メルアド交換

ついきました最終日。1年と二ヶ月・・・お疲れ様、俺。ここを経験したからには、次からの石積み場は楽しくて楽しくてしょうがないことでしょう。少なくとも、会話がある。なかったらどうしよう・・・。

最終日だけど、石はなし。8時間ぶっ続けで石はなし。まぁ、いいけどね。

「最後ですから一緒に昼飯食べましょうよ」といってきたのはクリシュナ君。Sさん(あだ名なし。接点がほとんどないため。)と3人で飯を食べに行く。店は「OLの味」。Lentejasの料理にsalchichonが150円でつけれるというのでいれる。最後だしね。

最後なのでメルアドの交換をする。最後なのに・・・というべきか。

ただ、この昼飯の時の話で、さらに「三途の川の謎」(会話がない理由など)は解けてきているので、それほど驚かず。

昼食後・・・みなが集まったタイミングで「最後の挨拶」することになる。これまでうちの石積み場をやめていった人は何人もいるが、いつも「突然」だったため、挨拶など一度もきいたことはない。ラクシュミさんや、ヘケットさんの時も、たぶん挨拶はなかったと思う。

おいらにとってもあまりに突然だったので、「諸事情でスペインに戻ることになりましたが、すぐ戻ってくるので道でであったら声かけてください。呑みに行きましょう」と、普通のノリで挨拶してしまう。「呑み」がない石積み場ということを忘れて・・・。

定時の19時。席を立ち上がると、ゴブリン君。

ゴ「ヨモツシコメさん・・・もう帰ります?」
ヨ「ええ。石ないですしね。」
ゴ「じゃ、最後に一緒にタバコ吸いましょう」
ヨ「え、ええ・・・」

これが最終日の威力ってやつだろうか?

タバコを吸いながら、再びゴブリン君。

ゴ「今度呑みにいきましょうよ・・・」
ヨ「・・・お、おいらはいつでもOKですけど・・・」
ゴ「あとでメルアド教えてください」
ヨ「え、ええ・・・もちろんいいですけど」
ヨ「サシでまったり呑みたいですね〜。ゴブリンさんのおすすめの場所とかで」
ゴ「僕は下北ですね。歩いてもいけるんで」
ヨ「下北か〜詳しくないんですけど、いい呑み屋がいっぱいあるそうですね。教えてくださいよ〜。」
ゴ「すごい呑み屋多いですよ」
ヨ「品揃えがいいワイン屋は知ってるんですけど〜」
ゴ「ワインは飲めないんですよね」
ヨ「そっか、じゃ、日本酒でいきましょう」
ゴ「じゃ、適当にメールくださいよ。」
ヨ「ええ。送りますよ。」

なんなんだ、この雰囲気は!?というか、なぜ今更メルアド交換なのだ?こういうのって、初日とはもちろんいわないけど、数ヶ月たったころには交換するもんなのでは?そこまでうちの規律は厳しかったのか?呑んじゃいけなかったのか?

うむむ〜。

この変化はゴブリン君だけではなかった。

帰り際、再び挨拶して退社。クーフーリンさんがエレベーターまで見送りにくる。心なしか悲しそうな顔をしている。というか泣きそうな顔。不可解なり。

たまたまサキュバスさんと一緒になり駅まで帰ることに。

ヨ「いや〜なんだかんだで、寂しいですよね〜1年ちょっといましたからね〜」
サ「え〜そうですか?セイセイしません?」

・・・・滅多に使わない「大人的発言」をしたというのに、そんな返事がくるとはおもわなんだ。

サ「スペインへはいついくんですか?」
ヨ「今月末に出発予定ですね」
サ「いいな〜スペイン一度いってみたいんですよね〜」
ヨ「行くべきです。マジで。」
サ「前からスペインに興味あったんで、スペインにいるって聞いていろいろききたかかったんですよ」
ヨ「・・・別にいつでも教えましたけどね〜」
サ「ええ、でも、あの雰囲気では・・・」
ヨ「ま・・・そうだけどね(笑)。でも、この前クーフーリンさんと呑みにいったんですよ。渋谷の焼鳥屋に。楽しかったですよ」
サ「ええ〜〜!!いいな〜!うらやまし〜!!」
ヨ「うらやましいって・・・だったら、クーフーリンさん誘ってみればいいじゃないですか?」
サ「え?いや、そうじゃなくって・・・ヨモツシコメさんとですよ」
ヨ「おいらと?そんなんいつでもOKなんですけど・・・というか、石積み場の人とのみたかったんですけどね〜ゴブリン君とか、かなりタイミング狙ってたんですけど、忙しすぎてだめでしたよ。」
サ「まぁ、ウチはね〜。」
ヨ「呑みたいなら、今月中ラクシュミさんとヘケットさんとおいらの送別会・・・ほら、うち送別会ないじゃないですか・・・」
サ「そうなんですよ!私もそれおかしいと思ってるんですよ」
ヨ「で、それをやるんで来ます?」
サ「え?いいんですか?」
ヨ「別にいいですけど。二人とも知ってますし、サキュバスさんのこと」
サ「是非行きたいです」
ヨ「この前はスペイン料理屋いったんですけど・・・でもって、終電のがして朝までになって・・・」
サ「超仲いいじゃないですかっ!!いいな〜」
ヨ「まぁ、普通に仲いいですけど・・・昼飯一緒に食べてましたからね」
サ「その日、ラミアさんも誘っていいですか?」
ヨ「問題ないですよ。でも、連絡先知らないから、サキュバスさんから伝えてください。」
サ「ヨモツシコメさんは、もうやめちゃうからいっちゃいますけど・・・」
ヨ「ん?」
サ「ラミアさん・・・たぶんそろそろ石積み場やめるんですよ」
ヨ「あらら。またやめちゃう人がでたのか・・・」
サ「知ってるの、また社長と、クーフーリンさんだけなんですけど、やめさせてくれないみたいです。すでに「やめる」って話はしたんですけどね」
ヨ「カーリーは知らないの?」
サ「カーリーも知らないです。というか、やめる原因がカーリーですからね」
ヨ「・・・まぁ、さもありなん。あのやりとりみてるとね〜」
サ「ええ。なんかもう限界みたいで。」
ヨ「人が入ったと思ったらまた減っちゃうのか〜大丈夫なのかな〜あそこ。」
サ「どうでしょうね〜」

ということで、14ヶ月かかって一度も聞かれなかったおいらの携帯アドレスだが、今日一日で4人から聞かれる。もう大人気。そして、意味不明。

石積み場やめて、外部の人になるから「呑みに行ってもいい」ってことになるんだろうな〜。変なの。


「最終日だし何か食べよう」というマリちゃんとお茶の水に沖縄料理を食べに行くことにする。食べるよりも泡盛を楽しむ。やっぱり泡盛は旨い。とくに、「白百合」はあのどくどくの土の味がたまらない。石積み場が変わったら、お茶の水は遠くなってしまうので、なかなか行かなさそうなので、思う存分泡盛を味わう。粟国ちゃんが以前薦めてくれた「忠孝」も呑む。

明日も石積みだが、昼過ぎからなのでまったり映画でも見ることにする。

サイダーハウス・ルール 2.2点(5点満点)2000年

公式サイト

ジョン・アーヴィングの小説を映画化したものらしいが・・・イマイチ。テーマや舞台は面白そうなのだが、なんていうか・・・中途半端な感じがしてならない。最たるは、タイトルの「サイダーハウス・ルール」の部分がこの映画だとむちゃくちゃ軽い。映画後に見たオマケの「メイキング」で納得はいったが、「いいわけ」しているようにしか見えないし。700ページくらいの小説を映画化する場合、大幅に削らないといけないとかなんとか・・・。それわかってるなら、作らなきゃいいやん。2時間に納めるのは「不可能」でしょう。これ。あと、屋上のシーンカットしたら意味ないんじゃないの?

小説読んでないので完全にはわからないが、ストーリーはかなり暗くて重い。出てくる登場人物も何かを背負ってでてくる。が、描かれてるのは「父と子の絆」(血はつながってないけど)のみといっていい。

一応、小説をもとにストーリーは進んでいくが(たぶん)、時間が足りないから浅くしか掘れないまま、先に進むからどうにもこうにもちぐはぐで、「なんで?」と思うシーンがとても多かったんだと思う。

あと、優等生映画すぎておもしろみもない。普通に始まって普通に終わる。なまじ、「なんかこれテーマ深そう」と思わされる舞台設定だけに、しこりが残る。

原作読んでないのにつべこべ書いたが、全員が全員原作読んでるわけじゃないし、映画だけでいったら、まぁ、微妙な映画だったというわけだ。

本来ならもっと点数低いのだが、この映画をきっかけに小説は読みたくなったので、ちょっとプラスしてみた。スペイン旅行に持って行って、Cafeとかでまったり読みたい。ず〜っしり重くなりそうだけど。

そういえば、主人公のトビー・マグワイア・・・彼のイメージで「優等生映画」と思ってしまった節もあるが、彼の笑顔・・・お面の笑顔・・・作られた笑顔にみえてなんかダメ。甘いマスクなんだろうけど・・・う〜ん、って感じ。同じく苦手な「ジム・キャリー」にも思えてしまう。

ついでに・・・海もみたことないのに、なぜ抱き方は知ってるのかがとても謎だった。あのタイミングでの、あのせわしいズボンの下ろし方は変だろ〜。