おじゃる丸

今日も書くことがない。寂しいのし。

さすがに一ヶ月たったのもあり、今の石積み場にも慣れてきた。石積み場の人もわざわざ話しかけにはこないが、エレベーターとか、喫煙所とかで一緒になると気を遣って話しかけてきてくれたりもする。ただ、話しかけてくるのって9割以上女性だ。男性の場合話しかければ全然話をしてくれるが、エレベーターで一緒になっても話しかけてくることはない。まぁ、男性の人数の割合がうちの石積み場は少ないのもあるが・・・こういう気の利かせ方って女性ならではなのだろうか?

最近確信したことなのだが・・・やはり環境が違いすぎる。良い意味でも悪い意味でも。紙一重な感じで。

上司に「石、たくさんあるから!」っていわれても、次の日もらっても全く多いとは思えない石の量であることがしばしばある。「ちょっと大変かもしれませんが・・・」というのが、石積み職人としての枕詞だとしても、「大変」とは微塵も感じない石だったりもするし、「これ明日中にできます?」とわざわざ聞かれた石は1時間もあれば出来る石だったり・・・。

たぶん、他の人は他の石もあるから手をつけられないため時間がかかるのかもしれないが、おいらは完全に一つの石しかない。以前、おいらと一緒に入った女性が、うちの部署にきてたまたま側にいたおいらに質問してきたことがある。

「すいません・・・ヨモツシコメさん・・・これカラーに設定したいんですけど・・・」

たまには違う石も積みたいし(石呼ばわりするほどの作業でもないが)、コピーだろうが、ファックスだろうが、プリンタだろうが、適当にいじってりゃそれくらいのことできるので手伝おうと思ったら、そのやりとりを聞いていた上司が、あわてるように「あ〜それヨモツシコメ君の石じゃないから・・・」と上司が手伝いにいった。

日雇い石積み職人というのは、それを派遣する側と派遣される側の契約(?)みたいなのがあって、契約にない石をやらせることは基本避けるのが普通らしい。つまり、WEBのコーディング、レイアウトデザインで入ったのに、漫画かかせたり、イラストかかせたり・・・ってのは契約外になる。

でも、少ないながらもこれまで石積んできた石積み場は、そんなことはお構いなし。デザイン事務所とか広告代理店なんてそんなもんだし、良くとればいろいろな石を積めるので経験になったりもする。まぁ、たまに「え〜〜〜!」って思うこともあるが・・・。

しかし、今の石積み場は見事にそれを遵守する。というか、契約した時にあった石の種類より少ない気がする。もう少しあった気がする・・・。うちの石積み場はこれまで素人の方が手作り感たっぷりのサイトを頭を悩ませて作っていたのもあって、おいらはえらくチヤホヤされている。おそらく、今おいらがやっている石なぞ、それを生業としている人なら同じようにチャチャチャ〜とできる作業なのだが、今まで居たことがないため、そこがわからないようだ。今日なども「リニューアルするのが悲願だったんですよ〜〜!」とか言っていたし、石積み場の本国からもわざわざメールが届いた。

で、何がいいたいかというと・・・よくわからない。よくわからないけど、えらい不安だったりする。ぬるま湯に浸かり続けて体の皮がふやけるくらいだったらいいが、おいらのあずかり知らぬ処で、変な変化が起こっていたらどうしよう・・・と思ってしまう。もしかしてこれが普通で、おいらの今までが普通じゃなかったのかもしれない。それどころか、そちらの方があり得るかもしれない。

聞いた話では、現在かなり巨大な石が一つあって、それをおいらがやるらしい。それで延長することになっているっぽい(話がどう進んでるのかは不明)のだが、先日軽く聞かれたとき、おいらもやったことのない楽しそうな石なので、かなり期待していたりもする。モクモクとカタカタとやるのがおいらの性に合っていることは、賽の河原での石積みで証明されたので、あっという間に時間が過ぎそうだ。問題は、そこにたどりつくまでが、うちの石積み場は長いということ・・・上からハンコ押された石が落ちてくるまでかなりの時を要するのだ。その前に、奇病にかからなければいいが・・・。

どちらにせよ、日雇い石積み職人もそろそろ潮時かな・・・と思う今日この頃である。

で、タイトル・・・「おじゃる丸」だっけか・・・どうしよう。書くことないから、おじゃる丸のことにしようと思っていたが・・・後日にしよう。

でも、これじゃ〜なんか寂しいから、おまけの写真を今からとってきて載せよう。

エライ大変だった・・・。Salonにいったらママン曰く「夜の散歩」にいったというから、駐車場にいったら車の上ですぐ見つかったのだが・・・光が足りなくて、50枚くらい撮ったが、ほとんどまともにとれていない。

おまけ
ちょっとかわいい。

おまけ
夜はだいたいいつも車の上

おまけ
ちょっとかっこいい