぱらい。
かなり足ふらふら。
「帰れるの?」
「帰れると思う」
「本当に帰れる?」
「あまり自信ない」
でも呑む。
まだ呑む。
話盛り上がる。
何故かつっこみが「蹴り」。
さすが男子校。
分かるぞ、分かる。

時計12時をさす。
そろそろ帰ろう。
そうしよう。
終電ある?
たぶんある。
帰れる?
たぶん帰れる?
明日石積み場?
うん。明日も石積み場。
そっか〜頑張って。
うん、頑張る。

今日もおいらは大人呑み。
帰りの電車で読書する。
大人読書。
乗り過ごすことなく帰る。
無事に帰る。

メールのチェック。
金魚に餌やる。
力つきる。
ベッドに倒れ込む。