異なる番組表

Masaquito2007-02-02

バステトさんが、「せっかく東京に来たから、癒されに富士山を見に行きたい」と宣う。

「あたしを富士に連れてって!」とは、奥ゆかしいバステトさんに言われたわけではないが、せっかくこっちに来ているわけだし、一人で行くのも寂しいだろうと思って、ゴルフォ号でお連れすることにする。最近ドライブしてなかったし。富士山ならドライブにもってこいだし。

せっかくドライブするんだったら・・・共通の友人であるあらぽんを誘うが、「今週末は予定があります。ごめんなさい。」と丁寧ながらも、つれないお返事。ここで来れば男があがるというものなのに・・・もったいない。

それならば・・・とバステトさんとはほとんど接点はないのだが、マリちゃんも誘う。返事は「行く〜!樹海!」。誰も「樹海」なんていってない。

富士山は当然みたことあるが、わざわざ富士山をみにドライブにいったことがないバステトさんは、おいらにおまかせプラン。一人でいくっていってたけど、いったいどこに行くつもりだったんだろう・・・。

というわけで書き忘れたが昨日はいろいろ調べた結果、懐かしい「忍野八海」に行くことにする。大学2年くらいとき、夜中に突然「ドライブいこう。忍野八海に行こう」と連行されたことがある。時期はバレンタインの時期なので、ちょうど今くらいのころだ。立ち寄ったコンビニで、すげ〜素敵なデザインのドラえもんの缶(形状がドラえもんじゃなく、ドラえもんが印刷されている。あ〜う〜まだあるだろうから写真載せた方早いか・・・)のチョコレートを購入。中身のチョコレートは食べれないのでくれたやった。

うげ〜!いま見たら、全部くれてやったはずのチョコレートが一つ残ってる!!!青の缶の中に!!8年前のチョコレートって食べれるのか?怖くて袋あけれない・・・。

夜中にいったから当然富士山なぞもみれるわけもなく、「忍野八海」自体も店もなにもやっていないので、池だけみて終わり。確か雪つもってた気がする・・・。そのまま夜明けを待ちつつドライブを続けて、赤富士をみて帰ってきた。すんげ〜綺麗だった。

本栖湖や西湖の方へ行って、マリちゃん希望の樹海にいくというのも問題ないのだが、ある意味マニアックな「忍野八海」につれていくのも、思い出にいいだろう・・・とそこに決定。

1時にUtielに集合する予定だったが、朝時間があったので青葉台の大きな本屋で、いまだに買えないでいる「気まぐれコンセプト クロニクル」を探しに行くことに。探しているうちに集合時間が迫ってきたので、バステトさんには青葉台で降りてもらって、そこから直接行くことにする。昼飯は神戸屋キッチンのサンドイッチと缶コーヒー。高いだけあって結構うまい。


1時間も車を走らせないうちに足柄PAに近づく。

フ「そろそろ降りるよ〜」
バ「え〜〜〜!!あれ・・・・富士山!!??」
マ「え?富士山、もうみえちゃうの〜〜!」
フ「嘘!マジで?まだ足柄だよ?」

フバマ「でけぇ〜〜〜!!

突然現れた富士山に小学生並の感想を叫ぶ3人。

今日はかなり天気がよかったので、くっきりと富士山が見えたのだが、イマイチ、あれが富士山なのか不安な3人。想像していた富士山と違うのだ。想像していた富士山というと、さきっちょだけに雪があって、切れ目はギザギザしている、イラストのような富士山。だのに、暖冬というのに、かなりの雪が山頂にはつもっており、そのつもりかたも、うちらからみて、右側が短く、左側が妙に長いつもり方。

マ「雪崩が起きたのかな?」

あほらしくて返事もできん。


全然運転してないのだが、あれが本当に富士山かどうか確認するためにも、足柄PAで休憩をいれる。

それにしてもうちら本当に日本人なんだろうか・・・。富士山がわからないなんて・・・。

足柄PAにある地図で確認したが、その山はマサカリ担いだ金太郎さんが熊と相撲をとっている足柄山ではなく、確かに富士山だった。

ここで、何かを勘違いしているマリちゃんが、早くもおみやげ購入。

マ「信玄餅〜〜♪おいしいよね〜」
フ「もうおみやげ買うんですか?帰りにも帰るし・・・あっちでもなんかあるかもよ?」
マ「だって、好きなんだもん」
フ「答えになってません」

御殿場ICで降りて、山中湖方面へ。

しばらく走り、適当な駐車場に車を止め湖畔を散策。シーズンオフだからなのか、見事に人はおらず、駐車場もガラガラ。ボートにのって、男らしさを強調しようとしたが、ボート屋休業。そういえば、東京ではまだ雪をみてないのだが、こっちは結構ふったのか、道路橋には雪がたくさん残っていた。

再び車に乗り込み、場所を反対側の湖畔に移すことにする。

すると・・・うってかわってそこにはものすごい数の人がいた。みな、一眼レフカメラを三脚でたてて待機している。

フ「なんだこの数の人は・・・・とりあえず降りてみる?」
バ「なんかあるのかな?」
マ「ね〜。でも、一年に一回、富士山がすごい綺麗なときがあるとか前になんかでやってたよ〜」
フ「え〜それが今日?そんな〜。うちらが知らないだけど、普段からカメラ好きの人は来てるんじゃないの〜だって、普通の富士山やん」
バ「そうかもね〜」
マ「かな〜?」

車を駐車場に二重駐車のような形で止めたので、さくっと写真を撮って退散。目的地の忍野八海へ行く。山中湖から来るまで15分とかからないところだ。

マ「忍野八海ってなんなの?」
バ「何があるの?」
フ「何もない。いやあるけど・・・池が8つ。まぁ、いけばわかるよ。」
マ「池しかないの?」
フ「だ〜か〜ら〜いってからのお楽しみだって」

実は、おいらもあまり記憶が定かでないので何もいえなかっただけなのだが、接待役としてはそれではいかんと、もったいぶった言い方で逃げる。

鏡池」がでてくる。

フ「これ・・・8つの池のうちの1つ」
バ「これ?」
マ「普通の池やん!」
フ「バカ!これは特別な池なのだ。昔はな、ここは一つの大きな湖でな・・・うんちくうんちく・・・」

そういいながらも、おいらからみても普通の池にしかみえなかった・・・鏡池

花より団子の女性陣は、池よりもいい感じに年をとったおばあちゃんが網で焼いている「よもぎ餅」に興味をもったようだ。それは食後のデザートにとっておく。

おいらは、忍野八海のメイン池である湧池(かなり綺麗。水がおそろしく透き通っている)のそばにある「富士山の雪解け水です。手を30秒間いれてみてください」とかかれた看板に促されて、実際30を数えて手をいれる。

何が起こるのか・・・30秒いれると、いったいどんな風になるのか・・・わざわざ書くくらいだから、何か特別な体験ができるに違いない・・・とすんげ〜楽しみにしたのだが、手が痛くなっただけだった。しかも、しばらく痛かった。ジンジンジンジン。

遅めの昼食は、忍野八海のメイン通りど真ん中にある、池本だかなんだかという店で、そばを食う。ほんとうは、ホウトウを食べる予定だったのだが、すぐそばで水車がそば粉をひいていたから。それにダマされた。

おいらとバステトさんは月見とろろそば(温)を、マリちゃんは同じメニューで(冷)を注文。おいしいにはおいしかったが味は普通。

お茶でまったりしていると外人さん夫婦が入ってくる。

フ「あ、フランス人だ!」
外「ボンジュ〜ル。おそば!」
フ「すげ〜!おいら、フランス人あたったじゃん!すごくない?だてにスペインいってないね」

二人とも思い切り無視。

フ「忍野八海に観光に来るフランス人か〜ずいぶんマニアックだね〜」
バ「違うよ〜!あれは住んでるよ。」
マ「うん。住んでるね」
フ「え〜〜〜!だったら日本語話すでしょ〜!」
マ「さっき話してたじゃん!」
フ「『おそば』くらいいえるだろ!」
バ「観光で、あんな小さな子供と、あんな大きなベビーカーもってこないよ。大変だもん」
フ「え〜〜〜!え〜〜!観光だよ〜〜!!(確かにそうかも・・・)」
バ「なんかすごい二人寄り添って食べてるね」
フ「だって、二人で一杯しかたのんでないもん」
バ「一杯のかけそば!!!!」(満面の笑み)
フ「うんうん。」

しばらく観察してると、嫁さんがなにやら迷い始める。

薬味(わさびとネギ)を蕎麦の中にいれるのか、それとも蕎麦をその薬味のさらにのせて食べるのかで、きょろきょろし始めたのだ。ほかの人がどうしてるのかみようと思って。ただ、みな食べ終わっていたため、まねする人がいないで、右往左往している。

どうみても、薬味の皿は小さすぎて蕎麦をのせるようには思えないのだが、困っているのだからしょうがない。助け船をだすために、離れたところから、「薬味を中にいれろ!」というゼスチャーで必死に教える。気づくまで教える。

「Oh!Inside!」

なぜか英語・・・。嫁さんはイギリス人だったりするのか?

フ「ほら〜〜〜!!!ほら〜〜〜!やっぱり観光じゃん!日本に住んでたら蕎麦の食べ方くらいわかるよ〜!おいらの勝ち〜!」
バ「絶対住んでるよ〜」
マ「蕎麦始めた食べたんだよ」
フ「そこまでいうか・・・年越し蕎麦も食べないのか?」
マ「住んでるの!」
バ「住んでるの!」
フ「はい・・・住んでます。」

店を後にし、次はdurceとさっきのおばあちゃんのよもぎ餅を食べにいくことに。が、営業時間(?)が終わってしまったのか、ただたんに寒くて撤退してしまったのかわからんが、さっきまでにぎわっていた通りが、一変してゴーストタウンに。西部劇とかにでてくる変なホコリのカタマリがクルクル転がってそうな感じ。

しょうがないので、忍野八海の景観をだめにしている「New Ikemoto」とかかれた看板の店でよもぎ餅を購入。Nuevo CentroとかNew Ikemotoとか、全然新しい感じがしない。ついでに、おみやげ物やで「ホウトウ」を購入。3人とも。

時間帯が悪かったのか、肉眼では見える富士山が、ファインダーからみると逆行で見事に富士山が消えてしまうという状態だったので、再びドライブに戻ることに。

車に戻る途中に「浅間神社」をみつけたので、その歴史について熱弁したが・・・やはり彼女たちは「花より団子」。たいして興味を持ってもらえなかった。無念。

本栖湖や西湖・・・そして樹海方面にいくことも考えたが、先ほどの山中湖の人混みが気になったのと、樹海ハイキングコースを歩くのはいや〜という花より団子組の提案により、戻ることにする。

ちょうど日が暮れる時間帯で、とても綺麗な富士山を拝むことに成功。接待成功。

山中湖につくと、人だかりは減っていたが、氷で作られた筒にロウソクの火がともされている。

バ「これか〜!」
マ「すごいいっぱい」
フ「なるほど・・・夜になんかあるみたいね〜イベントかな〜」

そういいながらも、人は明らかに減っていた。

車をとめて人だかりにいってみたが、帰り始める人もチラホラ。

うちらがキョロキョロしていると、そばにいたイベントの関係者みたいな人が話しかけてくる。

関「今はね〜ちょうど富士山の上に日が沈む時期なの。今日はここだけど、バレンタインくらいになると、もうちょっとむこうにいった、××(失念)ってところにうつって、さらにたつと、今度はあっちの山の頂上に沈むのよ」

フ「今日はもう終わったんですか?」
関「ええ。さっきね」
フ「あら〜蕎麦食べてるところじゃなかったね〜」
関「おそば食べてたの(笑)」
フ「忍野八海いってきたんですよ。でも、人混みが気になって戻ってきたんですが・・・」
関「明日もみれるわよ」
バ「明日もお休みでしょ?きちゃいなよ(笑)」
フ「・・・来るか・・・」

関係者さんにお礼をいい、歩道にでると、そこには大きな垂れ幕が。

ダイヤモンド富士

最初にマリちゃんがいったのが正しかったのか・・・太陽が指輪みたいにみえるとかなんとかって説明していたが、まさにこのことだったとは。

偶然にもそんなすごい日に富士山ドライブにくることになったのだが、蕎麦喰って、「oh Inside!」に喜んで、見逃したってのは、とてももったいない。

まぁ、バステトさんのタメの企画としては、うまい具合にオチがついて良かったと言うべきなのだろうか・・・・。

帰りの月は、ものすごい怖かった。まん丸で巨大。


追記
企画当初は、富士山なんてみなれてるし・・・とバステトさんの接待ドライブのつもりでいたが、思いのほか楽しんでしまった。いや〜富士山すげ〜よ。


金曜日だけど、呑みたくならない。呑める時間に石積みが終わらないというのもあるが、本来のおいらに戻りつつあるのか?

今日も石積みはひたすらVistaチェック。特に書くことはないが、コーヒーメーカーがあることと、ラジオの音が聞こえることに、ちょっとした感動を覚える。

三途の川時代は、どう減らしても一日3本、日によっては5本くらい缶コーヒーを飲んでいた。間をとって4本にしたとしても、120円×4本×20日=9600円。結構バカにならない額である。2ヶ月分ためたら、ETC深夜料金限定で九州片道分になってしまう(横浜町田-佐世保みなと間が16300円くらいだから)。うぐむ〜・・・そう考えると、もったいないことしていた気でいっぱいになる。計算しなきゃよかった。あ、でもガソリン代がかかるか。

ラジオは、三途の川ではかかってるけどあまりにボリュームが小さいので、かけている意味がない状態だったし、家では普段全く聞かないのだが、聞くと実に楽しい。流行の曲やら懐メロやらいろいろ聞けるし。出雲ではいつもJ-WAVEなのだが、ピストン西沢秀島史香はホント昔からやっているのでとても懐かしい。秀島史香の声はちょっとハスキーがかっていてとてもよいし。


話は飛ぶが、今、実機チェックをやってるPCにはビデオキャプチャーボードが入っているのでテレビの録画ができる。そんなもんはかなり昔からあるのだが、実はまともに使ったのは初めて。同じく出雲でDVDレコーダーのマニュアルを作ったときに、実機チェックで「へぇ〜ほ〜」と楽しんだものだが(たぶん過去の日記に記録が残ってるはず)、今度は一日の大半、目の前にあるPCでの話。「へぇ〜ほ〜」度が違う。

前の時は加藤ローサイタリア語講座をやっているときだったので、「おまかせ検索」みたいなので「加藤ローサ」といれて勝手に録画して遊んでいたが、今は当然「木村カエラ」と検索ボックスに入力して、おまかせ検索。

ネットからとりこんだ番組表からカエラちゃんがでている番組がいっぱいでてくる。

ほほう・・・これはなんて素敵な機能だ!

しかし、いろいろ試していると問題も発見。

まず、どの番組表を使うかで検索結果が違うのだ。Media Centerがとってくる番組表だと4件でるのに、キャプチャボード付属のソフトだと1件とか。たとえば前者は「サクサク 木村カエラ登場」ってなるのだが、後者だと「サク」としか書いてない。

迷うじゃないか・・・どの番組表がいいんだよ・・・。

普段テレビみない人間なのに、ブツブツ書いているのにはわけがある。ビデオキャプチャボードは、実は購入予定品の一つに入っているからだ。テレビは確かにみないのだが、全く見ない訳じゃない。現に、つい最近まで月曜日は「のだめカンタービレ」をみるために石積み場から急いで帰ってきていたくらいだからだ。たまにこういうことがあると困るのだ。年末年始とか、突然、電話かかってきて「テレビみてる?カエラでてるよ?」という親切な人間がいるときも困る。

テレビを部屋から追い出したと前に書いたが、それは半分本当で、半分嘘。PCのモニタがTVチューナーがついているため、テレビがみれるのだ。小さい画面にして、日記書きながらも見ることも可能なのだ。日記書くときにはテレビはみれないが。追い出したのは、テレビしかみれないテレビで、テレビが見れるモニタは部屋にある。

しかし、このモニタもそろそろ引退させ、24インチのモニタを買う予定。そうなるとテレビがみれない。新しく買うモニタもTVチューナーつきを買えばいいという話もあるが、4年後には地デジになる今わざわざそんなもん買うのはもったいない。そうなると、かなり値の下がったビデオキャプチャボード(1万円もしなで買える。高いのはもっとするが、5000円とかのものもあり)を買った方が経済的なわけだ。

そう思った矢先の番組表事件。迷うじゃないか。まぁ、買うのはスペイン帰ってきて、新しい石積み場に入ってからだろうけど・・・。

もう一つは、DVDレコーダーと違って、録画予約してもPCがついてないと録画予約してくれないということ。こればかりは、物理的に無理っぽい。つまり、おまかせ検索して、勝手に番組表から検索ボックスにいれたキーワードの番組を録画してくれるといっても、PCの電源をきってしまっていたら全く意味がないというわけだ。録画するためには、常にPCをつけておかなければいけないことになる。サーバーとして動かしているPCならいいが、家のPCは電源は消したい。ハードディスクの音とか聞こえたら寝れないじゃないか。だったら、スリープにすればいいという話もあるが、それもなんかいや。

迷うじゃないか。

いやはや、ほんとどうでもいいこと書いてしまった。

夜、珍しく一人でまったり呑むことにする。RIOJAのVinoを発見したから。つまみは、北海道の「なんとか」とかいうチーズが挟んであるお菓子。マリちゃんが北海道からネットでわざわざとりよせたというもの。大量にとりよせたらしい。

「北海道のお菓子〜〜!?白い恋人みたい(形状も似ている)にあまいんじゃねぇ〜の〜!?そんなもんわざわざ取り寄せたの?もったいねぇ〜。」とカメラの仕返しのごとく、ブツブツ文句をいってやったのだが、思いの外うまかった。悪くない。いや、それどころか、Vinoに合う。ただ、さすがに3つが限界。それ以上は舌が耐えれなかった。