初寝坊

寝坊した。

昔のおいらは、一度寝たら殴っても蹴っても起きない人間で、ましてや目覚ましなんぞ何の役にも立たないくらいの男だったのだが、石積み職人になってからは目覚まし・・・しかも携帯目覚ましで起きれるようになった。慣れってすげ〜な〜としみじみ感じる。

遅刻といっても、石積み場に遅れるほどの遅刻ではないのだが、風呂入ってでたら、家をでる時間の5分前であわててコーヒーとパンをかっ喰らうくらいの寝坊。

たった2日真面目に「やればできる子」をやっただけでこの始末・・・電車の中でふと気づく・・・もしや、おいら残石積みやってるのと同じ状況に自分を追い込んでるのか?

せっかく自分の時間がたっぷりもてるようになったのに、ぼ〜っとしている時間が明らかに増えたため、こんかいの改革を思いついたのだが・・・うぐむ・・・世の中ままならん。時間設定が長すぎなのか?なんなんだ?

まだ水曜日だというのに、普段よりも明らかに眠かった。石積みから帰ってきて、飯喰って、ちょっと横になろう・・・ってベッドに横たわったら、結局そのまま爆睡してしまった。目覚めたのは朝の5時。コンタクト外して、歯〜磨いて、もう一度寝た。

ちなみに、罰金はなし。眠い時は寝てもいいのだ。普段は眠くならないから、それもTrabajoになるのだ。

石積みについて少々。

知らない間に、「サイト改善ミーティング」が月一回の定例になっていたため、参加する。普段は、おじゃる丸とハニャ子の3人でメールやら電話で話し合いをしているが、おいらは当然のこと、彼らにも決定権はないので、それをまとめてマネージャーとやらに報告して、おいらがやることを決めるというミーティング。

14時開始の予定だったが、うちら3人以外で、上司は一人もやってこない。おいらの上司は事前に「急な石が飛び込んできて・・・30分くらいしたら行く」といっていたのだが、結局、予定時間の1時間経っても上司2人はやってこなかった。

うちらではしょっちゅう話し合いをしているので、ほとんど座談会というかおしゃべり。未だに会話に飢えているおいらにはちょうどよいが、決定してもらわないと石積みが進まないという困った状況でもあった。

その間の座談会で、以外な接点を発見。まずハニャ子は現在、うちから2駅のRequenaに住んでいるということが判明。しかも、新婚さんであった。4ヶ月前らしい。とても結婚しているようには見えないのだが・・・新婚さんなのに、「『大根おろし作って〜』と頼んだのに、ネットゲームやっててむかついた〜!」とかいっていた。

で、おじゃる丸・・・なんと彼は我が町Utielに住んだことがあるという。子供の頃の話らしいが、どうもおいらの家のすぐ側だったっぽい。年齢は聞いてないが、数歳しか違わなさそうだから、小学校あたりで重なってるかもしれない。今度、詳しく聞いてみよう。おじゃる丸は、最近おいらを見かけると、以前と違って挨拶だけじゃなく、笑顔で話しかけてきてくれるので、そろそろ呑みにも誘えるかもしれない。しかし、石積み場だと、どう酒に誘っていいのか実はわからなかったりもする。なんか普通に誘っちゃいけないような・・・誘ったら「え?なんで?」とかいわれそうな・・・「世間一般的に、石積み場内の人とは呑みにいかないもんだよ・・・」とかいわれそうな、そんな気がしてしまう。きっと、おいらのこれまでの環境がそうさせているのだろう。告白するよりもドキドキするさ。