ウガチャカウガウガ♪

Masaquito2007-05-30

ウガチャカウガウガ♪ウガチャカウガウガ♪

Reservoir Dogsの曲が頭から離れなくなってしまったため、今日は一日中、レザボアのサントラをかけていたら、余計頭から離れなくなってしまった。

昨夜・・・というか、今朝は結局もう一本映画を見た。

【Coffee and Cigarettes】(コーヒー&シガレッツ)

【点数】3.8点(5点満点) 

【制作年】2003年 【制作国】アメリカ 【監督】ジム・ジャームッシュ 【公式サイト】こちら
【キャスト】ロベルト・ベニーニ+スティヴン・ライト/ジョイ・リー+サンキ・リー+スティーブ・ブシェミ/イギー・ポップ+トム・ウェイツ/ジョー・リガーーノ+ヴィニー・ヴェラ/ルネ・フレンチ+E・J・ロドリゲス/アレックス・デスカス+イザック・デ・バンコレ/ケイト・ブランシェット/メグ・ホワイト+ジャック・ホワイト/アルフレッド・モリーナ+スティヴ・クーガン/GZA+RZA+ビル・マーレイ/ビル・ライス+テイラー・ミード

【感想】
詳しく調べてないので正確ではないのだが、ジム・ジャームッシュが1986年に作った短編(ロベルト・ベニーニとスティヴン・ライトの二人だけっぽい?)を作ったようで、そんな短編のショートコント(?)を11本作ってまとめたもののようだ。

タイトルからわかるとおり、コーヒーとシガレッツという両方をこよなく愛す人間なら「不動」ともいえる組み合わせを、おしゃれな感じで短編として作っている作品。コーヒーとシガレッツはあくまでも小道具なのだが、必要な人間にはなくてはならない存在。その辺を絶妙に描いている。

DVDにおまけ映像でいろいろ説明しているのだが、ジム・ジャームッシュが「組み合わせたら面白そうだな〜」と思う人間に出演依頼をし(だいたい二人or三人一組で)、台本を書いたという。

映像と日常のようで、あまり日常にはないような会話を楽しむ映画で、あらすじとかそういう類のものはない。ただただぼ〜〜〜っと1話ずつ見ていけばよい。深く考える必要などまったくない。

もちろん、タバコが好きな人、コーヒーが好きな人は、この映画をみながらタバコとコーヒーという黄金の組み合わせを楽しむべき。よりいっそう楽しめるから。イギー・ポップトム・ウェイツの一話では、ほんとうにうまそうにタバコを吸う。悔しいくらい。

笑えるシーンは多いのだが、会話がはずまなく、なんとなく気まずいシーンが多かったため、見ているこっちが「そわそわ」してしまった・・・ほかの人はしらんが、おいらはそう・・・ので、ちょと点数は下げた。

キャストはジム・ジャームッシュが厳選しただけあって、面白い組み合わせが多い。彼らを知らなければ、その点を理解するのは難しいかも。個人的に「おじいちゃん映画」は大好きなのだが、彼らを白黒映像で撮るもんだから、味わい深し!おいらも早く白黒が似合う男になりたいものだ・・・最後のビル・ライスとテイラー・ミードの話は・・・もうなんというか・・・いい!!

あ、そうだ・・・この映画にもスティーブ・ブシェミがでていて大興奮。あの顔で、あの声で・・・まくし立てるように話す時の彼が一番かっこいい気がする。

どうでもいいが、おいらがすっているタバコは「CAMEL」ラクダとピラミッドの絵柄のタバコだ。今の三種類(メンソールが再販されたので今は4種)はパッケージデザインがかわってしまい、かなり劣ってしまったのだが、おいらがこのCAMELを吸い始めたのは、コーヒーに似合うから。当時もっていたデジカメで、ドトールのコーヒーと組み合わせて一生懸命撮った想い出がある。昔のCAMELはラクダの横に柱が二本経っていたし、いまみたいに「喫煙は、あなたにとって・・・」という「大きなお世話な一文」がついてないので、本当にかっこよかった。

禁煙ブームの昨今に、このようなこと書くと石投げられそうだが、「少しくらい、脱ヘルシー〜人間だもの〜♪」(By奥田民生)ということで書かせてもらう。吸っている人間も「百害あって一利なし」なのはわかっているのよ。周りに迷惑かけてまで吸うな!と目くじらたてる人の気持ちもよ〜〜〜くわかる。おいらも大学2年生まではそうだったから。でもね・・・でもね・・・。

ほんと、何で「煙」がうまいんだろうね〜。不思議。

ということで、タバコとコーヒーが好きな人は是非是非みてください。タバコとコーヒーがキライな人も、彼らをみたら・・・なんか変わるかも。見てみてくださいな。嫌煙者と愛煙家のやりとりもあるから。ハリウッド映画に飽きてきた人にもいいかな〜。

たぶん、今日からはトム・ウェイツのCDがヘビーローテーションになりそうだ。「Closing Time」。かなり秀逸なアルバムです。あと、「フィッシング ウィズ ジョーン」にもトム・ウェイツはでてます。こちらも「釣り」にいくだけの話だけど面白いです。おいらは釣りはしないけど・・・。



見る映画も切れたので、夜中にマリ邸にDVDを借りに行く。「Mujires al borde de un ataque de nervios」(神経衰弱ギリギリの女たち)。アルモドバルの映画。前に二回見ているので、今回で三回目。まぁ、細かくは見てから書こう。

先日の日記で日の出は4時半と書いたが、車に乗ってわかったが・・・3時48分にはすでに空は白茶けていた。なんたるっちゃ!やっぱり何かが狂ってる。

車通りはほとんどないのだが、やたらバイクが多い。なにごとだ・・・と思ったら新聞配達のバイク。ご苦労様です。

4時前には動きだしてるのか・・・この時間帯ならおいらにもできそうな気がする。小学校3年生のとき、なぜか九州で一日だけ新聞配達をやったことがある。話すと長くなるので書かないが、とにかく新聞配達をやったのだ。手伝ったのだ。公営団地みたいなところの階段を何往復もし、賃金は1500円いかなかった気がする。働くって大変・・・って思った。だから、いま働いてないのか・・・いや、関係ないな。


話は飛ぶが、スペインには新聞配達がない。新聞は配達するものではなく、売店で買う物だからだ。だから、「この洗剤と野球チケットにプラスしてディズニーランドのチケットもあげちゃいますから、新聞とってくださいよ〜!」(これはバブルの時代の話か?)なんて勧誘はない。

じゃ〜どうやってスペインの新聞は購買部数を伸ばしているかというと、おまけをつけるのだ。おいらがスペインにいたときだと映画のDVD。土曜日と日曜日の新聞についているDVD割引券を切り取ってもっていけば、DVDが日曜日なら5euros前後、土曜日なら2.5eurosくらいで帰るのだ。今のレートだとそれほど安い気がしないかもしれないが(800円or400円くらい)しまうが、当時は500円と250円くらいででDVDが買えるということで、必死に集めていた。おいらではなく、Santiがだが・・・。なぜなら、おいらはスペイン語の新聞はとてもじゃないが読めない(写真付きor三面記事程度)から、新聞を買ってもしょうがなかったのだ。


職権乱用というわけではないが、Barにおいてある新聞なんかは必ず、その割引券が切り取られている。客がいない時なんかは、目の前でハサミでちょきちょき切り取っている。それがBarの店主のものになるのか、バイトのものになるのかわからないが、切り取っている彼らの姿をみて、いつもうらやましく思ったものだ。

その割安で買えるDVDは、当然ほとんどがスペインの映画(ヒッチコックなんかもある)なのだが、日本では手に入らないDVDばかりで、さらにはかなり有名所のDVDもあったりするから嬉しい。ある程度特集を組んでいたり(アルモドバル特集とか)、市販されているDVDみたいにカラフルなデザインのDVDジャケットになっているわけではないが、ちゃんと巻数がついているので、コレクションするにもちょうどいい。まぁ、この巻数がついているおかげで「あ〜〜〜!4巻買い忘れた〜!」と忸怩たる思いをすることもあるのだが・・・。

日本の場合、このシステムにしたらどうなんだろう・・・。利害がからんで、そんなことになるわけもないのだが・・・。


日記に戻る。

寝たのは6時ちょっと過ぎ。ようやく寝れる・・・と思ったのもつかのも、ものすごい音で目が覚める。

「おいおい・・・何時だよ・・・なんか下にパパンとママンの声が聞こえるじゃん・・・」

時計を見ると8時ちょっとすぎ。

いまおいらの部屋の真裏でマンション(3階建てくらいらしいが)の工事をやっていて、その鉄パイプを打ち込んでいる音であった。

意地でも寝てやろうと思ったが、音が高音なので、耳に響き、とてもじゃないけどねていられない。つい最近までは掘削作業、またはコンクリを破壊する工事なので、重低音の音で、体が揺れるくらいで、余裕で寝ていられたのだが・・・。

しょうがないので、もっそり起きて、朝食をとり、それからひたすら今デザイン中の・・・といっても、全く進んでいないのだが・・・MTのデザインを考える。デザインといっても、特にデザインするようなものは何もないのだが、最初にある程度大きく見ておかないと、改築がしづらくなるので、ここは慎重に。

今書いている日記も、そちらにきちんとコピペしているので、2週間もすれば、MTでの日記の見え方がわかるかと思われる。あともうちょっとの辛抱だ。


そういえば、今日、おいらが登録している派遣会社の担当から直接電話があった。なんか、旅前に働いていた会社・・・つまり旧石積み場である「賽の河原」が、「もしおいらが帰ってきたら、またうちで働いてくれるかどうか聞いてください」といっていたという。

「ごめん・・・それは無理だわ。」

必要とされるのは勿論とても嬉しいが・・・会話命な人間なのです。もう二度と、あんなせっぱ詰まった「金曜日」は味わいたくありません。


追記
明日は、昨日の日記の続きと、余裕があったらスペインのタバコ事情について書く。