「やればできる子」になる

9月に入った。あと少しで、帰国2年になる。「なんか全くそんな気しないな〜」と時の流れをうっとり見つめてみたら、つい最近、2ヶ月間の旅にいったことを思い出し「そんな気しなくて当然やん」と思い直す。

そう思ったら、ふとPendonを卒業しなくてはいけないような気に急におそわれる。Tendre que sentar cabezaしなくてはいかんと・・・。

ただ、おいらに側には常に「やれば意外とできるんだよ〜ただやらないだけ〜」という名前の大蛇が常に鎌首をもたげつつとぐろを巻いて侍っている。典型的なダメ人間の発想。

その大蛇に逆らって「たまにやろうかな〜」って思うのだが、そうすると今度は「いやいや、世の中なるようにしかならんのよ。」という名前の白蛇が後ろから、同じく鎌首もたげてやってくる。

そんなん繰り返してるうちに、さらに三十路の呪いをかけられ・・・。カメハメ波の構えで「呪いあれ〜」。

まだ日記に書いてないが、先日mamiさんにスペイン人を紹介してもらって遊んでいたときに、すでに帰国後何年も経っているというのに、きちんとしたスペイン語を話すmamiさんに触発された。「やっぱ勉強つづけないとね〜やってる人はすげ〜な〜」と。彼女はエストルの話す速度を「速い!」とはいっていたが、それはもうどうしようもないことな気もする。が、彼女はおいらの知らない単語を沢山知っていた。スペイン人の話すスペイン語は、速度という問題が常にあり、そこに単語の難しさで、何をいってるのかチンプンカンプンとなることはあるのだが、日本人同士のスペイン語は速度が速くてもだいぶわかりやすい。ただ、こちらも単語を知らないともうどうしようもない。

ってことで、なんかとてももったいない気がしてきたので、なんらかの形でスペイン語に触れつづけていこうかと・・・。スペインに行くのがもっとも手っ取り早いと思ってしまうところが、すでに二匹の蛇にやられている証拠であり、日本でもやろうと思えば、歩みは遅くとも後退は食い止められる気がする。

といっても、ぱっと思いつくのがスペイン語の映画をみることくらいで、それは帰国後もしょっちゅう見ているので、あまり「勉強」という感じではしない。スペイン語の歌を聞くのも趣味みたいなもんだし・・・。そうなるとやはり「新聞」になるのだが、どうも初級を飛び越えて一気に上級にとんでしまう気がしなくもない。新聞が読めることが「基本」だとも思うが・・・どうも新聞にでてくる単語はスポーツ紙(サッカー新聞)にたまにでてくる面白い表現はのぞいて、あまり日常で使うことがないような気がしてしまう。たぶん、それもダメなんだろうな〜。あ〜ダメダメだ。

じゃ〜やっぱり小説か・・・と思うと、これまた電車に分厚い辞書を持って行って読むんじゃ、通石積みの間5ページ進むか進まないかって気もしてくる。モチバシオンが続かなさそうだ。一番望ましいのが日本でのインテルカンビオだけど、日本にいるスペイン人は、なっちゃんの旦那しか今のところはしらない。そう考えると、エストルがうちに下宿してくれれば、いろいろ楽しそうだが、あのおしゃべりの量は、日本で「超おしゃべり」と言われるおいらでも舌を巻かざるを得ない・・・あれ毎日繰り返し聞いてたらすごい勉強になりそうだけど、日に日に痩せていきそうだ。石積みと一緒には無理だな(笑)

そういや、mamiさんがもっていた電子辞書・・・「漢は黙って辞書!」という信念があったが、今回のようなおしゃべり鎌倉旅行 sin 観光みたいな場合、とても便利なアイテムということが判明。生活が落ち着いたら、購入を考えてもいいとも思えてきた。

まぁ、いいや。そこは徐々に考えよう。

で、それとは別に、短期だと思っていた石積みも長期になったことだし、そろそろ平日の過ごし方を変化させようと思いつく。ただ、やはり2匹の蛇が邪魔しており、ついつい自分に甘くなるので、マイナスではないが、今の状況だと結構えぐいことになりえそうな「罰金」を科することにする。石積みから帰ってきてからの生活で、「なにかをやる」ことを義務づける。なにも勉強に限ったことではなく、おいらが「やらないとな〜」と思って、これまで先延ばしにしてきたことをやることを義務づける。もし、それをやらなかったら罰金500円。もちろん誰かに払うわけではなく、自分の貯金になるのだが、住民税が大量に待っているここ最近では生活に余裕がない。呑み代がなくなる危機的状況に陥る。最初は1000円と考えたが、2匹の蛇がごちゃごちゃいうので半分の500円に決定。何もやらなかった日は500円失う。おいらの場合、貯金箱を途中で空けてしまうという「ダメさ」はないので、意外と効果はありそう。ん?あるのか?まぁ、あるだろう。たぶん。

まぁ、なんでもいいや。とりあえず、なんかやる。その一環で引っ越しも無理矢理結構し、今日も部屋の掃除と過去の日記4日分。義務化の対象となるのは「やろうと思っててやらないこと」。それは映画をみることでもいいし、本を読むことでもいいし、スペインVinoを探しにいくとかでもよい。ブーメラン投げはダメ。もともと暇つぶしで始めたから。とにかく、家に帰ってきてぼ〜っと遊ぶのはダメ。自分が「遊び」と感じたらダメ。寝るまでの時間全部を設定してしまったらさすがに逆効果なので、時間設定をしよう。決めた・・・10時半までだな。それ以降は遊びもOKにしよう。帰宅が6時半で、飯喰う時間があるから約3時間か・・・結構いろいろ出来るんじゃないのか?しばらくしたら、スペイン語の勉強とかもはじめちゃったりするかもしれない。

なんかここまでグダグダ考えないと何もやらない自分を情けなくも思うが、それでもやらないよりはマシだろうってことでやる。"しばらく"Pendonは卒業なのだ。tendre la cabeza sentadaなのだ。

今月は必死だろうな・・・もともとギリギリなのに、人と会いすぎてマジで余裕がない・・・。

っていうか、やらなくちゃいけないこと、すげ〜あるやん・・・おいら。Uf!


追記
部屋を見回したら貯金箱を発見。おいらがスペインにいくときに皆が選別とメッセージを書いてくれた貯金箱。スペインにもっていったけど、あけることなくそのまままた日本に戻ってきた。これ、いくらはいってるんだろ・・・。なんか、小銭じゃなくってお札入ってる匂いがするんだけど・・・。あ、蛇が鎌首もたげてる〜。


選別貯金箱